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2011年4月20日 (水)

バルサ×マドリー 84-85 Liga 第18節

バルサ 3-2 マドリー

【得点】
FCB:ヘラルド、ミゲーリ、エステバン
RM:サンチス、ブトラゲーニョ

【メンバー】
バルサ:1ウルッティ、2ヘラルド、6アレサンコ、3ミゲーリ、4フリオ・アルベルト、5ヴィクトル・ムニョス(退場)、8シュスター(C)、7カラスコ、11エステバン、9ロホ、10アーチボルド
監督:テリー・ベナブルズ

レアル・マドリー:1ミゲル・アンヘル、2チェンド、10サルゲーロ、5サン・ホセ、3カマーチョ(C)、9イシドロ、6ガジェゴ、4シュティーリケ、7サンチス、8ブトラゲーニョ、11ヴァルダーノ
監督:アマンシオ・アマロ

【感想】
約25年も前の試合です。
同じクラシコでも時代と、やる選手や監督によって少しは様子が変わります。
でも情熱は、いつの時代も変わらないやろうけどね!

カタランの旗がゴール裏で振られているのが目立った。
しかも数が多い多い。
フランコ政権が終わって、まだまだ間もない時代だからでしょうかね。
21世紀の今と比べるとvs中央政権って感じでギスギスしたもんがあった筈。
それが旗の多さに表れてるのかな?

ちなみに、試合前の時点でバルサは首位。
マドリーには4ポイント差も離してる(この時代は勝利しても勝ち点2なので、実質2勝差)ので、精神的には余裕があったことでしょう。
開幕戦のベルナベウクラシコでも3-0で勝ったらしいし。
っつうか、開幕からクラシコとかエゲつないな、ある意味。

さてさて、今回の試合に話を戻しましょう。
簡単に展開だけを振り返ると、バルサが先制するも追いつかれ、更に退場者を出して窮地に。
しかし1人少なくなったにも関わらず、2点目、3点目を奪ったのはバルサ。
終了間際に1点返されるも、余裕は変わらず、まぁ完勝って感じでしたわ。

ビクトル・ムニョスが激しすぎるタックルで退場となり、尚且つマドリーにゴールが決まった前半終了間際の時点では「ヤバい」って思いましたけどね。
でも、このゴールはオフサイドで無効となり、バルセロニスタは命拾い。
VTRで観ても微妙な判定(っていうか現代と違いカメラの位置が遠すぎるので判断不可能)だったので、これは助かりましたね。
モウリーニョなら絶対試合後にブツクサ言ってるでしょうが。

でも後半のバルサは全然数的不利を感じさせなかったですからね。
だから内容的にも勝ってたと言えるんじゃないでしょうか。
1人1人のボールキープ力が素晴らしく、1対1でも負けませんでしたし。
退場者を出してしまったチームは引き気味になるのが普通ですが、あくまでも守りに入らなかったしね。
2点目はCKからのヘディングだったけど、3点目も別にカウンターじゃないしなぁ。
しっかりとバルサらしく戦ったうえでの勝利だったので、カンプノウに集まったクレ達の満足度も高かったんじゃないでしょうか。

マドリーがマンツーマンで守ってたせいもあるのかしれませんが、1対1の局面が多く観てる方としても楽しかったですね。
フリオ・アルベルトやカラスコなんかは1対2でも仕掛けてましたけど、多少ドリブルに自信が無い選手でも1対1なら仕掛けるしかないですからね、精神的に。
そこで腰が引けたプレーしてたら、一気にダメだし喰らっちゃいますから。


シュスターなんかも優雅にパス捌く反面、勝負する所は勝負してましたからね。
それにマンツーマンの弱点を突いたヘラルドの先制点も見事やったし。
何が弱点かっていう話は蛇足ですが、マークに付かれていないDFの選手がオーバーラップするとチャンスが生まれるっていう話です。

実に見応えのある試合でしたね。
最後のブトラゲーニョのゴールなんてのも難易度高いダイレクトボレーで、敵ながら天晴れなゴラッソやったし。

   

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