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2007年2月 4日 (日)

バルサ×バレンシア 99-00 CL 準決勝2ndleg

バルサ 2-1 バレンシア

G:Fデブール(78分)、コクー(90+2分)   メンディエタ(69分)

バルサ:1ヘスプ、2ライジハー、5アベラルド、22Fデブール、8コクー、26チャビ、4グアルディオラ(C)、7フィーゴ、11リバウド、23ゼンデン、9クライフェルト

SUB:25アルナウ、3デウ、10リトマネン、12セルジ、19ダニ、20シモン、29マリオ  監督ファンハール

バレンシア:1カニサレス、20アングロマ、5ジュキッチ、2ペジェグリーノ、15カルボーニ、8ファリノス、14ジェラール、6メンディエタ(C)、18キリー、10アングロ、7C・ロペス

監督クーペル


バルサTVでやってたんで観ました。
メスタージャでは1-4で負けてます。それをうけての2ndlegです。

なのでバルサとしては早めの先制点が欲しいし、バレンシアとしては出来るだけ長い時間0-0の状態を保ちたい。
必然的にバルサが攻め、バレンシアが守る展開となります。
で、こういうゲーム運びこそがクーペル・バレンシアの最も得意とする所。
つまり1stlegで大差がついた時点で勝敗は決していたとも言えます。

バルサは立ち上がりからフィーゴ、リバウドを中心に攻め立てるものの中々牙城を崩せません。
バレンシアは敢えてゼンデンの所を空けておいて、それ以外を厚くするプランで来ました。
このメンツの中ではゼンデンが一番危険じゃない、と判断したんでしょうな。
そしてそれが見事にハマります。
左WGに位置どるゼンデンにはフリーという事もあって再三再四ボールが渡ります。
しかしそこから崩せない。
クロスを上げても中が分厚いので形にならない。

逆にボールを奪ってからのバレンシアの速攻は鮮やかでした。
左サイドにキリーとピオホという2人のスピードスターがいるので、そこをガンガン使った速い攻めを展開します。
合わせる立場のアングロに今ぐらいの決定力があれば、試合は早々に決していたでしょう。
攻めは基本的に3人だけ。
しかしプランが明確なのでバルサの攻撃より遥かに可能性が感じられた。

前半を狙い通り無失点で凌いだバレンシアは、後半から少しプランを修正します。
攻撃の枚数を1枚増やします。
そしてプラスされた1枚がメンディエタだった事がバルサの息の根を止める要因となりました。
もうこの頃のメンディエタはキャリアの絶頂やったからね。
この日も光輝いておりましたよ。
こんな元気な姿を見せられては、怪我さえなければ、イタリアに行かなければ、と今でも悔やまれますね。

クーペルの狙いが結実したのは、後半24分でした。
左からの折り返しをメンディエタが華麗に決めて先制。
これでバルサは残り20分前後で4点が必要となったのです。
カンプノウのあちこちが白くなったのも当然ですよね。
前半はとにかく失点をせず相手を焦らせ、後半時間が少なくなった所で得点を奪い相手を絶望の淵に落とす。
クーペルのプランニングはおもしろくないですけど、現実的な勝ち方でした。

その後、安心しきったバレンシアは余裕をかましすぎて決定機を外しまくり、挙げ句の果てに2点を奪われ逆転されてしまいます。
クーペルらしからぬ終わり方ではあったものの、まぁ影響のない失点ですからね。
今改めて観てもこの頃のバレンシアが2季連続でファイナルにまで辿り着いたのも納得です。
それぐらい大人のフットボールをやってました。

試合中に平畠も言ってたけど、こんなバルサにとっては無惨な試合を敢えて放送したバルサTVの姿勢は素晴らしいですよね。
実際もっと華々しい試合は一杯ある訳なんで。
でも敢えてこの試合を放送した。
良い時ばかりじゃなく、「バルサの歴史」を見てくれっていう姿勢は健全だと思います。

さてさて無惨と書きましたが、その中でもやはり楽しめる要素は幾つもありました。
選手個人個人で話を進めると、まずはライジハー。
前半は攻撃の起点となってましたからね。
最終ラインからの決定的パス、となるとデブール兄さんの印象が強いですが、この日は彼を差し置いてクライフェルトに何本もチャンスボールを供給しました。
晩年のグダグダなイメージが私の中では強いですが、良い時の彼は流石のパフォーマンスですなぁ。
守備も安定してるし、最終ラインは全ポジ出来るし、色んな監督が欲しがったのも当然ですよね。
コクーは相変わらずのプロ根性を見せてくれました。
勝敗が決してカンプノウが重苦しい雰囲気になってる中でのゴール。
最後まで諦めない姿勢は今でも続いていますが、この日も魂を感じさせてくれました。
更に1点で満足せずロスタイムに惜しいチャンスもありましたからね。
こういうのをバルセロニスタはちゃんと見てるからコクーは年々信頼を増していったんでしょう。
ペップも相変わらず鋭い縦パスをフィーゴやリバウドに供給しまくっていました。
交代させられた直後にバルサが失点してしまったのも偶然では無いと思います。
そのペップの横でチャビは色々な事を学べた事でしょう。
この日は特に目立つ事はありませんでした。
しかしこういう悔しい試合を経験した事がチャビの成長を促した訳ですな。
フィーゴとリバウドはやはり別格。
この日フィールドに立った28人の中でも異才を放ち続けました。
やっぱ次元が違うよなぁ。
リバウドはシュートもパスもドリブルも段違い。
彼にボールが渡っただけで空気がガラっと変わりました。
誤審さえなければ先制のPKもゲットしていた訳ですし。
フィーゴはゼンデンと比較すると非常に解り易い。
この日残念な結果になってしまったゼンデンと違って、フィーゴのクロスは常に正確でした。
常にバレンシアのデリケートな場所に放り込まれた。
結果的にも2アシストやしね。
勿論クロスだけじゃなくって、ドリブルの鋭さは今更書くまでもありません。

さてこの後ファイナルに進んだバレンシアは、マドリーとのスペイン対決を制する事が出来ずタイトルは獲れませんでした。
バルサが勝ち上がってたらクラシコだった訳で、これには世界中が落胆した事でしょう。
で、もしファイナルに勝ち上がったうえにビッグイヤーを獲得していたら、次のシーズンでのフィーゴ騒動は無かったかも。
そうなると・・・・。
と色々考えると歴史はおもしろいですなぁ。

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