2016年2月28日 (日)

A.マドリー×R.マドリー 15-16 Liga 第26節

R.マドリー 0-1 A.マドリー

【得点】
グリーズマン(53分)

【メンバー】
レアル・マドリード(4-3-3):ナバス、カルバハル、ヴァラン、セルヒオ・ラモス(C)、ダニーロ、クロース、モドリッチ、イスコ(70分、ヘセ)、ベンゼマ(HT、ボルハ・マジョラル)、ハメス・ロドリゲス(57分、ルーカス・バスケス)、C・ロナウド
SUB:カシージャ、ナチョ、カゼミーロ、コバチッチ

アトレティコ・マドリード(4-4-2):オブラク、ファンフラン、J・ヒメネス、ゴディン、フィリピ・ルイス、ガビ(C)、アウグスト・フェルナンデス(76分、クラネビッテル)、サウール・ニゲス、コケ、グリーズマン、フェルナンド・トーレス(81分、コレア)
SUB:モヤ、ヘスース・ガメス、ルーカス・エルナンデズ、オリベル・トーレス、ビエット

【感想】

・ジダンマドリー初黒星
・決められなかったロナウド
・したたかなアトレティコ

って試合でした。

Madrid


Atletico

■試合前の状況

首位バルサを追う立場の両者。
お互いの勝ち点差は1ですが、バルサとは少し離されてます。
(アトレティコは8pt差、マドリーは9pt差)

なので単なるデルビー以上の意味を持つ今回の試合。
優勝戦線の生き残りも懸けた熾烈な戦いになる事は必至です。

※ちなみにシーズン前半のデルビーは1-1のエンパテ。
アトレティコとしてはホームで「勝てなかった」とも言えるので、そのリベンジなるかどうか。


■煮え切らない前半

お互い崩せない、良いカタチを作れない、って前半。
のけぞったシーンは、CR7のFKとグリーズマンのミドルぐらい。
そんな2人とて、それ以外の場面では見せ場無し
サウルが残念な場面(判断が遅いとか)が結構あって、あそこにアルダが居ればな、とか思ってしまった。
アトレティコさん奪ってスイマセン。

ポゼッションは圧倒的に白組でしたが、そこを活かせてはなかった。
ハメスが存在感無いのも気掛かり。


■序盤に大きく動く

ハーフタイムでジダンが動きました。
ベンゼマ容疑者に代えて18歳のマジョラルを投入。
ベンチの攻撃的な選手の中では、一番序列が低いと勝手に思ってたマジョラル君ですが予想に反して最初に出てきました。
そして、そのままCFの位置へ。

ベンゼマは怪我なのか、それとも単純にイケてなかったから交代なのかは不明です。
システムや戦い方自体は変えてこなかったので、恐らく戦術的な意図では無いでしょう。
(まぁジダンにそもそも戦術があるのか、って疑問はさておきねw)
実際ベンゼマは良くはなかったし。

意外な交代があった後半、いきなりチャンスを作ったのは動いてきたマドリーの方でした。
ロナウドが抜け出して、GKとほぼ1対1。
後は決めるだけ、ってシュートでしたが枠外に逸れていきました。

これは勿体ないなー、と思ってたらこういう時のパターン。
外してしまったチームが失点するというパターンが発動しました。

アトレティコの先制点のポイントはグリーズマンのターンでしょう。
あそこで2人を一気に置き去りにした事によって、チャンスが生まれました。

そしてフェリペルイスのオーバーラップかな。
グリーズマンにボールが収まった時点では画面にすら映ってなかったのに、最終局面ではアシスト。
素晴らしいフリーランニングと、予知能力だったと思います。
マイナスに折り返したクロスも完璧やったしね。

マドリーとしては、(クラシコでの大量失点の時もそうやったけど)セルヒオラモスが何もしてなかったのが痛かった。
ラインを揃える訳でもなく、誰のマークをしていた訳でもなく。
後は中盤のチェックか。
グリーズマンでターンでかわされた後でもさ、もうちょっとプレッシャーかけられたんじゃないの?って思うよね。


■シメオネの術中?

先制点を許してしまったジズーは、すぐさま動きました。
ここまで良くなかったハメスを下げます。

そして残り20分の時点ではヘセを投入し、早々に3枚のカードを全て使い切りました。
イスコ先輩は悪くはなかったと思うけど、モドリッチもクロースも交代させられないしね。
DFラインを削って、という大胆さは現状では持ち合わせてないみたいやし。
※正直セルヒオラモス代えても良かったとは思う

という事で、3人代えても基本的には戦い方は同じ。
もっと具体的に言うとワクワク感の無い戦い方は変わらず。

なんというか、これだけのビッグネームが揃ってるのに躍動感が無かったなー。
選手交代する度にグレードが下がっていったから余計にそう感じたかもやけど。
ベイルが居ないだけで、選手層も凄く薄く感じたしね。

ただ解釈として難しかったのは、これがジダンの限界なのか、それともシメオネが上手くやっているのか、という所。
なんかシメオネの掌の中で遊ばされてる感じもあるし、単純にジズーに戦術が無いだけの気もするしww

まぁロナウドがドフリーヘッドをしっかり決めていれば、一気にエルブランコモードになってた可能性もある訳でね。
勝負は紙一重だったのも事実。

でもシメオネに落ち着きを感じたのも事実。
※ピンチ作られたら烈火のごとく怒ってたけど、あれすらパフォーマンスに見えない事もないねんなぁー


■総括

という事で、公式戦9試合目でジダンは初黒星となりました。
これまでは、言ったら悪いけど強い相手そこまで居なかったしね。
初めての大一番とも言える、試金石と思われてた相手に案の定負けるってのは他チームサポからすれば笑える展開じゃないでしょうか。
内容的にも明るい材料なかったし、面白い試合でもなかったし。

アトレティコの勝負強さというか、勝ってきたチームのしたたかさみたいなものを感じた試合でしたね。
グリーズマンとか消えてる時間も長かったのに、ここぞって場面では仕事するもんなぁ。
ファンフランも同様。
サウルは最後まで残念やったけど・・。

クレとしては、Ligaの覇権争いを考えたらエンパテが一番望ましい結果ではあった。
でも2番目の希望結果は「アトレティコの勝利」だったので、まぁ良しとしましょう(上から目線)。

これで明日ウチがセビージャに勝てば、マドリーは完全脱落になるでしょう。
12pt差逆転、って厳しいでしょうから。

            

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2015年12月31日 (木)

バルサ×ベティス 15-16 Liga 第17節

バルサ 4-0 ベティス

【得点】
OG=ヴェスターマン(30分)、メッシ(33分)、スアレス2(46分、83分)

【メンバー】
バルセロナ(4-3-3):ブラボ、ダニエウ・アウヴェス、マスケラーノ、ヴェルマーレン、マテュー(68分、アドリアーノ)、ブスケッツ(57分、バルトラ)、ラキティッチ、セルジ・ロベルト(86分、ムニル)、L・スアレス、メッシ(C)、ネイマール
SUB:シュテーゲン、ピケ、アルバ、イニエスタ
怪我:ドウグラス、ラフィーニャ

ベティス(4-2-3-1):アダン(C)、モリネロ、ブルーノ(17分、ペッセッラ)、ヴェスターマン(36分、ディガール)、J・バルガス、ペトロス、エンディアエ、アルバロ・セフード、ルベン・カストロ(75分、ファン・デル・ファールト)、ダニ・セバージョス、ファン・ウォルフスウィンケル
SUB:ダニ・ヒメネス、ピッチーニ、ホアキン、F.ポルティージョ

【感想】

・多彩さを見せつけてのゴレアーダ〆
・でも最初は誤審
・怪我人含めてベティスは不運

って試合でした。

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■試合前の状況

短い短い冬季休暇を経て、Liga再開です。
たった1週間ゲーム無かっただけやもんなぁ。
ウィンターブレイクは何処へやら・・・。
こんなペースじゃ選手潰れるで!!!

現在の順位としては、ベティスは11位。
バルサはCWCの関係で1試合少ないながらも首位です。
ベティスは「昇格クラブ」として考えれば好成績ですが、伝統ある「ベティス」として考えれば物足りない数字と言えるでしょう。


■バルサのスタメンについて

横浜での試合から中9日。
遠征、休暇を経ての再開ゲームなので、ある程度はメンバーいじってくるとは思ってました。

って事で、リーベルとの試合からはピケ、アルバ、イニを温存。
これはどちらかと言えば、3日後に控えるエスパニョールとのデルビーを睨んだ采配でしょう。
ホームでのベティス戦よりアウェイでのペリコ戦の方が難易度高いのは自明の理。
ルーチョ的にも、我々的にも照準はそっちです。


■不可解な判定

とはいえ、この試合を軽視してたら足下すくわれるのがLiga。
油断してた訳じゃないでしょうが、開始からトントン拍子という訳には行きませんでした。

むしろ序盤の最大の決定機はベティスやったかな。
アウベスの軽率なボールロストからセバジョスに持ち込まれて、ブラボと1対1。
バルサが支配する展開で進んでたものの、こういうワンチャンスで失点するのもまたバルサですからね。
ブラボの好守で何とかなりましたが、毎回毎回GK頼りじゃねー。

と、いう中でのPK判定でした。
被害に遭ったのは、ベティスのGK。
そう、あの有名な(笑)アダンさんです。
ベティスではキャプテンマークを巻くまでになった、立派になられた元マドリーのアダンさん。
そんなアダンさんの何でもないプレーがペナルティ扱いになりました。

流れの中で観てる時も、「あぁメッシと接触したな」ぐらいでファウルだなんて全く思いませんでしたよ。
リプレイで観てもボールを、しっかりと弾いているのはアダン。
その勢いでレオにぶつかってはいるものの、ファウルではない。

だったのですが、主審の目には何か違うモノが見えたのでしょう。
判定は変わらず、このPKからベティスは先制点を奪われます。


■不運の連鎖

この判定だけでなく、今日のベティスはツキが無かった。
まず先発のCBが2人とも負傷交代。
PKの判定自体も不運やったけど、それはネイマールが外してくれたから良かったのです。
でもそのリバウンドをラキティッチと競り合ったヴェスターマンがゴールしてしまうという不運。
恐らくこのプレーでヴェスターマンは怪我したと思うので、ダブルパンチですよね。
判定に不満を唱えたペペ・メルも当然退席処分。

1つのジャッジでボロボロになっただけでなく、他にも悪い事は積み重なっていく負の連鎖。
そうこうしてる内にメッシ→ネイマール→メッシと完璧に崩されて2点目献上。
追い打ちをかける、とはこの事ですね。
前半で試合は決まっちゃいました。


■圧倒的な攻撃バリエーション

後半はバルサのアタッキングSHOWを堪能する時間になりましたね。
もう右からでも左からでも中央からでも、どこからでも仕掛けられるバルサ。
その中心はMSN、そしてブスケなのかな。

後半開始早々の4点目が、正にそれ。
相手陣内の高い位置でボールを囲んで奪ったブスケとセルジロベルト。
そこからのブスケのスルーパスが速かった。
非常に速かった。
そして、これに反応出来るスアレス。
簡単にアダンを攻略して3点目ゲット。

まぁスアレスも流石やけど、ブスケよね。
現地実況もジーニアスだとかフェノメノだとか、ヤンヤヤンヤの褒め称えようでしたよ。
あれぞバルサの真骨頂というか、ブスケの良さよね。
うん、素晴らしい。

そして、その後もバルサは止まらず。
ネイマールのポスト、アウベスのバー、レオのバーと散々枠にも嫌われましたが、最後はスアレスが決めて4点目。
これもネイマールのヒールアシストという後世に語り継がれるような超絶テクありのゴールでした。
素晴らしすぎる、圧倒的すぎるよ。
全部決まってたら8-0ぐらいになってたやろうからね。


■総括

結局はゴレアーダで大勝。
最初の疑惑の判定が無くても楽勝だったのかなとも思う試合でしたが、ベティス側からすれば「あれがあったからこその大敗」だったという気分でしょう。
確かに結果的には力の差は一目瞭然でも、最初のゴールって大事やからね。
メッシのバルサ500試合目というメモリアルマッチであり、数年後には最初のPKの事なんて忘れられるんでしょうがね。

ちなみにバルサ自身も、今日で年間180ゴール達成で最多記録更新だそうです。
記録ずくめの2015年を締めくくるに相応しい結果になったのは確かか。
次の試合からだと思っててFIFAバッチも胸に輝くなか、フィエスタで終われたのは良かった。
ペリコ戦に向けて、選手交代もローテーション色が濃い起用が出来たし。
万全の状態で2016年初戦もガッチリと掴み取ろう!!!
※かつて年間最初の試合で躓いたシーズンもあったからなぁ・・・・


               

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2015年11月 9日 (月)

バルサ×ビジャレアル 15-16 Liga 第11節

バルサ 3-0 ビジャレアル

【得点】
ネイマール2(60分、85分)、スアレス(70分、PK)

【メンバー】
バルセロナ(4-3-3):ブラボ、ダニエウ・アウヴェス、ピケ(82分、バルトラ)、マテュー、ジョルディ・アルバ、ブスケッツ、セルジ・ロベルト、イニエスタ(C)、L・スアレス、ムニル(78分、サンドロ)、ネイマール
SUB:シュテーゲン、アドリアーノ、ヴェルメーレン、サンペール、グンバウ
怪我:ドウグラス、ラキティッチ、ラフィーニャ、メッシ
出場停止:マスチェラーノ

ビジャレアル(4-5-1):アレオラ、マリオ・ガスパル、ボネーラ、ビクトル・ルイス、ハウメ・コスタ、ブルーノ・ソリアーノ(C)、トマス・ピナ(66分、バカンブ)、ジョナタン・ドス・サントス、サム・カスティジェホ(79分、サムエル・ガルシア)、デニス・スアレス、ソルダード
SUB:バルボサ、ヨキッチ、ルカビナ、マヌ・トリゲロス、マティアス・ナウエル・レイバ

【感想】

・ネイマールのゴラッソ!!
・ビジャレアルの好機は1回だけ
・上昇ムードでクラシコへ

って試合でした。

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■試合前の状況

バルセロナ24pt、ビジャレアル20pt。
いずれも上位、そして僅差。
つまり大一番です。


■バルサのスタメンについて

直近のCLから中3日。
そのBATE戦で、ある程度ターンオーバーをした事もあり今日は主力メインの11人。
連続スタメンはアウベス、ブスケ、セルジロベルト、イニ、スアレス、ネイマールの6人。
こうして見ると、今は代えが効かないメンツばかりですね。
中盤は怪我人続出だし、右SBも使えるのはダニ以外いないし、前線は言わずもがな。


■バルサが押し込む前半

ビジャレアルは守備的MF3枚を並べるディフェンシブな戦いを選択してきました。
という事で自然とバルサが攻め、ビジャレアルが守る展開に。

ボールを支配し、ゲームを支配し、チャンスも作ったバルサでしたが、残念ながら前半はノーゴール。
ネイマールとイニエスタによる崩しとか、カウンターからのマテューとか、結構惜しいのはあってんけどね。
まぁそれほど悲観的になるような内容ではなかったので、後半なんとかなるかな、って感じでした。
ビジャレアルのハードワークも90分間は持たんやろうしな~、と。

そういう意味でもブラボのパラドンは大きかった。
前半終了間際に崩された場面あったけど、防ぐ事が出来ましたからね。
1点リード許して守られたら、流石にキツイから。


■見事なブスケ

先制点は好調ネイマール。
でしたが、この場面はそれを引き出したブスケが素晴らしかった。
見事な縦パスでしたね~。
ああいうのを通せるのが、ブスケのブスケたる所以。
ピボーテとして任せられるのは、やはり彼が一番やわ。


■盤石な〆くくり

リードを許したビジャレアルは攻めるしかなくなりました。
という事で、トレスボランチの一角であるピナを外して前線にバカンプを投入。
これはつまりバルサにとってもチャンスが広がった事を意味しました。
ここはもうギャンブルやけどね。

賭けに敗れたビジャレアルは、その後2点を献上。
勿体なかったのが2点目かな。
ムニルを倒してPKを与えたのですが、ムニル相手なら別に無理に倒す必要も無かった(苦笑)
今日も存在感が殆ど無かったムニル君ですからね。
終始バルサとしては10人で戦ってたようなもんですよ。
だからハウメ・コスタは何も慌てる事なかったのにねぇ。
今日の主審はわりとビジャレアル寄りやったし。

このPKはネイマールではなくスアレスが決めたのですが、スアレスってバルサ来てから初PKな気がする。
基本メッシが蹴ってたし、そうじゃない時はネイマールやったから。
どういう感じでキッカーを決めたのかは不明ですが、ネイマールの余裕かな。

そして、そんなネイマールにこの後伝説となりそうなゴールが産まれます・・・


■ロナウジーニョの域に

達したと言っても、もはや言い過ぎでは無いでしょう。
それはヘアバンドをして外見が似てるからとか、そんな問題ではなくね(笑)
(坊主にしたのに何故ヘアバンドが必要なのかww あと今日は審判にNIKE強調しすぎと怒られて外してたみたいね)

勿論ロナウジーニョがあの時代のバルサに残した功績ってのは誰にも超えられるもんじゃないねんけど。
そういう意味じゃなく技術面とか、チームへの影響度とか、そういう事でね。
あの3点目のゴラッソは、ホンマにロナウジーニョっぽかったよなぁ。
トラップから浮かせて反転してズドン。
これぞセレソンの10番です。

メッシが怪我してから日に日に成長してるように感じるのは私だけでしょうか。
スアレスとのコンビも熟成してきたし、今の時点では世界No.1プレーヤーと言って良いでしょう。
(メッシ怪我やし、ロナウドのゴールも止まってるし)
クラシコがネイマールSHOWになる可能性も充分やけど、残念なのはすぐに試合が行われない事。
FIFAウィーク挟んで2週間後やもんなぁ。。。
南米予選で疲弊して帰ってくるのは目に見えてるし、そこだけが残念!


■総括

バルサの快勝と言って良かったでしょう。
結局試合通してもビジャレアルのチャンスは1回やったし。
ジョナタンやデニス・スアレスはカンプノウへ凱旋ならず!でした。

バルサは試合も支配してたし、後半スペース産まれてからはイニやセルジロベルトにも絶好機あったしね。
中盤のゲームメイクっぷりは人手不足でまだまだな面もあるし、なんだかんだでスアレス&ネイ頼りな面もあるけど。
それでも1ヶ月前よりは上向いてるかな~。

マドリーがセビージャに負けたので首位にも立ったしね。
これでクラシコ負けても同ポイントになるだけ、ってのは精神的な意味では大きい。
勿論負ける気なんてさらさら無いけどねぇぇぇぇぇ!!!!!!

             

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2015年10月 5日 (月)

アトレティコ×マドリー 15-16 Liga 第7節

アトレティコ 1-1 マドリー

【得点】
A:ビエット(84分)
R:ベンゼマ(9分)

【メンバー】
アトレティコ・マドリード(4-4-2):オブラク、ファンフラン、J・ヒメネス、ゴディン、フィリピ・ルイス、ガビ(C)、ティアゴ、グリーズマン、オリベル・トーレス(HT、フェレイラ・カラスコ)、コレア(59分、ビエット)、フェルナンド・トーレス(64分、J・マルティネス)
SUB:モジャ、シケイラ、サビッチ、サウール・ニゲス

レアル・マドリード(4-3-3):ナバス、カルバハル(41分、アルベロア)、ヴァラン、セルヒオ・ラモス(C)、マルセロ、カゼミーロ、クロース、モドリッチ、ベンゼマ(76分、コヴァチッチ)、イスコ(66分、ベイル)、C・ロナウド
SUB:カシージャ、ナチョ、ルーカス・バスケス、ヘセ

【感想】

・お疲れモードのデルビー
・妥当な結果
・ナバスのパラドン

って試合でした。

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■試合前の状況

ここまでの成績は、アトレティコ4勝2敗、マドリー4勝2分な両チーム。
まぁまぁって所ですかね。

マドリーはCLの2勝を含めると未だ公式戦無敗。
逆にアトレティコは直前のCLでベンフィカに負けたので、公式戦2連敗中。
昨季圧勝した良い思い出があるカルデロンでのデルビーで、現状を打破したい所でしょう。


■10分たらずでマドリー先制

カルバハルの絵に描いたようなクロスから、ベンゼマが飛び込んでカベッサで合わせました。
エリア内のターゲットはロナウドとベンゼマのみ。
そのロナウドが前で囮となった格好ではありましたが、あまりにも簡単に振られすぎでしょ~。
あれだけフリーにさせるとはね。

それにフィリペ・ルイスも簡単に抜かれ過ぎ。
ロンドンでの1年間のベンチ生活で体が鈍ってんのか!?

得点が入るまでは、どちらのペースとも言えない感じでしたがこれでマドリーが一気に流れを手繰り寄せましたね。


■主将のミスを補填するコスタリカ人

先制されて苦しくなったアトレティコにも千載一遇のチャンスが訪れました。
セルヒオラモスのプレゼントパスから、トーレスが抜け出します。
これは残念ながら阻まれてしまったのですが、コボレ球を拾ったティアゴが突進。
セルヒオラモスと接触してPK獲得となりました。

確かにラモスのスライディングがペナルティに値したかどうかは、微妙な判定ではあった。
でもねぇ、元々がラモスのミスから始まったチャンスやったからね。
そういうマイナスの印象がPKを生む事って、よくあるよね。

キッカーは、今やアトレティコのエースに成長したグリーズマン。
ここはキッチリと決めて試合を振り出しに戻したい所だったのですが、ナバスにセービングされてしまいます。
うん、ドンピシャのタイミングやったね。
グリーズマンのキックも、そんなに悪くはなかったから今回はナバスを褒めるべきかな~。
完璧なセービングでしたよ。

ナバスは終了間際のジャクソンのミドルも神がかり的なセーブで弾いたし、今日は光ってたね。


■停滞する後半

両チーム共にCL明けの疲れがあったのか、後半はドンヨリしたムードで試合が進んでました。
前半は互いにそこまでは悪くなかってんけどね~。
活力は前半で尽きてしまった感じ。

シメオネは前線の3人を代えて何とか打開を図ろうとするも、状況に劇的な変化は無し。
ラファはベンゼマを下げてコバチッチを投入し、カウンターモードへの移行を進めました。
前に快足の100億円コンビ(ロナウド&ベイル)を並べて、楽に点取ろうという腹づもりだったのでしょう。
実にベニテスらしい采配ですね★


■意地の同点弾

カルデロンがようやく沸いたのは、残り時間も5分になろうかという場面でした。
ジャクソンが強引に、こじ開けましたね~。
左サイドを力業で突破すると、グリーズマンが上手く流して、最後はビエットが流し込みました。
ビエットのシュートは「無人のゴールに押し込んだだけ」と思われるかもですが、意外に角度が無かったので難しかったと思いますよ。
それに今日のナバスを崩すには、グリーズマンが直前で潰れたようなプレーが必要でしたね。

狂喜乱舞するシメオネ。
「同点で満足なのか!?」と訝る声もあるかもですが、あれは「逆転するぞ」というメッセージも込めた歓喜のガッツポーズだったのでしょう。
あれで鼓舞されない選手はいないやろうし、シメオネがエンパテで満足する筈がない。


■総括

アトレティコが逆転する雰囲気もありましたが、前述したようなナバスのパラドンもあって引き分けのまま終了。
まぁお互いのゲーム内容考えたら、エンパテが妥当な結果だとは思います。

アトレティコはオリベル君が全く消えてたのが誤算かな。
なんだかんだで新加入選手が多い前線なので、今はグリーズマンが中盤に下がってバランスを取るという布陣が合ってるのかもしれません。
あとチアゴが何気に存在感あったね。
コンビを組む主将よりも中盤の底で輝いておりました。
キャリア的には下降線になる筈なのに、シメオネの下で甦ってる印象。

マドリーは、イスコが勿体無かったかな。
3トップの右WG的なポジションでしたが、あそこで彼が輝くわけもなく。
左WGのロナウドが、ほぼCFのようなポジションでプレーしていた事もあって、必然的にイスコも中に行く回数が多かった様にも見えましたが、いずれにしても今日はスポットライトが当たること無く終わりました。
同じく右サイドのエリアでプレーしていたクロースも、ほぼ空気やったなぁ。

なので中盤はモドリッチが切り盛りしまくり、カゼミロも底のフィルター役として幾度となくアトレティコアタック陣を削っておりました。
コバチッチがフィットしてきたら、また布陣変わるかもですが相変わらずタレント豊富なのでイスコやクロース級の選手でも今日みたいなプレーしてたらポジション無くなるでしょうね。
ハメスも居るしね。

逆にDFラインは手薄なんかな。
今日のプレーぶり観てても、もうアルベロアはトップで出来るレベルにないと思うのよね・・・。


              

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