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2006年10月15日 (日)

ヘタフェ×マドリー 06-07 第6節

ヘタフェ 1 - 0 レアル・マドリード

G:アレクシス(60分)
 
ヘタフェ:アボンダンシエリ、ダビド・コルテース、ベレンゲル、アレクシス、パレデス、カスケロ、チェレスティーニ、マリオ・コテロ(86分、プリド)、レドンド(77分、リヒト)、マヌ(70分、アルベルト)、パチョン

SUB:ルイスガルシア、コントラ、ナチョ、パウノビッチ

レアル・マドリード:カシージャス、メヒア、エルゲラ、ラウール・ブラボ、ロベルト・カルロス、M・ディアッラ(HT、ラウール)、エメルソン、ベッカム(68分、ロビーニョ)、グティ、ファン・ニステルローイ、カッサーノ(HT、ロナウド(90+1分、退場))

SUB:ディエゴロペス、カンナバロ、パボン、ボルハ


バルサ戦が観れない腹いせにマドリー戦を観戦

なんかセビージャが揉めているせいで、今節の「バルサ×セビージャ」の放送は無し。
これはWOWOWには責任は無く、全世界的に放映無しという状態であります。
つまりカンプノウに行かないと観れません。こういう場合でもYouTubeは期待出来るんでしょうか??
ま、それはさておき、そんな訳でバルサ戦を観れないので代わりにマドリー戦を観ました。
やっぱりマドリーは気になる存在ですからね。
しかも相手はヘタフェ。一応マドリーデルビーです。それに「スペクタクル至上主義」のシュスターが今季どんなチームに仕上げているのかも気になる所やしね。

ここまでの両チーム

ホームのヘタフェは開幕から2連勝を飾ったものの、その後は1分2敗と調子を落としています。
しかもその3試合は全て無得点。昨季は9位に躍進したヘタフェですが、ペルニーア、リキ、ガビランといった主力が抜けた穴が遂に出始めたのかもしれません。
一方のマドリーは、色々叩かれてる割にはここまで3勝2分とそんなに悪くない数字。
リヨンに惨敗を喫っしたり、アトレティコに勝ち切れなかったり、3連勝の相手がそんなに強くない所ばっかりだったり、勝ってもおもしろくなかったり、といった所が叩かれている原因なんですがね。
この試合の注目点は、ロナウド。
CLのキエフ戦で復帰し、徐々に出場時間を増やしているフェノメノ。
そんな彼が2週間のインターバルで遂にコンディションを整えたらしい。
彼の復帰をうけて、カペッロがニステルとロナウドを併用するのか、それともCFは1人だけなのか、これは大きな注目点と言えます。

前半、散々な内容のマドリー

そんな感じでキックオフです。
とりあえずロナウドはベンチスタートで、いつも通りの布陣で来ました。
シシーニョ、サルガド、レジェスが怪我で、セルヒオラモスはサスペンション、カンナバロも怪我の影響でスタメンには名を連ねませんでした。
そんな訳でエルゲラ大先生が今季初招集&いきなり先発!!!!!!!!!
カペッロからもフロントからも干されてる感があったエルゲラなのでここらで意地を見せてほしい所です。
しかーし、マドリーのパフォーマンスはサイテーでした。
エルゲラがどうこうじゃなくて、チーム全体として酷く低調。
まず中盤で完全に負けとるんですよ。
ことごとく潰されるんです。華麗にパスを回すヘタフェとは対照的に繋ぐ事すら出来ていない。
なんで2週間も休みがあったのに、こんなに息があってないの??
以前のマドリーならそれは理解出来る。代表ウィークでリーガは休みでも、殆どの選手が代表に駆り出されとったからね。
しかしこの日のマドリーのスタメンで代表に招集されていたのはカシージャス唯一人なんです。
フィールドプレーヤーには疲れもない筈なのに、何故に動き出しが圧倒的に少ないの???
前述したようにここまで3試合ノーゴールのヘタフェアタッカー陣の決定力不足がなければ前半だけで試合が決まっていてもおかしくなかった。
アボンダンシエリが画面に写る事も殆ど無いまま前半終了。

後半、カペッロ動く。しかし・・・

創造性のかけらも無い前半を見せられては、カペッロといえども(皮肉)動きます。
後半からロナウド、ラウールを投入。
で、カペッロらしくないなと思ったのはディアラを代えた事。
ここまでの公式戦でディアラはフル出場してますからね。
エメルソンとディアラのコンビは絶対不動だったのです。(エメルソンもラレアル戦の残り30分を休んだのみ)
なので、前半ダメダメだったカッサーノは当然としてもディアラの交代は驚きだったのでした。
ピボーテの位置にはグティを下げ、「攻撃的に行くぞ」というメッセージを放ちます。
これでシステムは4-2-3-1から4-4-2へ。
前半カッサーノのせいで孤立気味だったニステルローイの周囲にロナウドとラウルが入った事によって、パスが回り始めます。
今後の展開を期待させる立ち上がり。
しかしそれは幻想でした。というよりは前半が悪過ぎたので良く見えただけだったのかもしれません。
CKから簡単にヘッドで合わされて失点すると、それ以降ペースを握る事はありませんでした。。。。

必然の敗戦

虐殺されたリヨン戦もここまで内容は酷くありませんでした。
ロナウドがロスタイムに暴言で退場した時なんか、もう観てられませんでしたよ、あまりの体たらくぶりに。
課題だらけの敗戦でした。負けて当然です。
問題点は色々あったけど、まず攻撃が中央に寄りすぎ。
サイドアタックが殆ど無かった。
サルガド、シシーニョがいない右サイドに関してはメヒーアの「力不足」という一言で言い訳も出来ますが、ロベカルがいる左も機能していないのでそんな言い訳も成り立たないのです。
つまりラテラルが上がれる様なタメが前線で作れてないんですよね。
じゃぁラテラルが駄目にしても、その前のサイドハーフが頑張ったらサイドアタックは出来るんじゃないのか?
マドリーの場合はそこも出来てないのです。
一応システムは4-2-3-1っぽいのですが、中盤の構成が曖昧なんですよね。
例えば「スーペルデポル」の時の4-2-3-1のサイドハーフは(右ビクトル、左ルケ)純然たるサイドアタッカーとして機能していました。
でもこのチームは違います。右のベッカムも右なのか中盤なのかイマイチはっきりしない。
左にいたってはグティなのかカッサーノなのかもハッキリしない。
CLのキエフ戦ではグティはディアラとエメルソンと組んでスリーセンターの様なカタチで機能していましたが、この日はそういう事も出来ず、後半はミスパスを多発。カペッロはディアラを代えてまでグティを残しましたが、その期待に背きました。
一方のカッサーノは元々CFの近くでの動きを得意としているだけに、どうしても「左サイド」ってガラじゃない。
ラウールがココに入った時がまだマシなカタチにはなるのですが、サイドアタッカーじゃないんですよね。能力が高いが故になんでも出来てしまうが本来は生粋のゴレアドール。中盤の左じゃ勿体無い。
じゃぁマドリーにサイドアタッカーはいないのか。
います。世界最高レベルの2人が。
1人の名はロビーニョ。しかし彼はカペッロのスタイルには合いません。
ディフェンス能力が低い選手、個人技に優れている選手をカペッロは好みません。それが今の所ロビーニョが途中出場で使われる理由です。
途中出場でアクセントを付ける分には、このてのタイプは有効と考えている様です。
もう1人の名はレジェス。
高い攻撃能力を持ち、サイドアタッカーとしても機能し、更にはロンドンで守備力も身に付けたレジェスはカペッロ的にも合格点を出せるクラックなのでしょう。
しかし前述した様にこの日は怪我で未招集。もし怪我をしていなくても使われるとしたら「右サイド」。ベッカムが微妙だからです。
そんな訳でサイドアタックは不発だったのです。
そういえば何故か試合終盤にはエメルソンがCBに下がり、エルゲラが左SHの位置に。
「ヘディングの強さを活かして前線へ」、というのはありがちなパターンですが、そうではなく左SHに。Why?
それでロビーニョが真ん中に入ってたんですが、無論機能する筈も無く。
カペッロの指示だったとしたらとんだ迷走だし、選手の判断だったとしてもヤバイです。

今後ですが、この日の後半の様にニステルとロナウドを併用するならば、中盤の人数は4枚。
ディアラとエメルソンは外さないだろうから、攻撃的な中盤は2人。
現状から考えるとレジェスとラウルになりそうですが、そうなるとパスの出し手がいません。
グティを入れて解消された問題が、また元に戻る訳ですわ。
ユーベでも4-4-2だったので、ニステルとロナウドを併用する可能性は充分考えられるんですよ。
でもそうなると、多分死にます。レジェスを使うとサイドアタックは出来るが、パスが出て来ない。グティを使うとパスは出るがサイドアタックは出来ない。かといってラウルは外せない。
こう考えるとネドベドって選手の偉大さが改めて実感出来ますよね。

おもしろくなくても結果は残すのがカペッロのスタイルですが、この日のマドリーの姿は近年の暗黒期のマドリーの姿そのものでした。
こういう状態が続くとカペッロの早期退陣の可能性は大ですな。

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