2011年5月 8日 (日)

セビージャ×マドリー 10-11 Liga 第35節

セビージャ 2-6 マドリー

【得点】
S:ネグレド2(61分、84分)
M:セルヒオラモス(21分)、ロナウド4(31分、65分、70分、75分)、カカ(42分)

【メンバー】
セビージャ(4-4-2):ハビ・バラス、セルヒオ・サンチェス、ファシオ、エスキュデ、F・ナバーロ(12分、ダボ)、ゾコラ(84分、レナト)、メデル、ディエゴ・カペル、ロマリッチ、カヌーテ(C)(73分、アルファロ)、ネグレド
SUB:パロップ、ドラグティノビッチ、ペロッティ、A.コネ
監督:マンサーノ

レアル・マドリー(4-2-3-1):カシージャス(C)、アルベロア、ペペ、セルヒオ・ラモス、マルセロ、L・ディアッラ、シャビ・アロンソ(58分、ラウール・アルビオル)、エジル(78分、グラネロ)、カカ(56分、アデバヨール)、C・ロナウド、ベンゼマ
SUB:デュデク、ガライ、カナーレス、イグアイン
監督:モウリーニョ

【感想】
いや~、情けない情けない。
セビージャ情けないよ。
バレンシアといい、セビージャといい、ホントになんなん??

ホームの大観衆の前で、熱狂的なサポーターの前で、恥ずかしいとは思わんのかね?
まぁ戦う姿勢も見せず、亀になって閉じこもって0-1で負けたりするよりは立派だとは思うけどね。
それで惜敗とか思うよりはね。

う~ん、でもここまで圧倒されるとは正直思いませんでしたよ。
バレンシアもセビージャもね。
勿論、得点差ほどの実力差があるとは単純には考えてませんよ。
失点を取り返そうと前のめりになったが故の大量失点であるという事は重々承知してます。
ですが、圧倒された事実には変わりないのよね。
前半からセビージャにはチャンスらしいチャンスすら、ありませんでしたから。

0-3で折り返した前半の時点で既に勝負は決まっていました。
その前半の中で、セビージャは良い形を1つも作れませんでしたからね。
ここがまず問題であって、その後の大量失点は仕方ないといえば仕方ない事ではある。

ヘスース・ナバス、ペロッティという両翼を欠き、カヌーテも病み上がり。
冬に加入してから良い感じでフィットしてたらしいラキティッチも怪我、という同情すべき点は確かにあった。
(一応オマケですが、カセレスやアレックスも怪我らしい)
でもそれを言うなら、マドリーもディマリアとカルバーリョを出場停止で欠き、ケディラとガゴも怪我やったわけやからね。
状態的には、あんまり変わらんかったかな、と。
それにマドリーは何と言ってもクラシコ明けで疲弊してたわけですし・・・。

まぁマドリーというチームは、よくわからんチームですわ。
苦戦が予想されたアウェイ戦で大勝する反面、楽勝と思われたホーム戦で敗戦を喫したりしてますからね。
例を挙げます。
下記が最近のマドリーのリーガ日程でした。

アトレティコ(A)、ヒホン(H)、ビルバオ(A)、バルサ(H)、バレンシア(A)、サラゴサ(H)、セビージャ(A)。

アウェイ戦は非常に厄介な相手ばかりでしょ?
相性が良いとはいえデルビーだし、難攻不落のサンマメスだし、言わずもがなの強豪バレンシアとセビージャだし。
ところが全てに圧勝してるんですわ。
ビルバオ戦は観てないんでスコアだけの話しか出来ませんが、他の3試合は観ましたんで断言出来ます。
圧勝でありました。
これだけ見ればマドリー強しですよ。

ところがどっこい、ベルナベウで取りこぼしてるんですよね。
ヒホン、サラゴサにまさかの黒星です。
この試合も90分間観てないので深い話は出来ませんけど、上記の中のホーム戦では一番負ける可能性が高かったであろうクラシコでは負けてなかったりするし。

この限られたデータの中だけでの話をすると、マドリーは相手が強くないと燃えない、っていう結論になります。
でもシーズン序盤、中盤と相手が強かろうが弱かろうが勝ってきたので、その理論は正しくはないのですがね。
ただ1つ言える事は私が試合観るとマドリーは負けない、って言う事かな。
少なくともリーガではね。

今日マドリーが勝った事によって、バルサの優勝は次節以降に持ち越しとなりました。
まぁ時間の問題やけどね、と余裕をかましてみる。
今の傾向からいけば、マドリーは次のベルナベウでのヘタフェ戦に負ける筋書きやしね。
ヘタフェに脅威は感じてないやろうから(^^)

え~、試合のレポなのにゴールに対する感想が無いですね。
ここまで。
せっかく8ゴールも飛び交ったのに。
ただ8ゴールも生れたから、それぞれのゴールに対してコメントを述べる必要性を感じなかったり。

マドリーのゴールラッシュを見て感じたのは、何故あんなにサイドアタックが簡単に決まるのか、っていう事。
バレンシア戦もそうでしたが、サイドからの折り返しクロスが中でピタッと合うのよね。
しかも別に中の人数が取り立てて多いわけでもないのに。
何故あんなに絶妙に合うのでしょう、そして何故DFはクリア出来ないのでしょう?
決める側は、ほぼフリーの状態でガラ空きのゴールに決めとるだけやからねぇ。
不思議です。

あとはネグレドかな。
バレンシア戦もそうだったけど、マドリー育ちのストライカーが焼け石に水なゴールを決めるっていうね。
ただ致命的な事もやっちゃいましたよ。
0-3の状況から折角ミドルシュートを決めて反撃の狼煙を上げたのに、あろうことかロナウドにプレゼントパスして4失点目を献上するとはね。
あのミスからの失点で、完全にチームの集中力は切れましたから。
ネグレド自身は2得点だから、数字上は帳消し以上のモノがあるんですがダメージだけの話をすると、あのミスは大きかったよ。

最後にカカのゴールについて。
カカが何十回も決めてきたであろう、いつも通りのミドルシュートでした。
あのコースからあのフォームで繰り出されるシュート、まさにVTRを観てるかのようなね。
もはや芸術品のレベルですわ。
残り試合もカカだけは生暖かく見守りたいね。
ロナウドはこれ以上ゴールは勘弁してくれ。
やっぱりピチーチは我等がレオ・メッシに!!!
かといって個人タイトルの為に消化試合出るとかも嫌なんですよね~。
それならピチーチ獲れなくてもCLファイナルの為に休んでくれ、って思うんで。
難しい所です。
だからロナウドが点取らなかったら良いハナシなんです。お願いします。

Ronaldo

このゴールパフォーマンスもう見たくないのよ・・・

        

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2011年4月25日 (月)

バレンシア×マドリー 10-11 Liga 第33節

バレンシア 3-6 マドリー

【得点】
V:ソルダード(60分)、ジョナス(81分)、ジョルディ・アルバ(85分)
M:ベンゼマ(23分)、イグアイン3(31分、42分、53分)カカ2(39分、62分)

【メンバー】
バレンシア(4-3-3):グアイタ、ミゲル、スタンケヴィチウス、リカルド・コスタ、マチュー(82分、ジョルディ・アルバ)、メフメト・トパル、マドゥーロ(59分、ジョナス)、バネガ、ソルダード、パブロ・エルナンデス(59分、ホアキン)、マタ(C)
SUB:セサル・サンチェス、デアルベルト、アルベルダ、アドゥリス

レアル・マドリー(4-4-2):カシージャス(C)、ラウール・アルビオル、ガライ(75分、P・レオン)、R・カルヴァーリョ、ナチョ、L・ディアッラ、グラネロ、カカ、カナーレス(63分、シャビ・アロンソ)、ベンゼマ、イグアイン(67分、C・ロナウド)
SUB: デュデク、ペペ、マルセロ、エジル

【感想】
まさかまさかの衝撃的な展開の試合でした。
なんじゃこりゃ、っていう。
バレンシアには完全に期待を裏切られましたよ。
いやはや・・・。

スタメンの顔ぶれを見た時は、バレンシアの勝利すら予感したもんです。
なにせモウリーニョはミッドウィークに控えるCLに向けてメンバーを温存してきたんですから。
リーガでは首位バルセロナとの勝ち点差は8。
残り試合数から考えて、もう全ての試合を勝ち続けなければいけない状況。
そんな中で迎えた3位バレンシアとのアウェイ戦。
ただでさえ難敵、しかもアウェイ戦、フルメンバーで戦っても勝ち点が約束されるような試合ではない。
にも関わらず控えメンバー中心で臨んできましたからね。
直前のコパクラシコのスタメンに名を連ねたメンバーで、この日も残ったのはカシージャスとカルバーリョのみ。
カルバーリョは次のCL出場停止なんで先発になったのでしょう。
じゃなかったら、控えだった筈。

と、こういう状態を見てですよ、「こりゃぁもうリーガは諦めたな」と思ったわけです。
どうせフルメンバーでやっても勝算が高くない試合ならば、いっそのこと次に備えて休ませよう、と。
そして、もうリーガは無理だ、と。
まぁ的確な判断ですよ。
マドリーが勝ち続けたとしても、現実的にバルサとの勝ち点差が引っ繰り返るとは思えんしね。
正直、前回のリーガクラシコで終止符は打たれましたから。
ならばバレンシア、けちょんけちょんにしてやれ!って思ってたのに、けちょんけちょんにされたのはバレンシア・・・。

いや~、不甲斐ない。
不甲斐ないよバレンシア。
なにやっててんだよ、ホンマに。
意地ってもん、プライドってもんが無いのかね!!!
こんなに簡単に、アッサリと、ボロボロにやられるとは思ってなかったよ。
パスは崩しのは勿論の事、簡単な繋ぎのも全然繋がらない。
ドリブルも容易に止められ、攻撃に連動性は全く無し。
そして守備はミスしまくりで自滅・・・。
おいおいマジかよ!?っていう散々な出来。

前半だけで4失点を喰らい、この時点で勝負アリ。
メスタージャに集まった観衆のブーイングのボルテージは1失点ごとに大きくなり、前半終了と共に最高潮に達した。
おかげでアルビオルに向けられていたブーイングは緩和された(苦笑)
そして後半立ち上がりに5失点目を喫すると、ブーイングでは無く帰宅という行動に出た蝙蝠サポ。
当然といえば当然ですよ。
そりゃ帰りますよ。

こんなんやから「リーガは2強」なんて言われるんですよ。
マドリーのリザーブチームにホームでボロボロにやられるんですから、反論の余地なしでしょ。

ただリザーブチームとはいえ、豪華メンバーではある。
カカにイグアインにベンゼマですからね。
彼等3人で全得点を叩き出したんですが、彼等をリザーブ扱いするのはチョット可哀想な気もするしね。
誰もが認めるワールドクラスの選手達なんで。
怪我さえなかったらクラシコでスタメン張ってても違和感全く無いメンツですから。

中でもカカが圧巻やったね。
鋭いスルーパスを連発し、おもしろいように2トップを操ってました。
彼にあれだけのスペースを与えれば、そりゃぁ好き放題やられますよ。
でも一部では「カカは終わった」なんて報道もありましたからね、この日のパフォーマンス観る限り全くそんな感じは無かったけどね。
6点目の自ら切り込んでゲットしたゴールも格の違いがありありでしたわ。

イグアインもハットトリックで自信回復ですな。
殆どがお膳立てされてのオイシイ得点でしたが、1点目は粘って相手のミスを誘った執念のゴール。
ああいう事も出来るんで厄介ですわ。
バレンシア側から見れば大きなミスが2つもあった完璧な自滅点でしたが。

カナーレス君も良いパス出してたし、この先発メンバーでは一番の穴だと思っていた左SBのナチョも相手に仕事をさせない素晴らしいディフェンスを披露。
パブロ・エルナンデスが(経験不足であろう)ナチョのサイドを崩せば、バレンシア優位で試合を運べる、と試合開始前は思ってたんですが、逆に完封されてしまったのはパブロの方でした。
う~ん、層が厚いわ。
バルサとは層の厚さが全然違う。。。。

バレンシアで相手に恐怖感を与える事が出来たのって、ジョナスぐらいじゃないでしょうか。
途中出場ながら1ゴール1アシスト。
完全に試合が決まった状況だったとはいえ、相手にとって危険なプレーで脅威を与えてましたよ。

いや~、マドリーが終わっていくさまを見ようと思って観戦したのに全然違う展開になっちゃってガックリです。
主力は休めたし、控えは自信付けられたし、最高のムードでチャンピオンズに挑めるじゃないですか。
非常に鬱陶しいわ。
めちゃくちゃ上昇ムードやもん、今のマドリーって。
リーガクラシコで負けず、コパで優勝し、バレンシアに大勝、すんごい雰囲気良くなってきてるのがヒシヒシと伝わってきます。
これは不味い、が相手にとって不足は無し!
最高の状態のマドリーを叩いて、文句無くファイナルに進みますよ!我がバルサは!!!

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2011年3月25日 (金)

アトレティコ・マドリー×レアル・マドリー 10-11Liga 第29節

アトレティコ・マドリー 1-2 レアル・マドリー

【得点】
AM:アグエロ(86分)
RM:ベンゼマ(11分)、エジル(33分)

【メンバー】
アトレティコ・マドリード(4-4-2):デ・ヘア、ウイファルシ、ゴディン、アルバロ・ドミンゲス、フィリピ・ルイス、マリオ・スアレス、ティアゴ、レジェス、エリアス(HT、コケ)、フォルラン(C)(78分、ジエゴ・コスタ)、アグエロ
SUB:ジョエル、A・ロペス、ペレア、アスンソン、ファンフラン

レアル・マドリード(4-5-1):カシージャス(C)、セルヒオ・ラモス、ペペ、R・カルヴァーリョ、マルセロ、シャビ・アロンソ、ケディラ、L・ディアッラ(81分、アルベロア)、エジル、C・ロナウド(72分、ディ・マリア)、ベンゼマ(70分、アデバヨール)
SUB: デュデク、R・アルビオル、ガライ、グラネロ

【感想】
マドリーデルビーです。
そろそろ勝ってよアトレティコ!
デルビーの成績悪すぎなんですから。
近年5シーズンで0勝3分7敗、って無茶苦茶ですよ。
んでもって、勿論今季の1発目の試合(@ベルナベウ)も負けてますし~。
更には、今季コパデルレイでも対戦してるんですが、こちらも2つ共に敗戦。
今回は、せめて引き分けて~。

という、切ない願望も開始早々消されてしまいます。
前半10分足らずでベンゼマが先制ゴール。
っつうかさ、なんか負けるのもそうやけど早い時間帯での失点多くない??

まぁベンゼマが最近好調過ぎたのが、アトレティコにとっては少し不運。
公式戦ここ7試合で9得点って、べらぼうに取ってるからね。
なら、もっと警戒しろ!ってハナシにもなるんですが・・・。
ケディラにも簡単にスルーパス出させ過ぎやし。

あ~、今日も負けか~、もうサポも流石に愛想尽かすで~、と思ったのですがビセンテ・カルデロンの火は消えず。
むしろ燃えさかってたか!?
いつ観ても良い雰囲気のスタジアムですわ。
激しく、熱く、選手を後押ししておりました。
これで燃えなきゃ男じゃないよね。
ここからはアトレティコの攻勢が続きました。

チャンスも多く作ってたし、惜しかったし、全然良いやんアトレティコ!!
この調子でいけば同点も近いぞ!!!っと思ってたら2失点目。。。
これは痛かった。
良いリズムを掴めていただけに、この時間帯での失点は痛かった。
フットボールではよくある事ですけどね、自分達の時間帯に逆に点を奪われてしまうって事は。
なんですが、これは痛かった。
エジルのループ気味シュートは確かに巧かったですが、デヘアせめて弾き出したかったなぁ~。
タイミングも外していたし、DFがブラインドになって見えてなかったとは思うんですけどね。
カシージャスがパラドン連発でゴールを守っていただけに、対抗するデヘアにも同じものを求めてしまったり。
無理な注文なんですけどね、聖イケルのLVに到達するにはまだまだ時間かかります。

にしても、聖イケル凄まじかったね。
スペインNO.1キーパーたる所以を遺憾なく発揮しておりましたよ。
アトレティコとしては、あれだけチャンスを作ったのに無得点ですから精神的にもキツかったでしょう。
フォルランがもひとつ元気無かったのはあるけど、それにも増してイケルですよ。

んで後半。
キケはエリアスに代えてコケを投入してきましたが、戦況に大きな変化は無し。
依然アトレティコは良い感じで攻め、カシージャスが防ぎ、マドリーがカウンターっていう形相。
ある意味、非常につまらん展開ですわ。
どうせなら、どうせ負けるならシーソーゲーム、点の取り合いで負けろよ!って感じ。
マドリーの中盤から後方にかけて守備意識が高過ぎるのよね。
中盤3枚、シャビアロンソを底に右前にケディラ、左前にラスって配置だったんですよ。
これはバルサの中盤3枚と同じ配置といえば同じ配置なんですが、決定的に違うのはバルサの3枚(ブスケ、チャビ、イニエスタ)は意識が攻撃にあるんですが、こっちは守備前提なんですよね。
だから3ボランチ、って表現がピッタリかな。
そして守備能力高いしね。
ケディラ、ラスに前から前からボールを追われては、どんなチームだってしんどいよ。

更に終盤には守備を強化するモウリーニョの交代策。
アルベロアの登場で左サイドに蓋をします。
マルセロの所は(守備が上達したとはいえ)なんだかんだで狙われてたからね。
それに何でか知らないけど、アトレティコサポにマルセロは盛んに野次られてたし。
これで盤石の守備体制ですわ。
しっかし、普通にマルセロとアルベロアを交代させなかったのがモウのやらしい所。
攻撃面で好調なマルセロは残したかったんですかね。
カウンターでもラスより使えるしな。

ラスト5分でアグエロがジエゴ・コスタとのワンツーから、ようやく1点返しましたが反撃もそこまで。
またしてもデルビーで勝つどころか勝ち点も挙げられず。
う~ん、ホンマに苦手意識もここまでくると重症や。
決して悪い内容じゃなかったとは思うんですが、カルデロン劇場にすら出来ませんでしたからね。
 


   

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2011年1月 1日 (土)

マドリー×セビージャ 10-11 Liga 第16節

マドリー 1-0 セビージャ

【得点】
ディマリア(77分)

【メンバー】
レアル・マドリード(4-2-3-1):カシージャス(C)、セルヒオ・ラモス、ペペ、R・カルヴァーリョ(63分、退場)、アルベロア、ケディラ(61分、P・レオン)、L・ディアッラ、ディ・マリア、エジル(77分、ラウール・アルビオル)、C・ロナウド、ベンゼマ(60分、グラネロ)
SUB:アダン、M.ディアラ、フアンフラン、モラタ

セビージャ(4-4-2):パロップ(C)、ダボ(90+1分、退場)、M・カセレス、エスキュデ、F・ナバーロ、ゾコラ(84分、アルファロ)、ロマリッチ、コンコ(87分、アコスタ)、ディエゴ・カペル(84分、ホセ・カルロス)、ルイス・ファビアーノ、ネグレド
SUB:ハビバラス、ファシオ、レナト、ルイスアルベルト

【感想】
マドリーは酷い出来でした。
でもセビージャの出来は、もっと酷かった。
更には審判が、もっともっと酷かった。
そんな試合でした。

リーガにおける第二勢力グループ(セビージャやビジャレアル、アトレティコetc)の奮起を期待して観戦した試合でありました。
セビージャよ、せめて引き分けてくれ、と。
しかしながら不甲斐ないパフォーマンスでしたね〜。
相手が1人少なくなってから、むしろ引いちゃってるんですから情けない。
手薄になったDFラインを突けよ、と。
(マドリーはカルバーリョ退場後、DFラインに人は投入しなかった。先発両SBのセルヒオラモス、アルベロアがCBもこなせるって事もあって3バック気味で対応。ディマリアが下がってきて左SBに入り4バックになってる時もありました。)
でも攻め立ててたのは数的不利なマドリーで、結局その勢いのままゲットゴールですよ。
全くもう・・・。

数的同数の時はネグレドが決定機迎えたりと、五分五分な展開(まぁ冒頭にも書いたけどマドリーの出来も悪かったんで)に見えていたんですがね。
個人的に絶望的になったのはカペルの低調さ。
もうデビュー当時のキレキレぶりは完全に鳴りを潜め、この日は上げるクロスの殆どがカシージャスの手の中へ。
もしくは誰にも合わず大外へ。
こんな状態でスタメン出場って、よっぽどセビージャは人がいてないのか?
それともこの試合が例外的に出来が悪かったのか??
期待していたのに年々ダウンしていってる印象です。

カセレス@バルサからレンタル中は相変わらず好不調の波が激しいというか、1試合の中でも良いプレーと悪いプレーの幅が大きい(苦笑)
抜群のスピードでロナウド相手にも仕事をさせなかったかと思いきや、中盤の全く不必要な位置でハードタックルをして黄紙貰ってしまう有様。
観てて楽しいんだけど、バルサに戻ってきてほしいかどうか、且つ戦力になりそうかどうかは、やっぱり微妙なままだわ。
なんかフォンタスやバルトラ君の方が期待出来そうな気もするし。

セビージャ話の最後はルイス・ファビアーノで締めたいと思います。
全く存在感無くってビックリしましたよ。
これが自ら「ブラジル代表のエースCF」を公言していた男のパフォーマンスかと。
もっと頑張ってくれないと困りますよ。
古巣相手にリベンジゴールを決められなかったネグレドも個人的には低評価ですが、ルイファビはもっとやね。

続いてマドリー話。
なんか歯車があってませんでしたね。
大きくメンバーが変わってたわけでもないのに、なんでなんでしょ。
そんな試合もある、と言えばそれまでですが。
エジルも奮わず、ロナウドも苛々し、ディマリアはダイブ、ベンゼマは画面に映らず・・・。
決勝点の場面は、エジル、ディマリア共に良い仕事しましたが、それ以外がね〜。
良い仕事した、と言えばペペ。
最終ラインで見事な働きでしたね。
1対1にも強いし、カバーリングも完璧でした。
敵ながら天晴れですよ。

あとどうでも良いっちゃぁどうでも良いんですが、前から気になってた事が。
CLのアヤックス戦でもあったのですが、控え選手がウォーミングアップ中にピッチ内の選手に話しかける、ってのはルール的に"アリ"なんですか?
おそらくモウリーニョからの指示なんでしょうが、カシージャスが普通に聞いてるんですよ。
確か監督は決められたエリアの外に出て指揮してはいけない、っていうルールがあったと思うんですがね。
控え選手はなんでもアリでしたっけ?
ゴール後にベンチに走っていって控え選手達と抱擁、みたいなシーンはよくあるし、そこが指摘された事も無いのでルール的に「話してはいけない」みたいなのは無いんでしょうが、あれだけ露骨に話してるのはなんかどうなんかな〜、と思いまして。

さて最後は審判話です。
カルロス・クロス・ゴメスさんですか、酷かったですね。
黄紙12枚に赤紙2枚(内1枚はダブルイエロー)ですか。
数字が全てではないしカードを出す事自体を否定するわけじゃないんですが、今回に関しては全てを物語ってる気がします。
とにかくゲームコントロールが下手でしたね。
1枚出しちゃったから止まらなくなっちゃいました、ってパターンはよく見かけますが、正に今回はそれ。
誰もが疑問に思った判定はカルバーリョの2枚目ぐらいで、それ以外の判定は正しいか間違ってるかで言えば「正しい」だったと思います。
でも基準通りにやりゃエエっちゅうもんでもないからね。
FKの位置とかにもイチイチ五月蠅かったし、もうとにかく目立ち過ぎでしたね。
審判は目立っちゃいけないんですよ。

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2010年12月12日 (日)

マドリー×バレンシア 10-11 Liga 第14節

マドリー 2-0 バレンシア

【得点】
ロナウド2(73分、87分)

【メンバー】
レアル・マドリード(4-1-4-1):カシージャス(C)、アルベロア、ペペ、ラウール・アルビオル、マルセロ、L・ディアッラ、ディ・マリア(82分、M・ディアッラ)、ケディラ(53分、ベンゼマ)、シャビ・アロンソ、エジル(75分、グラネロ)、C・ロナウド
SUB:デュデク、ガライ、ペドロ・レオン、モラタ
出場停止:セルヒオ・ラモス、リカルド・カルバーリョ

バレンシア(4-1-4-1):グアイタ、ブルーノ、スタンケヴィチウス、リカルド・コスタ、ジョルディ・アルバ(60分、ミゲル)、アルベルダ(64分、退場)、ホアキン(C)(80分、アドゥリス)、ティノ・コスタ、マドゥーロ、マタ(68分、バネガ)、ソルダド
SUB:アジョセ・サウール・フィゲロア、デアルベルト、パブロ・エルナンデス、ドミンゲス

【感想】
"マニータ・クラシコ"で心身共にダメージを負っているであろうマドリーですから、バレンシアとしてはココが付け込むチャンスです。
せめて勝ち点は持って帰ってよ〜、ってな具合に祈るように観戦。

しかしながらマドリーは腐ってもマドリー。
チャンスの山を築き、ペースを握ります。
相手GKグアイタのパラドン連発(セサールもモジャもいなくて心配でしたが、中々良かった)によって得点こそ産まれませんが、主導権は握りっぱなし。
バレンシアは前線にすらボールを入れられない状態でした。
う〜ん、やっぱ勝ち点奪取は厳しいか・・・という印象で前半終了。

後半、更にマドリーに追い風が。
アルベルダがダブルイエローで退場となります。
ハンドの判定でしたが、リプレイで観る限り肩かと・・・。
残り26分、勝負は決したかのように思われました。
しかしこれでバレンシアは開き直ったのでしょうか?
ゴール欲しさに焦るマドリーを尻目に、流れはむしろバレンシアへ。
ソルダード決めろよ〜、ってシーンも何度もあり引き分け、いや勝利の可能性も高まってきた。
マドリーの下部組織で育ったソルダードやマタは、ここで頑張らな何時頑張んねんと。

ところが数的不利なのに攻めてると落とし穴があるもんです。
73分、カウンターから持ち上がったエジルが中盤を独走。
最後は左サイドに開いたロナウドへ絶妙なスルーパスを通して勝負アリ。
エジルにあれだけスペースが与えられたのは、やはり中盤の底にアルベルダがいなかったからでしょう。
エメリとしてはバネガで補填したつもりだったんでしょうが、バネガは攻めちゃうからね・・・。
まぁ元々は、しょうもないパスミスでマドリーにボールを献上してしまったのが、そもそもの失点の原因。
あの瞬間、誰もが「ヤバい」って思った筈です。

先制してしまえば、後は悠々のマドリーです。
終了間際にもロナウドが独走ドリブルから個人技でネットを揺らしてゲームオーバー。
マドリディスタからすれば「0-5」の大敗を忘れさせてくれる程の大勝では無かったとは思いますが、とりあえずクライシスだけは避けられましたね。
バルサ側からすれば「おもしろくない」結果になっちゃいました(苦笑)

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2010年11月10日 (水)

R.マドリー×A.マドリー 10-11 Liga 第10節

R.マドリー 2-0 A.マドリー

【得点】
カルバーリョ(13分)、エジル(19分、直接FK)

【メンバー】
レアル・マドリード(4-2-3-1):カシージャス(C)、セルヒオ・ラモス、ペペ、R・カルヴァーリョ(82分、ラウール・アルビオル)、マルセロ、ケディラ、シャビ・アロンソ、ディ・マリア(82分、M・ディアッラ)、エジル、C・ロナウド、イグアイン(73分、ベンゼマ)

アトレティコ・マドリード(4-4-2):デ・ヘア、バレラ、ウイファルシ、アルバロ・ドミンゲス、フィリピ、マリオ・スアレス、ティアゴ(68分、ラウール・ガルシア)、レジェス、シモン(C)(75分、ジエゴ・コスタ)、フォルラン、アグエロ

【感想】
マドリーデルビーです。
毎回毎回デルビーでのアトレティコには期待出来ないんですが、今季も同様でありました。
何故いつも借りてきた猫の様な状態になってしまうのか?
全く意味不明です。
バルサ相手やったら虎になるのになぁ〜。

この日も立ち上がりの2失点で早々にゲームオーバー。
リッキーには流れの中からのオーバーラップで華麗に決められるし、エジルには壁の作りの甘さを突かれてアッサリとFK決められるし。
なんだかね〜。
全然冴えてなかったですわ。

フォルランのポスト直撃弾があったりとか古巣相手に燃えたのかレジェスの動きがキレていたりはしたけど、全体的には低調。
全くもって勝てる気がしませんでしたよ。

ロナウドにロナウジーニョばりの背中パスまで披露されちゃいましたからね。
余裕与え過ぎ。
これが苦手意識っつうヤツなんでしょうか?
あ〜、いつになったらデルビーで圧倒出来る日が来るのか・・・。

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