A.マドリー×R.マドリー 15-16 Liga 第26節
R.マドリー 0-1 A.マドリー
【得点】
グリーズマン(53分)
【メンバー】
レアル・マドリード(4-3-3):ナバス、カルバハル、ヴァラン、セルヒオ・ラモス(C)、ダニーロ、クロース、モドリッチ、イスコ(70分、ヘセ)、ベンゼマ(HT、ボルハ・マジョラル)、ハメス・ロドリゲス(57分、ルーカス・バスケス)、C・ロナウド
SUB:カシージャ、ナチョ、カゼミーロ、コバチッチ
アトレティコ・マドリード(4-4-2):オブラク、ファンフラン、J・ヒメネス、ゴディン、フィリピ・ルイス、ガビ(C)、アウグスト・フェルナンデス(76分、クラネビッテル)、サウール・ニゲス、コケ、グリーズマン、フェルナンド・トーレス(81分、コレア)
SUB:モヤ、ヘスース・ガメス、ルーカス・エルナンデズ、オリベル・トーレス、ビエット
【感想】
・ジダンマドリー初黒星
・決められなかったロナウド
・したたかなアトレティコ
って試合でした。
■試合前の状況
首位バルサを追う立場の両者。
お互いの勝ち点差は1ですが、バルサとは少し離されてます。
(アトレティコは8pt差、マドリーは9pt差)
なので単なるデルビー以上の意味を持つ今回の試合。
優勝戦線の生き残りも懸けた熾烈な戦いになる事は必至です。
※ちなみにシーズン前半のデルビーは1-1のエンパテ。
アトレティコとしてはホームで「勝てなかった」とも言えるので、そのリベンジなるかどうか。
■煮え切らない前半
お互い崩せない、良いカタチを作れない、って前半。
のけぞったシーンは、CR7のFKとグリーズマンのミドルぐらい。
そんな2人とて、それ以外の場面では見せ場無し
サウルが残念な場面(判断が遅いとか)が結構あって、あそこにアルダが居ればな、とか思ってしまった。
アトレティコさん奪ってスイマセン。
ポゼッションは圧倒的に白組でしたが、そこを活かせてはなかった。
ハメスが存在感無いのも気掛かり。
■序盤に大きく動く
ハーフタイムでジダンが動きました。
ベンゼマ容疑者に代えて18歳のマジョラルを投入。
ベンチの攻撃的な選手の中では、一番序列が低いと勝手に思ってたマジョラル君ですが予想に反して最初に出てきました。
そして、そのままCFの位置へ。
ベンゼマは怪我なのか、それとも単純にイケてなかったから交代なのかは不明です。
システムや戦い方自体は変えてこなかったので、恐らく戦術的な意図では無いでしょう。
(まぁジダンにそもそも戦術があるのか、って疑問はさておきねw)
実際ベンゼマは良くはなかったし。
意外な交代があった後半、いきなりチャンスを作ったのは動いてきたマドリーの方でした。
ロナウドが抜け出して、GKとほぼ1対1。
後は決めるだけ、ってシュートでしたが枠外に逸れていきました。
これは勿体ないなー、と思ってたらこういう時のパターン。
外してしまったチームが失点するというパターンが発動しました。
アトレティコの先制点のポイントはグリーズマンのターンでしょう。
あそこで2人を一気に置き去りにした事によって、チャンスが生まれました。
そしてフェリペルイスのオーバーラップかな。
グリーズマンにボールが収まった時点では画面にすら映ってなかったのに、最終局面ではアシスト。
素晴らしいフリーランニングと、予知能力だったと思います。
マイナスに折り返したクロスも完璧やったしね。
マドリーとしては、(クラシコでの大量失点の時もそうやったけど)セルヒオラモスが何もしてなかったのが痛かった。
ラインを揃える訳でもなく、誰のマークをしていた訳でもなく。
後は中盤のチェックか。
グリーズマンでターンでかわされた後でもさ、もうちょっとプレッシャーかけられたんじゃないの?って思うよね。
■シメオネの術中?
先制点を許してしまったジズーは、すぐさま動きました。
ここまで良くなかったハメスを下げます。
そして残り20分の時点ではヘセを投入し、早々に3枚のカードを全て使い切りました。
イスコ先輩は悪くはなかったと思うけど、モドリッチもクロースも交代させられないしね。
DFラインを削って、という大胆さは現状では持ち合わせてないみたいやし。
※正直セルヒオラモス代えても良かったとは思う
という事で、3人代えても基本的には戦い方は同じ。
もっと具体的に言うとワクワク感の無い戦い方は変わらず。
なんというか、これだけのビッグネームが揃ってるのに躍動感が無かったなー。
選手交代する度にグレードが下がっていったから余計にそう感じたかもやけど。
ベイルが居ないだけで、選手層も凄く薄く感じたしね。
ただ解釈として難しかったのは、これがジダンの限界なのか、それともシメオネが上手くやっているのか、という所。
なんかシメオネの掌の中で遊ばされてる感じもあるし、単純にジズーに戦術が無いだけの気もするしww
まぁロナウドがドフリーヘッドをしっかり決めていれば、一気にエルブランコモードになってた可能性もある訳でね。
勝負は紙一重だったのも事実。
でもシメオネに落ち着きを感じたのも事実。
※ピンチ作られたら烈火のごとく怒ってたけど、あれすらパフォーマンスに見えない事もないねんなぁー
■総括
という事で、公式戦9試合目でジダンは初黒星となりました。
これまでは、言ったら悪いけど強い相手そこまで居なかったしね。
初めての大一番とも言える、試金石と思われてた相手に案の定負けるってのは他チームサポからすれば笑える展開じゃないでしょうか。
内容的にも明るい材料なかったし、面白い試合でもなかったし。
アトレティコの勝負強さというか、勝ってきたチームのしたたかさみたいなものを感じた試合でしたね。
グリーズマンとか消えてる時間も長かったのに、ここぞって場面では仕事するもんなぁ。
ファンフランも同様。
サウルは最後まで残念やったけど・・。
クレとしては、Ligaの覇権争いを考えたらエンパテが一番望ましい結果ではあった。
でも2番目の希望結果は「アトレティコの勝利」だったので、まぁ良しとしましょう(上から目線)。
これで明日ウチがセビージャに勝てば、マドリーは完全脱落になるでしょう。
12pt差逆転、って厳しいでしょうから。
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