15-16バルサ総括
毎年恒例となりましたが、総括です。
独断と偏見で今季を振り返ってみたいと思います。
ビジャノベンセ、エスパニョール、ビルバオ、バレンシア、セビージャを倒しての優勝。
中々メンドーな相手とばかり対戦してますね。
クジ運の無さ(苦笑)
やはり印象深いのはファイナルでの死闘。
記憶が鮮明やからね。
それ以外で言えば、バレンシアに7点取ったり、ビジャノベンセに6点取ったり。
ゴレアーダで勝つゲームも多かったよね。
ペリコとのデルビーも2試合で6点取ってるし。
まぁそこまで苦労せず優勝出来たかな。
■Liga⇒優勝
終盤の自作自演により、最終節まで縺れ込むという混戦になった今季のLiga。
はい、うちの自作自演ですよ、ホントに。
あの3連敗が無ければ余裕で優勝決めてたので。
あそこでグダグダしちゃったから、印象はそれほど良くないけどバルサが優勝に相応しかったのは事実です。
得点数も得失点差もLigaトップやからね。
優勝を争った、両マドリッド勢にも直接対決の結果で上回ってるし。
Ligaで23試合連続負け無しだったというのも、中々誇れる数字ですよ。
得点王もスアレスやしね。
■CL⇒ベスト8
GLで、ローマ、レバークーゼン、BATEと対戦。
序盤こそ、もたついたものの結果的には余裕の首位通過。
で、そこからアーセナルには完勝したものの、アトレティコに競り負けて敗退という流れになりました。
なんというか、対戦したタイミングがついてなかったな・・・。
詳しくはメインサイトで書きます。
■その他の大会
今季は「3冠王者」として臨んだシーズンだったので、各種チャンピオン大会がチラホラ。
・UEFAスーパーカップ⇒優勝
・スペインスーペルコパ⇒敗戦
・FIFAクラブワールドカップ⇒優勝
という事で、今季は計4冠での締め括りとなりました。
■出場時間で見る今季
以下が全公式戦の出場時間トップ11です。
私がコツコツ計算したものなので、少しの間違いはご愛嬌って事で。
スアレス 4766分
ネイマール 4434分
ブスケ 4429分
マスチェラーノ 4279分
メッシ 4228分
ラキティッチ 4066分
ピケ 3992分
アウベス 3821分
アルバ 3772分
イニエスタ 3504分
ブラボ 3148分
はい、計算する前から予想はついてた事ではありますが馴染みある顔ぶれですね。
昨シーズンのトップ11と全く同じ。
この11人の中での順位こそ変動はありますが、ニューフェイスの登場はありませんでした。
それは単純に「補強禁止処分」があったから、ってのも理由の1つです。
そして仮に補強出来ていたとしても、昨季トリプレーテを達成した「最強の11人」の牙城を崩す選手が居たのかどうか。
っていうのもありますよね。
実際冬のマーケットでアルダとアレイシが入ってきましたが、彼等は活躍出来たとは言い難い。
でもそれって彼等の能力だけの問題なの?
っていう所もあります。
とはいえ、「魔の4月上旬」を招いたのはメンバー固定による弊害だったのも事実。
やっぱり"勝ってるチーム"を変えるのは難しいし、それが"連覇"の難しさなんでしょう。
■1 シュテーゲン 2312分
昨シーズンより400分ほど出場時間が増えていますが、これはブラボの怪我があったから。
今季もルーチョの「Liga=ブラボ、コパ系=テア」という考え方は変わらず。
基本的にはカップ戦での起用となりました。
で、ブラボが怪我した時にはリーグ戦も出ましたよ、という感じです。
最初の2試合で8失点、というインパクトがとても大きく信頼は回復出来なかった印象です。
それがCWCでのブラボ起用に繋がったかな?
1試合ぐらいは出てくると思ってたけど、2試合ともブラボやったもんなぁ。
実際、安定感でブラボに大きく水を開けられているのは事実でしょう。
得意の足技も、それがキッカケで失点してからは良く見えなくなってしまったし。
来季は勝負の1年になると思います。
■13 ブラボ 3148分
昨季より200分ほど出場時間はマイナス。
でもこれは信頼を失ったからではなく、単純に怪我があったからというだけの話です。
8試合ケガで棒に振りましたが、それ以外は正GKとして安定した働きでした。
ケガ以外で使われなかった試合は、ローテーションによる温存やからね。
個人的な印象としては昨季よりパフォーマンスは向上したと思う。
昨季も良かったけど、今季の方がもっと良かった。
パラドンも多かったし、何より安定感があった。
昨季よりもテアとの差を拡げた印象で、怪我さえ無ければ来季も安泰だと思います。
■25 マシップ 180分
昨季同様に2試合だけプレー。
シーズンの大半をベンチ外で過ごしたという、典型的な「第3GK」。
プレーした2試合(国王杯)も、相手がセグンダBのチームだったので参考にもならず。
なんと言いますか、何の印象も残ってないですね(苦笑)
もう27歳なので、そんなに若くもないんですが来季はどうしますかね。
残留しても出番は無いでしょうが、クラブとしては不平不満を言わない「第3GK」ってのは必要なポジションやし。
■2 ドウグラス 116分 0G0A
昨季よりも150分ほど出番が減りました。
元々信頼されてる感じは無かったけど、より一層評価は下がったか。
出番は3試合のみで、全て余裕があったゲーム。
左SBで使われたりもしてたけど、つまりはそれぐらいの試合だったという事です。
シーズンの大半をベンチ外で過ごし、よっぽど人が居ない時だけベンチに入ってた感じです。
怪我が多かったのも残念ながら起用にSTOPがかかった一因。
試合にも出てないのに練習で何回も怪我するって、なんなんですかね。
シーズン中に3回も離脱し、22試合もケガの影響で休みました。
これだけ怪我が多いとオファーも減りそうやし、にんともかんとも・・・。
■3 ピケ 3992分 5G1A
昨季より90分ほど出番は増えました。
まぁほぼほぼ同じですよ。試合数から考えたら。
意味不明な懲罰(4試合出場停止)が無かったら、もっと出てたでしょうけど。
セビージャ戦での決勝ゴールとか、クラシコでの先制点とか、相変わらずDFなのに得点力はある。
ペリコ戦で決めてるのも、いかにもピケっぽい。
なのでそっちの文句は無いんですが、問題は本職のディフェンスよね。
どうでしょう、良かった試合も確かにあったけど基本的には及第点やったかなー。
そんなに悪くはなかったけど、一時期の最高の状態には未だ遠い印象。
■6 アウベス 3821分 1G8A
昨シーズンからは100分ほどマイナスな出場時間。
それはケガで3試合欠場したから、というのが理由ではないです。
セルジ・ロベルトの台頭とアレイシ・ビダルの加入により、一時期レギュラーの座が危ぶまれていたからです。
なので、結果的には「100分ほどのマイナスで終わったのか」という印象。
最終的には実力でスタメンの座を守り抜きました。
うん、途中は危うかったけど結局はダニやな、って落ち着きましたね。
年間通して特別良かったかと問われれば、決してそこまで最高ではなかった。
昨季ほど絶対的な存在では無かった。
けれでも、バルサのラテラルとしてのクオリティは保てた1年だったと思います。
■14 マスチェラーノ 4279分 0G1A
今季も守備の鬼でしたね。
エンリケ兄貴からの信頼も揺るぎなく、ケガで1試合休んだ以外はフル稼働。
よっぽどな試合で温存される以外は絶対的なディフェンスの柱として重用されました。
そして、それに応えるパフォーマンスを見せてましたしね。
今季もノーゴールですが、そんな事は気にしなくて良い。
年々向上している守備能力を褒めましょう。
■15 バルトラ 1196分 2G1A
昨季よりも更に700分ほど出場時間は減少。
クレの熱い期待とはウラハラに、ルーチョは頑なに使いませんなー(>_<)
移籍報道は過熱するばかりですが、それも仕方無いでしょ。
ヴェルメーレンより評価されてないとか、意味わからんもんね。
基本的にはベンチを暖める日々が続いたシーズン。
重要度の低い試合ではスタメンになったりもしたけど、時にはベンチ外に追いやられた事も。
それも何回もあったなぁ。
だからレバンテ戦や、デポル戦のゴールからは本当にプライドを感じた。
そういう意味で、「優勝に貢献した男の1人」と間違いなく言えるし起用しないのはホントに勿体無い。
マテューもヴェルメーレンも老い先短いねんから、バルトラに懸ける方が得策やねんけどなぁ。
■18 アルバ 3772分 1G7A
ほぼほぼ昨季と同じプレイ時間だったアルバたん。
印象度が強いのは、やはりコパでの決勝ゴール。
ああいうのが出来るのがバルサのラテラルだ、と強く印象づけました。
あれが今季初ゴールでしたが、得点力ってそんなに落ちてるんかな~。
たまたまなだけだと信じたい。
今季もケガ以外はフル稼働。
重要な試合では必ず先発し、絶対的な選手として君臨しました。
アドリアーノへの信頼低下、マテューが左SBとしてはダメダメだった事もあり他の選択肢が無かったのも事実やけど(苦笑)
そのせいで疲労度が目に見えてハンパなかったなぁ。
交代要員がセルジ・ロベルトしかいない状況は流石にキツかったか。
後は、そろそろ精神的な成長を・・・w
■21 アドリアーノ 1066分 1G2A
昨季より400分ほど出場時間を減らし、更に信頼度が下がった印象のアドリン。
開幕前は移籍も囁かれてましたが、誰の目から見てもルーチョの冷遇は明らかやったもんね。
で、たまに出た試合でも確かにパフォーマンスは良くなく。
それの原因が稀にしか出ないからなのか、それとも実際落ちてるのかは定かではないですか。
本職ではないセルジ・ロベルトよりも序列は下になってしまいましたが、正直そこにも異論は持てなかったしなぁ。
マルチにプレイ出来る利点から少なくともベンチ入りはしてた今まででしたが、そこのマルチさもセルジ・ロベルトに取って代わられたし。
来季移籍は間違いないでしょう。
ただ、これまで多大な貢献をしてくれたのも事実なので、そこは温かく送り出したいですね。
■23 ヴェルメーレン 1271分 1G0A
昨季より1200分ほど出場時間は増えました。
ほぼ全休だった昨季と比較するのもナンセンスかもしれませんが。
でも増えたとはいえ、結局レギュラーCB陣と比べると3000分ぐらいの差があるのよね。
つまりスタメンを勝ち取るどころか、そこを脅かす存在にもなれなかったという事です。
シーズン序盤は調子良かったのです。
3試合連続スタメンだったり、マラガ戦で貴重な決勝ゴール決めたり。
補強禁止処分が下されてるチームにあって、これは唯一の補強選手だ!というハッピーな空気にもなってました。
ところが、そこから相変わらずの怪我&怪我。
重要なシーズン最終盤では全く出番すらなく。
最後に出たのが3月のヘタフェ戦という状態。
怪我するのは獲得前から分かりきってた事なので、もうこれはフロントの失策ですよ。
そしてそんなヴェルメーレンより序列が低いバルトラはどうしたらエエねん、って思いますよね。
色んな意味でマイナスの2年間だったと思います。
■24 マテュー 2358分 0G3A
控え選手ではあるけど、控えの中では序列は上。
昨季に続き、今季もそんな扱いだったマテュー。
怪我により3度の戦線離脱もあったので、昨季よりは出場時間減ってますがね。
それでもルーチョの信頼は(それなりに)受けてました。
大怪我から帰ってきた時も、すぐに起用されたしね。
試合でのパフォーマンスは、残念ながら昨季に比べると低下していたと思います。
元々そんなに良くなかったとは思ってましたけど、そこから更に下がった。
守備固めで投入されたのに守備崩壊、なんていう悪い冗談な試合が何試合かあった。
だからこそ個人的にはバルトラを推してるんですけどね。
それが叶わないなら、他に有望な選手獲得出来るまで残留する予感がします。
でも来季ぐらいはホントに限界を露呈すると思うんですがー。
■4 ラキティッチ 4066分 9G5A
出場時間もゴール数もUP。
2年目のイバン君は、更にチームにフィットしていたと言えるでしょう。
怪我での1試合と、ビジャノベンセとの1試合、計2試合以外はチームに帯同し続けたしね。
え!? もっと消化試合一杯あったやん!!
って話ですよね(苦笑)
はい、そうなんですよ。
休ませられる試合は他にも色々あったけど、結局休ませてはもらえずww
そこを評価が高いと言うべきかどうかは微妙ですが、ルーチョにとっては「使いやすい」選手だったのでしょう。
過労死寸前まで走らされたりとか、ホントお疲れ様です!って感じやったけどね。
今季の「4冠」はラキティッチ無しでは、なしえなかったと言えるでしょう。
■5 ブスケ 4429分 0G6A
ブスケも出場時間を伸ばした選手の1人。
今季も中盤の王様として君臨し、圧倒的なパフォーマンスを披露しました。
怪我での戦線離脱が1回も無かったのも大きい。
ルーチョの信頼は絶大で、選手交代での起用を見てもブスケを大事に扱っていたのが手に取るように分かりました。
休ませられそうな試合はすぐに交代させてたもんね。
無理する必要の無い試合はベンチからも外してたし。
ブスケの起用で、試合のバロメーターが分かる程。
今季は、より評価を高めた1年になったと思います。
■7 アルダ 1176分 2G4A
評価の分かれるシーズンになっちゃいましたね。
シーズン終盤の大事な大事な試合で8戦連続スタメン落ち。
昨季の鉄板イレブンの牙城を崩せる選手と期待されていましたが、そこまでには至りませんでした。
1年目どころか、シーズン半分な選手なので何処まで求めるか、ってのはあるけどね。
ただ、登録可能になってから2910分出場可能だったんですが、その半分にも出ていないというのは少々残念。
最初の6試合中5試合に先発するなど期待感はあってんけどね。
半年間の練習参加、という成果を最初は発揮しててんけど・・・。
とんでもないキープ力、短い出場時間でもゴールやアシストという結果は残したりと、「それなり」の活躍はしてました。
でも「それなり」なのよね、残念ながら。
来季フィットすればポテンシャルはあるので期待は出来ると思いますが、どうやろね。
イニもまだまだ健在やしなぁ。
■8 イニエスタ 3504分 1G4A
イニも出場時間増やしてますね。
つまり中盤の黄金トリオは軒並み稼働率上がってるのですが、それはチャビが居なくなったからか。
そしてラフィーニャが大怪我しちゃったからか。
そんでもってアルダも代替要員には成り得なかったからか。
という仕方無い面もあったけど、黄金トリオのパフォーマンスが良かったのも事実。
つまりルーチョに「代えたくない」と思わせる仕事を彼等はやってのけました。
イニもそんな1人でしょう。
何と言ってもクラシコでのズドンと決めたゴールが鮮烈。
正式にカピタンとなっての、初めてのベルナベウクラシコ。
ド派手な挨拶でしたよ。
後は国王杯ファイナルでの別次元のプレーね。
あれをシーズン最後の試合に見せられると、来季も期待するしかない。
もうEUROなんて休んで、来季に備えてくれ!って感じやけど、そうもいかんか・・・。
■12 ラフィーニャ 503分 2G0A
大いなる期待を受けて始まったシーズンでした。
チャビ亡き後、この男がバルサの中盤を支える選手になる、と。
シーズン開幕戦でゴールを決めたり、開幕から6試合中4試合でスタメン出場するなど幸先も良かった。
そんなラファのシーズンを変えたのは、ローマ戦での危険なタックル。
これにより半年以上の離脱を余儀なくされてしまいました。
シーズン終盤の苦しい時期に戻ってこれたのはチームにとっても本人にとっても嬉しかったでしょう。
けども、大怪我の後の試合ですから、そこまで多くのモノを求める事は出来ず。
再びの戦線離脱もあったりで、やっぱり大事に使わないといけないな、という事も再認識。
復帰ゴールもあったりしたけど、やはり来季でしょ。
仕切り直しの来季からでしょ、スタートは。
今季に関しては、しょーがないよ。
■20 セルジ ロベルト 2809分 1G7A
瓢箪から駒とは、この事でしょうか。
移籍禁止処分による人材難で手薄になった右SBでの起用を命じられたロベルト君。
まさかそれがここまでハマるとはね。
思えば昨シーズンも本職ではないピボーテでの起用がハマり、それなりに出場機会を得たシーズン終盤。
でも今季はそれ以上の飛躍のシーズンとなりました。
誰が彼のここまでの成長を予測していたでしょうか?
結果的には鉄板イレブンに次ぐ出場時間を手にしたロベルト君。
(昨季は、たった916分)
レバークーゼン戦での貴重なゴールに代表されるように、右SBでのプレーで得た自信が中盤でも活きたりしました。
まさかスペイン代表にも選ばれるようになるとはね。。
怪我で離脱した時に「Sロベルトおらんのキツイなぁ・・」って思ったけど、そんなん昨季までやったら考えられなかった。
昨季までなら「怪我?はいはい。どうぞどうぞ。」って感じやったもんな。
元々はサッカーエリートだった訳で、やはり環境が整ったり、何かキッカケがあれば変わるという事なんでしょう。
■22 アレイシ 862分 0G3A
元々そんなに期待してなかったので、やっぱりこんなもんか、って感じですよ。
個人的には。
アルダ同様に、幸先は良かった。
最初の6試合中4試合にスタメンで登場し、新たな風を吹かせてくれるんじゃないかという期待はあった。
でも結局最後まで平凡なプレーに終始しましたね。
可もなく不可もなくと言いますか、悪くもないねんけど良くもないプレーが多いよね。
良い意味でも悪い意味でも印象に残らないと言うか。
最初は無難でも良いねんけど、そのままだと「バルサのラテラル」をやるのは厳しいよ。
ダニやアルバみたいな大胆さが求められるポジションやから。
結局最後にプレーしたのは3月のヘタフェ戦。
ヴェルメーレンと同じパターンやね。
以降の大事な試合ばかりになってからは途中出場すらなく。
むしろベンチにすら入れない試合もあって、彼のシーズンは実質2ヶ月で終了。
来季も期待して良いのかどうかも、よーわからん。
移籍してくれても全然構わないよ。
■26 セルジ サンペール 444分 0G0A
中盤での人手不足が続いた事もあって、冬の移籍市場が開くまではTOPチームに何度か参加。
消化試合的な試合に先発フルタイム出場し、ローテーション回しに貢献しました。
改めて言うまでもないですが、プレースタイルは好きなタイプです。
バルサの伝統的なピボーテという感じが随所に伝わってきます。
だから彼には伸びてほしい。
来季はそろそろTOP昇格?
3部リーグで戦うよりは全然良いと思いますが、どうなんでしょうかね。
■27 ファン カマラ 30分 0G1A
2試合途中出場、2試合ベンチ入り。
計4試合トップチームに貢献しました。
Liga開幕戦でベンチ入りした時の本人の気持ちは、いかほどだったか。
一番の貢献は、バレンシア戦での同点ゴールアシストかな。
これによって、チームの無敗記録が継続されましたからね。
あの試合自体は負けても痛くも痒くもない試合やったけど、記録という意味では価値あるものでした。
その試合では良いドリブルしてましたが、今後その武器をどこまでブラッシュアップ出来るかな。
■28 ジェラール グンバウ 238分 0G0A
サンペール同様に彼もまた人手不足を補うのに一役買いました。
アルダとアレイシが出られるようになってからは、彼は1分も出ていません。
つまり、そういう事です。
プレーの印象としては、特に無いんですよね。
トータルで言うと2試合半ぐらいは出てるんですけど、無難にやってたなーぐらいしか。
あまり目立ってなかった事が良いのか悪いのか。
なので来季のトップ昇格は、よっぽどの事が無い限りnothingでしょう。
■34 カプトゥム 133分 1G0A
2試合スタメン1試合途中出場の計3試合帯同。
いずれも重要度の低い試合でしたが、カマラ同様にバレンシア戦での活躍はチームの記録更新の貢献となりました。
プレー自体は殆ど記憶に残ってないけど、"もってる"選手なのは確かやな。
■7 ペドロ 164分 1G0A
欧州スーパーカップの決勝ゴールをお土産にチェルシーへ移籍。
今季の出場は、その試合とスーペルコパ2試合の計3試合。
ですが、それが彼の「バルサ最終ゲーム」とは思ってませんよ。
また帰ってきてくれる事を期待してます。
やっぱね、プレミアじゃないと思うねんなー、ペドロは。
あとペドロ(クラスの)4番手FWが居なかった事がCL敗退の原因の1つなのでフロントはそこんトコ考えなアカンで!
■9 スアレス 4766分 59G24A
今季のMVPでしょ。
バルサの中で1番試合に出てるし、1番ゴールしてるし、1番アシストしてる。
間違いなくルイシートがMVPです。
1年間ケガも無くフル稼働でしたしね。
途中交代は殆どなく、出場停止と消化試合以外は休みなし。
つまりエンリケ兄貴は彼に絶大な信頼を寄せてたという事です。
そしてそれに応えたのがスアレスでした。
昨季みたいに途中まで試合に出られない、という鬱憤もなく最初からフルスロットルで行けたのも大きいな。
圧巻の2試合連続4ゴールを皮切りに、終盤のLiga5試合連続ゴールでは計14ゴール。
滅茶苦茶よねwwww
ハットトリック以上もシーズンで8回も記録。
「4冠」に導く原動力となったのは、誰が何と言おうとスアレスです。
■10 メッシ 4228分 41G23A
ケガによる長期戦線離脱により、シーズンの主役はスアレスに譲った格好のレオ。
ゴール数も出場時間も当然の事ながら昨季よりも減りました。
しかし、要所要所で実力はキッチリ発揮し優勝に貢献したのも事実。
いや、貢献どころじゃないよ。
普通の選手なら、こんな数字ビックリなレベルやからね。
メッシやから「少ない」って思われちゃうけど。
ケガの影響もなくなった終盤は、2月のセルタ戦以降21試合連続フルタイム出場。
今季はゴールよりもゲームの組み立てでの貢献度が高かったかな。
とにかくエグいスルーパスが多かった。
「アシスト」として記録に残らなかったものでも、凄いの一杯あったからね。
スアレスを盛り立てる為にも、そういうのを意識したかもやけど。
トリックPKなんて、その象徴ちゃうかな。
あれをクライフの生前に出来た事はホントに良かったと思います。
■11 ネイマール 4434分 31G21A
終盤の不調でゴール数こそ昨季よりは減りましたが、アシストも含めてのトータルの貢献度は昨季より上かな。
とりわけメッシ負傷時のハイパフォーマンスが印象的でした。
「俺がやらなければ」という自覚が出たのかは不明ですが、あの時期はゴラッソ連発しまくりでワンランク上の領域に辿り着いた感じがありましたもんね。
あの頃のプレーを来シーズンも継続出来れば、本当の意味での世界のトップになれると思う。
その為にも、精神面をもうちょっと充実させないとね。
必要のないイライラは、なるべく出さないように。
■17 ムニル 1646分 8G3A
出場時間は昨季より倍以上増えた。
ゴール数も1⇒8に。
でも物足りない。
人数的な関係と、サンドロが不甲斐なかった事によって「第4FW」にはなったけど、その役目を全うしたとは言えず。
Ligaで先制ゴール取ったりして「波に乗れた!」って時期もあってんけど、結局は乗れてなかったなぁ。
国王杯で乗れるかと思ったけど、そっちも・・・やし。
そのポテンシャルから考えれば、もっと出来る筈やねんけど。
来季もし新たなFWが獲得されれば、放出されてもヤムナシやなぁ。
結局終盤は、あのアノエタ以降1分も出番無かったし。
■19 サンドロ 855分 3G2A
非常に残念なシーズンになりました。
個人的には期待してただけに、余計にね。
もっと出来る選手やと思っててんけどなー。
チャンスはありました。
ペドロも去り、メッシも怪我という事で序盤は先発起用される事も度々。
でもその好機を活かせなかった。
全く活かせなかった。
結局ゴールは、セグンダBチーム相手の国王杯でハットトリックしたのみ。
それだけ。
年が開けてからは「ベンチ外」が定位置となり、結局2月を最後に出番すら無し。
怪我もあったけどね。
思い返してみれば、昨季の方が出来は良かっただけに劣化してしまったのは非常に残念。
来季の放出は規定路線でしょう。
才能はあると思うから、環境が変われば成長する可能性はあるでしょう。
■33 アイトール カンタラピエドラ 117分 0G1A
国王杯のビジャノベンセ戦で1試合スタメン1試合途中出場。
それで計117分です。
ま、ローテーション要員でしたね。
アシスト決めたスルーパスは見事でしたが、それ以外は印象無し。
来季以降真価が問われる、って言いたかったけど冬の移籍でビジャレアルへ。
完全移籍?
だったら、もう戻ってこないか。
■ルイス エンリケ
この成績でも文句言われるのがバルサの監督のツライ所。
国内2冠+他カップ戦2冠の計4冠。
これで満足出来ないなんて贅沢な事ですが、それがバルサなんです。
まぁ成績だけじゃないからね、クレが求めてるのは。
なんだかんだでペップ時代の幻想を抱いてる人は未だに多いし。
(そういう人を批判してる訳じゃないですよ)
「魔の4月上旬」に叩かれた事を蒸し返したくはないけど、「監督としての戦術の幅」は皆無に等しかった。
MSN頼りのツケを払わされた格好の連敗でしたが、ああいうのは「監督としての戦術の幅」があると乗り切れたんじゃないかとも思うし。
でもMSN頼りで勝ちまくってたから、しゃーないよなー。
そこで結果出てるのに、他のコト試されへんよなー。
人間だもの。
アトレティコとバイエルンの試合なんかを観ると、ペップやシメオネがルーチョの数ランク上の監督である事は残念ながら伝わってきちゃいました。
でもペップやチョロが監督やってて昨季の3冠や今季の2冠があったかというと、そこは謎なんですよ。
ルーチョはルーチョのやり方で結果出したので、結果に関しては評価すべきやわな。
とはいえ、来季もこのままの路線だけを進めるのはリスキーやと思う。
なんらかのアクセントは付けてくれないと、またガス欠になるだけ。
ルーチョ自身で無理と考えるなら、外部から毛色の違うアシスタントコーチ連れてくるとかね。
そうじゃないと危険よ。
■総括
という事で、複雑なシーズンでしたが全日程終了しました。
無敗記録作ってた時は、どことやっても負ける気が全くしなかった。
でもFIFAウィルス以降のガス欠状態になってからは、どことやってもゴール出来る気すらしなくなってしまった。
わずか数週間でガラッと変わってしまうのがフットボールの怖さ。
そして1つの戦い方しか持ってなかったチームの限界やったか。
まぁルーチョの所でも書きましたが、来季はアクセント付けないといけない。
これは絶対条件ですよ。
それがフロントなのか選手なのかは別としてね。
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