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2006年11月13日 (月)

バルサ×サラゴサ 06-07 第10節

バルセロナ 3 - 1 サラゴサ

G:ロナウジーニョ(31分、86分)、サビオラ(90+5分)   G・ミリート(17分)


バルセロナ:V・バルデス、ザンブロッタ、マルケス、プジョル、シウヴィーニョ、エジミウソン(29分、モッタ(72分、退場))、イニエスタ、デコ、グジョンセン(67分、サビオラ)、メッシ(23分、ジュリ)、ロナウジーニョ

SUB:ジョルケラ、ジオ、テュラム、オレゲール

レアル・サラゴサ:セサル、ディオゴ、セルヒオ、G・ミリート(75分、退場)、ファンフラン、セラデス(27分、ポンシオ)、サパテル、ダレッサンドロ(68分、ラフィタ)、アイマール(79分、ピケ)、D・ミリート、エヴェルトン

SUB:ミゲル、オスカル、モビージャ、セルヒオ・ガルシア


好ゲームへの予感

いや〜、コレはおもしろい試合になるでしょう。(実際なった)だって2位、3位直接対決ですよ。
しかも両チーム共に攻撃的精神が抜群。どちらも揃ってここまで20ゴールを挙げている事もそれを証明しています。
リーガらしいガチンコの攻撃対決が観られる予感がプンプンです!!(途中まではそうなった)

足元をすくわれたバルサ

立ち上がりはバルサの攻勢。サラゴサは殆どボールに触る事すら出来ず、イニエスタやグジョンセンの決定機を迎えてしまいます。
ダレッサンドロ、アイマールの黄金コンビに加え、昨季大活躍した絶品コンビのミリート兄とエベルトンという自慢の前線の4人もボールが来なければキツい。
でもそんな状況が90分間続く筈がない、ってのをサラゴサの選手達は知ってました。だから耐えれたのでしょう。
サラゴサの反撃は前半15分から。初めて「らしい」パス交換を披露し、それで得たCK。
ダレッサンドロの鋭く速いキックにドンピシャのタイミングでミリート弟が突っ込みました。
初めてのチャンスをモノにしてサラゴサが先制!!!
う〜ん、ここらへんが今季結果を残せてる要因なんでしょうな。
ただただ攻めるだけじゃなくて、勝負所をキッチリとおさえてはる。
ガブリエルは2シーズン連続でバルサからゴールを奪いました。
これは屈辱ですなぁ。

負傷者続出

先制点を奪われはしたものの、それまでの流れから考えたら同点に追い付くのは難しい事じゃない、そんな風に思って試合を観てました。
しかしアクシデントが連続して起こります。
メッシ、エヂミウソンが立て続けに削られて負傷交代。
試合開始から30分も経たない内に交代枠を2つも使ってしまいました。
でもそれ以上にメッシの負傷が深刻だった事の方が重要でした。
後から解った事ではありますが、全治3ヶ月ぐらいは覚悟しておかないといけないでしょう。。。。。
エトーに続き、メッシまでもが。。。。。好調だったので痛すぎます。。。
この試合はサラゴサのセラデスとダレッサンドロも負傷退場の憂き目にあいました。
まぁそれ以上に主審の乱調がアレでしたけどね。その話は後ほど。

困った時のガウショ

さて、試合の話に戻ります。
2人を負傷で失い嫌なムードになりかけていたカンプノウを救ったのは、エース・ロナウジーニョ。
デコのCKを頭で決めて同点に追い付きます。ビックリするぐらいのフリーでしたが、外さなかったのは流石です。
このまま逆転出来そうな雰囲気もありましたが、サラゴサも粘りをみせ、試合は後半へ。

怒濤の後半

前半以上にハイレベルだったのが後半。
バルサ、サラゴサが共に持ち前の攻撃精神を披露し、高い技術と戦術が高次元でぶつかり合う好ゲームに!!!
そう、正に期待していた通りの「これぞリーガ!!」って内容で楽しませてくれます。
そんな燃えてる試合に更なる油を注いだのは審判でした。
72分、モッタ退場。
もうココから試合はとんでもない方向に行きます。
まずね、モッタのロハが不当だった事からバルサイレブンは猛然と抗議。
ミリート兄は「顏に肘打ち喰らったぞ(ノ ゚Д゚)ノ」的にド派手に顏を抑えて倒れましたが、VTRで観ると胸を抑えている程度。
これで退場はまず有り得ません。黄紙でも不当なぐらいです。いや、ファウルすら取らない審判もいるでしょう。
だから、バルサイレブンは激高しました。
でもここから試合が良い意味でも悪い意味でもヒートアップしたのは事実。
バルサイレブンも観てる俺も「気持ち」が入りましたからね。
「もう絶対勝ってやる!!!」って雰囲気がプンプン伝わって来ました。
だからこそ、終了5分前、ガウショのFKが決まった時の爆発よ。あの爆発感よ!!!!
サイコーじゃないですか。
自分的にもCL決勝以来の興奮でありました。
これでやっと"ロナウジーニョ復活"じゃないでしょうかね。
こういう一体感が産まれてこそ"復活"でしょ。
決めて欲しい所で決めるのがエースです。再びギガクラックの姿を世界中が目撃したと言えるでしょう。
ロスタイムにもガウショのFKはバーを叩きました。
落ちたボールがゴールラインを割ったかにも見えましたが、まぁハットトリックじゃなくても充分です。
このコボレ球をサビオラが詰めて(実際はオフサイドやったけど)試合にダメのダメを押したしね。

審判の話

あんまり審判批判はしたくないけど、この日は酷すぎたので少々。
いや、自分的には良いんですよ。この糞審判のおかげで興奮が倍加した、ってのは事実やし。
でもね、カード出し過ぎですよ。合計10枚。
特にモッタとミリート弟をピッチの外に追いやってからは酷すぎ。
少しでも体の接触があれば黄紙を提示、ってパターンが延々繰り返されました。
もう狂ってるとしか言いようがない。
ミリート弟の退場も帳尻合わせみたいな感じやったし(でも彼の反則は退場にする審判の方が多いでしょう。ただモッタ退場直後だったので数合わせの様に見えてしまう)サビオラのオフサイド見逃しもお粗末(試合の結果を左右する場面ではないとはいえ)でした。

総括

色んな意味で見応え充分の試合でした。
審判のせいで荒れたからこそオモシロイ面もあったし、審判が邪魔だった面もあった。
とりあえずは期待に応えてくれた両チームの選手に拍手です。


バルデス:ロスタイムのピンチを防ぎヒーローに
ザンブロッタ:ベレッチ負傷で先発。この日は攻め上がる場面が多くアイマール封じにも成功
マルケス:ミリート兄弟を離す場面が多かったのは課題
プジョル:父の死を乗り越え復活。大きな拍手で迎えたクレ達の姿には感動
シウビーニョ:対面のディオゴに振り切られる場面が多かった。ディオゴぐらいは抑えて欲しいな
エヂミウソン:負傷退場。復帰まで10日間ぐらいかかるそうです
イニエスタ:まだチャビが復帰出来ないので先発。依然好調を維持
デコ:こういう荒れ試合には人一倍燃えるよね。むきだしの闘志でチームを牽引
グジョンセン:大分動き出しの精度も上がって来た。後はコンスタントに得点出来れば・・・
メッシ:痛すぎる長期離脱。この日も抜群だったからなぁ
ロナウジーニョ:やはり別格。ドリブルのキレ、相手を抜くスピードも戻って来た印象


ジュリ:あまり目立てず。メッシが不在になりそうなので心配なパフォーマンス
モッタ:印象で決められてしまった様なロハではあったが、本人のパフォーマンス自体もあまり良くなかったのも事実
サビオラ:おいしくゴールをゲット。劇的なFKに繋がるファウルを得たのもコネホ。短い時間ながら仕事を果たしたと言えるのではないでしょうか

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