« バルサ×サラゴサ 06-07 第10節 | トップページ | マドリー×ラシン 06-07 第11節 »

2006年11月18日 (土)

ヴィッセル神戸×横浜FC J2 第49節

ヴィッセル神戸 1 - 2 横浜FC
G:三浦淳宏(55分)  城彰二(35分)、アレモン(70分)

ヴィッセル神戸:荻晃太、有村光史、柳川雅樹、北本久仁衛、坪内秀介、丹羽竜平、田中英雄(80分、ガブリエル)、栗原圭介(67分、平瀬智行)、朴康造、三浦淳宏、近藤祐介

SUB:徳重健太、小林久晃、北野翔

横浜FC:菅野孝憲、小野智吉、早川知伸、小村徳男、中島崇典(88分、北村知隆)、山口素弘、鄭容臺、内田智也、滝澤邦彦(82分、崔成勇)、城彰二、三浦知良(64分、アレモン)

SUB:小山健二、アウグスト


2年ぶりの生観戦

日頃からフットボールフリークを公言しておきながら、生観戦は全然してなかった私。
なんでLIVEで観てないのかと言うと、ここ数年すっかり海外厨になってしまい全然Jリーグに興味持てなくなってしまったからです。
KAZU信者である私は、KAZUの京都時代はよく西京極に足を運んでいました。
KAZU観たさ、ってのと家から京都まで近かった、ってのがあったから。
でもKAZUが神戸に行き、横浜に行き、シドニーに行き、ってなってからはパタリと観戦しなくなってしまいました。
距離が遠い(横浜なんて不可能だろ?)ってのもあるし、KAZUが常時フルタイム起用されなくなったってのもあるし、社会人になり忙しくなったってのもある。
でもそれ以上に海外フットボールにすっかり感化されてしまい試合がつまらなくなった、ってのが大きい。
だって私セレッソサポって自分で言ってるくせに、全然長居行ってないもん。メッチャ近いのに。
しかもTVでも全く観てない。
そう、ここまでJリーグもとい日本サッカーを見捨ててしまった男なのです、私は。

でもね、この試合は行かなアカンやろ、と。
J1自動昇格圏内入りを賭けた直接対決ですからね。
こういう生きるか死ぬかの試合だったらJ2でも絶対におもしろいはず。
そう思ったので行きました。
勿論目当ては99%KING KAZUのみです。
そのKINGが大事な試合で戦う姿を観たい、ってのが純粋な欲求であって、横浜とか神戸とかは二の次三の次なのです。
だから、とりあえずKAZU先発で良かった〜。
だって前節は1分も使われませんでしたからね。それまでは5試合連続スタメンだったのに。
今季のKAZUは開幕からずっと先発起用されていたのに、夏場でローテーションされる様になってから出場タイミングが読めなくなってしまいました。
更にアレモンが結果を残し続けている事がKAZUの立場を微妙にした。
そんな訳でスタメン発表されるまでは不安でしょうがなかった訳ですよ。
もし神戸くんだりまでワザワザ行ったのに1分も使われなかったら・・・。
その時はタクヤをどうしてやろうかと思っていましたよ。

まずは楽天にクレーム

試合内容をじっくり書きたい所ですが、まずはウイングまでのアクセスについて一言。
前述した様に超久々の生観戦だった訳ですよ。なにせカンプノウでクラシコを観戦して以来の約2年ぶりですわ。
勿論「神戸ウイングスタジアム」にも行った事がありません。
で、どうやって行くのか、と思いネットで調べた訳ですよ前日に。
初めて見るヴィッセル神戸のオフィシャルサイト。
さすが楽天です。他のJクラブのサイトと違い非常に見易いし、デザインもマシだし、商売気もプンプンします。IT企業がバックにいると違いますなぁ。
ウイングまでのアクセスもキッチリ書いてありました。

・神戸市営地下鉄海岸線 「御崎公園駅」から徒歩約5分
・JR神戸線 「兵庫駅」から徒歩約20分
・JR和田岬線 「和田岬駅」から徒歩約5分

という風にね。
で私はこの中から自宅からJR1本で行ける一番下のコースを選択しました。
同じJRでも真ん中の「徒歩約20分」はありえないしね。
でもこれが大変な失敗でした。リサーチ不足でした。
なんと「JR和田岬線」運行してなかった。
兵庫駅で和田岬線に乗り換えようとしたら、改札に古く色褪せた張り紙と「立ち入り禁止」の札がブラ下がってました。。。。
張り紙には「ウイングへの交通は・・・」ってな具合で上記の1番目と2番目の方法が記載されてあり、「和田岬線は午後は1本しか運行しません」的な事が書かれてありました。
これは衝撃。
基本的に朝と夕方だけしか稼働していない線らしい。
衝撃を喰らって倒れてる場合でもなく、渋々神戸駅まで戻り地下鉄に乗り換え御崎公園駅まで行きました。
試合前のウォーミングアップとかも観たかったのに、雨も降っていたせいで着いたのは試合開始5分前。
もうホンマにギリやで。
っつうか楽天よ。こんな殆ど利用出来ないケースをアクセスの1つに数えるなよ。公式サイトに一筆加えておいて下さい。

ウイングの感想

初めて来たウイングですが、やっぱ専用スタジアムはエエね。
スタンドとピッチの距離が近い、ってのは満足度の絶対条件やからね。
スタジアムに入ってからピッチが見えるまでのアクセスも良く、近代的な感じ。
当方赤子連れで行ったのですが、ベビーカーもちゃんと預かってくれたし、案内もわかりやすかった。
バックスタンドの多分2階か3階ぐらいで観たんですけども傾斜が良くってピッチ全体が見渡せた上に近く感じました。
雨も降ってましたが、全天候型のスタジアムなので天井を閉めてくれてて全く影響無し。
昔長居で凍えながら観た日々が嘘の様です。
このスタジアムは合格ですね。ユニバや長居より全然GOOD。
長居が勝ってるのは外観ぐらいでしょ?ウイングの外観はダサイ。屋根もトタンみたいな感じやし。
それに比べて長居は圧倒的な存在感がありますからね。

低調な内容

さていよいよ試合内容の感想に入りたいと思います。
前述した様にここまでJ2を1試合も観てません。
つまり今季の神戸や横浜がどんなスタイルなのか全く知らないのです。
情報はハイライトや記事のみですからね。
だから少し不安でした。
凄く寒い内容だったら、どうしよう・・・・と。
そして悲しいかな、そんな不安は的中してしまいました。
まず両チーム共に全くボールが落ち着かない。
パス交換すら出来ないのか?と。
パスが繋がらない原因は色々あると感じました。

1.プレッシャーがキツい訳でも無いのにトラップすらまともに出来ない。
2.ボールを持っていない選手の動きの量が総じて少ない
3.パスの精度が悪い

偉そうに書いてますが、こういうのがずっと続いた訳です。

横浜トラップミス→神戸ボール奪取→しかしパスコース無し→苦し紛れのロビング→横浜クリア→神戸拾う→逆サイドのフリーの選手にパス→しかしボールは大きくズレる

こんなパターンが両チームで延々続きました。
想像以上に低いレベルでした。
ハッキリ言って両チームの戦術は知らない。
ポゼッションサッカーを目指してないなら別に細かくパスを繋ぐ必要なんて無い。
でも両チーム共に上位チームじゃないですか。柏を含めた3チームはダントツに飛び抜けてる訳じゃないですか。
なのにこんなレベルじゃリーグ自体の質も問われますよ。
シュートが殆ど宇宙開発だったのにも悲しくなりました。
パスもシュートもダメなら個人技は?と思ったのですが、コレもイマイチ。
群を抜いてるのはアツのキック精度ぐらい。
後は特にインパクトのある選手はいなかった。
でもドリブル1つにしても周りも絡んでのドリブルだと思うんですよ。
例えばロナウジーニョ。
よくドリブルで仕掛けますよね。でもガウショのドリブルはガウショだけのものではないのです。
ガウショが、相手DFに対して「仕掛けるぞ」って姿勢を取った時には既に、大外をジオが爆発的なスピードで駆け上がり、中ではエトーがCBの注意を引き、中盤からはデコがスペースを作る動きをしてくれる。
DFにとっても注意を分散しなければいけない点が多くなるのでガウショだけに集中出来ない。
そんな状態でスーパーなフェイントをかけられるのでアッサリと抜かれてしまうのです。
勿論ガウショのドリブルが下手と言ってる訳じゃありません。
で、この日の両チーム。誰かが突破をしようと試みても全然フォローが無かったのよね。
ドリブル突破を助けるどころか、バックパスを受けれる位置にすらこない。
自然と複数人数に囲まれてボールを奪われるアタッカー。
こんな連動性の無さでは得点の臭いがしないのも当然です。

なので横浜が2点も取った事には正直驚いています。
決定機と呼べるチャンスが殆ど無かったものですから。
どちらのゴールも起点は右サイドからでした。
1点目は右サイドからのセンタリングを城が頭で合わせてゴール。
2点目も右サイドからのセンタリングをアレモンがヘディング。1度はGKに防がれるもリバウンドを押し込みました。
こうして書いてみると同じパターンでやられてる神戸の方が心配になりました。確かに神戸の左サイドは不安定やった。ルーズボールの処理にすらもたついてたからね。
神戸もアツ以外からはゴールの予感がしなかった。
そうアツのセットプレーは必見の価値やはりアリでしたね。
全体的にキック精度が低いので余計にアツのボールの質の良さが際立っていました。
見事に直接FKを決めてくれた訳ですが、まぁあれだけでも入場料分の価値はありますよね。
ピッチ上の22人の中で数少ない本物でしたね。
本物と言えば、やはり城も本物。
昔とったなんとやら、でプレーしている印象も強いが、やはり巧い。
ボールの収まり方や、トラップの方向、ルックアップの仕方やドリブルのコース取り等の細かい部分、所謂ハイライトシーンなんかじゃ流れない部分なんですけど、そういう所が他の選手とは違いますよね。
センターサークルからのシュートが入りかけたりするシーンもありましたが、そういう視野の広さと抜け目の無さも特別なものです。
元々2部リーグのカテゴリーに収まる選手じゃないですからね。
やっぱり関係者はこういう城の姿を観てると歯痒いもんなんでしょうかね。もっと出来るポテンシャルがあるのに発揮してくれない歯痒さ。

この日のKAZU

さてそろそろKAZUについて振り返ってみます。
信者の私から観ると、やはり何もかもが別格です。
入場の時、いつも通り一番最後に出て来るだけでカッコイイ!!
チームメイトを鼓舞する姿を見てるだけでカッコイイ!!!
ドリブルに入る姿勢がカッコイイ!!!!
交代で下がって足をケアしてる姿すらカッコイイ!!!!!
で、ケア中なのにアレモンのゴールが決まると飛び出す姿もカッコイイ!!!!!!
試合後の挨拶で勝利に喜びチームメイトとじゃれてる姿すらカッコイイ!!!!!!!
しっかり神戸イレブンと握手をしたり神戸サポに挨拶してるのもカッコイイ!!!!!!
いや〜、スタメンで良かったよ、改めて。
残念ながらゴールも無かったし、いつも通り途中交代だったけど、まぁ全然満足ですよ。
動き出しの少ない両チームの中にあってKAZUは常に動く意識を持っていたし、やっぱりトラップやパスは抜群に巧い。
抜け目無くボールを奪ったりするのも巧かったよね。
まだまだ健在ぶりを観れたので満足ですよ。

審判とサポにも一言

何度も書いている様にJ2初めて観るので、今日の審判が「標準的なJ2の審判」なのか「ダメ審判」なのか不明ですが、この日の審判はあまりよろしくありませんでした。
誤解してほしくないのが、私の基準ではあまり良くなかったって事。多分観る人によって異なると思います。
一番気になったのが、FKやスローインの位置。
例えばヨーロッパでは自陣深くのFKやスローインの位置なんてホントにアバウトなんですよ。
全然違う位置からでも平気でリスタートします。
でも相手チームも審判も全く咎めないんですよ。それは重要な事じゃ無いってのを全員が理解してるから、サポも含めてね。
そのかわりゴール前の絶好の位置でのFKなんかの場合はしつこいぐらい位置を修正させますけどね。
大体センターサークル付近まではアバウトです。
で、この日の審判。
主審も副審もとっても律儀にキッチリと正確な位置でリスタートさせていました。
少しでもズレていたらやり直し。
これには辟易しました。
いや、正しいのは審判ですよ。当然正確な位置でやるべきなんです。ルールブックにもそう書いてるでしょう。
でもね、なんでヨーロッパでアバウトになってるか?ってのを考えた事も無いような感じです。
リズムやテンポを大事にしたいからアバウトなんですよ。
正確な位置でやる為にやり直しなんてしてたらリズム産まれないじゃないですか。
ただでさえリズム感の無い試合が余計にテンポ悪くなったのは、コレ審判にも責任ありますよ。
サポにも責任あると思います。
神戸サポは試合前から試合後まで延々歌い続けてました。
これを否定する訳じゃありませんが、試合のリズムがあまり出ないよね。
例えばキックオフの瞬間。
スタジアム全体で「さぁ、キックオフだ!!」ってムードになるのかなと思いきや全然そうはなりませんでした。
キックオフを告げるホイッスルに関係無く歌い続けとる訳やから、スタンドと選手との一体感が無いのよね。
決定機やピンチに自然発生的に歓声や悲鳴は出るものの、それ以上に歌声が大きくて試合の雰囲気が伝わってこない。
よく海外に行った選手が「さりげないプレーにも拍手が出るので嬉しい」みたいな談話を残しますが、この日のウイングにそんな瞬間は全くありませんでした。
別に海外の通りにやれ!とか真似をしろ!!とか言うつもりも無く、むしろそういうのは嫌いです。
日本は日本のやり方で応援とかした方が良いと思います。ただ現状のやり方は微妙だな、と思っただけであります。

両チームへのフォロー

ここまで選手、審判、サポ含めて全てに対して文句ばっかり書いてますが、少しフォローもしたいと思います。
まず私がこの試合しか観てない点。
年間通してファンタジックな試合ばかりしてるチームでも、年に何回かはどうしようもない凡戦があります。
そういっつも横浜も神戸もサイコーのフットボールを展開してるのに、この試合だけが最悪だったのかもしれません。
次にシーズン終盤という点。
「世界一過酷」と言われるJ2。その中で現在は残り4節の状況。疲労が溜まってない訳がないのです。
ヨーロッパの強豪チームでもシーズン終盤は、ホントに観るのも辛いぐらい疲弊してるチームがあります。
「シーズン中盤に魅せたアノ輝きは何処へ??」みたいなチームもシーズンの終わり頃には一杯出てきます。
神戸も横浜もコンディションがピークの時は素晴らしいパスの展開や鋭いミドルシュートを連発していたかも知れないのです。
だから私の批判はこの試合に限ったものだけかも知れないのです。
最後に重要な試合だった点。
「タイトルマッチがむしろつまらない」ってのは、どんなスポーツにもよくある話。
この日の神戸×横浜は重要な試合だった為に低調な内容になってしまった、と言えなくもありません。

|

« バルサ×サラゴサ 06-07 第10節 | トップページ | マドリー×ラシン 06-07 第11節 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ヴィッセル神戸×横浜FC J2 第49節:

« バルサ×サラゴサ 06-07 第10節 | トップページ | マドリー×ラシン 06-07 第11節 »