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2011年7月18日 (月)

日本×アメリカ 女子ワールドカップ 2011ドイツ大会 決勝

日本 2-2(PK3-1) アメリカ

【得点】
JPN:宮間(80分)、澤(117分)
USA: モーガン(69分)、ウォンバック(104分)

【メンバー】
日本:海堀あゆみ、近賀ゆかり、岩清水梓、(120+1分、退場)、熊谷紗希、鮫島彩、阪口夢穂、澤穂希、宮間あや、大野忍(66分、丸山桂里奈)(119分、岩渕真奈)、川澄奈穂美、安藤梢(66分、永里優季)

アメリカ:ソロ、ランポーン、レ・ペイルベット、クリーガー、ベーラー、ボックス、オライリー、ロイド、ラピノー(114分、ヒース)、チェイニー(HT、モーガン)、ウォンバック

【PK戦経過】
USA:ボックス×、ロイド×、ヒース×、ウォンバック○
JPN:宮間○、永里×、阪口○、熊谷○

【メンバー】
まさか、まさか勝つとはね。
いやはや、驚きですわ。
そして、なんと不覚にもチョット感動してしまった・・・。
澤が同点弾を叩き込んだ瞬間、PK戦で勝った瞬間、少しグッときてしまったよ。
これはもう歳のせいやなぁ・・・。

あと、あんまり知らなかった、ってのが熱中出来た要因でもある。
ワールドカップでも男子の方は殆ど観なくなったけど、その理由としては「知りすぎた」面があるからね。
チャンピオンズリーグよりもLVが低い大会である事も知ってしまったし、やってる選手達の殆どがシーズンオフ状態で万全じゃない事も知ってしまったし。
そういうのを知ってると没頭出来ないのよね。
「世界一です!!」とか言われても、いやいやいや、ってなっちゃうから。

対して、女子ワールドカップに関しては無知なので目の前の試合に没頭出来たという訳です。
正直オリンピックとどっちに比重を置いてんのかとか、彼女たちのコンディションがどうなのか、とかは全く知らなかったので。
なので純粋に感動出来たんだと思います。

試合内容は、アメリカのワンサイドゲームと言っても過言ではなかったです。
1対1に、とにかく勝利しまくってたね。
そこで圧倒出来るからパスにしても通るし、シュートにしても撃てるし、ドリブルでも突破出来るし、クロスも上げられる。
正確なスタッツは把握してないけど、数字だけで観たらエライ事になってたんじゃないですかね。
特にクロス本数なんて圧倒的な差がついているんじゃなかろうか。
女子では世界NO.1なアメリカ、流石でした。
100万人と言われる競技人口は伊達じゃないよね。

だからこそ、冒頭の「まさか」に繋がった訳です。
正直、勝てるどころか5-0で負けてもおかしくない展開でしたからね。
過去の対戦成績が0勝3分22敗らしいけど、それも頷ける数字。
実際この日の日本とアメリカが10回戦ったとしたら、多分9回は負けてるやろうなぁ。
なので、その1回がここに来た事、そしてそれを手繰り寄せた撫子達の戦いぶりに少し感動してしまったのです。

勝因?
ありきたりですが、最後まで諦めなかった事でしょうね。
あれだけサンドバック状態でやられまくってたのに、それでも同点に追いつける、勝てると思い続ける事が出来た精神力。
これはホントに驚きでした。
アメリカがね、点を奪えるって思い続けるのは当然の事ですよ。
あれだけサイドも中央も崩しまくってたら、何時かは合うって思うでしょう。
実際延長でのゴールなんて、こちらからしても「とうとうやられたか」って感じでしたからね。

ところがナデシコ達は、「越えられない壁」と思われたアメリカを越えていきました。
2つのゴールは共に少し幸運な面もあった。
1点目は相手のミスが重なったし、2点目はGK直前でシュートの角度がアメリカDFに当たった変わった。
それでも宮間がコボレ球を押し込んだ時、澤がバックヒールを決めた時、鳥肌が立ちましたよ。
そして何より、攻められまくってたのに「亀」にならなかった事が素晴らしい。
普通は守りを固めたくなる、ズルズルと後ろに下がりたくなる、人数をかけたくなる、前に蹴るだけになってしまう。
ところがそうはなりませんでしたからね。
スタイルは意地でも崩さないよ、って皆が言ってるようでした。
そうする事によって危険が増すシーンも勿論ありましたよ。
でもそれは私がバルサに対して思ってる事でもあるんですが、スタイルを崩して勝つぐらいならスタイルを貫き通して負けた方が良いよね、っていう。
そういうテンションだったのでしょうか、彼女達も。

いや~、それにしても驚きの結末。
先制点取られた後、また延長に入って勝ち越された後、もう正直アカンって思いましたからね。
こちらの精神力の低さが伺い知れる、ってもんですわ。

精神力といえばPK戦、追い詰められた感もあったアメリカに対して日本の選手達には比較的余裕が見受けられました。
それが決定的となったのが、アメリカの1本目の失敗。
これは大ダメージとなったでしょうね。
焦りに拍車がかかるというか。
そこからアメリカは立て続けに3本失敗するんですが、もうこれはガラガラと音を立てて崩れていってるようでした。
なので、PK戦勝利の立役者は言わずもがなのGK海堀。
1本目、読んだコースは外れたけどそれでも残した足を上げて止めたセーブ。
これがホントに大きかったと思います。
その後も1本止めたしね。

世界女王、ですよ。
選手達がどんなコメントを残しているのかは知りませんが、現時点で世界女王となった撫子達。
それでも私は先程から書いてるように、負けてなお女王はアメリカだと思います。
別に日本の勝利にケチをつけるわけでもないし、アメリカに思い入れも無いです。
これは純粋な意見です。
強い方が負ける事もある、これがフットボールの魅力的な所でもあるんですから。

だからこれからがオモシロいんですよ。
日本は名実ともに世界チャンピオンになる努力を続けるだろうし、アメリカもプライドに懸けて王座を取り戻しにくるだろうし。
なでしこ達も手放しでは多分喜んでないでしょう、次は本当の意味でアメリカを倒してやる、と思っている事でしょう。
逆にそう思ってないと、すぐに転落すると思いますよ。
でも今日ぐらいは全てを忘れて勝利の美酒に酔って下さい。
日本の劣悪な環境の中、ここまでフットボールを続けて来た彼女達なんですから。
たまには脚光を浴びるべきですよ。

P.S.もうさ、毎回こんなん言うのも嫌になってきたけど、中継するならするで最後までやろうや。
表彰台でトロフィー貰って、主将が掲げる瞬間みんなでワーーーってなる。
これがファイナルの最後の醍醐味じゃないですか。
これを中継せずして、中継終わったら駄目ですよ。
「めざましテレビ」でよくわからんキャスターが「やったー」「日本勝ったー」とか言って馬鹿騒ぎしてる。
そんな映像観たくもないし、興醒めも甚だしい。
もうそろそろ学習してくれ。


    

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