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2011年2月25日 (金)

インテル×ローマ 10-11 セリエ 第24節

インテル 5-3 ローマ

【得点】
I:スナイデル(3分)、エトー2(35分、63分PK)、モッタ(71分)、カンビアッソ(90分)
R:シンプリシオ(13分)、ヴチニッチ(75分)、ロリア(81分)

【メンバー】
インテル(4-3-1-2):ジュリオ・セザル、マイコン、ラノッキア、コルドバ、サネッティ(C)、チアゴ・モッタ、ハルジャ、カンビアッソ、スナイデル(75分、長友佑都)、パッツィーニ(70分、D・ミリート)、エトー
SUB:カステラッツィ、マテラッツィ、オビ、コウチーニョ

ローマ(4-3-3):ジュリオ・セルジオ、カッセッティ、N・ブルディッソ(62分、退場)、フアン、リーセ、デ・ロッシ(C)、ペッロッタ(67分、タッデイ)、ファビオ・シンプリシオ(71分、グレーコ)、ボッリエッロ、メネズ(64分、ロリア)、ヴチニッチ
SUB:ドニ、カステッリーニ、ブリーギ、ロージ

【感想】
面倒臭い。
何が面倒臭いってイチイチ釈明しなければいけない事が面倒臭い。
この試合ね、別に長友が気になって観た訳じゃありません。
純粋にインテルとローマというビッグクラブ同士の対決に興味が湧いただけです。
ってな具合な事を書かなければいけない事が面倒臭い。

いやいや書かなくても良いやん、って思ったでしょ。
なんか書かないとミーハーみたいに思われて嫌やねん(苦笑)
普段は海外リーグの試合なんか観ないのに、セリエなんて観ないのに長友追っかけてるんですか、みたいに思われたら嫌やん。
別に誰にどう思われても会う事もないし、このブログも自分用に書いてるだけで見てる人なんていないんだから良いんですが、それでもやっぱり嫌やねん。

でも長友には興味無いけど、これだけは言いたい。
長友のインテル移籍に関して言いたい事が2つあります。
まず1つ目はアジア杯での長友の活躍がインテル移籍に繋がったという戯れ言について。
アホかと。
阿呆かと。
正直アジア杯は1試合も観ていないので長友が活躍したのかしてないのかは知りません。
まぁ大活躍だったとしましょう。
で、それでインテルに移籍出来るか、っちゅうと100%無いからね。
これはもうフットボールフリークの方々なら断言出来るでしょう。
フットボールを知らないメディアが、マスゴミが垂れ流してる放言に騙されてはいけません。
インテル移籍の直接の要因は、セリエ前半戦でのチェゼーナでの仕事ぶりからでしょ。
こちらも実際チェゼーナの試合を1試合も観てないので活躍したのかしてないのかは知りませんが、評価の対象になるのがアジア杯ではなくセリエである事ぐらいは一目瞭然です。
そりゃメディア的には「アジア杯優勝」の方が判りやすくて、セリエAの下位チームでフルタイム出場、なんて地味な事このうえないでしょう。
でも実績としては後者の方が遙かに凄い事なんですよ。
そっちをもっと伝えてあげてほしいよね。
地道な努力が大きな道に繋がったんですから。
アジア杯なんて本気で欧州クラブスカウトが観てるとでも思ってるのか!?
W杯の時も、こんなアホ報道あったよね。
ベスト16進出で日本人選手が続々海外へ!!みたいな。
そこに内田入れたりしてるのが考えられへん。
試合出てないし、W杯前に移籍決まってたし。
あまりのアホさに泣きたくなる・・・。

え〜、もう1つの言いたい事は、監督がレオナルドだから移籍出来た、っての。
これは長友うんぬんじゃなくって日本人の傲慢さについて言及したい。
鹿島でのプレー経験もあるレオ様だから、日本人の良さを理解し偏見も無く獲得に動いた、的なね。
これの理論の前提にあるのが「本来日本人は凄いのに、あんまり観られる事もないから正当な評価を受けていない」的な発想があるわけじゃないですか。
自信を持つのは良い事だし、あえて悲観的になる必要もないけど、何故そういう発想になったのかが解らない。
Jリーグでのプレー経験がある事がマイナスになる事だってあるでしょ。
Jリーグでプレーした事によって日本人に対して失望感を味わっていたなら日本人ってのはむしろマイナスになるわけですから。
つまりその場合だと「日本人なのに獲得してくれた」って事になる訳ですよ。
真相はレオ様の胸の内だけだし(本音を聞いても絶対に答えないでしょ)、大体メルカートに彼がどれぐらい発言権あったのか知りませんし(メディアはちゃんと調べてんのか。そしてそれに信憑性はあるのか?)、不毛な議論ではあるけどGOGO記事、万歳記事を出しちゃうメディアが鬱陶しくてね。

え〜、脱線しました。
試合を振り返りますか(苦笑)
非常に見応えのある試合でしたよ。
長友につられて初めてセリエの試合観た、って人でも楽しめた試合になりましたね、皮肉にも。
あれだけドタバタと試合が動き、何度も何度も決定機があり、試合展開は目まぐるしく変わり、そして劇的フィナーレへ。
エンタメ度は抜群の試合でありました。

後半の「バカ試合」的な展開については後述するとして、まずは前半のガップリ四つな展開を振り返ってみたいと思います。
開始早々にスナイデルの美しいミドルシュート(やっぱり彼は両足を自在に使えるのが素晴らしいよね。どちらかの足に特徴がある選手だったならば、どちらかを寄せられてたでしょうが、スナイデルの場合は的が絞れないからね)で先制し、余裕な展開かと思われたインテルでしたが10分後に追いつかれてしまって、イージーな試合ではなくなりました。
カウンター気味の失点でしたが、原因はモッタかな。
中盤の底の位置でキッチリと潰す、もしくは遅らせなければいけない所で簡単にかわされてしまいましたからね。
カルチョの舞台で成長し、代表にまで上り詰めたモッタ君ですが、ああいう軽い所はバルサ時代から変わってないなぁ(苦笑)
ライカールトの苦虫を噛み潰す表情が思い浮かぶわ。

その後は結構互角の展開やったよね。
エトーさんが個人技から勝ち越しのゴールを奪っても、それでもインテルに完全に流れが寄ったとは思えなかったから。
両チーム共に見応えのある攻防を繰り返して、質の高い前半でしたよ。
それぞれ攻守に役者が揃ってるしね。
ローマはトッティ、アドリアーノがいませんでしたが、ヴチニッチ、メネズ、そしてボリエッロのトライアングルは彼等の不在を忘れさせてくれました。
インテルもパッツィーニが新加入とは思えないぐらい馴染んでるし、スナイデルもクチュも伸び伸びやってます。

そして色んなドラマが産まれた後半へ試合は進みます。
後半開始から20分が過ぎた頃の私は「もうこの試合は終わったな」と思ってました。
パッツィーニが獲得したPKをエトーが決めて点差が2点に広がったのもあったし、ブルディッソが退場(インテルに雪辱果たせず!!!)して追う立場のローマが数的不利に陥った事もそう思った大きな要因でした。
そしてメネズに代えてロリアを入れた選択ね。
そりゃCBが退場になったんだから、前線を削ってDFを投入すると言うのは普通のチョイスなんですけど2点を追いかけてるって状況考えたら、正直その交代はどうなん?って思っちゃうわけですよ。
そういう冒険心も何もない所がラニエリを好きになれない原因の1つだったりするわけで。

そしてモッタの4点目が産まれます。
ショートコーナーという揺さぶりに簡単に惑わされたローマDF陣はエトーの折り返しをアッサリと許しただけでなく、中央にモッタ、ミリートをドフリーで放置するという体たらくを見せてしまいました。
失点するにしても取られ方がお粗末過ぎますよ。
これで完全に火は消えたと思いました。
ジュリオ・セルジオのパラドン連発も焼け石に水だったな、と。

ところが日本人サイドバックの登場から試合は大きくドラマティックに動き出します。
いや、実際は長友の影響でそうなったとは1%も思ってませんが、でも長友が出てきてから「バカ試合」になったのは事実なんですよ。
遂にサンシーロのピッチに日本人選手が!ホームスタジアムとして!!
だったんですが、その僅か数秒後いきなり失点に絡んでしまいます。
絡む、ってのは意地悪な言い方ですけどね。
FKがヴチニッチにディフレクトして入ったゴールだったんですが、一応ヴチニッチに付いていたのは長友君だったんで。
1点差で競った試合だったならば相手FKやCKの際に選手を交代させるような事はしないので3点差という余裕が産んだ失点だったとも言え、長友に責任は殆ど無いですけどね。
それでもいきなりクローズアップされちゃうんですから「もってます」よ、この男は。

いきなり失点したとはいえ、まだ2点差。
得点したヴチニッチに喜びも「こっから逆転だ」っていう勢いも無かった事からも解る通り試合展開に影響のないゴールのように思われました。
しかしその6分後、CKからのコボレ球をロリアが押し込むとサンシーロもザワつきを隠せなくなります。
どっかで観たぞ!こんな試合!!とばかりにね。
数ヶ月前ロンドンのチームに目前で同じ様な事されてますからね。
今季のインテルは監督が代われど、選手が代われど、こういう試合をやっちゃう宿命なんでしょうかね。

ただ数ヶ月前と違ったのは、終了間際にクチュのゴールが飛び出した事。
これでヒヤヒヤする事なくティフォージ達は家路につけましたからね。
ドタバタしたけどチカラの差、数的優位の差は最後に出せたかな、って感じでしょうか。

レオナルドは、この試合を観る限りでは守備よりも攻撃を重視してる雰囲気ですな。
投入された長友もガンガン上がってたし、クチュも後ろの事はあんまり気にしてない様子でしたから。
だからこういう試合になっちゃったのも、ある意味当然かな。
観てるコチラとしては楽しいからドンドンやれ〜って感じですが。
長友もこういう環境なら今日みたいな、果敢なオーバーラップからチャンスを量産したプレーも評価されるでしょうし。
キヴが長く出場停止らしいんで、しばらくはチャンス与えられそうです。
ってか生粋の左SBがいないチームなんで(キヴも本来CBだし、カピタンは右が本職)長友がスタメンに定着しても全く不思議ではないんですがね。

次はユーベ戦、そしてチャンピオンズ、と大きな試合が続くインテルなんで暫くは注目です。

   

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