2014年5月27日 (火)

バルサ13-14シーズン総括

さて、恒例のシーズン総括です。

今季は主要獲得タイトル0に終わってしまいました。
久しぶりですね。
6シーズンぶり?
スーペルコパは獲ったけど、Liga2位、コパ2位、CLベスト8。
CLでベスト4に行けなかったのも、超久しぶり。

この結果だけを見れば「失敗」と言われても反論の余地もありません。

ただね~、今季は色々あったのよ。
まずはシーズン当初の監督交代劇ね。
今季もティトで行きますよー、という事でスタートしたのにね。

急遽タタが就任するドタバタぶりでありました。

その後もね、バルデス、プジョルの退団発表、ロセイのブラックな辞任。
更にはティトの急逝ね。

思い出したくない事ばっかりやな。

これだけ色々あった中での、この成績は「良くやった」とも言えるけどなぁ・・・。


■1 バルデス

元々は今季も残らない予定ではあったんですよね。
それが1年残留はしてくれたのですが、結局退団。
最後は挨拶もなくクレへの手紙のみで裏門から出て行く結末となりました。。。
好意的に捉えれば「シャイな性格」なんですが、理事会との軋轢があったのは自明の理。
理事会は、この事実だけでも即刻総辞職に値する。
だいたいロセイが飛んだのに、のうのうと組織としては残っている事に違和感を覚えるわ!!!

と、ハナシが関係ないトコに行ってしまった。
プレーの話をしましょう、プレーの話を。

大変素晴らしかったですよ。
ピッチ内のプレーは抜きんでてました。
これがバルサのポルテーロに求められているプレーですよ、というのを後任に見せつけるかのようなハイパフォーマンス。
改めて近年のバルサの躍進は彼なしでは有り得なかったと実感しましたよ。

残念だったのは2度の大怪我。
結局ラストプレーも怪我による幕切れでしたからね。
そこだけが非常に残念でした。

なにはともあれ、こちらとしては感謝を伝えるしかありませんよ。
今まで沢山の夢と感動を有り難う御座いました。


■13 ピント

バルデスの2度に渡る大怪我により、今季はコパ以外の出番も多かったピントさん。
公式戦出場時間は、バルデス2994分に対してピントは2316分。
肉薄してますね。

ただ、ピントがこれぐらいの時間に出場したという事がイコール危機でもあった訳です。
ピントはピントなりに頑張ってたとは思うけど、やはりバルデスとは比べものにはならなかった。
時折パラドンもありましたが、足元の技術の低さ、後ろを任せられる信頼度などなど、全く比較にはならなかったですね。
バルデスが万全なら、1勝差で落としたLiga、土壇場でやられたコパ、何か1つぐらい勝てたかもしれません。

そんなピントさんも退団が噂されています。
正直そろそろって気持ちもあったのでショックは無いけど、一気にポルテーロが2人も代わるのはどうかとも思う。


■25 オーイエル

公式戦では1分も出場がありませんでした。
バルデスが怪我した際にはベンチに入ってましたけど、主戦場はスタンド観戦。
正直トップ昇格の必要性があったのかも微妙な所。
来季バルデスもピントも抜けるのなら、1年間トップチームに帯同した事は貴重な経験になるかもですが。

う~ん、来季はどうなりますかね。
オーイエル自身の退団も可能性としては、ありそうな話やしね。


■2 モントーヤ

基本的な役回りは両ラテラルのバックアッパー。
アウベスが怪我で割と長い期間離脱していた際にはスタメンで使われる頻度が高かった。

ですが、そこでのアピールは失敗したように思う。
アウベス&アルバが万全ならば出番はなく、ベンチ外の試合が多かったです。

個人的にも、正直見切りをつけたシーズンとなりました。
一向に成長具合が感じられないのよね。
むしろデビューした年の方が上手かったんじゃないか?ってぐらい。
年々パフォーマンスは下がってる気がする。
ディフェンスは甘いし、攻撃でも迫力無いし。

バルデスに睨み殺されて以降、元気がないという噂もありますが、それも本人が悪いしなww

来季放出してくれても、全然構いませんよ。


■3 ピケ

今季も安定とは程遠いシーズンやったと思う。
タタは厚い信頼を寄せていたようで、コンディションが万全ならばCBのファーストチョイスはピケでした。

でもな-、そんな期待に応えていたとは思えないのよ。
4ゴールは評価出来るけど、あくまでセントラルやしな。
フラフラした守備が目につき、正直バルトラの方が安心して観てられる部分もあったよ。

来季は根性入れ直して欲しいなー。


■5 プジョル

一番のバッドニュースは今季限りでの退団。
最後まで信じたくなかったが、感動のセレモニーも行われた今となっては・・・。
まだ引退するか、他チームでプレーを続けるか未定の様ですが、それは私の気持ちも同じ。
単純にカピタンのプレーを今後も観たいという想いと、ブラウグラナ以外のユニでのプレーは観たくないという想いが交錯しております。

ま、いずれにせよバルデス同様カピタンにも感謝の気持ちしか無いわ。
バルサの黄金期を支えたのは、間違いなく彼であり、彼がいなければ黄金期もあれほどの輝きは無かったでしょう。

そして何と言っても、私は彼がゴールを決めるのが一番テンション上がるのです。
メッシよりもイニエスタよりも、他の誰よりもね。
今季も短い出場時間の中で2つも決めてくれました。

やっぱ燃えるよね。

今季は序盤から怪我との戦いが続き、完治後も出たり出なかったりが続きました。
終盤も結局再発して、長期欠場。
バルサとしての最後の出場は、アルメリア戦での先発フル出場。
この試合で最後のゴールも決めています。

というデータだけで考えれば、まだまだやれるんですけどね。
実際の所は、個人的な思い入れを抜きにすると衰えは感じましたよ、やはり。
対応に不安が残る場面もあり、そういう意味ではタタは冷静に外したと思います。
結局ビッグマッチでは一度も使われませんでしたが、感情論抜きで考えると妥当な判断だったかと。

ただね、終盤戦の気合いの抜けたプレーをするイレブンを観ると、やっぱりカピタンの熱いプレーは必要だったのではと思いましたよ。
技術や戦術を越えた先の事が出来る数少ない選手ですからね。

改めて退団は残念です。


■14 マスチェラーノ

ディフェンサでは今季最多の出場時間を記録。
なんだかんだでマスチェラーノ頼みだったという事でしょうか。
終盤は17試合連続スタメンだったしね。
小さな怪我はあったけど、長期離脱は無かったし。

無事是名馬やな。

ディフェンサの選手は、そういう要素も大事やしね。

プレー内容に関しては、このblogでも何回も言ってるので、しつこい感じになりますが、やはり危なかっしい。
未だにCBの守り方ではなく、センターハーフの守り方やもんな。
不必要に熱くなる場面も相変わらずやし、そういう意味では今季もやっぱり好きになりきれなかった(苦笑)

そして今季もノーゴール記録は継続。


■15 バルトラ

好結果を残せたシーズンになったと思います。
位置づけとしては、第3or4のCBでしたが出場した試合ではハイパフォーマンスを披露した。
特にコパクラシコの活躍が印象的。
勝利に飢えた数少ない選手なんやな、と感じました。
やはりハングリーさは重要やな、と。

来季は更に期待出来ると思う。


■18 アルバ

怪我に泣かされたシーズンでしたね。
タタの中ではレギュラーだったと思いますが、序盤の長欠が響き出場時間ではアドリアーノを下回る結果に。
ゴールも0だったし、持ち前の攻撃力を全て発揮したとは言えないシーズンに。


■21 アドリアーノ

彼個人的には充実したシーズンだったのでは?
序盤戦、人生初となる公式戦10試合連続スタメンを記録、って事で話題になってましたが
つまり彼の今までのフットボールライフはそれぐらい怪我と共に歩んできたという事なのです。
※ちなみに、この出場記録は怪我により途切れた(汗)

まぁでも大きな怪我は無いシーズンを過ごせたね。
アドリン砲炸裂の4ゴールも評価に値します。


■22 アウベス

盟友アビダルの背番号を身に纏い、並々ならぬ決意で臨んだであろうシーズン。
うん、昨季よりはパフォーマンス向上したと思います。
中盤戦で欠場した以外は、大きな怪我も無かったし。

4得点はダニさんにしては少ないですが、批判するほど悪い数字でも無い。
攻め上がった際にウラを突かれる事に関しては、今更言及する必要性も感じない。
それがアウベスであり、それがアウベスを活かすバルサのスタイルですから。
その点に関して、アウベスを責めるつもりは一切ありません。


■26 セルジ・ゴメス

終盤、ビルバオとのカサの試合でベンチ入り。
ディフェンスラインの故障者多発により、招集を受ける。
しかし出場は無し。
それ以外はベンチ入りも全く無しだったので、コメントも特にありません。


■27 パトリック

アウベス、アルバ、アドリアーノが怪我というSBクライシスであったCLアヤックス戦で出場。
約20分ほどのプレーやったけど、活発に動いていた記憶は残っている。


■4 セスク

年間通して怪我は1つも無し。
これはセスクにしては珍しい結果やね。

このあたりのタフさを考慮してかせずかは知りませんが、タタも厚い信頼を寄せていました。
そしてクレを失望させてきました・・・
大事な試合で使われ続け、しかし結果が出せなかったセスク。
年間13ゴールはMFとしては最多であり、そういう意味では結果は残してますがね。
※セルティック戦の決勝ゴールとかね。
所謂バルサの中盤に求められているプレーは出来ず、終盤は持ち味の飛び出しも影を潜めた。
それが2月頭のセビージャ戦以降ノーゴールという結果にも出ていると思う。
セスクの使い方ってのは、来季以降も課題として残るやろうね。


■6 チャビ

タタには少し冷遇されましたね。
セスク優先の中、勝負所で途中交代を告げられるシーンも多かった。
勿論チャビにも衰えはきていますが、まだまだやれるYOという想いもあるので複雑なシーズンでした。

今季も持病と闘いながらのシーズンでしたが、大きな怪我が無かったのは何より。
来季はカピタンやからね、頼むで!


■8 イニエスタ

イニも2週間ほど離脱した以外は大きな怪我も無し。
印象的なのはクラシコの先制ゴール。
その前の試合でもゴラッソを決めており、プライベートでの不幸を乗り越えて逞しさが増した気がした。

タタの一時期の必勝システムでは、左FWを任され、そこでも結果は残した。
まぁ昔からやってるポジションでもあったしね。


■12 ジョナタン

シーズン前には放出が噂されていたが、タタの要請もあって残留したらしい。
実際にベンチ入りする機会や出場する事もティト時代に比べると増した。

しかしながら大怪我に見舞われて10月で早々にシーズン終了。
万全の状態ならば、タタのもとで成長を遂げた1年になったかもしれんけど残念でした。


■16 ブスケ

今季も絶対的ピボーテとして君臨。
一度も怪我する事も無くシーズンを闘い抜いた。

特に言うこともありません!
良くやったと思います。


■17 ソング

主にブスケの交代要員としてプレー。
ローテーションを多用するタタにとっては、貴重なピボーテのバックアッパーだった筈。
ブスケと併用して使われる時は2列目で起用される事もあった。

ただ、まぁ前シーズンから解ってた事やけどバルサイズムには適合出来ず。
リズムが作れず、ミスパスも多かった。
象徴的なのが、タタがローテーションと決別せざるを得ない結果になってしまったソシエダ戦やね。


■19 アフェライ

前半戦は、前シーズンからの怪我によるリハビリ生活。
1月末のマラガ戦で、ようやく復帰を果たし、続くコパのレバンテ戦でも起用された。

だが、この2試合でタタは見切りをつけた様で以降出番はなくシーズン終了。
万全の状態ながらもベンチ外生活が続く苦しいシーズンを味わいました。

来季の監督の趣向次第やけど、放出は濃厚やろうね。


■24 セルジロベルト

タタには重用されました。
中盤戦では、公式戦17試合連続出場するなど存在感を発揮。
MFのみならず、偽9番や右FWでも起用されました。
ゴール1つぐらい欲しかったな~。

3月末のセルタ戦以降、しっかりした出番が無かったのは4月5月の大事な試合では使えないという判断が下ったともとれるしね。
足掛かりのシーズンにはなったと思うので、来季に期待!


■7 ペドロ

両エストレーモで走り回ったシーズンとなりました。
結局FWでは3番目に多い出場時間数となり、アレクシスとのレギュラー争いとかそういう話ではなくなった。
※結果的には若干アレクシスの方が出場時間は長かったけど

一度も怪我も出場停止もなく、ローテーションの関係で温存された9月のセビージャ戦以外は全てチームに帯同し続けました。
シーズン19ゴールも、昨季のほぼ倍(昨季は10点)
2度のハットトリックも印象的。


■9 アレクシス

基本的には右エストレーモとして1年間ケガもなくプレーしました。
FWでは2番目に多い出場時間。

最終節のゴラッソに代表されるように、劇的なゴールが多いシーズンでしたね。
クラシコのバセリーナとか、9月のセビージャ戦のロスタイム決勝ゴールとか。
ハットトリックもあったしね。
ゴール数もバルサ入団以来最多を記録(14→11→21)。
個人的には充実した1年になったと思います。
放出の噂が出ている意味が分からない。


■10 メッシ

鉄人ぶりを発揮しまくった過去数シーズンは、昔の話です。
今季も怪我に泣かされました。
中盤戦で長期欠場したのは皆さん記憶にあると思いますが、実は序盤戦もちょくちょく休んでるんですよね。

ま、無傷だった過去数シーズンの方が言うなれば「異常」であって、これぐらいの怪我は普通と言えば普通。
でもシーズン終盤の低パフォーマンスを批判している人達には、こういう事があったという事実を覚えていてほしい。
満身創痍で闘ってるんですから。

結局ローテーションを多用するタタなのに、FWで一番出場時間が長かったのはレオ。
怪我であれだけ休んでいたのに、結局はレオ。
終盤戦は24試合連続先発出場。
その内、途中交代となったのは大差がついたラージョ戦の残り16分間だけで、他の23試合はフル出場。
つまり最後は19試合連続フル出場だったのです。

それでね、走れないだのなんだの言われても、という気はするのですよ。
結局年間41ゴールという結果も叩き出してますが、この数字は普通に考えたら異次元。
そら11-12シーズンの年間73ゴールを知ってる身としては物足りなく感じたのも事実やけど。

今季もハットトリック4回ですよ。
2試合連続ハットもあったし、大怪我からの復帰戦も途中出場ながら2ゴール。
やっぱり怪物やで。

来季どうなるか?
懸念はやっぱりW杯やな。
これのせいでシーズンオフがとれない。
しかもアルゼンチンが優勝する確率なんて、やっぱり低いから結局メッシが叩かれる。
となると精神的にも肉体的にも厳しい状態でシーズンを迎える事になるなぁ・・・。


■11 ネイマール

移籍1年目のシーズンとしては、まずまずの結果ではないでしょうか?
怪我が多くて、出場時間自体はFWでは4番目の数字となる2838分。
ゴール数15も4番目。
近年の大物デランテーロ移籍1年目のゴール数(アンリ18、ズラタン21、ビジャ23)と比較すると、そら少ないけどね。
怪我が悪いんです、怪我が(苦笑)

ま、万全ならタタ的にはレギュラーであった訳やし。
スーペルコパのタイトルを呼び込んだカルデロンのゴールとか、クラシコの先制点とか、CLでのハットトリックとか。
印象的なゴールも多かった。
アシストも多かったし、止められないドリブルからファウルを貰う場面も多かった。

あと戦術上いきずまる場面が多かったバルサに於いて、貴重なアクセントとなる技術を示したとも思います。
最後まで闘う姿勢も良かったよね。

コパクラシコでの終了間際弾がポストに弾かれていなければ・・・。


■20 テージョ

苦しいシーズンとなりました。
弾丸ドリブルは研究されたのか、昨季よりも発揮出来る場面が減少。
思いっきりの良さも少なくなった印象です。
コパでのハットトリックで意地は見せましたが、攻撃のオプションとしても機能する場面が少なかった。

このままの状態が続けば、放出不可避やな・・・。


■23 クエンカ

昨シーズンからの怪我を抱えたままシーズンイン。
勿論そんな状態の選手を獲得するクラブなど無く、残留しか道はありませんでした。

ティトならば怪我から回復しても出番は無いだろうと思っていましたが、それはタタに変わっても同様でした。
新監督の目にも「使えない選手」と映った様で、完治後もベンチ外生活。

メッシ&テージョ負傷、アレクシス出場停止、などでFWの駒不足が続いていた11月~12月にかけては出番があると正直思っていました。
でもそんな状態でもタタはBから、アダマ・トラオレとドンゴウを上げてきて対応。
この時点で、クエンカのシーズンは終了したと言えるでしょう。
その後は再び怪我をしてしまって、名実共にシーズン終了になりましたしね。

う~ん、来季はどうなる!!


■28 アダマ トラオレ

クエンカの所で書いたFWが駒不足の時期にトップ招集がかかりました。
3試合招集されて2試合途中出場、1試合ベンチ入り。
中々にキレのある動きだったので、今後も期待出来そうなプレーヤーでしたな。


■29 ドンゴウ

かねてから期待されていた逸材が遂にトップデビュー。
アダマ同様FWの駒不足時期にね。

んで、デビューを飾った試合で、いきなりゴールですわ。
コボレ球を押し込んだだけでしたが、そこに居る事がデランテーロとして大切ですから。

そこで結果を残した事もあってか、その後もネイマールが怪我してる時なんかにチョコチョコ招集されました。
Ligaのレバンテ戦なんて、同点の難しい場面で勝ち越す為にチャビに代わって投入されてますからね。
※この時もクエンカは怪我でもないのにベンチ外・・・

トップへの飛躍が期待出来る1年になったのではないでしょうか?


■ タタ

難しいシーズンだったと思います。
ペップ時代最終年あたりから、「バルサスタイルの限界」は囁かれておりました。
それが昨季のティト時代に現実味を帯び、って中での就任でしたからね。
しかもシーズン前のキャンプもじっくり出来ないままの途中就任。

これで結果を出せというのは中々厳しい要求でしたが、タタは我慢強くやったと思います。
文句1つ言わず、敗戦の責任は全て自分で受け止めて。
監督の鑑やったね。

スタイルとしては、何度か書いてるけど愚直にバルサスタイルを踏襲した訳ではなく少しアレンジを加えてきました。
これが本来タタがやりたかったフットボールなのかどうかは定かではありませんが。
フットボールのスタイルとしては、下降線を辿った1年だったと断言して良いでしょう。
「バルサスタイル」としてペップ時代と比べると、ってハナシですけどね。
※あの時代と比べると、もう下がるしかないんですが・・・

昨季終盤から懸念されていたけど、今季はそれが現実としてやってきました。
タタの「ダイレクト指向」は一部クレからは批判もあったようですが、走らないスター選手達を率いた訳ですから仕方ないかな。
「走らせるのが監督の仕事」とも言えますが、そこはタイプにもよるしね。
タタなりに、考えた末の結論にも感じる。

ただそれが強まり、ラインが低くなり全体が間延びしたのも事実。
距離が広がれば広がるほど1タッチのパス交換が難しくなるのは言うまでも無いですからね。

来季はルイスエンリケの監督就任が予想されてますが、どうなりますやら?
ローマ時代に見せた攻撃的なスタイルで行くなら文句はありません。
今季のカンプノウで披露した腰の引けたスタイルなら、白ハンカチ振ります。
誰も見てない自宅で、ですけどね。

タタの良かった所はバルサ出身監督ではない強みを活かしたローテーションスタイルなどかな。
それは一定の成果を上げたとは思います。

過渡期で損な役回りを受けた事を、もう一度記して「ありがとう」とお別れしたいです。

         

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2014年5月18日 (日)

バルサ×アッレティ 13-14 Liga 第38節

バルサ 1-1 アトレティコ

【得点】
B:アレクシス(33分)
A:ゴディン(49分)

【メンバー】
バルセロナ(4-3-3):ピント、ダニエウ・アウヴェス、ピケ、マスケラーノ、アドリアーノ、ブスケッツ(57分、ソング)、セスク(77分、シャビ)、イニエスタ(C)、メッシ、A・サンチェス、ペドロ(62分、ネイマール)
SUB:オーイエル、バルトラ、アルバ、テージョ
怪我:バルデス、プジョル、ジョナタン

アトレティコ・マドリード(4-4-2):クルトワ、ファンフラン、ミランダ、ゴディン、フィリピ・ルイス、ガビ(C)、ティアゴ、アルダ(23分、ラウール・ガルシア)、コケ、ジエゴ・コスタ(16分、アドリアン・ロペス)(72分、J・ソサ)、ビジャ
SUB:アランスビア、アルデルワイレルド、マリオ・スアレス、ヂエゴ

【感想】
今季を象徴する結末

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■試合前の状況

首位アトレティコ89pt、2位バルサ86ptで迎えた最終決戦。
最終節にして優勝決定戦の直接対決。

こんなドラマチックな展開ってあります?
漫画みたいな展開よね。
前半戦お互いが首位争いしてる時に「最終節まで縺れたらオモロイな」って思ってはいたけど現実になるとは。
こんな事63年ぶりらしいけど、そらそやわな。

でも、それほど心躍らないのは何故なのか?
その理由は明白で、明らかにバルサの調子が悪いから。
ビルバオ、ビジャレアルと連続して逆転勝利を飾り可能性を見せたのも今は昔。
ヘタフェ、エルチェという下位に沈むチーム相手の連続エンパテはLigaを諦めてしまうに充分な結果でした。

まさかのアトレティコもお付き合いという状況で最終決戦にはなりましたが、これはホントにパニーニの盛り上げ補正もビックリの展開です。
96973人という超満員のカンプノウですが、集まったクレ達も心のどこかで達観している部分はあった筈。

でもね、それでもやっぱり勝って欲しいという想いに変わりはありません。
最後の悪あがきを見せてほしいのです。


■相次ぐ負傷離脱

試合は思わぬアクシデントでスタートします。
ここまでの躍進アトレティコを支えてきた主砲ジエゴ・コスタ、そして攻撃の核である10番アルダ。
この2人が相次いでピッチを後にします。
ジエゴコスタはベンチで号泣してたなぁ。。。

こないだも大事な試合で、先発で出たものの直ぐ下がったよね。
無理して出て負傷を繰り返すという同じパターンで、本人も悔しいのでしょう。
こんな痺れる試合で下がらなアカンというのもね。

ただ、この連続離脱で思う事は、やはり厳しいシーズンだったという事。
特にシメオネは少数精鋭でやってきてますからね。
CLでもファイナルまで進む過密日程(質、量ともに)ですから。
そりゃこういう事になるのも致し方ない。

もうね、総力戦ですよ、総力戦。
※それなのに結果的には試合には入れず途中出場したのに途中交代になってしまったアドリアン・ロペスね・・・。
いつぞやのバルサ戦では輝いてたけど、今日のパフォーマンスだと今季干されてた理由も解るなぁ(´Д`)


■イタチの最後っ屁

先制したのは、まさかのバルサ。
アレクシスの超絶ゴラッソでした。

こっちに喜ぶタイミングすら与えない一瞬の出来事でした。
やっぱり才能も技術もある男なんですよ。
追い込まれた試合で、ようやく思い切りの良さが出ましたかね。

勝たなければ優勝が無いバルサにとっては大きすぎる先制点。
だがしかし、これは結果的には最後の抵抗、最後の輝きでしかなかったのでした・・・。


■追い込まれるバルサ

前半終了間際は、もう押されっぱなしだった我が軍。
早くハーフタイムになれ、早く一息つかせてくれ、の心境で観ておりました。

んで、ようやくHT。
これでチョットは立て直せるよ、タタ頼むよ!
と願ってましたが、後半立ち上がりも流れは変わらず。

チョロ・アトレティコのハイプレスに全くボールを繋げない、キープ出来ないバルサ。
全盛期なら、あれぐらいのプレスは悠々とかいくぐり逆に相手をバテさせていたもんです。
ところが今のバルサはそれが出来ない。
苦し紛れに蹴り出すぐらいしか出来ず、結局フィフティフィフティのボールならバルサは競り負ける方が多いですからね。
そうなると攻め込まれる回数も多くなり、CKに逃げる回数も多くなり、で結局苦手のセットプレーから失点。

もうゴディンのヘッドが決まる前から予感はプンプンにありました。
あれだけコーナーが続くと、いずれは決められるわな・・・。


■反撃のスイッチ

引き分けでもOKのアッレティと勝たなければいけないバルサ。
自然と終盤の局面は攻めるバルサ、守るアトレティとなります。

でもねー、やっぱり迫力が無いのよバルサの攻撃には。
今日もメッシは不調。
運動量が少なすぎて、見せ場はアレクシスへのアシストと幻の決勝弾ぐらいだったか。
※余談ですが、オフサイドでは無かったよね。まぁ言っても仕方無いですが

パスも正確性や狙い所のミスマッチを感じる場面が多くて、ホントに心配な大エース。
それでも、それでもメッシには最後の最後、ロスタイムの最後まで「決めてくれるのではないか」という期待を抱いてしまう。
それだけのプレーをこれまでやってきたからなんですが、今のメッシにはそれは出来なかった。

それは今日だけじゃなくエルチェ戦も、ヘタフェ戦も、もっと言えばコパのクラシコもそうだし、グラナダ戦やCLのアトレティコ戦もそう。
最近の勝てなかった試合は全て同じ気持ちで観ている自分に気がつきました。

そう、余裕が全く無い自分にね。

ペップ時代のバルサには反撃のスイッチが幾つもあった。
だがしかし、今のバルサには・・・。


■ブスケも離脱し万事休す

ジエゴコスタやアルダと同様に、ブスケが志し半ばにしてピッチを去りました。
今季タタはローテーションを採用し、それは一定の成果をあげたとは思います。
でもやっぱり怪我人は多いわな。
今日にしてもギリギリでネイマールやピケ、アルバが戦線復帰しましたがトータルの離脱者はやっぱり多かった。
もっとアフェライやクエンカも上手く使えなかったかな~という想いは出てしまう。

んで、タタはブスケの交代要員にソングを選択。
もうね、ここはチャビでしょ!!!
実際どれぐらいの時間プレー出来るコンディションだったのかは知りませんが、もう後が無い試合ですからね。
チャビでいってほしかったな~、精神論やけど。
※ソングはソングで意外に今日は頑張ってた(苦笑)特に終盤はマスチェラーノと2バックを組んでプレーしてましたが
結構ハマってた。でも今の議論の争点はそこでは無いので

結局病み上がりネイマールを投入した後に、最後の最後でチャビを投入。
最後までセスクを信じたかったんかな~。


■ジエンド

ピケを前線に置き続け、パワープレーを選択した終盤。
だが安易なクロスボールだけで1年間熟成されたアッレティDFは崩せる訳はありませんでした。

結局1-1で試合は終了。
歓喜のアトレティコイレブン。
そして満員のカンプノウからも新王者に対して盛大な拍手が送られました。
誰しもが今季のバルサはカンペオンに相応しくないという事を理解していたと思います。
マドリーに対して今日のパフォーマンスで禅譲してたら、そらもう白いハンカチが吹き荒れていたでしょうがね。
ま、アトレティコならエエかって感じも少なからずあった筈。

いずれにしてもバルサは立て直しやな。
タタは試合直後に辞任を表明したし、来季は間違いなく変革のシーズンになるでしょう。
そのあたりの事は総括版にてビッチリ書きたいと思います。

なにはともあれ、優勝おめでとうアトレティコ!!!!!!!!!!


■なんだかんだでドキドキ

今回のレポ、わりとネガティブな事を書いたなとは思ってます。
でもね、実際私が90分間をどんなテンションで観ていたかと言うと、もう「ドキドキしっぱなし」ですよ。
ずーーーと祈るように画面を観ていました。
バッドエンドが予想された中で、それでも奇跡を願う気持ち。

やっぱりクレなんだな、って気付きましたよ。
そしてフットボール最高だな、と。
こんなに張りつめた気持ちを1時間半、味わわせてくれるスポーツ、他にないですね。
結果が良かったら、もっと最高でしたが、それは言わないでおきます。
最高の喜びも、最低の哀しみも全て受け入れるしかないのですよ。


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2014年5月12日 (月)

エルチェ×バルサ 13-14 Liga 第37節

エルチェ 0-0 バルサ

【メンバー】
エルチェ(4-5-1):マヌ・エレーラ、D・スアレス、ロンバン、ペレグリン、ドミンゴ・シスマ、C・サンチェス、ルベン・ペレス、ハビ・マルケス(74分、リベラ)、ヒル(79分、ボアキエ)、ロドリゲス、コロミナス(C)(89分、フィデル)
SUB:ホセ・カルロス、アルバカル、マンテコン、C.エレーラ

バルセロナ(4-3-3):ピント、ダニエウ・アウヴェス、バルトラ、マスケラーノ、アドリアーノ、ブスケッツ、セスク(81分、シャビ)、イニエスタ(C)、メッシ、A・サンチェス、ペドロ(68分、テージョ)
SUB:オーイエル、モントーヤ、ソング、アフェライ、セルジ・ロベルト
怪我:バルデス、ピケ、プジョル、アルバ、ジョナタン、ネイマール

【感想】
消化試合の様な熱量

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■試合前の状況

前節の痛恨ドローでLigaは終わったと思ってました。
我がバルサのシーズンは終わったと。
後の2試合は消化試合やと。

ところが、訳の分からない展開になってきておりまして(苦笑)
その後、両マドリー勢がコケるという予想だにしない流れ。

って、事で意外な展開ながらもバルサの自力優勝は復活。
残り2試合を連勝すれば文句無しの優勝です。

う~ん、これやからフットボールは分からん!!


■バルサの布陣

必勝態勢でのバレンシア遠征になったとは思いますが、スタメンは予想通りの顔ぶれ。
ここ最近の固定メンバーですわ。
もうね、怪我人が多くてこれ以外は選択肢が無いというのが実情やけど。

唯一の変更点はリハビリ上がりのチャビがベンチに控え、セスクが先発に返り咲いた点。
そろそろ男になるか!セスク!!

そんなバルサの今日の相手は残留争い真っ只中のエルチェ。
この時期はセグンダ行きが懸かった相手とやるのは非常に厄介。
ただ前節それで痛い目を見てるねんから、もう同じ失敗は禁物ですよ!


■バルサが復調した訳ではない

さて、試合。
表題の通り、バルサが優勝争いに残れているのはバルサが頑張っているからではないという事を痛感した内容。
相変わらずピリッとしないのよね。
スペースもある、マークもキツくない、それなのにリズム良く崩せない。
ポンポーンとバルサらしいパス回しが出たのなんて、90分通して1回か2回ぐらいだったと思う。

深刻なまでの連動性の無さ。

イニのボレーや、メッシのFKなど相手GKのパラドンが目立った場面も確かにあった。
だから相手を褒める事も出来ただろうし、それは間違いではない。

ただやっぱりバルサが良くないよなーーー、という時間帯が続きました。


■後半は、より深刻に

良い頃のバルサなら、試合時間が進めば進むほど展開は楽になっていきました。
何故なら相手が疲れてくるから。
バルサのパス回しに翻弄され続けた相手の脳も体も疲れてくるから。

だが今のバルサはそうではない。
むしろ終盤になると元気が無くなっていったのはウチの方。
最終ラインと最前線の間隔が広がり、オープンな試合になればなる程ウチの特徴は活かせなくなっていきました。

ここからはエルチェの時間帯でした。
カウンター気味の単騎突破で何度も決定機を提供するバルサ。
失点しなかったのは、バルサの守りが良かったからではなくエルチェの攻めが拙かったから。

「この時期の残留争いをしてるチームは厄介」
これはもう常套句みたいになってますが、冷静に考えると「弱いチーム」なんですよ。
時に情熱が脆さを覆い隠しますが、今日のエルチェは悪い所ばかりが出ていた。
攻めに迫力が無く、守りも雑。
決めてください、と言わんばかりのチャンスも外す。
そりゃ、こんな順位におるわな、と思いましたよ。

そんなエルチェの拙攻に助けられてなかったら、グラナダ戦やバジャドリ戦の再現が今日もあった事でしょう。


■エルチェよりも悪いバルサ

でもね、そんなエルチェの何十倍もの資金力、タレント力を誇るバルサが、エルチェと同じレベルの事してたらアカンよね。
攻めは単調、守りもギャンブル。
おいおい、消化試合観る為に夜中起きてるわけちゃうねんぞ!!
とてもタイトルが懸かったチームの試合とは思えない内容。

タタも無策で、ここにきての劇的システム変更やカンフル剤の投入も無し。
予想通りの選手交代で予想通りの結末となりました。

う~ん、どうにもこうにもやなぁ。

強さを微塵も感じなかったエルチェ、普通にやったら3-0ぐらいで楽に勝てる相手やろうに・・・。


■最終節、何かが起こるのか!?

バルサが引き分けた事によって、アトレティコは勝てばカンペオン。
満員のホームで劇的な優勝シーンか!!って所でしたが、こちらもお付き合いしてエンパテ。
そしてマドリーは、まさかの敗北。

またしても、ここにきて3強が勝てないというね。
ダチョウ倶楽部ばりに「どうぞ、どうぞ」しまくってる状態になるとは、誰が予想したでしょうか?

なんにせよ、バルサの引き分けが決まってからチャンネル変えてアトレティコの試合観てんけどね。
このロスタイムの5分間が今日一番盛り上がったよ(苦笑)
そして実感したのが、なんだかんだでバルサに優勝してほしいという自分の気持ちですwww

うん、駄目駄目なシーズンだろうが何だろうが、やっぱ勝って終わってほしいよ!
最終節、もうスペクタクルなんて正直期待出来ませんが、泥臭くても勝利してタタバルサの有終の美を飾ってほしい。
(もう来季はルイスエンリケ監督で既定路線なんでしょ!?)

終わった終わったと何度も思ったLigaですが、結局最終節決戦となりました。
チーム状態は当初予想してたのと随分変わりましたがね。

ボロボロに負けるにせよ、まさかの勝利を収めるにせよ、楽しみな来週になった事は間違いない!

消化試合になるより、よっぽど良いよ。
だ か ら 今日みたいなテンションで戦ったらアカンで!!
クレも選手も最高の熱量でクライマックス締めくくろうぜよ!!!!


あ、ちなみにエルチェは今日の1ポイントゲットにより残留が確定したそうです。
おめでとうございます(完全に社交辞令)

       

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2014年5月 4日 (日)

バルサ×ヘタフェ 13-14 Liga 第36節

バルサ 2-2 ヘタフェ

【得点】
B:メッシ(23分)、アレクシス(67分)
G:ラフィタ2(39分、90+2分)

【メンバー】
バルセロナ(4-3-3):ピント、ダニエウ・アウヴェス、バルトラ、マスケラーノ(66分、セスク)、アドリアーノ、ブスケッツ、シャビ(C)(87分、ソング)、イニエスタ、メッシ、A・サンチェス、ペドロ(90+1分、テージョ)
SUB:オーイエル、モントーヤ、アフェライ、セルジロベルト
怪我:バルデス、ピケ、プジョル、アルバ、ジョナタン、ネイマール

ヘタフェ(4-2-3-1):ジュリオ・セザル、バレラ、アレクシス、ラファ(C)、セルヒオ・エスクデロ、ラセン(86分、ミチェル)、ファン・ロドリゲス、ラフィタ、サラビア、サミル(68分、モスケラ)、アドリアン・コルンガ(45+1分、ガビラン)
SUB:コディーナ、ラーゴ、アロージョ、ボルハ・フェルナンデス

【感想】
完全なる終戦

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■試合前の状況

勝ち続けなければいけない状況で、綱渡りの戦いが続いている我がバルサ。
薄氷を踏む様な逆転勝利を2つ続けて、何とか優勝戦線に踏みとどまっています。

一方のヘタフェは、降格争いの真っ只中。
なりふり構わず勝ち点を取りに来る事は安易に予想出来、この時期に当たるのは非常に厄介なタイプの相手となっています。


■久しぶりの先制点

バルサのスタメンは前節と全く同じ。
控えの7人も同じ。
状況が変わったのはクエンカだけ(怪我が治った!)ですが、そんな彼はベンチ外になってしまいましたしね。
※彼の今シーズンは、出場どころかベンチ入りも無く終わってしまいそうやな・・・

そんなバルサですが、なんと公式戦6試合ぶりに先制点を奪います。
ベティス戦以来やね。
バルサというクラブの性質から考えると、ちょっと信じがたいデータなんですが、実はそうなんです。
それぐらい不調だって事ですね、改めて考えてみると。

右サイドを完全に崩してのバルサらしい得点でした。
得点シーン以外でも、試合もボールも支配し、攻め込まれる要素もなく今日はすんなり勝てそうだという気配は漂っていましたよ。
そう、この時まではね。


■グダグダッと追いつかれる

失点する気配は無かったですが、マスチェラーノのボールコントロールミスからFKを与えてしまいます。
こないだのチェルシー戦でジェラードがやってしまった様なミスで、嫌な予感があったのですが案の定やられました。
フワッとボールを浮かすサインプレーでのFKから最後はラフィタが振り向きざまシュートをズドン!

副審はファウルの旗を揚げていましたが、主審がこれを認めずゴールとなりました。
リプレイで見てもハンドかハンドじゃないのか角度的に見えにくいプレーで、つまり主審の角度からも見えにくかったと思うんですよね。
逆に副審の位置からは、しっかりと見えていたプレーでした。

見える見えないを補完しあうのが主審と副審だと思うんですよ。
だからこのプレーの場面は、副審の見解を尊重すべきだったと思うんですけどね。
別にクレだから言ってるわけじゃないけど、このタイミングで言うと負け惜しみにしか聞こえないのが残念です。


■突き放しはしたが・・・

依然チャンスの数はバルサの方が多く、得点を奪う気配は漂っていました。
アレクシスがバーに嫌われたやつとか、ダニのドンピシャヘッドとか、決定機は幾つもあった。
セスク投入後のアレクシスのゴールでリードを奪いましたが、それだけに終わるムードは無かった。
※アレクシスは、公式戦11試合ぶりのゴール!

でもチャンスを決められない展開が続くと・・・。
もう後は言うまでもないですよね。


■悪夢のロスタイム

クロスを上げられる前から、「やられた」と思いましたよ。
ゴール前に殺到するヘタフェの人数に比べると、あまりにもバルサのDFは手薄。
もう最後の1プレー、2プレーなんだから集中しとかないとアカン場面やったのに・・・。

ラフィタのカベッサは、スローモーションの様に見えました。
今季が終わっていくのを感じるヘディングシュート。

あぁ、終わった。
何度も何度も終わったと思う場面は今季あったけど、これで完全に終わった。

この試合に関しては3点目を奪えなかった事が勝ち点3を逃した最大の要因。
でも今季タイトルを逃した要因は、色々とありましてね。
それは長くなるので、また今度書きますが。
ティトの黙祷もあった、ある意味メモリアルなゲームで情けない姿を晒してしまったバルサイレブン。

うん、ホントに情けなく思います。
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■来季の事を考える

さてさてこれで残り2試合は消化試合となってしまいました。
※明日マドリーの2チームが揃って負ければ優勝のチャンスは再び出てきますが、もうそんな事は無いでしょう。

最後まで見届ける姿勢は変えませんが、おのずと視線は来季に向きます。
タタはどうなるのか?
メンバーは??
色々ありますが、こうなったら別にクエンカを使ってもいいし、メッシを休ませても良いと思う。
カンテラーノだけでいってもいいし、いかなくてもいい。
バルサ色に関係無く、タタが本来やりたかった事をやっても良い。

逆に色んな面を見せて欲しい残り2試合な気もします。
監督を代えるだけで解決する問題でもないし、大物新戦力を獲ってくれば良い問題でもない。
他のクラブと違って勝てば良いだけのチームじゃないからね。

最悪、今季のミランの様にCL出場権を逃してしまうようなシーズンが訪れるかもですが、
それにしても長期的に考えなければいけないでしょう。
インテルやリバプールのように何年もCLに出られないシーズンが続くのは避けたい。
今季リバポは復活しましたが、やっぱ復活よりも継続的な活躍やからね。


          

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2014年4月28日 (月)

ビジャレアル×バルサ 13-14 Liga 第35節

ビジャレアル 2-3 バルサ

【得点】
V:カニ(45+1分)、トリゲロス(55分)
B:OG=ガブリエウ(65分)、OG=ムサッキオ(78分)、メッシ(83分)

【メンバー】
ビジャレアル(4-3-1-2):セルヒオ・アセンホ、マリオ・ガスパール、ムサッチオ、ガブリエウ・パウリスタ、ヨキッチ、マヌ・トリゲロス、ブルーノ・ソリアーノ(C)、トマス・ピナ(34分、アキーノ)、カニ、ペルベ(15分、ホナタン・ペレイラ)、G・ドス・サントス(82分、I・ウチェ)
SUB:ファン・カルロス、パンティッチ、ハウメ・コスタ、オリベル・トーレス

バルセロナ(4-3-3):ピント、ダニエウ・アウヴェス、バルトラ、マスケラーノ、アドリアーノ、ブスケッツ、シャビ(C)(62分、セスク)、イニエスタ、メッシ、A・サンチェス(62分、テージョ)、ペドロ(90分、セルジ・ロベルト)
SUB:オーイエル、モントーヤ、ソング、アフェライ
怪我:バルデス、ピケ、プジョル、アルバ、ジョナタン、ネイマール、クエンカ

【感想】
最後まで戦う、ティトのように

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■試合前の状況

まずはティトの早すぎる死について触れなければいけないでしょう。
言うまでもなくペップと共に黄金期を創り上げたティト・ビラノバの事です。

昨シーズンの監督在籍期間中も何度も治療を行い、また今季の退任の要因ともなった病。
その病がティトから命を奪いました。

訃報直後の今回の試合。
本来であれば試合を延期してもらっても良いぐらいです。
しかし我が軍は戦い続けなければいけないのです。

Ligaに食らいつく為にも、そしてティトの為にも絶対に勝たなければいけない試合となりました。
精神的には厳しいけどね。


■ボールは支配するものの

チャンピオンズを失った事によって、ミッドウィークに試合が無くなったバルサ。
もうローテーションをする必要も無くなったので、現時点での最強メンバーが今日もピッチに姿を見せました。
前節からの変更点は、出場停止から帰ってきたブスケがソングに代わったのみです。

いくら不調と言われても、いくらサイクルの終焉と言われても、このメンバーならボールは回せます。
前半のポゼッションが8割に近かったのも、当然の結果とも言えます。

しかしながら最終局面でのアイディアと動きが不足し、中々チャンスを作れない我が軍。
得点する雰囲気はあったんですが、決定機は1、2回でした。


■手痛い失点

となると、やられてしまうのが最近のパターーン。
前半ロスタイムという非常に嫌な時間帯に、カウンターから先制点を献上。

あれだけ中央をポッカリ空けてしまっては、決めて下さいと言ってるようなものです。
その前の場面でもバルトラの奇跡的なゴールライン上クリアなんかもあったし、やられる流れがありましたね~。
ただやられる時間がアカンわな。
精神的にも肉体的にも苦しい状態で、ハーフタイムへ。


■決定的な2失点目

前節ビルバオ戦に続く逆転勝利を果たす為には、早い時間帯で追いつきたかったバルサ。
でも逆にやられちゃうんですよねー。
クロスも防げず、飛び込んできた選手も捕まえきれず、っていう完全に崩された失点を喫します。

これはキツかった。
今のバルサにとって、2点のビハインドは非常に厳しい。
正直「終戦」を予感してしまいましたよ、この時は。
俯く選手達の表情も、それを物語っていました。

今季の終わり方は、こんな感じか・・・。
ってね思っちゃいましたよ。


■風が吹く

だが選手達は諦めていなかった。
そして私も、諦めず最後まで観戦した。

するとね、ちょっと予想だにしない展開になったのですよ。
まさかのオウンゴール2連発。
チャンスはあったので、追いつける可能性はあるとは思ってましたよ。
逆転は難しいかもやけど、1点いや2点は取れるやろうと。
でもそれがオウンゴール2発やとは全く予想してなかったね。

1つ目のはクリアしきれず、って感じで仕方無いと思う。
でも2つ目のムサッキオのヘッドは、仕方無くないオウンゴールでした。
バルサの選手は誰も競り合ってもなかったからね。
なぜヘディングを叩き込んでしまったのか・・・?

この日は再三再四パラドンを披露していたアセンホですが、あれは止められないよね。
味方がシュート撃ってくるなんて予想してないし準備もしてないから、オウンゴールってのは入るものなんでね。
メッシの角ギリギリシュートを華麗に止めたアセンホをもってしてもね。

「八百セロナwww」と煽られる事は想像がつくような得点でしたが、ティトがもたらしてくれた気もするゴール。
そういうチカラ、普段は全く信じないけど今日は違いますわ。

ま、もしくはアウベスがバナナ食ったからやな(笑)
2つのオウンゴールは、いずれもアウベスからのクロスやってんけどね。
この試合、アウベスは人種差別でバナナを投げ込まれました。
もうね、毎回やられてるけどね。
で、それにキレる訳でもなく、むしろ剥いて食べたのよね。
負けてる状況でああいう事が出来るテンションも流石やけど、そのバナナが効きましたかね~。


■ティトに捧げる逆転弾

同点にされて意気消沈するビジャレアルに畳み掛けたのが我等がエースでした。
このタイミングを逃すメッシではありません。
ブスケの浮き球スルーパスからセスクが頭で落とした所を、ダイレクトで叩きつける右足ボレー。

流石のアセンホも、あれは止められないよ。
そして恒例の天を指さすゴールパフォーマンス。
今日は普段より何回もやってましたが、その理由はもう言うまでもないでしょう。

劇的な逆転ゴールを決めたにも関わらず笑顔が無かったのも当然です。


■残り3試合、勝ち続けるだけ

ビジャレアルは多少やりにくい面はあったでしょう。
それでも見る限りは全力でやってたと思う。
その産物が2-0のリードやったやろうし。
でも最初のオウンゴールあたりから急激にリズムを崩してしまいましたね。

一方のバルサは前節に続いての逆転勝利。
前回は1点差を、そして今回は2点差を逆転ですから確実にチームに勢いが出る勝利です。
「逆転のPL」ならぬ「逆転のバルサ」と言っても良いぐらいです。

でもティトの件があるので、誰もアホみたいに浮かれてはおりませんでした。
マスチェラーノは終了と同時に涙で崩れ落ちたらしいしね。

ティトの為に、とか言うのホントは嫌なんです。
でも今回ばかりは、そういう心で戦うしかないでしょう。
最後の最後まで諦めずに戦ったティトのように、我々も戦うしかないのです。

依然他力本願状態のLigaは続きます。
もうね、ここまで来たらヨソの状態なんて関係ありませんよ。
とにかくウチは残り3試合全て勝ってシーズンを終える。
もうそれだけです。


                    

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2014年4月21日 (月)

バルサ×ビルバオ 13-14 Liga 第34節

バルサ 2-1 ビルバオ

【得点】
Ba:ペドロ(72分)、メッシ(75分、直接FK)
Bi:アドゥリス(50分)

【メンバー】
バルセロナ(4-3-3):ピント、ダニエウ・アウヴェス、バルトラ、マスケラーノ、アドリアーノ、ソング、シャビ(C)(69分、セスク)、イニエスタ、メッシ、A・サンチェス(87分、テージョ)、ペドロ
SUB:オーイエル、モントーヤ、セルジ・ゴメス、アフェライ、セルジ・ロベルト
怪我:バルデス、ピケ、プジョル、アルバ、ジョナタン、ネイマール、クエンカ
出場停止:ブスケ

アスレティック・ビルバオ(4-2-3-1):イライソス(C)、オスカル・デ・マルコス、サン・ホセ、ラポルト、バレンシアガ、イトゥラスペ(84分、ベニャ)、モラン(64分、ミケル・リコ)、スサエタ(86分、トケーロ)、アンデル・エレーラ、ムニアイン、アドゥリス
SUB:エレリン、アルビスア、イラオラ、エチェイタ

【感想】
久しぶりのガッツポーズ

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■試合前の状況

全てを失ったかに思えた3連敗を経てのビルバオ戦。
CLとコパは「思えた」じゃなくて実際に失いましたけどね・・・。

3試合も連続で負けると、もう全ての試合に勝てないんじゃ?と思えてくる。
特にグラナダなんぞに完封負け喰らってるようではね。

ここにきて怪我人も増え続けてるし、タイトルを獲れる気配は全くありません。
だがしかし、戦い続けなければいけないのです。
今日勝てなければ完全にLigaも終了。

後はプライドの勝負。
どれだけ意地を見せられるか。
輝かしい歴史を作ったチームの最後っ屁を見せてもらいましょう。


■ダメな緊張感が漂う前半

前半に関しては五分五分だったと思います。
ビルバオにもチャンスがあり、バルサにもあった。

個人的に気になったのは、カタさでした。
ペドロもメッシも決定機を外したのですが、妙に慎重というかね。
本来スコーーンと決まるものが、難なくGKの手中に収められてしまっていた。
コースもガラ空きやったからねー。
力んでるんやろうな~というのが感じられたシーンが多かった。


■白いハンカチ

後半になって試合が動きます。
元々ポストに救われたシーンなんかもあったので失点する気配はありました。
なので、失点自体にショックは受けず。
ってか、ここ数試合繰り返されてる場面やからね。

まぁ今回もアッサリとやられましたわ。
そして客席には少数ではありますが、見たくない色のハンカチが振られる始末・・・。

う~ん、こういうリアクションする気持ちは解るよ。
解るけど、やっぱり残念やったなぁ。
嫌な時期を思い出す・・・。


■プライドの逆転劇

このままズルズルまたしても負けるのか。
そんな言葉が誰しも頭をよぎったと思います。

ですが、今日のバルサは最後の意地を見せてくれましたね。
3分間の集中攻撃で見事に逆転。
メッシのFK弾丸シュートも魂こもってたと思いますよ、はい。

チャンスは作れていたんですよ、前半から。
後半もビルバオが得点した事により後ろ向きになったおかげで、より一層チャンスは増えていた。
だからね、逆転出来る雰囲気はあったんですよ。

ただ、そこをしっかり決めるか決めないか。
この差が過去3試合と今日の違いやね。
3連敗の試合でも悪いなりに決定機はあったからね。
(ま、今日もペドロは外しまくりでしたが。。。)


■綱渡りの戦いは続く

勝ったとはいえ青息吐息の勝利。
全てが解決!という勝ち方ではありませんでした。

そしてこれからも崖っぷちの戦いは続きます。
真価が問われるのは次のアウェイ戦でしょう。
ビジャレアル相手に、バルサらしい戦いで勝てればLigaの希望もまだ続く。
幸か不幸かCLがなくなったので、日程的にはマドリー勢よりも楽になりましたからね。

今のバルサに優勝する雰囲気は確かに無い。
でも優勝に値しないチームが優勝してる例なんて過去に幾つでもあるのです。
どこかで流れが変われば、ね。
今日の試合でもカウンターからマスチェラーノが1人でドリブルで持ち上がり、そのまま惜しいシュートを撃った場面がありました。
バルサ入団以来ゴールが無いヘフェシートの魂がこもったシュート、ああいうのが決まればムードってガラリと変わりますからね。

          

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2014年4月17日 (木)

バルサ×マドリー 13-14 国王杯 決勝

バルサ 1-2 マドリー

【得点】
B:バルトラ(68分)
M:ディマリア(11分)、ベイル(85分)

【メンバー】
バルセロナ(4-3-3):ピント、ダニエウ・アウヴェス、バルトラ(88分、A・サンチェス)、マスケラーノ、ジョルディ・アルバ(HT、アドリアーノ)、ブスケッツ、シャビ(C)、セスク(61分、ペドロ)、メッシ、ネイマール、イニエスタ
SUB:オーイエル、プジョル、ソング、セルジロベルト
怪我:バルデス、ピケ、ジョナタン、クエンカ

レアル・マドリード(4-3-3):カシージャス(C)、カルバハル、ペペ、セルヒオ・ラモス、ファビオ・コエントロン、シャビ・アロンソ、モドリッチ、イスコ(89分、カゼミーロ)、ベンゼマ(90+1分、ヴァラン)、ディ・マリア(87分、イジャラメンディ)、ベイル
SUB:ディエゴ・ロペス、ナチョ、モラタ、ウィリアン・ホセ
怪我:マルセロ、アルベロア、ケディラ、ロナウド、ヘセ

【感想】
予測された結末

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■試合前の状況

遂にやってまいりましたコパデルレイ決勝。
しかしバルサにとっては、絶妙に間が悪い時期での開催となってしまいました。

それもそのはず、現在2連敗中。
しかも無得点。
しかもグラナダなんかにも負けてる状態。
内容も悪すぎるし。

と、全く勝てる要素が無い中でタイトルマッチを迎えてしまいました。

今季のクラシコは2戦2勝と優位に立っていますが、
「終わり良ければ全て良し」
の逆パターンにならなければ良いのですが・・・。


■またも序盤に簡単に失点

懸念は現実に、とでも言いましょうか。
いともアッサリと先制点を献上しましたよ。
またまたまた、もう何度目よ!

止められないカウンターでは無かった。
要所要所で詰めていれば、問題なくクリア出来たプレーだった。
オフサイドギリギリのプレーで、審判によっては旗を上げていたかもですが、
そんな事は最早どうでも良いレベル。

バルサの悪い点は何も解消されていなかった事が証明された失点でした。
ここから虐殺SHOWが始まる可能性も充分ある、そんなオープニング。


■マドリーの戦い方に救われる

結果的にバルサは大量失点しなかった。
その要因は、バルサが良かったと言うよりはマドリーの戦い方。
アンチェロッティがお得意の、お好みの「引きこもりサッカー」をしてくれたおかげでした。

今のバルサは正直ガツガツこられた方が嫌でしたからね。
引いてくれたのは願ったり叶ったりで、引いてくれる事によってボールを持つ事が可能になりました。
人によっては「持たされたポゼッション」と言うかもしれません。
でもね、バルサはボールを繋いでリズムを作っていくチームなんです。
「持たされた」状態であったとしても、持てないよりは全然良い。

実際、今日のバルサはアトレティコ戦よりもグラナダ戦よりも良かった。
悪いなりにも良かった。
どう考えてもグラナダとマドリーならマドリーの方が力は上。
でも勇敢に戦ってきたのはグラナダの方で、その勇敢さがバルサの良さを消していた。

そう考えると、やっぱりマドリーの戦い方は情けない。
でもそんなマドリーに勝てないのが今のバルサなので、何とも言えない。。。


■それでも強烈なカウンター

臆病なマドリーでしたが、武器の鋭さは失われてはいなかった。
ベンゼマ&ディマリア&ベイルという前線の3人が織りなすカウンターは、とにかく強烈。

特にディマリアね。
前のクラシコでも大活躍でしたが、今日も素晴らしかった。
前線の中心はディマリアと言っても過言ではないぐらいの働き。
ネームバリューで言えば断然ベイルやベンゼマの方が上なんですが、実際はディマリアのチームでしたよ。

ポストや何やらに救われ、バルサは最少得点差を保つ事に成功してましたがね。
いつでも決壊してしまう危うさがありました。


■ハングリー精神

バルサに限らず勝ち続けるチームの障壁となるのが「モチベーション」。
実際の所、選手の気持ちなんて推測でしか計れないけれども、常にこの問題が取り沙汰されます。
全てを勝ち取った選手をやる気にさせるには?っていう問題ね。

今日みたいな試合を観れば、この推論も「確かに」と思う人が多くなるでしょうね。
バルトラとネイマール。
彼等がバルサの中では輝いていた2人なんですが、彼等は飢えた人間ですからね。
トリプレーテもマニータも経験していない2人。
飢えた2人が躍動し、輝かしい実績を持った選手が低迷する。
こんな状況を見れば、「原因はモチベーション」と言いたくなる気持ちも分かるな。


■130億円の男

そんなバルトラのカベッサで追いついたバルサ。
まさかCKから得点が入るなんて思ってなかったけど、これもバルトラの闘志ですよ。
その前のミドルシュートも強烈やったしな。
「おい先輩たちよ、目を覚ませよ!」と言わんばかりのね。

ここからの時間帯、バルサが逆転出来る雰囲気ありました。
もう一押しで何とかなるんじゃないかというムードが漂ってました。

勝つならこのタイミングしか無かったね。
でもそうは簡単に問屋が卸しませんでしたよ。

試合を決めたのは、全世界でも最高の金額で売買された男でした。
あんなゴール見せられたらね、120億だか130億だかの移籍金も頷けるわ。
バルトラはブッちぎられましたが、しゃーないよ。
かつてウラゲーがシェヴァにブッちぎられたのとは訳が違う。


■今季終了?今後も終了??

ネイマールが最後まで諦めない心でポスト直撃弾を放ったりしたものの、結局1点が届かず終了のホイッスル。
怪我でスタンド観戦だったキャップ帽のロナウドが大喜びする中、マドリディスタに歓喜の瞬間が訪れました。

悔しい。

やっぱり負けるのは悔しいよ。
十中八九勝てないとは思っていたけど、今日のマドリーも酷かったからな。
あんなチキンな戦い方をしてくるチームなら、スコーーンと勝つべきやった。
バルサも勿論良くはなかったが、マドリーも大概やったのでね。

いやー、まーそれにしてもこのチームを取り巻く悪いムードは何だ。
ライカー末期、そしてライカー就任以前の雰囲気が漂いまくってます。

誰を獲るとか、監督代えるとか、そういう事じゃない何かを変えなければいけないと思います。
簡単じゃないけどね。

ペップ時代と比べるから、今のバルサが駄目駄目に見えますが、そんなバルサでも世界中の他のクラブと比べたらまだまだ上の中の上なんです。
そこを自覚してね、良い面は良い面として伸ばしていきたいもんですわ。
メッシが走らないとか、セスクがフィットしないとか、アウベスのクロスが糞やとか、そんな事ばっかり言っててもしゃーないのです。

              

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2014年4月13日 (日)

グラナダ×バルサ 13-14 Liga 第33節

グラナダ 1-0 バルサ

【得点】
ブラヒミ(16分)

【メンバー】
グラナダ(4-5-1):カルネジス、ニョム、イローリ、ムリージョ(89分、マインス)、フルキエ、イトゥーラ、フラン・リコ、レシオ、ピティ(C)(70分、クフ)、ブラヒミ(65分、ブラボ)、エル・アラビ
SUB:ロベルト・フェルナンデス、ファタウ、イガロ、イサーク・サクセス

バルセロナ(4-3-3):ピント、モントーヤ、ブスケッツ(73分、A・サンチェス)、マスケラーノ、アドリアーノ(67分、ジョルディ・アルバ)、ソング、イニエスタ、セスク、メッシ、ペドロ、ネイマール
SUB:オイエル、アウベス、チャビ、セルジロベルト、テージョ
怪我:バルデス、ピケ、プジョル、バルトラ、ジョナタン、クエンカ

【感想】
リーガ終戦

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■試合前の状況

数日前、チャンピオンズに別れを告げた我がバルサ。
そこを失ったからには、もう何が何でも残りのタイトル、2冠を狙わなければいけません。
また数日後にはコパファイナルが控えているので、その間に挟まれた今日の試合は良いイメージで終えたいところ。

ですが、増える怪我人。
シーズン終盤にDFラインが揃わないというのは毎シーズン恒例の風物詩のようになってますな。
バルトラまで戦線離脱しちゃって、使えるセントラルはマスチェラーノのみに。
そのマスチェラーノにしても本職じゃないしな(゚Д゚)


■またも先制される

そんなCBの穴埋めにブスケを起用せざるを得なくなったので、ピボーテはソングに。
後は両ラテラルとチャビを休ませるというローテーションを敢行してきたタタ。
クラシコを意識したのでしょう。
でも公式戦17試合連続スタメン中のメッシは休ませず。
もっと言うなら12試合連続フルタイム出場中ですからね。
アトレティコ戦で「走らないメッシ」が批判されてましたが、酷使されているという状態である事も忘れてはいけません。

一方、モントーヤは公式戦11試合ぶりの出場となりました。
そのモントーヤ、序盤は積極的な攻撃参加を披露し、「俺を忘れるな!」という姿勢を披露。
そこまでは良かったのですが、失点に絡んでしまったのが残念な所。
DFのウラを破ってきたブラヒミに対して、最後はモントーヤが付いたのですが絞りきれず先制点を献上。
う~む。。。
上手くいかんもんやな。


■苦しい状況

さて、またもアウェイで追いかける状況となったバルサ。
こうなると最近は勝てない試合が続いているのですが、その流れを払拭したい所。

流石にアトレティコ戦と比べると攻撃は回っていた。
これは相手の力量が違うから当然やねんけどね。

でもサポーターの後押しはアトレティコもグラナダも同じぐらいでしたね。
降格圏まで3ポイント差と後が無い状況にいるチームを、満員の観衆がサポートしてましたよ。

これがフエラの試合の苦しいところやな。


■支配するものの

前半も後半もボール支配率は8割を超えたバルサ。
グラナダイレブンを自陣に釘付けにさせ、あの手この手の攻撃を披露。

いずれはネットを揺らせるだろうという時間が続いてはいました。
ですが、最後の精度が低かったな。

特にネイマール。
崩しはOK、動き出しもOKなんですが、フィニッシュがなぁ・・・。
そこ以外は今日の攻撃陣でも一番の輝きやってんけどな。

メッシもアトレティコ戦ほど悪くはなかった。
やはり頼りになる存在である事は証明してくれましたが、如何せんこちらはフィニッシュに持って行くまで至らず。
決まったかに思えたFKも弾かれたし。

相手ポルテーロ、このシーン以外でもパラドン連発やったな。
そういう意味では運も無かった。


■繰り返される諸行無常

1点ぐらいは取れるやろうという流れでしたが、結局は1点も取れず。
アウェイで先にやられると取り返せないという展開がまたも繰り返されました。
ダニさんやチャビをベンチに置いたまま終了のホイッスルが吹かれました。

このへんの采配は難しい所やね。
ローテーションとタイトルとの兼ね合い。

次の試合はコパファイナルです。
最後の試合です。
でもリーガも最早毎試合ファイナルみたいなもんなんです。
落としたら終わりの状況なんです。
数字上は可能性は残りますがね。

ハッキリ言って、今日の試合でリーガは終わった。
という意見が多数でしょう。
アトレティコに4ポイント差。
そのポイント差以上に内容の悪さが目立っている状況ですからね。

ただこれで次節にでもアトレティコが負けてバルサが勝てば、「リーガ復活」とはなるんですが。

コパの為にも景気づけしたかった試合でした。
でもチャビやアウベスを使ってても果たしてどうなっていたか?
疲れている主力を無理に使ってどうなっていたか?

どうせ負けるならガラッと代えて負ければ良かったという結果論もあるでしょう。

いずれにせよ、3試合連続で悪い内容が続いているのは事実。
このままではマドリーにボコボコにされるのは自明の理。
マニータ喰らう可能性も十二分にある。

だがしかし、それでも応援するぜ!!
むしろそういう苦しい試合も見届けるのがクレってもんやで!!!


今日のグラナダは終了のホイッスルが鳴ると同時に、ベンチの選手やらスタッフも飛び出してピッチで喜びあっていました。
スタンドも熱狂の形相。
そう、まるで優勝したかのような大騒ぎ。

こういうシーンを、コパファイナルで見たいものです。
もちろんバルサ側のね。


        

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2014年4月 6日 (日)

バルサ×ベティス 13-14 Liga 第32節

バルサ 3-1 ベティス

 

【得点】
Ba:メッシ2(14分PK、86分)、OG=ジョルディ(67分)
Be:ルベンカストロ(69分)

 

【メンバー】
バルセロナ(4-3-3):ピント、ダニエウ・アウヴェス、バルトラ、マスケラーノ、アドリアーノ、ブスケッツ、シャビ(C)(88分、ソング)、イニエスタ(79分、セスク)、メッシ、A・サンチェス、ペドロ(79分、ネイマール)
SUB:オーイエル、モントーヤ、セルジロベルト、テージョ
怪我:バルデス、ピケ、プジョル、ジョナタン、クエンカ
出場停止:アルバ

 

ベティス(4-3-3):アダン、ファンフラン、アマジャ(C)、ジョルディ・フィゲラス、ファン・カルロス、ロレンソ・レジェス、エンディアエ、ノノ、レオ・バティスタン(83分、B・ロドリゲス)、セドリク(61分、ルベン・カストロ)、バディージョ(61分、ホルヘ・モリナ)
SUB:サラ、チカ、パウロン、ダニ・セバージョス
怪我:サルバ・セビージャ、マティージャ、チュリ、ディダック・ビラ、ノサ、ペルクイス、ナチョ、ベルドゥ

 

【感想】
酷い内容、募る不安・・・

 

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■試合前の状況

 

アトレティコとのCL2連戦の間に挟まれた今日の試合。
相手は最下位のベティス。
普通に考えれば、カンプノウだし余裕で勝てる相手です。
ハードスケジュールの中の谷間ゲームなので主力も休ませたい所。

 

しかしながら、それが落とし穴になりかねないんですよね。
この時期に残留が懸かってる相手とやるのは非常に厄介なのよ。
しかも依然としてLigaは1ポイントも落とせない状況が続いているし。

 

という事で、タタがほぼベストメンバーを送り込んできたのは、ある程度予想出来た事でした。
怪我や出場停止以外では、ここのところの必勝イレブンからネイマールとセスクをベンチへ。
代わりにペドロとアレクシスを先発に持ってきましたが、これとて「Bチーム」ではないですからね。
モントーヤやテージョが出てくれば「Bチーム」ですが。

 

まぁでも本音を言うと、ソングやアフェライといった所に頑張ってほしいんですけどね、こういう試合は。
ラレアル戦の敗戦ショックが、こんなとこにも影響してるのが悲しいよ。
このままだと、また終盤ガス欠になっちゃうYOという懸念が出てきております・・・。

 

 

■ペナルティで先制

 

本気メンバーでいくのならば、早めにゴレアーダを決めてメッシやらイニやらを休ませたい、という願望がありました。
でもそんな簡単な相手じゃなかったよ、ベティスは。
あちらさんも必死やでな、やっぱ。

 

アレクシスが個人技でPKを獲得し、メッシが決めたまでは良かったけど。
その後が続かず、ですわ。

 

 

■低調な前半

 

時間が進むにつれ、ベティスが良いというよりウチが悪いという事実が明らかに。
アレクシスだけが孤軍奮闘している印象で、後がサッパリ。
心ここにあらず、という状態で攻撃も単調、運動量も少なく何とか「やり過ごす」だけだった前半。

 

うぅむ、ある程度は予想出来たけど厳しいな、やっぱ。

 

 

■後半もピリッとせず

 

ハーフタイムに渇が入るかと思いきや、展開は変わらず。
むしろドンドン悪くなっていくバルサ。
ペースも完全にベティスに握られ、カウンター主体の後半となりました。

 

アトレティコ戦に向けて省エネ、と言えば聞こえは良いが実体はそうでもない印象。

 

 

■追加点も、すぐに返され

 

そんな中、カウンターから貴重な2点目をゲット。
スルーパスが通ろうか、という所をフィゲラスがカットしたのですが、それがゴールに吸い込まれました。
事故的な自殺点ではなく、致し方ない自殺点でしたね。

 

でもこれで安心、とはいかないのが今日のバルサ。
その前からずーーーとベティスの時間帯が続いており、失点は時間の問題的な感じでしたからね。
なので、2-1となった時も「そらそうやな」と思いましたよ。
最悪追いつかれるな、と。

 

 

■なんとかセーフティーリードに

 

そんな状況だったので、タタは休ませたかったであろうネイマールとセスクを投入。
これで少しは良くなった。
セスクのループスルーパスにメッシが飛び出したり、ネイマールがサイドを切り崩したり。

 

その流れから、本日2回目のPKも獲得。
ネイマールのクロスがDFの手に当たってしまいました。
クロスが手で止まってしまったから、ペナルティは必然のジャッジです。

 

アンチバルセロニスタは「またPKか」と思うでしょうが、PKはPKやからね(苦笑)
このペナルティ、1度はメッシ止められてしまいましたがリバウンドを押し込んで安全圏の2点差に到達です。

 

これにより、タタはチャビをようやく下げてソングを投入。
でもロスタイム入れても5分ぐらいの起用だったので、あんまり休めませんでしたねチャビは。

 

 

■エアポケットにも、ほどがある

 

なんとかかんとか勝利し、優勝争いは続けていく事が出来ました。
だがしかし、今日の内容は酷かった。
勝利した、ただそれだけの試合。
こういう展開になるならば、フレッシュな選手を起用した方が良かったように思えるが、それは結果論。
もしそれで勝ち点を落とすような事になれば、「タタはラレアル戦から何を学習したのか?」と叩かれるだけです。

 

難しいよね。

 

悪いなりにも結果は残しましたが、もっと楽に勝てた試合でしたからね。
とにかく外し過ぎ。
そんなにチャンスも無かったけど、訪れたチャンスで簡単に外しすぎ。
集中力なく外してる様子が目に見えて分かったので、余計に腹立たしい。

 

ベティスもチャンス外しまくってたんですけど、あちらは単にテクニック不足やからね。
技量不足による決定力不足と、集中力欠如による決定力不足では意味合いが違いすぎる。

 

カルデロンへ向けて、全く勢いのつかない勝利となりましたが、さて3日後はどうなりますやら。
これはもう不安しかないよね。。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

         

 

 

 

 

 

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2014年3月30日 (日)

エスパニョール×バルサ 13-14 Liga 第31節

エスパニョール 0-1 バルサ

【得点】
メッシ(77分、PK)

【メンバー】
エスパニョール(4-4-2):カシージャ(82分、退場)、ハビ・ロペス、コロット、H・モレノ(48分、シジネイ)、フエンテス、ビクトル・サンチェス、ダビド・ロペス、ストゥアニ、シモン(77分、J・コルドバ)、セルヒオ・ガルシア(C)、ピッツィ(64分、アレックス・フェルナンデス)
SUB:ヘルマン、ラウール・ロドリゲス、アルバレス、アブラアム

バルセロナ(4-3-3):ピント、ダニエウ・アウヴェス、ピケ、マスケラーノ、ジョルディ・アルバ、ブスケッツ、シャビ(C)、セスク(88分、セルジ・ロベルト)、メッシ、ペドロ(77分、イニエスタ)、ネイマール(80分、A・サンチェス)
SUB:オイエル、バルトラ、アドリアーノ、テージョ
怪我:バルデス、プジョル、ジョナタン、ソング、クエンカ

【感想】
難所を攻略し、一歩前進

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■試合前の状況

セルタ戦から中2日。
ハードな日程が続く中で、今回はデルビーです。
アウェイだけど移動が疲れないから良いでしょ、なんて声もありますが
移動の疲れ以上に試合で疲れますからね、デルビーは。

エスパニョールは現在中位で、特にCL圏にも降格圏にも足を踏み入れていない状況。
つまり、このデルビーに伸び伸びと全てをブツけてくるという事です。

これはこれで厄介なんよね。

一方のバルサは優勝争いの真っ只中。
首位のアトレティコまで、僅か1ポイント差。
今季絶望の怪我を負ったバルデスの為にも、こんな所で足踏みしている訳にはいかないのです。


■チャンスがありながらも、という前半

そんなバルデスを励ますTシャツを着て登場した我が軍の精鋭11人。
イニエスタが若干違和感ありという事で大事をとってベンチへ。
この2人以外はクラシコと同様のスタメンでした。
システムはイニに代わってペドロが入った事で、より両エストレーモ色が強くなった4-3-3になりましたけどね。

前半はお互いにチャンスがありましたね。
エスパニョールは元バルサのセルヒオガルシアが元気にチームを牽引。
カピタンマークも巻いてるし、名実共にチームを引っ張る存在となっていました。

バルサはエスパニョールの不安定なDFラインを突いてチャンスを作っておりました。
バックラインが微妙に揃ってなかったのよね。
だからオフサイドを取れそうな場面でも、誰か1人が余っちゃって取れなかったりという場面が何度か。

ネイマールが決めてりゃ楽になれましたが、こっちも決定機外してもらって助かった場面もあったので、おあいこかな。

デルビーらしい逼迫した前半でした。


■痛恨のハンド2連発

後半も前半同様に神経戦が続きました。
ピケのバー直撃弾とか、メッシの密集地帯からの強引なシュートとか惜しい場面はあった。
苦しい中で、こちらが切れる最良のカードはイニエスタとアレクシス。
そんな2人を同時投入しようとしていた矢先、事件が起りました。

ハビロペスのエリア内ハンドによってPK獲得です。
かなり際どい判定でしたが、確かにハンドしてなかったらネイマールの前にボールが出ていたのでビッグチャンスになってました。
つまりペナルティは妥当なジャッジだったと思います。

エスパニョールサポからすれば、ハビロペスが触る前にネイマールも手で触ってるじゃないか!?と言いたい気持ちもあるでしょう。
リプレイで観ると確かに若干当たっているようにも見える。
けど当たってないようにも見える。

まぁそれぐらいのギリギリのプレーだったのですよ。

このペナルティをメッシが完璧に決めてバルサが先制。

タタは、この後にイニとアレクシスをバラバラに投入します。

そして2回目のハンドが発生。
今度は正真正銘、誰が見ても疑う事の出来ないハンド。
イニのスルーパスに抜け出したメッシがバセリーナを放った所、カシージャが手でストップ。
だったのですが、エリア外でストップしちゃ駄目ですわな。
カシージャは執拗に抗議してましたが、抗議する根拠すらコッチからは想像出来ないんですけどね(苦笑)


■ハビロペスのパラドン

1人少なくなった上に、既に交代枠を使い切ってしまっていたエスパニョール。
やむなくハビロペスが急造ポルテーロに。

ま、残り時間も少なかったのでGKが素人になった所で虐殺ショーにはならないだろうと思っていました。
でもそんな予想を裏切るプレーをハビロペスは見せます。

アレクシスのシュートを2本セーブしましたからね。
しかも2本目は1対1の状況からの完璧なバセリーナ。
これをかろうじて触りCKに逃げました。

いや~素晴らしいセービングでしたよ。
決められなかったアレクシスも恥じる必要はないですよ。


■要所攻略

色々あったデルビーですが、めでたく勝利を収めました。
内容的には勿論100点満点の試合ではありませんでした。
しかしながら、この時期は3ポイントをしっかりと取る事も重要なのです。
苦しい試合では苦しい試合なりの戦い方もあり、その中で結果を出せた事は良しとすべきでしょう。

まだまだハードスケジュールも続くし、ビッグマッチも残っています。
その中でリーガ連覇への歩みを進める事が出来た勝利でした!!!

          

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