今季もウェンブリーを残すのみとなりました。
って事で、簡単にシーズンを振り返ってみたいと思います。
シーズン序盤の事なんて、結構忘れてるけどね・・・。
え~、一応獲得タイトルから。
まずはリーガ。
見事な3連覇でしたよ。
このご時世で3連覇なんて中々出来るもんじゃないからね。
しかも今季はモウリーニョにピッチ外で色々苦しめられたし、ワールドカップの疲れもあったしで大変でしたから。
大きな拍手を送りたいと思います。
昨年の勝ち点99より落ちてる(今季は勝ち点96)なんて意見がありますが、これはとんだお門違いな意見。
最終節まで優勝争いが続いた昨季と違って今季は2節を残して優勝決めましたからね。
デポル戦、レバンテ戦はエンパテでもOKっていう戦い方でしたから。
勝ち点100を本気で狙いにいけば取ってたと思います。
でもそんな事よりも主力は休ませてCL決勝に備えよう、っていう方針だったわけですから。
それに95得点21失点は昨季の98得点24失点と甲乙つけがたい数字ですし。
さらっと書きましたけど、21失点って異常な数字ですよ。
だいたい2試合で1点しか取られていない計算ですから。
これは無茶苦茶な数字。
100点近く取ってる攻撃陣が素晴らしいのは言わずもがなですが、ディフェンス陣の奮闘も光りました。
もちろん攻守が一体となるのがフットボールなんで、単純に攻撃の選手が頑張った、守備の選手が頑張ったってハナシじゃないけどね。
シーズン序盤はエルクレスに負けたり、ガチンコで戦ってきてくれた(亀戦術をとってこなかった)にも関わらず崩せない試合(マジョルカ戦)があったりと精彩を欠いていたバルサ。
南アフリカ疲れとズラタンoutビジャinによる前線の再構築に手間取ってた印象。
で、何をキッカケに調子が上がっていったのか?ってハナシ。
何だったんでしょうかね~。
そんな劇的なコレ!っていうのは思い出せません。
普通にコンディションが上がっていきコンビネーションが増していった結果かな~。
件のマジョルカ戦の次節であるバレンシア戦から、バルサは実にリーガ16連勝を達成します。
これはもう圧倒的な強さですよ。
クラシコに向けて心身共に盛り上げていった結果でしょうね。
なにせクラシコの前後数試合はスコア的にも突出してますから。
クラシコのマニータは当然の事ながら、ラ・レアル、エスパニョールにも5発お見舞い。
アルメリアには8点ブチ込みましたしね。
テンションもそうだけど、流動的だった前線が固定化(メッシを偽9番的に真ん中に置き、右ペドロ左ビジャがサイドに張る)されたのも大きかったかも。
その16連勝中、勿論アウェイの試合も全部勝ってるわけですよ。
昔はアウェイで全然勝てなかったのにね。
都合14勝ですから素晴らしい。
ちなみにリーガの歴代最高記録らしい。
当然と言えば当然か。
19試合で14も勝ってるんだから。
続いて国王杯、といきたいところでしたが残念ながら準優勝。
クラシコ大連戦のさなかマドリーに延長戦の末かっさらわれてしまいました。
まぁエエ試合やったから許せるけどね。
でも当時はダメージ大きかったなぁ・・・。
このままチャンピオンズでもやられるんちゃうか、っていうネガティブな考えばかりが頭をよぎってたからね。
国王杯は決勝のマドリー戦を除けば基本的には楽勝で勝ち上がれました。
セウタに始まり、ビルバオ、ベティス、アルメリアを倒して辿り着いたファイナルの舞台。
最大の難関はビルバオだったかな。
アビダルの貴重なアウェイゴールで勝てた(結果は引き分けだったけどアウェイゴールルールで)けど、危ないトコやったからね。
印象としては、国王杯ではもっと大胆にローテーションしても良かったんじゃないかと。
トリプレッテ獲ったシーズンは、大幅に入れ替えてた記憶があるんでね。
まぁ選手層が薄かったせいもあるんかな。
でも「初ゴール」が結構産まれた大会にはなったよね。
マクスウェルとかノリートとか前述のアビダルとか。
アドリアーノにアフェライもか。
ここでのゴール量産により「公式戦最多ゴールスコアラー」って話題も出てきました。
実に23人もの選手が今季ゴールネットを揺らしたらしいからね。
えらいこっちゃですよ。
後述するけど、残るはマスチェラーノ(笑)
3冠で残すはチャンピオンズ。
結果は数日後、ですが勝ってくれれば嬉しいな~。
一応そこまでの足取りを振り返りますか。
本サイトの方で詳しく触れてるから軽く、ですけど。
GLは余裕やったね。
シーズン序盤の調子上がってない時期だったのでルビンカザンやコペンハーゲンでのアウェイ戦では結果残せませんでしたが、総じて楽勝でした。
で、問題はR-16以降。
アーセナル、シャフタール、マドリーと対戦。
クラシコは色んな意味で疲れはしたけど冷静に考えてみれば1st legで勝負は決していたのです。
アウェイで2点叩き込んだんですからね。
シャフタール戦同様に2nd legをほぼ消化試合状態に出来たのです。
つまり一番苦労したのはガナ戦という事になります。
内容まで抑えられたわけじゃなかったけど結果としては1st legで負けちゃったんでね。
ただこれによってメッシの「あの」伝説のゴールが誕生したんですから、今おもえば負けて良かった良かったってトコです。
あとはウェンブリーです。
実力では明らかに負けてないので、しっかり勝ってハッピーエンドでシーズン終えましょう!!!
あ、一応タイトル獲得という括りで言えばスーペルコパ獲得してましたね。
リーガ開幕前の話なんで完全に忘却の彼方でしたが・・・。
まだズラタンおったしなぁ。
皆さんメッシのハットぐらいしか覚えてないでしょ?
所詮スーペルコパですから。
ただ、来季はいきなりここでクラシコ勃発ですよ。
どんなメンバーでやるかにもよるけど、これはこれで楽しみな反面しんどかったり。
シーズン中のクラシコに楽しみとっておく、って意味でもカンテラーノ祭りで良いんじゃないかな?
最後に選手1人1人に対してコメントをば。
1バルデス:今季も絶対的な守護神でありました。披露したパラドンは数知れず。世間の過小評価はそれでも続いているのよ、未だに。これは不思議な話ですよ。3年連続サモラのGKに対する評価じゃないよ。
2アウベス:ほぼフル稼働でしたね(チーム内リーガ最多時間出場。なんとバルデスよりも出てる!)。バックアップにアドリアーノが加わったけど、やっぱりアウベスとの差は歴然でありましたので。契約更新しないのか!?みたいな話もシーズン中に出ましたけどアウベス抜きの攻撃なんて考えられないよね。ある意味、今のバルサの生命線でもあるから。リーガでの15アシストは堂々のランキング3位。
3ピケ:シャキーラ関連でピッチ外でも話題を振りまいた若旦那。もといWAKAWAKA旦那。W杯の疲れもあってか、低調なパフォーマンスの試合もありましたけど、シーズン通して考えれば及第点以上のものが当然与えられると思います。なにせCBを年間通して守ったのは彼だけですからね。プジョル、ミリート、アビダルが長期離脱し、ブスケやマスチェラーノまでセントラルで試される非常事態でしたから。パートナーがコロコロ変わる中それに動じず、更に私生活のパートナーまで探してたんですから立派なもんですよ。
4番は今季は欠番。来季はセスク?でも馬鹿高い移籍金(65億円ハァ??)を要求されてるので、あんな金額払うなら正直いらない。っつうか妥当な金額って正直ナンボぐらいかな。あれだけ怪我ばっかりしてる選手なので3、40億円でも高いと思うんですが
5プジョル:残念ながら戦線離脱している期間が長いシーズンとなりました。しかも終盤のクラシコだけ出場し後はスタンド観戦、という起用法は正直よくわからなかった。怪我が治ってるのかどうかも含めてね。ただ、出た試合では流石はカピタンというプレーを披露。まだまだ若いモンには負けてませんわ
6チャビ:働かされ過ぎで遂にダウンしたシーズン。でも結局そのダウン期間も短く、殆ど出てたイメージです。そして出れば世界一のプレーを魅せてくれました。やっぱりバロンドールはチャビで良かったんじゃないでしょうか・・・。シーズンハイライトはカンプノウクラシコ@リーガでしょうか。観ているものを銀河系どころか異次元に吹き飛ばしてくれましたよ
7ビジャ:シーズン終盤の失速でイメージは良くないですが、個人的には充分なシーズンだったと思います。W杯後、移籍1年目という事を考慮すれば彼に苦言を呈するのはお門違いかな、と。確かに移籍金は高かったけど、そんなもん1年で回収しようってのは無理な話ですからね。バルサスタイルにも(そんなに)苦労せずフィットしたし。ストライカーではないポジションをやらされたのに、よく文句も言わずやってくれましたよ。リーガ18得点は批判を受けるような数字ではない。クラシコでの2点もあったし
8イニエスタ:大きな怪我もなく、シーズン通して頑張ってくれました。あのW杯での劇的決勝ゴールからハルケ関連含めて色々忙しいシーズンになりましたが、ピッチ内ではそんな喧噪どこ吹く風で王様として君臨してくれました。各地のアウェイスタジアムで大きな拍手を貰えたのもチカラとなりましたか。今季はゴールも多かった(リーガでは自己最多の8得点)し、ゴール以外の大きな仕事も多かった
9ボヤン:さぁここから、って時に怪我しちゃったのは残念。それも含めて結果を残せなかった1年と言えるでしょう。そろそろ移籍させられてしまうかも。ジョーカーとしても期待感があんまり無いしなぁ
10メッシ:今季も怪物は更に進化した。もう伸びないだろうと思ってたんですが、あっさりとこちらの想像を上回ってくれました。ホントにこの選手は今後どうなってしまうんでしょうか。2年連続バロンドールに関しては色々言われたけど、単純に考えれば当然の受賞だわな。そして3年連続も当確でしょう。アーセナル戦での先制点とかユーロクラシコ@ベルナベウでの2点目とか、神がそこに居たわけですから。公式戦52得点ですからね。もう天文学的数字ですよ、これは。リーガでのアシスト(18)もトップの数字だし
11ジェフレン:何回怪我しましたかね?しかも大きいのばっかり。しかもしかもチャンスが回ってきた時に限って。噂されるG.ロッシの獲得があったりしたら放出されても仕方ないかな。個人的には好きな選手なんですけどねぇ。マニータクラシコの歴史的な達成者、っていう思い出を胸にカンプノウを後にしてしまうのか!?ペップよ、せめて後1年チャンスを・・・
13ピント:セカンドキーパーの役回りは果たしてくれたと思います。リーガの祝勝セレモニーなんか見てても盛り上げてくれてましたし。ただ今季は出場停止が多かったよね(苦笑)騙したり喧嘩したりwww
14マスチェラーノ:このブログの過去記事見て頂ければ判ると思いますが、レッズ時代は嫌いな選手でした。大事な試合で退場するし、つまらないファウルは多いし、顔は気持ち悪いし(苦笑)だからバルサ移籍が決まった時も全然期待してなかったんですよ。変なストレス増やすなよ~、ぐらいにしか思ってませんでした。しかし良い意味で裏切ってくれましたね、ヘフェシートは。縦横無尽の活躍とは、この事を言うんでしょう。終盤CB含めて決壊した守備陣を支えていたのは間違いなく彼でした。シーズンハイライトはガナ戦@カンプノウかな。あのスライディングには奮えた。カードを貰ってしまう悪癖は相変わらずですが、それを補って余りある活躍でしたよ。あとはゴールがあればな~。決めてればトップチーム契約フィールドプレーヤー公式戦全員ゴールという偉業(?)が達成されたんですけどね
15ケイタ:不思議な選手です。昨季ほどの大活躍ではなかったけど、悪い仕事ぶりではなかった。「もうケイタいらんわ~」ってコッチが思ってる試合に限って活躍するしね。チームの貴重なスパイスになってますなぁ。なにげに今季リーガ出場試合数チーム内トップタイ
16ブスケ:ヤヤ不在を感じさせない活躍を見せてくれました。イニチャビと3人で組む中盤は完全なる鉄板になりましたからね。バルサスタイルがあるのは彼等3人による所が大きいですから。ただそろそろ大袈裟に倒れたりする小細工はやめても良いんじゃないでしょうか。昔は微笑ましく観てたんですけど、モウリーニョを筆頭に外野の野次が鬱陶しくなってきたので、そろそろ控える時期が来たかな
17ペドロ:昨季のような異常なゴールラッシュは流石に再現出来ず。しかし決定力は相変わらず高かった。それにペドロの動き出しが攻撃そして守備のスイッチになってたしね。潤滑油としての貢献度は計り知れないものがあったよ。リーガ13得点も勿論立派な数字だし、何より勝負強かった
18ミリート:恐らく今季限りでサヨナラとなってしまいそうな元帥。ペップが信頼してないのは誰が見ても明らかでしたから。ブスケやマスチェラーノを無理にセントラルで起用したりしてたぐらいやからね。プレー自体が良くなかったのに加えて、出た試合で必ずといって良いほど怪我してしまったのもマイナス評価に繋がったか。ジェフレンもそうだけど計算しにくいわな、ベンチとしては
19マクスウェル:アビダルがスーパーな活躍をしてた事もあってベンチが定位置でした。そのアビダルが離脱した時に限って自分も離脱しちゃったり。アドリアーノとの争いも勝ってたとは言いにくいし。悪くはなかったけど特別良くもなかった。そんなシーズンやったかな。場合によっては今季限りでの放出もありえるかな
20アフェライ:冬の移籍で加入。値段も安かったし中々良い補強になりました。PSV時代は中盤の選手だったと思うんですがバルサでは基本3トップの一角として起用されました。左右のワイドだけじゃなくメッシ的な位置でも使える目処が立ったのは大きいかな。元々能力は高い選手だしね。ユーロクラシコ@ベルナベウにおける先制アシストでクレの心を掴めたのも大きい
21アドリアーノ:左右のサイド(しかも前も後ろも)で予想通り便利屋的に使われました。それも能力の1つですから誇るべきですよ。フィットにはそんなに苦労しなかった印象なんですが、実際はどうなんでしょうか。順応性の高さを証明したとも言えると思います
22アビダル:序盤のスーペルな活躍から一転大病の治療を経て悲劇のヒーローに。そしてまさかまさかの復活劇!!なんという激動のシーズンをおくったのでしょう。国王杯での移籍後初ゴールがシーズンハイライトになるかと思ってたのに、軽く吹き飛んじゃいましたよ。いや~人生なにがあるかわかりません
26フォンタス:CBだけじゃなく左SB、中盤の底までもこなした。来季のトップチーム昇格確定?でしたっけ。勿論まだまだ粗さはあるけど、カンテラの中じゃ一番安心して観てられるもんなぁ
27ノリート:センスを感じさせる選手でした。国王杯でも起用されるなり得点を奪ったし。なんかビジャに動きが似てるよね。来季はどうなりますやら。年齢的に移籍するかも
28セルジ・ロベルト:クラシコでの痛快登場劇に全世界何十万人のクレが溜飲を下げたことか!そしてこれがセルジ・ロベルト伝説の幕開けになれば尚良しです
29ビクトル・バスケス:メッシ世代の最高傑作選手、なんですが今季もトップチームではインパクト残せず。チャンピオンズでの得点という思い出を胸にチームを離れる時が来たかも。年齢も年齢やしなぁ
30チアゴ・アルカンタラ:大きく成長しましたね。少ないチャンスでゴールもゲットしたし、パスセンスも冴えていた。ジェフレン等よりも起用の優先順位上がってたしね。開幕前はジョナタンドスサントスの方が上だと思ってたんですが、すっかり追い抜きました
31ミーニョ:基本的な主戦場はバルサB。スーペルコパでは先発出場しましたけどね。バルデスの怪我やピントの出場停止によるベンチ入りの機会は何度かあった。
32バルトラ:なかなかに可能性を感じさせてくれる選手。成長度合いによってはミリートの後釜補強の必要が無いかも。最終節のゴールも良いキッカケとなるか
34ジョナタンドスサントス:ちょっと伸び悩んでるらしいですわ。この年齢の選手にそんな事を言うのは酷やけど。確かにトップチームで出てた数試合観ましたが、あんまりな試合多かった。兄貴以上に素質はあると思いますので、なんとか成長してほしい
38オイエル:ミーニョ同様に何度かベンチ入り。これだけでも貴重な経験でしょ
40モントーヤ:せっかく出た試合で怪我しちゃったのは運が無かった
グアルディオラ:偉大なる指揮官。文句を言うとバチがあたりますよ。ほんまに。どれだけ称賛の言葉を並べても足りないぐらいです
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