2013年5月20日 (月)

R.マドリー×A.マドリー 国王杯 12-13 決勝

R.マドリー 1-2 A.マドリー

【得点】
R:ロナウド(14分)
A:ジエゴ・コスタ(35分)、ミランダ(ex9分)

【メンバー】
レアル・マドリード(4-3-2-1):ディエゴ・ロペス、エッシエン、ラウール・アルビオル、セルヒオ・ラモス(C)、ファビオ・コエントロン(ex0分、アルベロア)、シャビ・アロンソ、ケディラ、モドリッチ(ex0分、ディ・マリア)、エジル、C・ロナウド(ex25分、退場)、ベンゼマ(ex0分、イグアイン)
SUB:カシージャス、R.カルバーリョ、カカ、カジェホン

アトレティコ・マドリード(4-4-2):クルトワ、ファンフラン、ミランダ、ゴディン、フィリピ・ルイス、マリオ・スアレス、ガビ(C)(ex30+4分、退場)、コケ(ex22分、ラウール・ガルシア)、アルダ(ex20分、C・ロドリゲス)、ジエゴ・コスタ(ex16分、アドリアン・ロペス)、ファルカオ・ガルシア
SUB:セルヒオ・アセンホ、カタ・ディアス、ティアゴ、オリベル・トーレス

【感想】
アトレティコがデルビーで勝ったのって、何年ぶりよ?
いやー、驚きと共に良くやったと称えたいよ、アッレティ!!

まぁこの試合も90分では同点だったので、リーガでの1試合ならばエンパテとカウントされ、「またも勝てず」となったわけですがね。

試合前からアトレティコは諦めてると正直思っていた。
なんせファイナルの会場にベルナベウを指定してきたわけですから。
わざわざ敵の本拠地でやりたい、と。
理由は移動距離の少なさとキャパ。
集客が多ければ多いほど入場料収入が入りますからね。
「コパの決勝でアトレティコはレアル・マドリーに負けた事がない」というデータがアトレティコ上層部を強気にさせている、という意見もありましたがね。
このデータって、もう何十年も前の話ですから。
今いる選手達が勝ち得たものじゃありませんから。

と考えると、もう諦めてるんか?と思いますよね。
ただ上層部は諦めてたのかもしれませんが、少なくとも選手達は諦めてなかった。
アッサリと先制点奪われた後も、下を向くことはなかった。
(それにしても簡単にやられすぎww CKからロナウドがドフリーヘッドやもんなぁ・・・
アッサリ振り切られすぎやでwww)

アトレティコの同点ゴールはゴラッソでしたね。
ファルカオのパスが素晴らしかった。
中盤でケディラとアルビオルを華麗にかわしてからの、スルーパス。
あんな柔らかいプレーも出来るんですね、彼は。
ジエゴ・コスタも追いすがるエッシェンをモノともせず、キッチリ決めたしね。
マドリーのDFラインにおいて、エッシェンとアルビオルは「不安要素」だったと思いますが、そこを見事に突きました。

でも90分の試合の中で、アトレティコが良かったのはこの時間帯ぐらいやったかな。
後は基本的にはマドリーに圧されてたから。
ポストが大活躍しましたしね。
エジルとベンゼマの決定的なシュートを跳ね返してくれました(笑)
あ、ロナウドのFKも跳ね返したな、大活躍やったよポスト君。
クルトワのパラドン(特に終盤のエジルのシュートストップは鳥肌モノ)や、ゴディンのゴールライン上クリアとかもビッグプレーでした。

マドリーはモドリッチのポジショニングが絶妙やったと思う。
2.5列目のような位置に基本的にはいましたね。
で、シャビアロンソとピボーテを組んでる時間帯もあれば、4-2-3-1の3の真ん中の位置にいる事もあった。
勿論前線に飛び出したりもね。
ルカが自由自在に動く事によって、ケディラも上がれたり、エジルも中央や前線に入れたりとバリエーションが広がったと思う。
シーズン前は「ヌリ・シャヒンの二の舞になるんじゃないのか?」と個人的に思ってた移籍でしたが、確かな存在感を見せられたシーズンになったと思います。

なので延長に入った時点での後半は意味不明だと言いたい。
モウリーニョの指示なのか、カランカの判断なのか(この時点でモウは退席してたから)は謎やけど。
3枚同時替えで、最終ラインはアルベロア、アルビオル、ラモスの3バック気味になり、中盤がケディラとアロンソのドブレピボーテ。
その前に右からエッシェン、エジル、ディマリアで、最前線がイグアインとロナウドとなりました。
この状態で、ケディラやエッシェンを残すのにモドリッチを外す意味が分からんわ。

この影響で、と言うのは結果論だから卑怯ではあるけど延長に入ってからはアトレティコのペースでしたからね。
元気になったアトレティコに決定機を作られ、その流れが維持された状態の中、FKからミランダがヘディングを決めました。
アトレティコに点が入る雰囲気はビンビンにあったので、必然のゴールですよ。

シメオネが喝を入れた事もあるんやろうね。
120分間見たけど、ホンマ良い監督やわ。
ベンチ前でのパフォーマンスが素晴らしい。
あれをやられたら、選手はやるしかないでな。
実際、恐いしね。

試合全体として劣勢だったのはアトレティコだったと思いますが、終盤のマドリーの品位の無い行動を見るにつけ、王者に相応しかったのはアトレティコだと思いました。
ロナウドはラフプレーで退場するわ、モウリーニョは暴言で退席なるわ、挙げ句の果てにクルトワに物は投げつけられるわ・・・。
品性の欠片もないでな。
サポーターの行動も含めて、これがモウリーニョのもたらしたものだという事ですよ。
ある意味モウリーニョ時代の終焉に相応しい終わり方。
これがペップとモウの差やで。
ペップに対しては誇りを持って見送れた、だがモウはどうよ?
これがモウの人間性の全てやで。

         

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2012年12月 4日 (火)

R.マドリー×A.マドリー 12-13 Liga 第14節

マドリー 2-0 アトレティコ

【得点】
ロナウド(16分、直接FK)、エジル(66分)

【メンバー】
レアル・マドリード(4-2-3-1):カシージャス(C)、アルベロア、ペペ、セルヒオ・ラモス、ファビオ・コエントロン、ケディラ、シャビ・アロンソ、ディ・マリア(70分、カジェホン)、エジル(88分、モドリッチ)、C・ロナウド、ベンゼマ(90+2分、ホセ・ロドリゲス)
SUB:アダン、バラン、R.カルバーリョ、カカ

アトレティコ・マドリード(4-4-2):クルトワ、ファンフラン、ミランダ、ゴディン、D・ディアス、マリオ・スアレス、ガビ(C)(73分、ティアゴ)、コケ(73分、アドリアン・ロペス)、アルダ(78分、ラウール・ガルシア)、ファルカオ・ガルシア、ジエゴ・コスタ
SUB:アセンホ、ドミンゴ・シスマ、シウビオ、エムレ・ベロゾール

【感想】
アトレティコの方が上の順位で迎えるデルビーなんて、何年ぶりなんでしょうね。
しかも8ポイントも上ですよ。
今回こそ期待して良いのか!?
もう「ヘタレティコ」とは呼ばせないのか??
これまでのアトレティコとは違うのか???

えー、結果は同じでしたね。
またしても勝てず。
もう何年勝ってないの?
データを紐解くのも空しくなるぐらい、いつも通りの結果に落ち着きました。

いやー、なんなんですかね。
この相性の悪さは。
内容はね、そんなに悪くなかったんですよ。
いつにも増してファイトしてたしね。
いや、ファイトし過ぎか(苦笑)
かなり乱暴なプレーも目立ったなあ。
あのあたりはシメオネ譲りなんやろうなー。
良いと思いますよ、デルビーやし。

ジエゴ・コスタが中々の暴れん坊で、結構滅茶苦茶やってましたねww
セルヒオラモスに、口の中のゴミかなんかを投げたシーンは爆笑してしまったわ。
流石はブラジル人やでな。
こんなオモロいキャラやったっけ??

ファルカオはファルカオで、少し手が当たっただけで大袈裟に顔を覆って倒れたりとかww
アトレティコの南米2トップは色んな意味で魅せてくれましたわ。

荒れた試合になると、セルヒオラモスやペペは頻繁に画面に映りますよね。
ラモスはゴディンにもドツかれとったなあ。
しゃーないな、イライラするもんな。
ゴディンもウルグアイか、南米ばっかりやな荒れてるの(笑)

アトレティコとしては激しい対応で守りきっての勝ち点1、もしくは強力2トップがカウンターから決めて1-0で逃げ切る、みたいな青写真やったんかな。
そしてそれは充分可能に思えた。
もう結果は出てますが、今振り返ってみても可能性はあったと思う。

ただロナウドにやられちゃったね。
あのFKは止められへんわな。
先制点を許した事によって、アトレティコは守ってるばかりもいかなくなりましたね。
で、カウンターから2失点目でしょ。
アトレティコがやりたかった事を、マドリーにやられてしまった感じ。
普通の攻めじゃ中々マドリーの守りは崩されへんかったしな。
アルダはまずまず良かったけど、コケは結構消えてたし。
サイドもファンフランの上がりは良かったけど、カタ・ディアスにそこまでのもんは期待出来るわけもなく。
期待のアドリアン・ロペスも途中から入りましたが、ノーインパクトに終わったなー。

うーん、惜しかったけどなー。
次のビセンテ・カルデロンでの折り返しは期待出来ると思うけどなー。


     

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2012年8月22日 (水)

マドリー×バレンシア 12-13 Liga 第1節

マドリー 1-1 バレンシア

【得点】
M:イグアイン(10分)
V:ジョナス(42分)

【メンバー】
マドリー(4-2-3-1):カシージャス(C)、アルベロア、ペペ(HT、ラウール・アルビオル)、セルヒオ・ラモス、ファビオ・コエントロン、L・ディアッラ(61分、ベンゼマ)、シャビ・アロンソ、ディ・マリア(71分、カジェホン)、エジル、C・ロナウド、イグアイン
SUB:アダン、マルセロ、ケディラ、カカ

バレンシア(4-2-3-1):ジエゴ・アウベス、ジョアン・ペレイラ、リカルド・コスタ、ビクトル・ルイス、マチュー、ガゴ、ティノ・コスタ、フェグリ(82分、N・H・バルデス)、ジョナス、グアルダード(66分、ピアッティ)、ソルダード(C)(70分、パレホ)
SUB:フェリペ・ラモス、ラミ、アルベルダ、バラガン

【感想】
いよいよリーガ開幕です。
バルサの試合は、これが終わってからキックオフ。
でもやっぱり先にバルサの試合観るよね。
そしたら雰囲気でマドリーが良くない結果に終わったのは感じた。
だから「多分マドリー勝たれへんかってんやろうなぁ~」という事を察しながら観戦。

でも先制したのはマドリーだったのよね。
ディマリアのループスルーパスにイグアインが反応し、ゲットゴール。
アウベスは2回シュート阻んでんけど、3回目にして決められました。
ってか2回もリバウンドがイグアインの足下に行ったのが不運やわ。
1本のパスで、アルゼンチンコンビで決めたゴール。
今季もマドリーの戦い方は、基本的にはこんな感じなんやろうな。

開始早々のゴールに、こっちとしては意気消沈ですよ。
別にバレンシアの出来も悪くなかったのでね、それまで。
余計にバレンシアとしてもショック大きいかな、と。
バレンシアはズルズルいく時は簡単に大量失点しちゃうからね。

でもペジェグリーノは慌ててなかった。
新任やけど伊達にバレンシアOBじゃないね。
ラファ・ベニテスの下でも結構長くアシスタントコーチやってましたよね?
もう経験充分、って感じの面構えで指揮してましたよ。
元々の顔がダンディズム溢れてる、ってのもあるけどね(笑)
DFやったから、そんなに表情に慌てっぷりを出してもアカンかったやろうし。
マドリーの攻撃をいなしつつ、徐々に自分達にペース引き寄せてましたわ。

まぁマドリーの攻撃は相変わらず単発やしね、要所要所さえ抑えてたらどうにかなるんですよ。
その単発単発のキレ味、個人能力が段違いではあるので、やられだしたらどうしようもないですけどね。

追いついた時間帯も良かったと思います。
もうそろそろ前半が終わろうかという時間やったからね。
ティノコスタは、この試合でも結構良いボールを蹴ってたので予感はありました。
勿論合わせたジョナスも褒めるべきやけど、ティノのキックが良かった。

この場面ね、カシージャスとペペが激突したじゃないですか。
で、両者こっぴどく痛めたらしく、ずーーと倒れてましたよね。
あぁ若干不運な失点やったんかな、と思いましたよ。
イケルとペペの衝突によってジョナスのフリー状態が生まれたのか、と。
ところがVTRで観たら全然違ったね。
ペペがイケルにブツかりにいってるだけで、ジョナスは全然関係ありませんでした。
衝突がなくても普通にジョナスのヘッドは決まってましたよ、というプレー。
だからバレンシアサポは堂々と喜んで良いゴールです。
不運なのはイケルのみ。
後ろからいきなりブツけられた訳ですからね。


そんな感じで前半終了です。
トータルで見れば五分五分な展開やったかな。
追いついた勢いでバレンシアが若干優勢か?
ベルナベウで堂々たる戦いぶりやったしね。
不本意な帰還となったであろうガゴも落ち着いたプレーぶりやったし。
(同期入団のイグアインがマドリーのスタメン飾ってる姿を見るにつけ、心中複雑なもんはあった筈やろうけどね)
ってか、ラスよりはガゴの方が全然良いと思うねんけどなぁ。
勿論プレースタイルは違うけどね。
今季もラスの立ち位置っていうか、扱いがよくわからん。
放出候補ってずーーと言われてるにも関わらず、開幕スタメンですからね。
どうなんですかねー(苦笑)


さて後半。
ペペが代わりましたね。
流石に無理だったか。
カシージャスもフラフラしてましたが、こちらは出場続行。
むしろイケルの方が表情ウツロやったけどなぁ・・・。
大丈夫なんかいな。

後半は終始マドリーペースでしたね。
マドリーの波状攻撃にバレンシアは防戦一方。
たまにカウンターを繰り出すぐらいでね。
まぁその内の1本がホンマはゴールちゃうんか、っていうプレーやったけど。
ソルダードがスルーパスに反応したやつね。
VTR見る限りオンサイドやったなぁ・・・。

マドリーのアタックが不発に終わったのは、アウベスのパラドンもあったから。
結構止めてたよねー。
ええ反応してたわ。
昨シーズン終盤のベルナベウでの戦いでもアウベス狂い咲きでバレンシアは勝ち点1を持って帰ったと記憶してますが、正にそれの再現でした。
マドリディスタからすれば、憎きヂエゴといった所でしょうか。
イグアインのヘッドがバーに嫌われたシーンもあったし、幸運も無かった。
(あ、ソルダードのがオフサイド判定されたのは幸運やったけどねww)

システムの話もちょっとしますか。
ラスに代えてベンゼマを投入しモウはどんなシステムにするんかなーとチョット注目してたんですよ。
で、見た感じ4-1-4-1みたいな感じにしてましたね。
アロンソのワンボランチで、その前にエジルとディマリアが並ぶような。
ディマリアが入ってた右にはイグアインが入っておりました。
んでから、そのディマリアとカジェホンがチェンジ。
カジェホンは右サイドに入ったので、イグアインとベンゼマの2トップみたいになりましたとさ。
カタチ的には最終的な段階のやつの方がエエんかな。
ディマリアはそこそこエエ動きしてたし、良いパスも出してたけどやっぱ中の選手じゃないと思うのよね。
畳みかける時は4-1-3-2でガンガンいった方が良さそう。
この日は功を奏しなかったけどね。

まだ開幕戦やしなぁ。
ロナウドにエンジンかかってきたら展開も変わるやろうし。
なんだかんだで、あいつ頼りやから。

P.S.
バレンシアにアエド・バルデス君がいてビックリしたよ。
いつの間に~、って感じです。
確かブレーメン時代にメスタージャでゴール決めた後、バレンシアサポに喧嘩売ってた記憶があったんですが大丈夫やったんかな。
CLの試合で。
結構昔の話やけど、バレンシアに入団する事は永遠無いって、あの瞬間思ったのでね。
懐かしい話やで(笑)

      
         

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