バレンシア×マドリー 06-07 第12節
バレンシア 0 - 1 レアル・マドリード
G:ラウール(52分)
バレンシア:カニサレス、ミゲル、アルビオル、アジャラ、クーロ・トーレス(81分、H・ヴィアナ)、パジャルド(72分、タヴァーノ)、バラハ、ホアキン、シルバ、アングロ、ビジャ(15分、ビセンテ)
SUB:ビュテル、D・ナバーロ、レゲイロ、モリエンテス
レアル・マドリード:カシージャス、M・サルガド、F・カンナヴァロ(HT、メヒア)、セルヒオ・ラモス、ロベルト・カルロス、M・ディアッラ、エメルソン、ロビーニョ(68分、デ・ラ・レッド)、ラウール、レジェス、ファン・ニステルローイ
SUB:ディエゴ・ロペス、R・ブラボ、パボン、ニエット、カッサーノ
試合前の状況
リーガが誇る黄金のカードです。
バレンシアが現在8位、マドリーが現在3位という状況なので、首位バルサにおいていかれない為にも両チーム負けれない一戦です。
バレンシアは最近のリーガ4試合で2分2敗と最悪の状態。しかしミッドウィークのCLでは勝ちました。
もう既に突破を決めてる消化試合だったけど2-0で勝ちました。
この勝利を浮上のキッカケとしたかったのか、3日前と同じスタメンでキケフローレスは挑んできました。
一方のマドリーも4日前のCLとほぼ同じメンツ。こちらはリヨンに嫌な感じで引き分けたとはいえ、その試合で負傷したエルゲラ、グティをサルガド、レジェスに代えただけのスタメンです。
グティは元々出場停止で出られない試合だったので、ラッキーといえばラッキー。
負傷者が絶えないバレンシア
さて、そんな感じで試合開始です。
しかし開始から僅か15分でビジャが負傷交代。。。。
元々負傷をおしての出場だったうえに、カンナバロに削られたのでアウトです。
モリエンテスもベンチには入ったものの万全の状態で無いらしく、これで看板の2トップが揃って欠場となってしまいました。
この2人の不在は試合に大きく影響しました。この2人の、っていうかバレンシアは怪我人が多過ぎですよね。
予想していたよりも苦しいチーム状態でした。こりゃ勝てんわ。
まずゲームが全く創れない。
これは心臓となるピボーテに怪我人が続出しているから当然です。
アルベルダ、マルチェナ、エドゥですか。バラハも復帰したてで本調子じゃ無かったし、パジャルドの面倒も見ないといけないからね。
パジャルド君も頑張ってはいたけどね。
ゲームが創れない影響からミスパスが多発。
このLVの試合では考えられないぐらいミスパスが多かった。
中盤が創れなくてもモリとビジャがいれば独力で何とかしてくれるのですが、それも叶わず。
攻撃はホアキンの突破頼りで、こうなるとホアキンも負荷が懸かって苦しい。
ドリブル突破には冴えを見せたもののフィニッシュが決まりませんでした。
しかし責めれません。
何気に得点を決めてくれるアングロが、この日は外しまくってしまったのも無得点の原因になってしまいました。
これだけ怪我人&怪我上がりの選手が多くいて中位なのですから悪くない成績とも言えますが、バレンシアが目指してるモノはそんなモノじゃないからね。
グダグダなマドリー
一方のマドリー。
バレンシアが低調な内容だったと書きましたが、マドリーも負けず劣らず低調。
色んな要因がありますが、1つはグティの不在。
グティがいないだけで、こんなにもパスが繋がらないとは思ってませんでした。
グティのポジションにはラウルが入ったのですが、同じ働きは出来ず。う〜ん、カバー出来ると思ってたのですがね。
ジズー引退の穴を埋める補強を今季のマドリーはしなかったので、グティかラウルぐらいしかゲームを創れる選手はいません。
カッサーノにもその才はありますが、彼はそれ以上にトラブルメイカーの才があるので難しいでしょう。
2つ目の要因としてサイドアタックの不発がありました。
中央で試合を決めれなくてもサイドで決めれるのがマドリーなのですが、この日はレジェスもロビーニョも不発。
ロビーニョは右サイドに入って凄くやりにくそうでしたね。左ではあんなに格別だったのに。
まぁレジェスは左の方がやりやすいんでしょうな。となると2人の共存は厳しいのでしょうか?
最後の要因として、駒不足。
前半から閉塞した状態で試合が進んでいましたが、そんな状態を打開出来るベンチワークがありませんでした。
っていうか出来ません。攻撃にアクセントを付けれそうなのがベンチメンバーでカッサーノだけですからね。
これでは代えようもありませんよ。
総括
期待していたわりには両チーム共にミスのオンパレードだったし、攻撃にあまりアイディアも感じられませんでした。
ビセンテがようやく復調してきたかな、ってのとラウルの勝負強いゴールぐらいですかね、この試合で良かったのは。
前日バルサの痺れる様な試合を観た後では何とも焦れったいゲームでした。
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