2012年6月10日 (日)

バルサシーズン総括11-12

まずは今年も、お疲れ様でした-。
って事で、恒例の年間振り返りです。

いやー、色々あった1年でしたね。
果たして、どこまで覚えているやら。

まずは、参戦レースの結果から。
スペインスーペルコパ:優勝
UEFAスーパーカップ:優勝
CWC:優勝
CL:ベスト4
リーガ:2位
国王杯:優勝

です。
文句を言ったらダメな成績ですよ。
これ、ホンマに大変なんですから。
大変だったんですから。

では、それぞれを振り返っていきますか。

■スペインスーペルコパ

のっけからのクラシコ。
キツかったなー。
しんどかったなー。
ハッキリ言って、コンディション面で全然ダメダメな感じだったので厳しい試合になりました。
それでも勝った。
ベルナベウで引き分け、折り返しのカンプノウでしっかりと勝利しました。
こっちが全力を出し切っていない(出せていない)中での優勝だったので、アンチモウとしては非常に嬉しい勝利でしたよ。
へっへーー、モウリーニョ、こんなバルサにも勝てないのーー??
って感じでね。

でもね、シーズン序盤から大変な試合をせざるを得なかった事が終盤のキツさに繋がったのですよ。
この時期にね、ゆっくり休めていたならば、終盤戦でのガス欠は起こらなかったんじゃないかと。
やっぱりモウの相手は大変だったのですよ。


■UEFAスーパーカップ

ポルトとのお祭り試合。
序盤のセスク祭りを予感させる試合でしたね。
スーペルコパでもチラッと出たセスクでしたが、この試合では貴重な追加点も決めて優勝に貢献。
スーペルコパで3得点、この日も先制点のメッシは言わずもがなの大爆発っぷりですが、そのメッシとの相性の良さも見せました。

ってな訳で、ここまでは順当に2冠。


■CWC

3冠目は横浜で獲得です。
ファイナルは観に行ったので、感慨深いものがあるなー。
もう遠い昔の事のようだ・・・。

2試合とも楽勝だったので、余裕の戴冠でしたね。
メンバーもローテ出来たし、過密スケジュールの中しっかりと調整しながらも勝ち取りました。
素晴らしいですよ。
返す返すも、このクオリティのペップバルサを生で観ておいて良かった。
もう2度と体験出来ないかもしれないからね・・・。


■CL

連覇への道は厳しかった。
詳しくは、本サイトに書いているのでザックリとしか振り返りませんが、やっぱ連覇は難しい。
未だ連覇を達成したチームが現れていない、ってのはこういう事ですよ。
圧倒的に押してても、圧倒的に強くても、負ける時は負ける、それがフットボールなんですよね。
チェルシーに対して、トータルで敗れはしましたが全く後悔はしてません。
自分達の信念を貫いた。
そしてその結果、敗退した。
でもバルサのアイデンティティー、ペップの狙いは最後までブレなかった。
それで良いんです。

チェルシー戦、最後のオレレ♪オララ♪の大合唱が、全てを表してますよ。


■リーガ

28勝7分3敗。
114得点29失点。
勝ち点91。

これで栄冠を勝ち取れないのが、今のリーガ。
得失点差85という天文学的数字でも勝てないのがリーガ。

バルサが優勝出来なかった原因として、アウェイで勝てなかった事をあげる人がいます。
そりゃぁ11勝6分2敗という数字は、ホームでの17勝1分1敗に比べると悪い数字です。
でもね、そんなに悪い数字じゃないと思うのよ。
比べる対象が高すぎるだけやで。
正直これぐらいは許容範囲やと思います。
全戦全勝なんて無理ですから。
今季のマドリーは、まぁそれに近い事をやってのけたけどね。

うーん、結局選手層の差ですよ。
あれだけ少数精鋭でやってたらキツい。
マドリーとはベンチの厚さが違いすぎる。
そして監督の理想が違いすぎる。
ペップは自分のビジョンに合う選手しか使えないタチだから、どんどん単純な層としては薄くなってしまいましたからね。
(これは批判じゃありません。
個人的にはそれでOKだと思ってる。
そしてそうじゃないと、あのクオリティは出せなかったと思ってる)
一方のモウリーニョには、ビジョンも夢も何もありませんから。
単なるカウンター戦術なんで、とりあえず戦える選手、前で勝負出来る選手がいたら良いだけなのです。

そのへんの差が、1年戦いぬくリーグ戦では最終的に大きな差として出てしまいましたよ。
それがカンプノウクラシコで全部一気に出てしまったのは、ちょっとショックやったけどね。
あれだけ悪いバルサは久々やったから。
まぁしゃーない。
うん、しゃーないよ。
勝ち点差10離されながらも、そこからの11連勝で4ポイント差まで追い詰めた。
そしてカンプノウ決戦へ繋げた。
ああいう瞬間を体験出来ただけでも、こちらとしては夢見させてもらいましたから。

■国王杯

ロスピタレ、オサスナ、マドリー、バレンシアを倒してのファイナル進出。
「コパデルレイ月間」みたいになってた1月と、2月の頭の過密日程がキツかったよ。
単純に試合があるだけじゃなく、クラシコやったからね。
バレンシアにも薄氷を踏むような勝利というか、力を抜いて勝てるような事にはならんかったから。
実際の戦いもキツかったし、結局ここでの負担が後々へ響いていったんだわなぁ。
特に1月2月は毎年コンディションが悪いというか、意図的に落としてるというか、そういう時期やからね。
そんな時期にフルパワーで戦わなアカンかったのが響いた。
当時も「後々に影響無かったらエエねんけどなー」って思ってたけど、心配が現実になった格好ですよ。

とまぁそんなコパだったので、獲った事には価値ありますよ。
別に相手がショボかったら(クジ運に恵まれてとか)価値無し、って言うわけじゃないけどね。
最後の最後で獲れた、ってのも印象度として大きなものになってる要因の1つ。
日程発表された時は、「なんでチャンピオンズ決勝の後にコパ決勝があんねん!」って思ってたけどね。
今となっては終わり良ければ全て良し、な終わり方になったからLFP様様ですよ。
ナイス日程!!

それにしても、ビルバオとのファイナルは感動的なものやったよ。
うん、これぞスポーツっていう試合になって良かった良かった。

えー、それでは各選手ごとに振り返っていきますか

■1バルデス

今季も幾度となくチームを救ってくれたビクトル。
大きなポカはベルナベウクラシコ@リーガでの開始早々のプレゼントパスぐらいのもんでしたからね。
4シーズン連続でのサモーラ受賞も当然の結果ですよ。
ちなみに5回目のサモーラ受賞は、史上最多タイ記録だそうです。
ま、来季新記録更新といきましょうぜ。


■2アウベス

従来のラテラルだけではなく、エストレーモでも頻繁に起用された今シーズン。
3-4-3の本格導入に伴い、右ラテラルというポジション自体が無くなったからね。
ダニの場合は、4バックの右やってる時でも基本的に高い位置取りだから問題無いでしょ、っていうのが世間一般のイメージだと思う。
実際昨季までも右ラテラルで先発しながら、殆どの時間帯を右エストレーモで過ごす、というような現象もなくはなかった。
でもね、昨季までは右エストレーモとして先発した時は微妙やったんですよ。
いつぞやのクラシコしかり、始めから高い位置で出た時はなんだかなー、なパフォーマンスだったんですよね。
単純な「攻撃力」っていう観点で言えば、例えばアドリアーノとダニならダニの方が断然高いんです。
これに異論は無いでしょ。
ところが、エストレーモとしてのフィット感としては断然アドリアーノなんですよね。
これがフットボールのオモシロい所、単純に数値化出来ない所。

で、そんなダニなんですが今季はエストレーモとしての適性を増しましたよ。
アドリアーノと同じぐらいの適性能力を身につけたシーズンになったと思います。
高い位置でも、いつもと同じようなパフォーマンスを発揮出来てる試合が何試合かありましたからね。
更に言えば、右CBとしての適性も増した。
これはもうペップの英断というか、何と言うか。
無茶させるなー、って思ってたけど中々のフィット感になってましたよ、最後の方は。

ちなみに今季はアウベス3ゴールだけか。
リーガ2点、コパ1点という数字以上に取ってない印象。
あ、そうかFK蹴らせてもらえる頻度が減ってからか。
年々減ってるよねww
まぁ、しゃーない。
マドリー戦(コパ@カンプノウ)のとか、マジョルカ戦のロスタイム弾とか、ダニならではのゴラッソはありましたけどね。
アトレティコ戦の先制弾も貴重やったし、全て価値ある得点、インパクトある得点でしたわ。

なんか去就が噂されてますが、今季のパフォーマンスになんら不満は無いし、彼以上のラテラル(バルサにハマるという意味でも)は現状いてないんでね。
いちびったゴールパフォーマンスをプジョルに怒られた事で、そういう報道が出てるんでしょうけど、いやいやいやって感じですわ。
あのキャラはチーム内でも貴重やしなぁ。
来日した時のはしゃぎっぷりとか、ああいうの出してくれるのダニさんだけなんでね。
なんとか来季も頼みますわ。
まだまだモントーヤと比べるのは失礼なレベルですよ。


■3ピケ

後半の悪かったイメージが強すぎる。
なので、前半戦どうやったのかサッパリ覚えてません(汗)
どうやったっけ、そこそこ悪かったっけ??普通やったっけ???
うーん、思い出せねぇ・・・。

まぁ終盤戦は悪かったよ。
ペップも見かねてスタメンから外したぐらいやったからね。
私生活が華やかやから、どうしてもそっちに批判がいっちゃうしねぇ。
「関係無い」では済まされへんわなー、WAKA旦那。
心機一転、来季は復活してほしいもんです。
そういやEUROの代表には選ばれたんかな?
ハッキリ言って、今季のパフォーマンスじゃ選ばれなくて当然なレベルなんですけど、他がおらんしなぁ。
プジョルも怪我やし。
じっくり休んでコンディションを整えた方が良いのか、それともEUROで活躍して復活してもらった方が良いのか。
やってみなわからん事ではあるけど、EUROでもグダグダで疲れだけが残りました、みたいな事にはならんように・・・。


■4セスク

シーズン序盤は大車輪の活躍でしたね。
もうメッシとのコンビネーションが冴え渡りまくり、ゴールを量産。
3-4-3もセスクによって機能していたと言えるし、バルサに新たな局面をもたらしましたよ。
中盤より前なら何処でもプレー出来る柔軟性も良かったしね。

しかし、「ジリ貧」という言葉がピッタリだった今季のセスク。
年が変わった2012年からはゴールに嫌われまくり、結局2月以降はゴール無し。
最後の公式戦ゴールが、2月頭のバレンシア戦(コパ@カンプノウ)ですからね。
ゴール以外の動きも良くはなく、スタメンの頻度は減る一方となっていきました。
元々ゴール取ってる時も、内容面ではチャビやイニとは比べものになってませんでしたからね。
それは1年目やから、しゃーないねんけど。
そこの部分をゴールゲットで補ってたんですが、それが無くなるとねぇ。

公式戦ゴール数は、2011年11ゴール、2012年4ゴールの合計15ゴール。
立派な数字なんですが、どうしても後半戦も前半戦なみのゴール数を期待してしまってましたからね。
後半戦にそれぐらい取れてたら、リーガもCLも獲れたでしょうけど(苦笑)


■5プジョル

今季も魂のプレーでチームを牽引してくれましたよ。
ピケが不調、フォンタスが長期離脱と元々頭数が少なかった本職CBが更に減る中、獅子奮迅の活躍でした。
今季は価値ある得点も多かったしね。
クラシコ(コパ@ベルナベウ)とバレンシア戦(コパ@メスタージャ)での同点ヘッドしかり、サラゴサ戦の同点弾含むトータル2ゴールも貴重やったし。
マラガ戦でも先制点決めたなぁ。
カピタンが決めると士気も上がるしなぁ。
コパ獲れたのは、カピタンのおかげやで。
決勝怪我で出られへんかったんは残念やし、有終の美を飾る予定だったEUROも欠場となったのは残念ですが、ゆっくり休んで来季も頼みます!


■6チャビ

今季もフル稼働でしたなぁ。
あんまり無理はさせられない体なのに、無理してもらいました。
セスクの加入とチアゴの台頭で少しは休める試合も増えましたが、ここぞの試合ではやはりチャビに頼らざるを得ませんでした。
強引に休ませたりしてたもんなぁ。
チャビ依存は変わらず、って感じのシーズン。

1つ付け加えるなら、今季はチャビ自身のゴール数が増えた。
なんせリーガ10得点。
二桁ゴールなんて、あったっけ?
公式戦トータルでも14ゴールですから、見事なもんです。

ラレアル戦、ベティス戦、セビージャ戦、グラナダ戦(ホーム)で貴重な先制点。
ラシン戦、サントス戦、バレンシア戦、ヒホン戦で貴重な追加点。
グラナダ戦(アウェイ)、ミラン戦で貴重な決勝点。

と、バリエーションにも富んでたし、重要なゴールが多かった。


■7ビジャ

なんと言っても怪我やね。
怪我に呪われたシーズンでしたよ。
来日した時の大怪我で、後半戦を棒に振ってしまいましたから。

それまでもね、順風満帆なシーズンでは無かったんですよ。
怪我する直前のクラシコでスタメンを外された事に象徴されるように、決して絶対的存在にはなりえてなかった。
昨季のようなパフォーマンスを発揮出来ずにいましたから。
決められない場面、外す場面が目立ってたのでね。

だからこそ、悔やまれる。
後半戦、巻き返しを胸に秘めてたであろうから余計にね。
反撃のチャンスをね、与えてあげたかった。

そして、この離脱はチーム全体にとっても痛かったしね。
クエンカやテージョの成長を促進した部分はあるにせよ、やっぱりキツかった終盤戦、ビジャの決定力が必要でしたよ。
生粋のゴールハンターが不在となりましたからね、グアヘの離脱で。


■8イニエスタ

神だよ、神。
今季もドン・アンドレースは神でしたよ。
まぁ怪我はやっぱりありましたね。
トータル2ヶ月ぐらいですか?戦線を離脱してたのは。
この慢性的な怪我癖は、正直勘弁してほしい所があるけど出た時は素晴らしかったよ。
出た時の輝きがまばゆいから、余計に怪我してほしくないねんけどね。

メッシとのコンビは、やはり驚異的やったしね。
プルゼニ戦の先制点とかさー、あれなんなん(笑)
2人の次元が違いすぎて、笑けたよ。
もう笑うしかないレベル。
ああいうの観る為に、夜な夜な(もしくは朝方)試合観てるんですけど、期待に応えてくれるよねー。
チェルシー戦の2点目が決まった時も、エエ夢みさせてもらいましたよ・・・。


■9アレクシス

あんなに高額の移籍金を払うほどの選手か!?
と、当初は思ってましたよ。
もちろん良い選手である事は認めてたけど、チョット高すぎる。
相変わらず交渉が下手すぎる。
そんなイメージでした。

ところがね、シーズンが終わった今となっては「ようこそバルサへ」って感じですよ。
移籍金の元は全然取れたね。
あんなに似合わないと思ってた「9番」も実に似合うようになってきた。
ってかね、バルサにおけるアレクシスのベストポジションってCFじゃないですかね。
来る前はエストレーモが主戦場の選手、っていうイメージやったから「なんで9番やねん」って思ってたけど。
いや、実際本職っていうか、適性度が一番高いのはサイドだと思いますよ。
でも現状のバルサのシステム、つまりメッシを偽9番に置くシステムだとアレクシスが一番活きるのってCFだと思うんですよ。
メッシの前にアレクシスを置くカタチが、一番可能性があったかと。
所謂クラシコ(リーガ@ベルナベウ)で同点ゴールを奪ったカタチね。
アレクシスが前で相手DFラインを引っ張ったり、圧力をかけたりする事によってメッシが楽になる。
そしてメッシもアレクシスも活きる、そんなカタチが一番しっくり来てたイメージです。
勿論サイドで出た時も、仕事出来てましたけどね。
クラシコでも点取ったし、バルサの「9番」に相応しい選手になりましたよ。
わずか1年で。

結構ケガでの離脱が多かったけど、その中での公式戦14ゴールはお見事です。
前述したクラシコでの2ゴールとか、ベティス戦での追いつかれてからの決勝ゴールとか、レバークーゼン戦での2発とか。
インパクトのあるゴールも多かったよね。
まだ若いし、来季の更なる伸びしろも期待出来るし、良い買い物でしたね。


■10メッシ

記録ずくめの1年となりました。
公式戦73ゴール。
73?えっ、73って!!
何も知らずに数字だけ聞いたら冗談としか思えない数字ですよ。
ゲルト・ミュラーの記録を更新、ってそりゃぁ更新になるでしょ。

リーガだけでも50得点ですからね。
50って!!!
半分の25も取ればピチーチ取れてた時代もあるんですよ。
30ゴールで偉大なるゴレアドールと呼ばれてた時代があるんですよ。
遠くない過去にね。
いやいや、驚きやで。
衝撃やで。
勿論この50得点も新記録。

で、チャンピオンズでも記録更新の14ゴール。
当然の事ながら得点王です。
4年連続やったっけ?
ハンパないよ。

前回ペドロが達成した「参加大会全てでゴール」というレア記録までも軽~く達成しちゃいましてね。
ペドロの立場がねーよ、ってハナシやで。

8→17→16→38→47→53ときて73ですよ。
昨季の53得点で、もうこれ以上のゴール量産は無いと思ってたけど、まだ増えますか。
そっから20も増えますか。
38から47になった時も衝撃やったけど。
47から53になった時も衝撃やったけど。
いやはや、来季もっと増えちゃうの?
まさかね、これ以上はないよね。
ピントも流石に次回は賭けたら勝てると思うよw

さてさて、ここまで書いてきたメンバー達に関しては「あのゴールが貴重やった」とか「あのプレーが良かった」とか書いてきましたが、レオに関しては不要でしょ。
ゴラッソも山ほどあったし、試合を決めたゴールも山ほどあった。
不要でしょ、ってか振り返るのが無理なレベルなんですよね。
こんだけ多いと(爆)

なので、細かい事はおいといて、何故レオがこんだけゴール量産出来たのか、について。
いや-、各評論家の方々は色々言ってはりますよね。
正解、不正解なんてものは、この世界では無いので、皆さん合ってるし、皆さん間違ってる。
まぁメッシに取らせるシステムだった、って所は揺るぎない所でしょう。
「メッシ頼り」とか「メッシ依存」と言われる度に、「バルサの事なにも知らないニワカがー」って思ってきましたが、ここまで突き抜けた成績を出されると認めざるを得ない部分もある。
確かにメッシに任せた攻撃の仕方な部分はあった。
偽9番にしても、サイドの構成や、中盤のやり方に関しても「メッシを活かす」という前提はありましたからね。
そしてそれに応えるだけのチカラをメッシは持ってますから。

とりあえずね、この73得点、これを全てリアルタイムで体感出来た事に感謝ですよ。
5年後、10年後、この記録の偉大さをもっと知る事になるとは思いますが。


■11チアゴ

本格昇格1年目だった今季。
まぁ及第点だったと思いますよ。
比べる対象がチャビであり、イニであり、ブスケであり、セスクであり、と規格外な連中だったので、どうしても悪い所ばっかり目立ってしまいましたけどね。
そういう比較対象を設けなかったら、あの年齢で、1年目で、堂々としたプレーぶりでしたよ。
2列目でも、ピボーテでも、エストレーモでも、どこでもソツなくこなしてましたからね。

皆さん「もっと出来る」っていう想いがあるから厳しい意見になっちゃうんかなー。
確かにポテンシャルの異常な高さは、垣間見えますからね。
あの得点感覚からしたら、シーズン4ゴールってのは確かに少なく思えるし。

決定的なスルーパスをしっかりと出せるもんだから、繋ぎのパスとか、楔のパスとかも丁寧に、もっと丁寧にって思っちゃうんだろうし。
全然悪いプレーはしてなかったんですけどね。
まぁ来季も楽しみに、そして生暖かく見守ってあげたいと思います。


■13ピント

今季もコパと消化試合で頑張ってくれました。
コパはもうピントの大会みたいになってるなぁー。
個人的にはカンテラのポルテーロを観たい気持ちもあるが、ピントは欠かせないキャラやしなぁ。
盛り上げてくれるし。
来季の契約はどうなったんかねー。
もう1年ぐらいはやるんかな。
そろそろ「第3GK」の地位にいってもらっても良いのではないかと思ったり。
功労者にこういう事を言うのはあれやけどね。
カンテラもGKがダブついてるみたいやし・・・。


■14マスチェラーノ

前半戦は少し出番が少なかったですが、CBに人員不足が出てからは獅子奮迅の活躍。
元々CBは少なかったし、マスチェラーノも頭数に入ってたようなもんやけどね。
で、結果的には今季のリーガ最優秀CBに推す声もあるぐらいの活躍でした。
正直そこまでかー?っていう気持ちはあるよ(苦笑)
クレやけど、そんなにベタ褒めするほどかと。
これはやっぱり全試合観てるからかなぁ。
全て観てると粗が目に付きますからね。
勿論プジョルだってピケだってミスしてるんですから、ヘフェシートだけが言われる事は無いんですけども。

ただ、チェルシー戦にしてもミラン戦にしても「中盤癖が抜けてないな」っていう守り方された時は、やっぱり不安になるんですよ。
豪快なプレーは素人目にはナイスディフェンスには見えるけども、その分リスクも大きいからね。
実際はパラドン多いGKよりもパラドン少ないけど失点も少ないGKの方が良いGK、みたいな話と同じでね。

来季、ティトはマスチェラーノをどういう扱いにするのか。
CBのままいくのか、それとも本職のピボーテに戻すのか。
まぁそのあたりは注目だよ。


■15ケイタ

「ケイタは私のバロメーターだった」とペップに言わしめたセイドゥ。
退任会見、4年間の思い出が色々とある中で個人名を出されたというこの栄誉。
つまり、それほどペップにとっては重要な選手だったという事です。

しかしだからといって、ケイタは絶対的なレギュラーではなかった。
このあたりがペップのオモシロい所。
重宝はしてきたけど、完全に贔屓してきた訳じゃないからね。
だからこそ、ああいうセリフも自然に出たんでしょう。

んでもって、今季のケイタについて。
例年よりも出番は更に減った印象。
データで出せばそうでもないのか、それともホントに減ってるのかキッチリと分るねんけど、そこまでの情報はありません。
調べる気力もありません。
あくまでも、個人の印象ですが出番は減ったような。
中盤のスペシャルなトリオ(ブスケ&チャビ&イニ)にセスクが加わり、チアゴも上がってきたんですから、そりゃぁ減るわな。
彼等人とは全くタイプが異なるケイタなので、そこに需要はあったんですけども、どうしても減るわな。
ピボーテも結構やらされたりしましたよね、今季は。
ケイタのピボーテは、やる前から「ない」と思ってたけど、1年終わってみて改めて「ない」と思ったわ。
地味な選手やからイメージとして「守り」っていうのがあるかもしれんけど、全然そうじゃないからね。
主戦場は2列目、それもFWに近い方がより特徴は発揮されるので。
ヒホン戦の劇的弾、最終節ベティス戦でのロスタイム弾のようなプレーが彼の真骨頂ですから。
だから、どうしてもピボーテが足りないんならチアゴにやらせた方が良かったんですよ。
実際、彼はそこそこやってくれたしなぁ。

ペップ退任と共に、ケイタの退団も濃厚、と言われてますが、さてさてどうなりますやら。


■16ブスケ

更に成長した1年となったのではないでしょうか。
メッシと違って目に見える数字がないので何とも説得力不足ですが、個人的には凄く成長したと思う。
抽象的な言い方ですが、中盤での存在感、制圧するエリアが格段に増した。
安定感が年々上がってる。
そう感じるのよね。
元々巧かったパス、展開力とかはそんなに変わってないねんけど、ディフェンス面とか細かい潰しとか、そういうのが非常に巧くなってきたと思ってます。

ネタプレーヤーとしての要素もまだまだ失ってないし(苦笑)、ホンマに色んな意味で頼りになる選手になってきましたよ。


■17ペドロ

負傷に泣かされた1年でしたね。
細かい怪我が多かった。
で、怪我から帰ってきてもトップフォームに戻らない日々が続き、クエンカやテージョの後塵を拝した時期も。
昨年の状態のペドロがいたなら、と終盤戦では何度思った事か。
クラシコ(コパ@カンプノウ)での先制点とか、バレンシア戦やミラン戦ででの同点弾とか流石はペドローーって試合もあったよ。
でもそんな試合の直後とかに怪我再発させたりとかやったからなぁ。

チェルシーとの決戦が終わったあたりから、ようやく調子が良くなり、それを証明するかのようなコパファイナルでの2ゴール。
やっぱりね、やったら出来る子なんですよ。
ああいうのが見たかったのよ。
まだまだクエンカやテージョには負けてられませんからね。
来季、万全なペドロが見られる事を期待!


■19マクスウェル

全体的に選手層が薄かった今季のバルサ。
その中にあって、何故か左ラテラルだけはアビダル、アドリアーノ、マクスウェルと潤沢なラインナップでした。
そりゃぁ3rdチョイスのマクスウェルがシーズン途中に移籍したって、仕方のない事ですよ。
CWCでのゴールを最後の記念として、冬の移籍でPSGへ旅立ちました。
移籍後からレギュラーを勝ち取り、基本的にはスタメンで出続けてたみたいなんで本人にとっても移籍は成功だったんじゃないでしょうかね。
あのまま残ってても来季での移籍は確実だったろうし、後半戦「マクスウェルがいれば・・・」って場面も訪れなかったしね。
個人的にはアヤックス時代から好きな選手だったので、残って活躍して欲しい気持ちはありましたが、仕方無い。
今までありがとう!マックス!!


■20アフェライ

怪我、怪我、怪我な1年でした。
シーズンinの時点で怪我してたんですよね。
で、ようやく治ってミラン戦、オサスナ戦とリハビリ出場して、さぁそろそろか~って時期に今季絶望の大怪我。
左膝前十字靭帯断裂ですわ。
シーズン終盤になって復帰出来たものの、「絶対に勝たなければいけない戦い」が続いていたトップチームには易々と合流する事が出来ず。
ドクターからのプレー許可が下りてからも、中々ベンチ入りすらままならない日々が続きましたね。
これはもうタイミングが悪かったとしか言いようがありません。

さて、来季はどうなるのか?っていう話がチラホラ。
個人的には残るべきだと思います。
今季は全く貢献出来ませんでしたが、だからといって彼の能力が落ちたわけじゃないからね。
つまりは今季開幕前と同じ状況だと考えたら良いんですよ。
別に放出されるいわれは無いと思うんですけどね。


■21アドリアーノ

ポリバレントさをフルに発揮した1年でしたね。
セビージャ時代からそうやったけど、サイドなら前でも後ろでも右でも左でも出来ていたアドリ君。
3-4-3の本格的導入、そして4-3-3との併用によってアドリの多様性は存分に活かされました。
こういう選手がいると、試合中に選手交代せずに布陣変えられるから楽よね。
どこのポジションでも平均以上のプレーはしてくれるし。

ハイライトはCWCでの2ゴールかなぁ。
まさかアドリが2点も取るなんて、夢にも思ってなかったから(失礼)
あ、ヒホン戦の決勝ゴールなんてのもあったか。
そっちの方が重要度は高いな。


■22アビダル

今季も我々クレに悲しみと、そして勇気をくれたエリック。
3月以降、全くプレー出来なかったのは昨季同様肝臓系の病気との事。
この手術によって選手生命も危ぶまれ、クレは悲しみに包まれました。
しかし、アビダルの闘病生活は昨季同様「逆に」選手達へパワーを与えた側面もあったと思います。
昨季のような感動の場面の再現(ビッグイヤーを掲げる)とはいきませんでしたが、もうそんな事はどうだって良い。
今はアビダルが元気に日常生活をおくれるように復帰してくれれば良い、そんな気持ちです。
現役引退?
そんな報道も出てますが、どうでしょうか。
我々としては、慌てず騒がず見守るしかないでしょう。

さてさて、2月までのアビダルのプレーはどうだったのか。
今季に関しては、アビダルはディフェンス面でのキーだったと思いますよ。
3-4-3と4-3-3を流動的に使いこなす為には、アビダルのようにSBとCBを高次元でこなせる選手が絶対に必要ですからね。
プジョルもその役割を果たせますが、彼だけじゃなくアビダルもいたのが大きかった。

そして、そんなプジョルと2人でマドリーを沈めたベルナベウでの決勝弾(@コパ)が今季のハイライトでしょうか。
正に「何故そこにアビダルがーーー!!!」な、してやったりなゴールでしたよ。
コパと言えばアビダル、コパの王アビダル、そんな印象を更に強めた決勝点でした。
レオのパスも素晴らしかったなー。


■39→23クエンカ

今季最大のサプライズとなった男です。
ごめん、シーズン前は名前も知らなかったよ。
そんでもって、トップチームに上がってきた時も「Bでも出番無い選手なの?」って勘違いして観てましたからね。
いやー、驚きの成長ですよ。
若い選手は1試合1試合変わる、って言うけどホンマやね。
「呉下の阿蒙にあらず」ですわ。

とにかく落ち着きが良い。
慌てない。
度胸がすわってる。
技術もあるし、ファイト出来るし、意外性もある。
それから何と言ってもクロスの精度が高い。
今のバルサのサイドアタッカーでは、一番巧いんじゃねーの?
公式の数字は分りませんが、アシスト数は結構いってんじゃないかと。
大一番のミラン戦に、ペップが先発起用したのもサイドでしっかり仕事出来るっていうのが理由なんじゃないかと。

後はゴールだけやね。
2012年に入ってからノーゴールは、チト寂しい。
2011年は4ゴールとそれなりに取ってたからね。
あのペースを続けて欲しかった。
まぁ来季、大いに期待ですよ。


■24フォンタス

彼もまた大怪我に倒れた選手の1人。
こうやって振り返ってみたら、大怪我っていうか長期離脱者が多すぎやな。
元々少数精鋭なうえに、これじゃぁもたんかったんも頷ける。
フォンタスは2012年の年始に怪我するまでもバックアッパーだったんだから、そんなに影響無かったやん!
って、言う人もいるかもしれない。
でもね、終盤の状況考えたら必要な人材でしたよ。
おったらプジョルを出ずっぱりで使わず休ませる事も出来ましたからね。

そんなフォンタスの今季ですが、前半は控え、後半は怪我って事で殆ど何もありません(汗)
あ、怪我した時のファイトっぷりはナイスやったなぁ。
大怪我やったのに、痛みをこらえてクリアまではこなしたからね。
お見事でしたよ、あの根性はプジョル譲りやで。
(そういや、コパファイナルの表彰式、2人は何故ユニを交換してたのか)
来季の去就が騒がれてるけど、どうなんですかね。
噂通りにモントーヤ、バルトラ、ムニエサが昇格してくるなら、今季とは違ってCBはむしろ人員過多になるぐらいの勢いやからね。
フォンタスがレンタルに出される、みたいなシナリオもありがちといえばありがちになってくるで。

続いて、Bからの招集者達へも、一言二言。

■26ムニエサ

今季のトップチーム出場は、途中出場3試合のみでした。
リーガで1試合、CLで2試合か。
Bでは、どんな活躍やったのか正直全く知らないんで、なんともです。
来季はトップ昇格?なんですかね。
才能に疑いの余地は無いので、早く観たいぞオジサンは。


■27デウロフェウ

大きな期待を背負うカンテラーノ。
17歳にしてトップデビューですからね。
まだまだ、どうこう言うレベルじゃないので暖かく見守りますよ。


■28ジョナタン・ドス・サントス

今季のジョナタンって、結局なんだったのか?
途中までは常時トップチームに帯同してたのに、いつの頃からかいなくなったなぁ。
Bで出てたん?
なんか彼の扱いはイマイチ良くわからん。
来季からトップ契約らしいけど、それにしては今季のトップでの扱いが微妙過ぎる。
チアゴとは随分差が開いてしまった印象やし。
数年前までは、全く逆やったのになぁ。


■29リベロラ

完全カンテラ育ち、という事で話題になりましたね。
もう21歳だし、フィテッセでそれなりに実績もあるしで他のカンテラーノに比べると「年長さん」な感じなんかな。
プレーの印象は、チラッと観ただけなので正直覚えておりません(苦笑)
ちなみにバルサBでは9得点を決めて、チーム内得点王。
これは単純に凄い成績やと思いますよ。飛び級で、このゴール数やからね。


■30セルジ・ロベルト

主戦場はバルサB。
トップチームでは、リーガでは確か1試合先発で出てたと思う。
あのアウェイで負けたオサスナ戦ね。
それ以外は、多分出てないかな。
CLやコパの消化試合には出てたかもやけど。
で、評価なんですけど材料がそれだけなんで難しい。
別に彼が戦犯ってわけじゃないけど、如何せん負けたオサスナ戦のマイナスイメージが大きい。
ゴールという結果を消化試合では、しっかり残しましたけどね。
消化試合とはいえ、彼等にとっては数少ないトップへの階段ですから。
まぁ順調に育ってる感じですわ。


■32バルトラ

彼も来季からのトップチーム昇格内定組の1人、と言われています。
個人的にもそれは賛成ですわ。
今の所、悪いイメージ無いしね。
ディフェンサで、マイナス点が無いってのはこれは重要やで。
フォンタスとかとの「控えCB」争いにまずはなるとは思うけど、お互い刺激しあって成長したら最高ですわ。


■34ラフィーニャ

アルカンタラ兄弟の弟君です。
Bでは怒濤の活躍だったらしく、トップでも少し出場機会をゲットしてましたね。
そこでは「偽9番」とかもやったりしてたんで、兄貴よりは攻撃的な、FW色が強い選手なんかな?という印象です・
Bで結構点も取ってるしね。
彼もまた来季以降も期待出来る選手の内の1人ではないでしょうか。


■35モントーヤ

評価が分かれるモントーヤ君ですが、個人的には高評価です。
なんかね、プレーが堂々としてるから良いよね。
アウベスという偉大な先人がレギュラーとして張ってるポジションですから、ちょっとやそっとじゃスタメン奪うのは難しい。
でも現段階でも控えじゃ勿体無いぐらいのポテンシャルというか、働きというか、資質というか、そういうのはある選手なんですよね。
ダニよりもクロスは巧いと思うしww
とりあえず来季は「控え右SB」からのスタートとなると思いますが、いつレギュラーに定着してもおかしくはないですよ。


■37テージョ

今季の発見、サプライズの1つが彼。
圧倒的な爆発力、縦への突破力でアタッキングの重要なアクセントとなりました。
先発したクラシコでの敗戦で、ケチがついた感じになっちゃったけど、個人的にはよくやったシーズンだったと思います。
彼がこのまま順調に成長すれば、ジェフレンが帰ってくる居場所はもうなくなるなぁ。
既にジェフレンよりも突破のキレはあるしね(苦笑)
両足での得点力もジェフレンよりあるし・・・

バルサBの話も少ししときますか。
いや、全く試合観てないので結果だけでの話しか出来ないんですけどね。
順位は8位でフィニッシュ。
昨季に比べたら、そりゃぁ下がってますけど素晴らしい成績だと思いますよ。
有望な選手、実力がある選手は次々とトップチームに引っ張られるわけですからね。
(トップでの出場いかんに関わらず)
トップが少数精鋭という名の少人数部隊なので、必然的にその回数は増えますし。
そうなるとBの陣容は流動的になりますから。
クエンカとかテージョ、モントーヤなんて途中から完全に上になったし。
って、中での16勝11分15敗はもっと評価されても良いでしょう。
ビジャレアルB以外の20チームは、もうプリメーラに上がりたくて上がりたくて仕方無いチームばっかりなんですから。

だから、よくやったと思いますよ。
そんでもって、昨季はこれ以上に頑張ってたわけですよwww



     

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2012年5月26日 (土)

ビルバオ×バルサ 11-12 国王杯 決勝

ビルバオ 0-3 バルサ

【得点】
ペドロ2(3分、25分)、メッシ(20分)

【メンバー】
アスレティック・ビルバオ(4-1-4-1):イライソス、イラオラ(C)、エキサ、アモレビエタ、アウルテネチェ、ハビ・マルティネス、オスカル・デ・マルコス(HT、イニゴ・ペレス)、スサエタ(HT、アンデル・エレーラ)、ムニアイン、イバイ・ゴメス、ジョレンテ(72分、トケーロ)
SUB:ラウール・フェルナンデス、サン・ホセ、ガビロンド、グルペギ
怪我:イトゥラスペ、アイトール・オシオ、イゴール・マルティネス

バルセロナ(4-3-3):ピント、モントーヤ、ピケ、マスケラーノ、アドリアーノ、ブスケッツ、シャビ(C)(79分、セスク)、イニエスタ、メッシ、ペドロ(86分、ティアゴ・アルカンタラ)、A・サンチェス(71分、Se・ケイタ)
SUB:バルデス、バルトラ、アフェライ、テージョ
怪我:アウベス、プジョル、アビダル、フォンタス、ビジャ

【感想】
ペップバルサ最終戦。
そんな最後の最後がタイトルマッチ。
しかも相手はビルバオ。
痺れるね。
もう全ての舞台が整った感じ。
最高の、最後の舞台。

ここで結果を出すのがペップバルサですよ。
しっかりやってくれましたよ。
前半の最初からトバしてましたね-。
もう後悔は残したくないですからね、やる事は全てやるぞ!っていう意気込みを感じました。

そして取りも取ったりの3ゴール。
前半30分までに試合を決めたのですが、これはやる気とコンディション面での良さの結実でしょ。
明らかにあの3連戦(チェルシー、クラシコ、チェルシー)、魔の1週間の頃とは元気さが違う。
リーガ最終節から2週間のお休みがあった、ってのは伊達じゃない。
中盤トリオの輝きが違いすぎる。
やっぱ休み必要やで。
週2試合ペースで、ずーーとやってたら質も落ちるよ、そりゃぁ。
だからEUROなんてやらなくて良いです。
皆しっかり休んで下さいm(_ _)m

えー、話が逸れてしまった。
皆さん良い動きでしたが、まずはペドロを褒めましょか。
圧巻の2ゴール。
これがペドリートです。
大きな試合に強い男、ファイナル男ペドロの面目躍如ですよ。
先制点の場面も決定機あったしね、得点以外も動きがキレてましたよ。
怪我が治り、コンディションさえ整えばやってくれる男ですわ。
魔の1週間、ってか今季全般的にトップフォームじゃなかったのが、やっぱりチーム的には痛かった、と改めて実感。

そしてメッシやね。
イニエスタのパスもとんでもなかったけど、あそこでしっかり右足でも決めるのがレオですよ。
あの2点目で加速しましたからね、チームは。
右サイドから切り込んでのファーサイドへ巻きながらミドル、っていう得意のパターンはギリギリ外だったり、パラドンされたりだったけど。
勝負所では、しっかり決めるよ。
それにしてもイニのパスは素晴らしかったなぁ-。

前半で勝負を決めたバルサは、後半ややギアを緩めましたね。
これはもうしゃーない。
最終戦なんだから後の事は考えずにマニータして欲しい、っていう気持ちはあったけど、相手あっての試合やからね。
ビルバオも意地を見せてきたし、そう容易くマニータなんて出来ませんから。
完封出来たので、何よりですよ。
前半1,2回だった危ない場面(ジョレンテのは贔屓目抜きにしてもPKではない)も、後半にはより増えましたからね。
元々DFラインは怪我人続出で、満足なメンバー構成出来ない状態だった訳ですから。
それ思うと御の字ですよ。

さてさて、という訳で最後の最後、コパデルレイを獲得し有終の美を飾ったペップバルサ。
感動のカップ授与式(プジョルとチャビの譲り合いww)、ウィニングラン(皆でアビダル祭り)を経ていよいよペップとお別れ。
ホンマありがとう、4年間ありがとう。
そしてビルバオサポもありがとう。
あれだけ、けちょんけちょんに、完膚なきまでにやられた試合の後なのに、最後まで残ってくれて、そして我が軍を讃えてくれてありがとう。
ビルバオとは、サポ含めて毎回スッキリと試合終われるからエエわ-。
ごちゃごちゃごちゃごちゃ言ってけーへんし。
どっかの白いチームなら、ジョレンテのアレがPKだっただの、それでピケは退場だっただの言うてくるでしょ。
ビルバオは現在戦力的にも、戦績的にも中堅クラブ扱いされてますが、真のビッグクラブとはどういうチームなのか?ってのを今回も見せてくれましたよ。

んー、素晴らしいファイナル。
素晴らしい朝、終わりよければ全て良し。

Olele, olala se del barça es, el millor que hi ha!
Olele, olala se del barça es, el millor que hi ha!

campeones campeones ole ole ole~♪
campeones campeones ole ole ole~♪

最後に、この写真がとっても良い感じなので貼っておきます。
Messi
震えるわ!!!

          
   

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2012年5月20日 (日)

ベティス×バルサ 11-12 Liga 第38節

ベティス 2-2 バルサ

【得点】
Be:ルベンカストロ2(71分、74分)
Ba:ブスケツ(9分)、ケイタ(90+2分)

【メンバー】
ベティス(4-4-1-1):カスト(C)、チカ(73分、イシドロ)、パウロン、ドラド、ナチョ、ベニャ、カニャス、ジェフェルソン・モンテロ(58分、サンタクルス)、ホナタン・ペレイラ、ポスエロ(65分、ノノ)、ルベン・カストロ
SUB:ファブリ、スーペル、セルヒオ、ホルヘ・モリナ

バルセロナ(4-3-3):V・バルデス、ダニエウ・アウヴェス(53分、退場)、ピケ、マスケラーノ、アドリアーノ、ブスケッツ、シャビ(C)(83分、イニエスタ)、Se・ケイタ、メッシ、ペドロ(77分、テージョ)、アフェライ(58分、モントーヤ)
SUB:オイエル、バルトラ、セスク、クエンカ
怪我:ピント、プジョル、アビダル、フォンタス、ビジャ、アレクシス

【感想】
ペップバルサリーガラストゲーム!!
なのですが、前節のデルビーでお別れ挨拶もしてるし、なんだかオマケみたいな感じですわ。
ベティスも何も懸かってない(降格もヨーロッパも)事もあって、消化試合色が濃い試合でしたね。
だからといって、つまらない試合だった訳じゃないけど、ほとばしる情熱は流石に無かった。

ペップは少しでも情熱をピッチに送り込もうと、元セビージャの3人(ダニ、アドリ、ケイタ)を先発にしたんかな-。
確かに、この3人は燃えてた。
アドリアーノは惜しいミドルシュートあったし、ケイタは言わずもがなのロスタイム弾。
それ以外にもトーキックとかのチャンスもあった。
アウベスは情熱が違う方向にいっちゃった感じもあったけどwww
まぁ2枚のイエローは、どちらも妥当な判断だったと思うので退場は当然かな。
それだけ熱くなってたという事で許しましょう。

ダニが退場した時点では、まだリードしてたバルサ。
でも約40分を10人ではキツイよね。
人数減っても、どっかのチームみたいに守るだけなら問題ないねんけど、ウチの場合はそうじゃないからなぁ。
前半チャンスらしいチャンスすら無かったベティスも、このあたりから元気出てきたし。

なので、必然の逆転劇でしたよ。
連続失点のどちらもディフェンスラインのウラを取られた感じ。
2失点目なんて、CBの2人とSBの2人の呼吸が全く合ってなかった。
教科書に悪い意味で載せたいぐらいの典型的なラインコントロールミス。
2つの失点以外にも結構ウラ取られる場面が頻発してたからね、やられるべくしてやられましたね。

で、こっからですよ。
ペップはテージョとイニを投入し局面を打開しようと試みました。
しかしテージョにはスペースが無く、イニには時間がありませんでした。
頼みのメッシもこの日は少し元気無さげ。
ピチチがほぼ当確だったからかな?
それでもドリブルはキレてたけどね。
ポスト直撃FKとかもあったし。

と、そんな苦しい局面を救ったのがケイタだったんですよ。
ロスタイムも2分を過ぎた所で、モントーヤのビューティフルクロスをドンピシャヘッドで合わせましたよ。
流石ペップが重宝したケイタやで。
孝行息子が最後に恩返しですよ。
モントーヤもデルビーでのパフォーマンスの悪さを払拭するアシスト。
なんだかんだで、最後の試合で負けるのは気分悪いからね。
劇的弾で引き分けられて良かったよ。

先制点のブスケの得点(チャビのCKから直接ヘッドで)といい、ケイタのといい「バルサらしい」ゴールじゃなかったけど、まぁOKです。
これで終わりか-、と思うとなんだか寂しいなぁ。
まぁシーズン総括はコパ終わってからやるか!!

にしても、ビジャレアル降格とか、マラガがCLとか、むむむ!!!

        

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バルサ×エスパニョール 11-12 Liga 第37節

バルサ 4-0 エスパニョール

【得点】
メッシ4(12分直接FK、64分PK、74分、79分PK)

【メンバー】
バルセロナ(4-3-3):ピント、モントーヤ、マスケラーノ、プジョル(C)、アドリアーノ(77分、テージョ)、ブスケッツ、ティアゴ・アルカンタラ、Se・ケイタ(65分、セスク)、メッシ、ペドロ、イニエスタ(81分、シャビ)
SUB:バルデス、アウベス、バルトラ、アフェライ
怪我:ピケ、アビダル、フォンタス、ビジャ、アレクシス、クエンカ

エスパニョール(4-3-3):C・アルバレス(C)、フォルリン、ラウール・ロドリゲス、H・モレノ、ディダク、ビクトル・サンチェス、ハビ・ロペス(60分、C・ゴメス)、バエナ、アルバロ・バスケス(65分、コウチーニョ)、ベルドゥ(81分、ルイ・フォンテ)、ヴァイス
SUB:カシージャ、アマト、カルー・ウチェ、パンディアーニ

【感想】
バルセロナデルビーなのですが、いつものデルビーとは少し趣きが異なりました。
両者にとって消化試合(エスパニョールは既に降格ともヨーロッパ戦とも無縁)というのもあったけど、ペップです。
やはりペップです。
ペップの為の試合だったのです。

試合前から、このフラッグですよ。

Flag

この巨大フラッグですよ。
試合始まってからも少しの間は出てたので、この席におった人は試合観えへんかったやろうなー、と余計な事まで考えたり。
でも良いんです!ペップのラストカンプノウマッチだから良いんです!!

試合内容もド派手な展開になりましたよ。
メッシ4ゴール!!!
2つのPKは、まぁ半分ぐらいの審判は不問にしてたかもしれません。
でも今日は良いじゃないか。
審判からペップへのプレゼントですよ。
なかなか空気読める審判ではないか、と。
別に誤審じゃないしね。

それにしても、レオ4点ですよ。
これでリーガ50点。
50点!?
いやいや、規格外過ぎるで。
壁に当たって角度が変わり入った1点目のFKは少しラッキーでしたが、圧巻は3点目ですよ。
ハットトリックを決めた3点目の高速ドリブル。
なんですか、あのトラップからグイーーーンと前に出るスピードは。
そして完璧なフィニッシュ。
ハンパなさすぎですわ!
次元が違うよ、ホンマに。
別の惑星から来てるね、異次元やわ。
終盤、GKとの1対1をしくじって「1人マニータ」はならず。
少しは人間らしい所も見せましたよ。

ってか、他の選手が決めてでも良かったので、カンプノウラストマッチをマニータで飾りたかった。
贅沢な要望やけどね。
メッシの完璧なスルーパスから抜け出したケイタのGKとの1対1のやつとか、決めてほしかったな。

この日はアドリアーノとペドロが元気でしたね。
それから圧巻の存在感を放っていたイニエスタと、攻撃のアクセントになっていたチアゴも良かった。

モントーヤは、こういうチャンスを貰ってんだからもうチョット挑戦しても良かった。
前に出場した時の方が、もっとチャレンジしてたやん。
能力はあるんで、証明してほしいです。
そして控え右SBの地位を確立するだけでなく、アウベスからポジション奪うぐらいの勢いでやってもらいたいよ。
まだまだアウベスの壁は高すぎるけどね。
ってか、アウベスに移籍報道出てるけど、あれはトバしですよね?
全く考えられへんわ。


さてさて、本日のメインイベント、ペップのお別れセレモニーです。
いやー、感動の場面ですわ。
スペイン語わからんから、何言ってるかサッパリやけど、それでも雰囲気で泣ける。

Pep1

スタンドの皆が掲げる思い思いのバナーで泣ける。
胴上げを嫌がるペップに泣ける。

Pep2

冗談でプジョルに殴りかかろうとするペップに泣ける。

Pep3

声援に応えるペップに泣ける。

Pep4

花道を作られて恥ずかしそうなペップに泣ける。

Pep5

こんな感動的な監督退任式、ちょっと記憶にないですわ。
バルサは裏口から出て行かせるのが常のようなクラブだったわけですから、ホンマに異例ですよ。
異例じゃなくて本来は恒例にせなアカンねんけどね。
今後もこういうのが続くようになれば良いんですが・・・。

ありがとうペップ!
4年間ありがとう!!
そして、また会う日まで!!!

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2012年5月 5日 (土)

バルサ×マラガ 11-12 Liga 第20節順延分

バルサ 4-1 マラガ

【得点】
B:プジョル(13分)、メッシ3(35分PK、59分PK、64分)
M:ロンドン(26分)

【メンバー】
バルセロナ(4-3-3):ピント、ダニエウ・アウヴェス、プジョル(C)(67分、バルトラ)、マスケラーノ、アドリアーノ、Se・ケイタ、セスク、イニエスタ(75分、アフェライ)、メッシ、ペドロ(84分、テージョ)、クエンカ
SUB:バルデス、モントーヤ、チアゴ、ブスケツ
怪我:ピケ、アビダル、フォンタス、チャビ、ビジャ、アレクシス

マラガ(4-4-2):カメニ、ヘスース・ガメス、デミチェリス、セルヒオ・サンチェス、エリゼウ、ポルティージョ、イグナシオ・カマーチョ、サンティ・カソルラ(68分、レシオ)、ドゥーダ(C)、ブオナノッテ(61分、S・フェルナンデス)、ロンドン(61分、ファン・ニステルローイ)
SUB:ルベン、ヴェリグトン、モンレアル、ホアキン

【感想】
バルサにとっては殆ど消化試合みたいな試合。
しかしCL権をめぐって激しい争いをしているマラガにとっては別物。
こういう試合はたとえカンプノウでも、いやむしろカンプノウだからこそボロボロに負けたりするもんです。
これまではね。
でも今回は違ったよ。
違う空気をペップが作りましたよ。
なにせペップ退任までのカウントダウンは既に始まっております。
前節のラーヨ戦で爆発したように、選手達はリアクションを披露しております。
残り4試合。
カンプノウでは今回を含めて2試合。
選手もスタンドも燃えてないわけが無かったのですよ。

というタイミングで当たってしまったマラガはアンラッキーでしたね(苦笑)
アンラッキーといえばPK判定もそう。
メッシの2つのPKは審判によっては取ってなかったかもしれないLVのもの。
1つ目のイニエスタの突進をファウルで止めたプレーは、ファウルはファウルやけど審判によっては「エリアの外」と判断していたかも。
2つ目のメッシのGK直前ストップも、リプレイで見るとタックルはボールにいっていたようにも見える。
まぁ2つ目のに関しては、審判によってはレッドカード出してる審判もおるやろうけどね。

それにしてもメッシは2つもPK良く決めたよ。
あのチェルシー戦以来のカンプノウでのPKですからね。
計り知れない重圧がかかっていたと思いますが、1つ目は緩く冷静に、2つ目はチェルシー戦のリベンジとばかりに豪快に決めてみせました。
終盤にはイニエスタの絶妙ラストパスを受けてハットトリックも達成。
もう今季何回目よ?って事で、ゲルト・ミュラーが持ってたシーズン最多得点記録も更新しちゃったそうです。
そりゃぁこんだけ入れてたら、そうなるわな。
ドイツの爆撃機さんが活躍してた頃の時代と比べるのはナンセンス(双方にとって)なので、記録に関してどうこうってのはどーでも良い話なんですよ、個人的には。
ただこれだけの数のゴールを決め続けるのは、ホントに偉業と言うしかないで。

試合自体は、選手達は気合いは入ってたとは思うけど、やはりガチガチのタイトルマッチと比べたら緩い場面もあった。
特に4点目入って以降は、睡魔に襲われる場面も正直何度もありましたよ。
でもスタンドは、そんな選手達を盛り立ててたね。
再三再四のペップコールで、皆を煽ってましたよ。
ちょっと感動的な場面でした。


       

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ラーヨ×バルサ 11-12 Liga 第36節

ラーヨ 0-7 バルサ

【得点】
メッシ2(16分、90+1分)、OG=ロベルト(26分)、ケイタ(39分)、ペドロ2(47分、87分)、チアゴ(77分)

【メンバー】
ラージョ・バジェカノ(4-4-2):コベーニョ(C)、ロベルト・ガルシア(29分、アイトル・ヌニェス)、アリバス、プリド、ティト、モビージャ(HT、ディアマンカ)、トラスオーラス、ミチュ、ラス・バングーラ、ラウル・タムード、ジエゴ・コスタ(65分、ディエゴ・ベニト)
SUB:ジョエル、ミチェル、デリバシッチ、パチェコ

バルセロナ(4-3-3):ピント、モントーヤ、プジョル(C)、マスケラーノ、アドリアーノ(60分、ダニエウ・アウヴェス)、ブスケッツ(73分、アフェライ)、ティアゴ・アルカンタラ、Se・ケイタ、メッシ、ペドロ、A・サンチェス(80分、テージョ)
SUB:バルデス、バルトラ、セスク、イニエスタ
怪我:ピケ、アビダル、フォンタス、チャビ、ビジャ

【感想】
激動の1週間が終わっての下位チームとの対戦。
本来ならこういうアウェイ戦はポロッと負けたりするもんです。
リーガも失い、チャンピオンズも失った後なら尚更ね。
しかし選手達はリアクションを示さなければならなかった。
何故なら2日前にペップの退任が発表されたからです。
全クレを悲しみに包んだ、あの日。
それが明けての最初の試合で、グダグダな姿を見せるわけにはいきませんから。
そしてその通りのプレーを選手は内容でも結果でも見せてくれた。
ペップ退任会見がクラシコ前だったら?なんて思うのは野暮な事です。
そういうのはペップが一番嫌いな手法でしょうからね。

それにしても取りも取ったり7得点。
ラーヨの現在の状態が、「降格もまぁ大丈夫だろうし、かといって上が望める順位でもない」っていう状態だったのも大差が付いた要因の1つでしょう。
この時期に何も懸かっていない中位チームとやる事ほど楽なもんはないからね。
バルサ戦という事で燃えていたであろうタムードも、今季得点を量産してるミチュも音無し、そして大人しでありました。

元々の実力差もあるし、気迫の面でも上回ってたし、最後まで得点を狙う必要もあったし、となればゴレアーダになるのも必然ですわ。
ラーヨには、このタイミングで当たってしまって残念でしたねと言うしかありません。

一応、得点シーンとか選手個々の動きにも触れておきましょうか。
とにかく全ての選手が良く走れていましたよ。
あの重々しかったクラシコは何なんだ?というぐらい走れていた。
両ラテラル(モントーヤとアドリアーノ)がそんなにフィットしてなかったのに、この点差ですから如何に前線から中盤の選手が頑張ってたのかが分かるというもんです。

アレクシスも良かったし、ペドロも良かった。
彼等エストレーモが両サイドで働けていたから、ラーヨは苦しくなった。

雨もエエ具合に降ってたから、パス交換するのにも最適やったしね。
ピッチはさほど良いとは思わへんかったけど、問題なかったよ。
チャビもイニもセスクもいない中盤でしたけど、凌駕出来ておりました。
チアゴは決定的なパスは出せるしね。
その他での貢献度は低いにしても。
あー、得点もこの日は取りましたね。
ゴール後に余計な事(アウベスと祝福のダンス)してプジョルに怒られてたのがオモロかったよ。
まだまだ若いでwww

まぁパスに関しては、この試合でいえばメッシ。
本来なら2得点の方を讃えるべきかも知れませんが、この日はパスが冴え渡りまくってました。
ペドロに通したのとか、アレクシスの得点(記録上は自殺点か?)の起点になったやつとか。
ケイタへのも絶妙やったな。
先制点でプレゼントパス貰えたから、お返しせなーって思ってたんかねぇ。

その先制点のシーンでは、アレクシスが囲まれながらペドロに出したパスが完璧でした。
あれで決まったね。
やはりアレクシスは得点力もそうやけど、パスもそうやけど、キープ力が良いよね。

ペドロもチェルシー戦で出番無かった鬱憤を晴らす2ゴール。
まだコパファイナルがあるんで、フォームをあげていって欲しいもんです。

調整と言えば、ピントとアフェライやね。
ピントは多分ビルバオ戦はスタメンなんでしょうから、リーガの残り試合でキッチリ上げてきてほしいもんです。
個人的にはカンテラのGKをこういう試合では観たいんですけど、まぁしゃーないか。

アフェライはお久しぶりの登場。
大怪我からの今回が復帰戦となりました。
少し前からドクターは出場OKとは言ってたらしいんですが、ベンチ入りも無かったもんね。
厳しい試合が続いてた事もあったけど。
アフェライにとっては、残り試合は新監督にアピールする場になるでしょう。
この日は中盤でプレーしてましたが、何度も言うけど個人的にはそっちが絶対合ってると思う(エストレーモよりも)。
ペップの指示なんかティトの指示かは分からんけど、今後も今日みたいな感じでやったら良いんじゃないでしょうか。


いやー、それにしてもクラシコが先週の事だったなんて信じられませんわ。
あまりにも遠い昔に感じます。


          

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バルサ×マドリー 11-12 Liga 第35節

バルサ 1-2 マドリー

【得点】
B:アレクシス(70分)
M:ケディラ(17分)、ロナウド(73分)

【メンバー】
バルセロナ(3-4-3):V・バルデス、プジョル(C)、マスケラーノ、アドリアーノ(76分、ペドロ)、ブスケッツ、シャビ(69分、A・サンチェス)、ティアゴ・アルカンタラ、イニエスタ、メッシ、ダニエウ・アウヴェス、テージョ(81分、セスク)
SUB:ピント、ピケ、モントーヤ、ケイタ
怪我:アビダル、フォンタス、アフェライ、ビジャ

レアル・マドリード(4-2-3-1):カシージャス(C)、アルベロア、ペペ、セルヒオ・ラモス、ファビオ・コエントロン、シャビ・アロンソ、ケディラ、ディ・マリア(74分、グラネロ■)、エジル(89分、カジェホン)、C・ロナウド、ベンゼマ(90+2分、イグアイン)
SUB:アダン、マルセロ、R.アルビオル、カカ

【感想】
完全なる敗北ですわ。
久しぶりの全く良い所が無かった完璧な負け。
マドリーがどうこうじゃなくて、ウチがもう悪すぎた。
この内容で勝ち点なんて取れるわけもないよね。
どんな相手でも今日なら負けてましたわ。
今回のクラシコに勝って勝ち点差1とし、一気に勢いで逆転やーーー!!と意気込んでたんですがね・・・。
これでリーガは完全に終焉です。
勝ち点差7で残り4試合やから、っていう数字上の事もそうやけど大一番で負けてしまったからね。
優勝する資格は無くなりましたわ。

では敗因を掘り下げましょうか。
まぁ冒頭にも書いた通りウチが悪かったんですよ。
もう今回はエクスキューズなんて何も無い。
マドリーの1点目は完全にオフサイドやったけど、もうそんなんを突いてどうこう言うレベルじゃなくウチの内容が悪すぎた。
なんでしょうね、疲れなんかな。
怒濤のリーガ11連勝とかしてきて、ちょっとトバし過ぎたのかね。
ここにきて一気にドカーーンときた感じがあります。
それぐらい選手達は全く動けてなかった。
システムだとか戦術だとか選手起用だとか言う前に動けてなかった。
メッシが90分間ほとんど空気だったなんて、これ一体いつ以来よ??って感じですわ。
悪いなりにも彼は見せ場作るからね。
それすら出来ませんでしたので。
メッシも悪かったし、周りも悪かったからやねんけど。

テージョとチアゴが恐らく敗戦の要因として叩かれるんでしょうけど、彼等は彼等が持ってるものは出したと思いますよ。
そりゃぁチアゴはミスも多かったし、テージョも決定機外しちゃったけど、まぁそんなもんやろうって感じですよ。
比べるところのレベルが高すぎるからね。
彼等を起用せざるを得ない状況だった事が、言うなれば敗因かな。
でもこれはペップを責めてる訳じゃありません。
ペップなりの考えがあっての事やろうし、このクラシコで1発決めてたら更に成長してたやろうしね。
チャビを途中で下げたのも、そういう意図があってなのか、はたまたコンディション的な問題か。
(チャビは、あの超絶決定機入れたかったよなー)

3-4-3が機能してなかったっていう意見もあろうかとは思いますが、この内容なら3-4-3だろうが4-3-3だろうが4-2-3-1だろうが駄目だったでしょうね。
年に1、2回はある「全く何もかもがイケてない試合」が今日だったという事ですよ。
それがクラシコに来てしまったのが、まぁ残念やったわな。
シーズン序盤とか中盤の試合、もしくは相手が因縁無い相手やったら「しゃーない」で済ませられるねんけどね。
ペップが就任してからは大一番にそういう事が無かっただけに、こっちとしても気持ちの準備は出来てなかった。
だからこの何か煮え切らない感じがあるんですよね。
マドリーが良かったんなら、それはそれで相手を讃えたいと思うんですが別にそうでもなかったしなぁ。
ドン引きとかしてきたんならそこを批難も出来るねんけど、別にそうでもなかったし。
バルサが悪すぎたから、普通に戦って普通に勝ちました、って感じやもんねマドリーからすれば。
得意のダーティプレーをするまでもなく、って感じでね。
マドリーも別に大して良くなかった、って言う理由は向こうは向こうでロクにチャンスも作れていなかったから。
失点シーン以外で危険を感じたシーンって記憶にないんですよね。
シュート数はそれなりにあったと思いますが、どれもヒヤッとはしなかったから。
内容だけで言うならカンプノウで勝った今回の試合よりも、ここ数シーズン負けまくってる中での試合の方が良い内容のものは何試合かありましたよね。
今回負けてもあんまり悔しくなかったのは、モウマドリーに負けたんじゃなくて自分達が悪かったから、ってのがあるなぁ。
(完全に負け惜しみやけどね・・・)
だからモウとしても諸手を挙げて喜んでないんじゃないでしょうかね。
まぁ会見に出てこないから分かりませんが。
あ、もし今回ドヤ顔で会見に出てきたら、それはもう完全にクズやなぁ(苦笑)

   

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レバンテ×バルサ 11-12 Liga 第34節

レバンテ 1-2 バルサ

【得点】
L:バルケロ(23分、PK)
B:メッシ2(64分、72分PK)

【メンバー】
レバンテ(4-4-1-1):ムヌーア、ペドロ・ロペス、バジェステロス(C)、カブラル、ファンフラン、シャビ・トーレス、イボーラ(89分、ルベン・スアレス)、バルド、ペドロ・ボテーリョ(80分、ゲザル)、バルケロ(88分、ファンル)、A・コネ
SUB:K.ナバス、ダビド・ナバーロ、ファリノス、オスカル・セラーノ

バルセロナ(3-4-3):V・バルデス、プジョル(C)、マスケラーノ、アドリアーノ、ブスケッツ、シャビ(HT、クエンカ)、ティアゴ・アルカンタラ、セスク、メッシ、アレクシス・サンチェス(75分、ダニエウ・アウヴェス)、ペドロ(54分、イニエスタ)
SUB:ピント、ピケ、モントーヤ、テージョ
怪我: アビダル、フォンタス、ケイタ、アフェライ、ビジャ

【感想】
苦しい苦しい試合をモノにし、勝ち点差4のままクラシコへ!!
いよいよ来週はクラシコです。
誰もが認める天下分け目の大一番。
そんな試合に向けて勝ち点差4へ持っていけたのは非常に大きい。
正直、先制された時は負けor引き分けを覚悟しましたからね。

試合自体はバルサのペースだったんですよ。
序盤から攻勢をかけていたのは我が軍で、前半15分ぐらいまでのシュート数は確か0対7だったと思う。
引いて守るホームチームに対して、我が軍はシュート打ちまくってたからね。
惜しいチャンスもあったし、これはもう楽勝じゃないのか、と錯覚してました。
試合前はCL権を争ってるレバンテが相手のアウェイ戦なので非常に苦しいものになる、と思っていたのにも関わらずこの時点では楽観視してました。
なんだなんだ、と。
マニータいけるんじゃないか、と。
レバンテ全然怖くないやん、と。

まぁ落とし穴ってのは、そんな時にあるんですよね。
全くチャンスが無かったレバンテがPKゲットですわ。
ブスケがハンド取られたんですけど、「ハンドにならんように閉じた手に当たる」という非常に不運なハンドでした。
いやむしろ、流石お笑いキャラ・ブスケ!!と讃えるべきシーンでしょうかwww

このPKを懐かしのバルケロが決めてレバンテ先制。
こうなると苦しい。
元々ドン引きで守ってたレバンテに大義名分が出来てしまいましたからね。
もうこのまま守り切れれば勝利、という目標が出来てしまいましたから。
焦るバルサとは裏腹に気持ちの余裕も生まれるし。
つまり試合は苦しくなるんですよ、ドンドン。

相変わらず試合を支配してるのはバルサ(ポゼッション7割超え!!)だし、チャンスシーンもバルサばかり。
でも得点は生まれず前半終了。

ハーフタイムに動くだろうなと思っていたペップは、案の定交代カードを切ってきました。
チアゴ交代やろうなー、と思ってたけど何と交代はチャビ。
おいおい大丈夫か!?
ミッドウィークのチェルシー戦(CL)を睨んでイニをベンチに置いてたペップですが、更にチャビも休ませるの!?
怪我明けのアウベスやピケも温存させてるし、レバンテを舐めすぎというかリーガ諦めてんのか?という采配。
ペップは口では常々「逆転優勝は不可能」って言ってるけど、それはあくまでもパフォーマンスやと思っててんけどなぁ。
こういう采配見ると本気で諦めてるのか?っと勘繰ってしまう。
オサスナ戦もこういう采配して負けたしなー。
悪夢が蘇るわ。

しかーーし、これまたペップ采配の妙だったのでしょうか。
選手達に「同じ轍を踏まない」の気持ちを芽生えさせる采配となったのでしょうか。
結果論でしかないので何とも言えませんが、後半バルサは逆転します。
そして逆転劇に貢献したのが、チャビと代わって入ったクエンカでした。
右サイドのエストレーモとして出場したのですが、2得点に絡んだ以上の活躍でした。
前半アレクシスは、このサイドで起点を作れていませんでしたがクエンカはその仕事をやり遂げました。
いやー、素晴らしい。
若手はこうやって育てるのよ、とペップに言われているかのようです。

勿論、逆転劇の立役者としてメッシを忘れるわけにはいきません。
PKもGKが絶対取れない所に蹴っていたし、何と言っても同点ゴールがゴラッソ過ぎる。
密集地帯を緻密なパス交換で突破し、強烈シュートをニアへズドン!!!ですからね。
神やわーー。
神すぎるわ。
現人神やで、ホンマに。
セスクの得点感覚は最近錆びつきまくってる(この日も外しまくってたなー)けど、メッシは絶好調中の絶好調やね。
リーガでは出場10試合連続ゴールで、41点目。
次元が違いすぎるで。

逆転してからは、こっちの焦りも無くなったので余裕の展開に。
元々試合自体は支配してたので、リードすれば更に余裕になるのは当然ですわ。
終盤多少レバンテが攻めてきたので少しヒヤリとしましたが、まぁそれほど危ういシーンもなく終了です。
最後の最後のシャビ・トーレスのミドルは心臓に悪かったけどね。
そんな恩返しいらんで!!って苦笑いしてしまったよ。

レバンテとしてはPK判定に納得いかんやろうけど、まぁしゃーないよ。
あのPKは審判10人おったら9人は取らんと思うけど、その他のプレーも含めたらトントンやったと思いますよ。
むしろその後にイニが倒されたシーンの方が、よっぽどPKやったしね。
だからまぁレバンテに有利な判定もあったわけやし、審判はトータルでバランス取ってたと思うしね。
これだけで負けた、って言うのはチョット違うかな。
とクレが何を言っても戯言にしか聞こえないと思いますが。

戦術的な話もしときますか。
システムは最初3-4-3でした。
3バックの並びは前節と同じという事で、戦い方も殆ど同じ。
たまにブスケが最終ラインをカバーするという約束事も同様。
前節に比べるとカウンターを喰らって危うい場面もあったけど、総じて3バックに綻びはありませんでしたね。
あれだけの少人数で良く守ってると思うわ。
なにせアドリアーノも結構オーバーラップしてシュート撃ってたからね。
最終的にはアウベス入れて4バックにしてたけど、別に3枚のままで押しきれてたと思う。

前線は相変わらず結構流動的。
アレクシスは最初右やったけど途中から中へ入って、左やったペドロが右に回ったりもしてた。
で、左には中盤からチアゴが回ったり。
途中出場のイニも基本左やったなぁ。
中盤落ち着かせる為に入れたんかと思いきや、ガンガン左サイドを切り裂きにかかっててビックリしたよ。
それやったらテージョで良いちゃうんか?って思ったけど、まぁ結果オーライです。

さー、クラシコですよクラシコ。
まだ1週間あんのに、もうソワソワしてしゃーないわ。
これじゃぁチャンピオンズに身が入らへんなぁ。
選手達もそんなテンションになってんかなー。
そうやとしたら「スタンフォードビーチ」で落とし穴があるで、これ。
リーガも大事やけど、チャンピオンズ連覇も果して欲しいしね。
改めて複数のコンペティションを戦う難しさを実感やで。
まぁとりあえず来週1週間は目が離せない、気持ちも離せない1週間になりますわ。
バモバルサ!!!!!!!!!!!!!!


          

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バルサ×ヘタフェ 11-12 Liga 第33節

バルサ 4-0 ヘタフェ

【得点】
アレクシス2(13分、73分)、メッシ(44分)、ペドロ(75分)

【メンバー】
バルセロナ(3-4-3):V・バルデス、プジョル(C)、マスケラーノ(83分、マルク・ムニエサ)、アドリアーノ(76分、モントーヤ)、ブスケッツ、シャビ、イニエスタ、メッシ、A・サンチェス、クエンカ、ペドロ(79分、テージョ)
SUB:ピント、バルトラ、チアゴ、ケイタ
怪我:アウベス、アビダル、フォンタス、アフェライ、ビジャ
出場停止:セスク

ヘタフェ(4-3-2-1):モジャ、M・トーレス、D・ディアス、アレクシス、マシレラ、ルベン・ペレス、ファン・ロドリゲス(68分、バラダ)、カスケロ(C)、ペドロ・リオス(90分、アロヨ)、ミク、ディエゴ・カストロ(68分、ガビラン)
SUB:コディナ、ラセン、ファン・バレラ、グイサ

【感想】
マドリーとのポイント差は4にまで縮まりました。
いやー、おもしろくなってきましたね。
クラシコまでに4~6ポイント差になってれば、俄然おもしろくなる!と思ってたので、これは嬉しいハナシですわ。

なので、この試合でも負けるわけにはいかないんですよ。
バレンシアの頑張りを無駄にしない為にも絶対に勝たなければいけないんですよ。

そういう状況関係なく勝たなアカン試合でもあったしね。
なにせヘタフェにはAway戦で負けてますから。
シーズン負け越しなんて、絶対ダメです。

という気合いで臨んだこの一戦。
まぁ楽勝でしたわ。
結果から言えば圧勝ですよ。
ヘタフェ、全く恐るるに足らず。
何故こんな相手に苦杯をなめたのか!?
考えられないですわ。

全く怖くなかったからね、ヘタフェの攻めは。
いやむしろ攻めてる時間、もとい攻められてる時間の記憶なんてないわ。
一方的に押し込んでましたからね。
ヘタフェも必要以上に引いて守ってたし。
彼等は一体何を狙ってカンプノウにやってきのか。
マドリディスタからすれば、イライラするようなヘタフェの戦い方だったんじゃないでしょうか。

それはクレとしても同じですよ。
いや、私だけかも知れませんけどね。
もっと競った試合というか、もっと熱い試合が観たかった。
もっとヘタフェには戦ってほしかった。
この厳しい厳しい優勝争いの最中なので、楽に勝てる試合というのはポイントだけを考えれば有り難いんですよ。
でもなー、一抹の寂しさは拭えないよ。
もっとヘタフェ頑張れ!!、そしてそんなヘタフェに勝ちたい!!
試合観ながらの気分はそんな感じでした。

ヘタフェのハナシばっかりしててもアレなんで、我が軍のハナシもしますか。
まずは得点経過から振り返りますか。
先制点はアレクシス。
これはもうメッシの胸パスが全てですわ。
あのアイディア!
絶妙すぎるで。
そこからのアレクシスのドリブルからのシュートも良かったけど、やっぱレオ。
あとね、この時のGKのポジショニングやねんけど、前に出過ぎやったんちゃうかな(^^;)
あんな前に出んでも、って思った。
それでアレクシスのフィニッシュは楽になりましたよね。
でも、この直後にペドロがチャンス迎えてんけど、その時は前に出た事によってストップ出来てたし。
ポルテーロは、やっぱ難しいで。

2点目はメッシ。
これはもうどんなポルテーロでも止められなかったでしょう。
イニエスタとレオのゴールデンコンビが炸裂ですわ。
あのワンツーね。
素敵すぎる。
そして強烈なフィニッシュ。
彼等のコンビを後何年も観られるかと思うと、それだけで感動ですわ。

3点目は再びアレクシス。
デランテーロ・セントロって感じの力強いヘディングでした。
アレクシスはタイプ的に典型的な、というか昔ながらのというか、そういう「9番」ではないんですけど、このゴールはそういう意味では「らしくない」ゴールでした。
でもこういう事も出来るのがアレクシスですからね。
背筋力抜群!って感じのヘディングでしたね。
アシストしたクエンカの右サイド突破もGOOD。

締めくくりは、この得点直後のペドリート弾。
こちらもヘディングでしたが、アレクシスとは違って「芸術的」という感じのバックヘッド。
レオのFKをすらしたんですが、まぁ美しい軌道でしたよ。
アレクシスの3点目で試合は決まったんですが、この連続ゴールで完全に決着です。

では戦術的なハナシも。
この日はアウベスが使えないという事で、システムは3-4-3。
3バックの両サイドをプジョルとアドリアーノが務めたので、3バックは3CBではなくマスチェラーノの1CB状態でした。
たまにピボーテのブスケが下がってきてCBの穴を埋めてた感じです。
つまり時間帯によっては4-3-3になってました。
守備面だけ考えれば、非常にリスクのある配置なんですけど、バルサが攻めまくる展開だったので殆ど問題なし。
むしろプジョルもアドリアーノも平気で上がってたしね。
あんだけ攻めるし、ボール保持してたらマスチェラーノの1バックでも何とかなるわなー。
穴だらけのディフェンスラインでも攻撃の事だけ考えられる状況なら全く穴にならないという事です。

中盤の4枚はブスケが底で、その前にチャビとイニ。
で、ダイヤモンド型の頂点にレオが入る感じ。
いつもはセスクがやってるポジションをレオが務めておりました。
で、3トップは真ん中にアレクシスで右にクエンカ、左がペドロでした。

交代は4-0となり、完全に試合が決まってから。
最初はアドリアーノに代わってモントーヤが入ったんですが、なんとモントーヤはそのまま左にいきました。
右専門やと思ってたので、意外な万能性。
ってか左やったらムニエサでエエんちゃうん、と思ってたら数分後にムニエサ出てきました(^^;)
そしてモントーヤは右へ移動、と。
なんだったんでしょうね、あの数分間の意図は。

そういや、モントーヤとムニエサが出てきた事によって、最終的にはアレクシス以外は皆カンテラーノになってたなぁ。
夢のカンテラーノイレブンまで、後一歩!!
そんでもって、明日は頑張れアトレティコ。
ヘタレティコ返上で1ポイント差にしておくれ!!!!!!!!!!!


いや、もうせめて引き分けでお願いします・・・。
多くは望みません・・・。


          

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サラゴサ×バルサ 11-12 Liga 第32節

サラゴサ 1-4 バルサ

【得点】
Z:アランダ(30分)
B:プジョル(36分)、メッシ2(39分、86分PK)、ペドロ(90+2分)

【メンバー】
レアル・サラゴサ(4-4-2):ロベルト、P・アルバレス、ダ・シルバ、パレデス(C)、アブラアム(45+0分、退場)、ピンテール、ルベン・ミカエル(82分、ファン・カルロス)、F・スクリニ、オブラドヴィッチ(66分、ランツァーロ)、ラフィタ、アランダ(66分、H・ポスティガ)
SUB:レオ・フランコ、ドゥイモヴィッチ、バッレーラ、エドゥ・オリオル

バルセロナ(4-3-3):V・バルデス、ダニエウ・アウヴェス(68分、モントーヤ)、マスケラーノ、プジョル(C)、アドリアーノ、Se・ケイタ(55分、ブスケッツ)、セスク(90+0分、シャビ)、ティアゴ・アルカンタラ、メッシ、ペドロ、A・サンチェス
SUB:ピント、イニエスタ、クエンカ、テージョ
怪我:ピケ、アビダル、フォンタス、アフェライ、ビジャ

【感想】
下位に沈むサラゴサが相手なので楽勝、とならないのがこの時期のハナシ。
セグンダ降格が現実味を帯びてきたチームと戦うのは嫌なもんです、この時期はね。
しかも今のサラゴサは3連勝中と乗りに乗ってます。
もうこの勢いで降格圏脱出するぞ!!っていうムードが見てなくても見えます。
しかも倒した相手もバレンシアとかアトレティコとかやからね。
非常に厄介ですわ。

なので、やっぱり難しい試合になりましたよ。
序盤はサラゴサの怒濤の勢いにチョット圧されてる感じもありましたからね。
しかも、この日のバルサの中盤は所謂「控え組」。
ブスケ&チャビ&イニの鉄板の3センターではなく、ケイタとセスクとチアゴという思い切った組み合わせ。
まぁ他チームから見れば何も思い切ってない陣容やろうけどね。
充分贅沢やぞ、と。
でもやっぱり「いつも通り」にはいってませんでしたよ。
ロマレダのピッチがビックリするぐらい荒れてた影響もあるやろうけど、パスの繋がりは悪かった。
(ちなみに配置はピボーテがケイタで、その前にチアゴとセスク。でも途中からチアゴが後ろになったりもしてた)

そんな展開だったので、先制したのは案の定サラゴサ。
今日は彼の日じゃない、と思っていたアランダに決められてしまいました。
なぜ彼の日じゃないと思っていたかと言うと、その前にPK外すわ決定機で空振りするわと散々だったからです。
こりゃぁもう厄日やで、と。
絶対今日は入らへんやろうなー、と思ってたんですよ。
失礼しました。
でもこのシーンにしても、オフサイド臭かったし、GKとの1対1はバルデスに止められたし(そのリバウンドが頭に当たってゴール)でラッキーな面も多々あったけどね。


バルサが逆転出来たのは、この後すぐに同点に追いつけたからでしょう。
前半リードされたまま折り返されとったら、正直ヤバかった。
そういう意味ではロベルトに感謝せなアカンね。
CKを掴み損ねてくれたおかげで、プジョルにゴールが生まれたから。
あのプレゼントパスは最高でしたよ。
そしてその直後にカウンターからメッシの逆転ゴールが生まれ、終了間際には左SBのアブラアムが退場、と。
逆に前半で勝負を決める事が出来たのはバルサになりましたわ。
1つのプレー、1つのミスが勝敗を分けるんですよ、という典型的な試合。
でもレオの逆転弾は異次元すぎたので、そこまでロベルトのおかげというのはチョット可哀想かもしれんね、ロベルトに。
「高速」という二文字が相応しいカウンターで、しかもそれだけじゃなくDFのかわし方、シュートのコース、豪快さも含めて全てが完璧でした。
ホンマにクラックやわー、レオは。
昔この地で決めたドリブルシュートもゴラッソ(DFひきずって決めたやつね)やったけど、今日のも同じぐらいのゴラッソです。

後半は開き直って攻めてきたサラゴサに少しヒヤリとさせられる場面もありましたが、全体的には余裕な展開。
余裕すぎて3点目が決まらずやきもきはしてたけどね。
外しまくった挙げ句、終了間際に数的不利なチームが追いつく、みたいなシーンはもう何度も観て来ましたから。
そうなったら嫌やなー、と思って観てました。
だからポゼッションが7割を超えようが何しようが安心は出来ませんでしたよ。

安心出来たのは、ホンマに終了間際。
アレクシスがPKを獲得し、メッシが決めた時ですわ。
なんだかんだでここまで長かったよね。
少しでも不利な判定が出る度に騒ぎまくるロマレダの観衆も鬱陶しかったし。
この日の審判は下手やったとは思いますが、正直どちらかが恩恵受けたって感じはなかったですけどね。
サラゴサが得したシーンも結構あってんけどなぁ。

まぁ難しい試合を乗り越えて良かった良かったですわ。
先制された時は正直敗戦もしくは引き分けが頭によぎりましたからね。
これでリーガ9連勝。
明日試合やるマドリーにプレッシャーかける事には成功しましたよ。
後は頼むよ!バレンシア!!

最後にペドロについて。
久々のゴールやで。
リーガでは、なんと第五節のバレンシア戦以来。
9月以来ですわ。
もうその時のゴールがどんなゴールやったか全く覚えてないぐらい久々。
いやー、長いトンネルやったわ。
公式戦でもコパクラシコ(1月)以来やもんなー。
ゴール後の皆の祝福の仕方も、良かったーって感じが伝わってきて何だかホックリしたよ。
これからも頼むよペドリート(*^_^*)

あ、あとプジョルの顔面ホッチキスは衝撃映像やったなー。
しかもカピタンは痛がる素振りも全く見せず、すぐさまプレーに戻ろうとしてたし(苦笑)
ほんまに彼は人じゃないね、うん。
人じゃないよ。
あんなん誰にも真似出来へんわwww

       

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