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2011年7月11日 (月)

ブラジル×パラグアイ コパアメリカ2011 グループB 第2節

ブラジル 2-2 パラグアイ

【得点】
B:ジャジソン(39分)、フレッヂ(90+0分)
P:サンタクルス(55分)、バルデス(67分)

【メンバー】
ブラジル:ジュリオ・セザル、ダニエウ・アウヴェス、ルシオ(C)、チアゴ・シウヴァ、アンドレ・サントス、ルーカス・レイヴァ、ラミレス(70分、ルーカス)、ジャジソン(HT、エラーノ)、ガンソ、ネイマール(82分、フレッジ)、パト

パラグアイ:ビジャル(C)、ベロン、アルカラス、ダ・シルバ、A・トーレス、リベロス(68分、V・カセレス)、ベラ、オルティゴサ、バリオス(57分、N・H・バルデス)、サンタクルス、エスティガリビア(79分、O・マルティネス)

【感想】
久々にナショナルチームの試合を観ます。
普段はクラブチームの試合ばっかり追ってますが、オフシーズンで暇なので観る事に。

なのでパラグアイのメンバーは殆ど分からないし、ブラジルも知らない選手がいる。
パラグアイのメンバーは昨年のW杯メンバーが主体らしいねんけど、そのW杯も残念ながら観てないしね(汗)
流石にサンタクルスやバルデス、バリオスぐらいは知ってるけど。
まぁ知らない選手は、それはそれで楽しみですけどね。
両チーム共に第1節はスコアレスドローだったらしく、突破に向けては勝利が欲しい試合となりました。

序盤はパラグアイがペースを握る展開。
いきなりバリオス→サンタクルスで超絶決定機を作りましたが、この場面に代表されるようにパラグアイが押してました。
プレッシングも良くかかってたし、連携も良かった。
そして何より左サイドのエスティガリビアが出色の出来。
パラグアイは4-3-3のようなシステムで、エスティガリビア君は左ウィング的にプレーしてたんですけどキレキレでした。
対面のアウベスを翻弄してましたね。
これはバルセロニスタの私としては少々嬉しくない感じだったんですが、エスティガリビア君のプレーは楽しかった。
ウィンガー好きとしては堪らなかったよ。
全く名前すら聞いた事の無かった選手でしたが、素晴らしかった。
ニューウェルス(アルゼンチン)所属の23歳らしいんですけど、これは要チェックですわ。

と、まぁそんな感じでやられていたブラジルだったんですが、そのままパラグアイに一方的にやられる程には弱くはなかった。
徐々にペースを奪い返し、パトが決定機も迎えたりも。
そらまぁ、やられっぱなしにはならんわなぁ。

その後、ゲームは落ち着き膠着状態に。
正直若干眠たい感じ。
飽きてきた観客もウェーブを繰り出す始末。
最初はセレソンに向かってブーイングする元気もあった地元アルゼンチン人達も、そんな元気すら無くなってきた、ってコトでしょうか。

そうこう言ってたら、目を覚ましてくれと言わんばかりにジャジソンがミドルシュートを決めてブラジル先制。
この選手はシャフタールで試合観た時に出てたので知ってますわ。
この試合では唯一11番以降の背番号を付けて先発(セレソンは相変わらず大会毎に、その大会でレギュラーが予定されている選手が1~11のポジションごとの背番号を付けてるみたいです。なので本来のレギュラーは7番を付けてるロビーニョなんでしょう)してましたが、監督の抜擢に応えた格好になりました。
ロビーニョは怪我なのか何なのかは知りませんが、最後まで出ませんでしたね。
ベンチで座ってる様子もカメラに抜かれなかったので、ベンチにもいなかったんかな?

ブラジルのシステムは、4-2-3-1というか4-4-2というか4-3-3というか。
4バックと中盤のボランチ2枚は確定なんですが、その前の4人は結構流動的でした。
ネイマールは基本左サイドに張ってる感じでしたが、パトは真ん中にどっしりと構えていた訳ではないし、ジャジソンも右に張りっぱなしじゃなかったし。
ガンソは中央にいてたと言えばいてたかなぁ。
んで、これが良かったのか悪かったのかと言えば、悪かったでしょう。
結局攻撃に迫力は無かった訳ですから。
後半からエラーノが入り、少しは改善されるかと思ったんですが全然でしたしね。
ほら、エラーノって圧倒的な個人能力で攻撃を組み立てる、ってタイプじゃなくてどちらかと言うと周りを上手く使える潤滑油的な選手じゃないですか。
だからガンソやネイマールに輝きが出るのかな、って思ったんですがね。
彼等とは同じサントスでプレーしてるわけやし。

そんなブラジル、輝きが戻るどころか逆転されてしまいます。
いずれもお粗末な守備が原因。
1失点目はカウンターをあっさりと喰らったもの。
アウベスが上がった所をエスティガリビアに突かれ、中央にクロスを送られてしまう。
これに対して左ラテラルのアンドレ・サントスも戻り切れてなくて絞り切れず、サンタクルスにフリーで決められてしまいました。
もう1回書くけど、アウベスはエスティガリビアにスピードで全く追いつけず、置き去りにされまくってましたね。
なんか何時の間にか変な髪型になってるし(苦笑)

2失点目は更に酷くて、アウベスの完全なるミス。
ペナルティエリア内でロングボールの処理にもたつき、あっさりと相手に奪われてしまいました。
あの位置で、あのプレーは正直ありえないよ。
バルサでも、こんな酷いアウベス久しく観てないなぁ・・・。
まぁ昨季はフル稼働だったし、正直疲れてるんでしょう。
クレ的な本音を言えば、コパアメリカっつうか代表での活動なんて辞退して来季に備えて体を休めて欲しい、ってのがありますし。

さてさて逆転されてしまったセレソン。
王国期待の新星、カカの再来とか言われてる18歳のルーカス。
更には、個人的には懐かしの!って感じのフレッヂを投入して何とか打開を試みます。
が、全く点取れる気配が無い。
前述したように、全く攻撃に迫力が無いのよね。
意図も武器も無い。
左右のラテラルは上がりまくってるけど使う側が使えてないし、かといって中央の攻撃も単調。
NHKの実況は「長身FWフレッヂを入れて高さで勝負を懸けてきたブラジル!!」みたいに言ってたけど、フレッヂってそんなヘディングが武器の選手でしたっけ?
リヨン時代しか知らないけど、そんなタワー型、電柱型のCFってイメージは全く無い。
別にヘディングは下手じゃないやろうけど、なんか違うような気がするのよね。
それとも私が知らない、この数年でそんなプレースタイルになったのか?
今はフルミネンセにいてるらしいねんけど、そんな感じなん?
とか考えてたら、ロスタイム投入直前フレッヂが決めました。
素早いターンからGKのタイミングを外したシュートをゴール左隅に流し込みましたよ。
そうそう、フレッヂってこんな選手でしたよね、リヨン時代。

そして、このままタイムアップ。
九死に一生を得た感じのセレソンは、何とか最終節へ望みを繋ぐ事が出来ました。
まぁそれにしても前線の迫力不足、タレント不足は深刻ね。
ガンソは一応最後のアシストとか時折魅せたファンタスティックなプレーとかで存在感は示しましたが、パトとネイマールは駄目駄目やったね。
パトは、シーズンオフやし正直元々あんまり期待はしてなかったのよ。
まぁこれはパトに限らず欧州組全員に言えることやけど。
でもセレソンの「9番」、CFの仕事が全く出来てなかったのは痛かった。
これならフレッヂの方がマシ、と言われても弁解のしようが無いでしょう。

ネイマールは技に溺れるというか、テクニックを魅せすぎようとして失敗してる感じ。
決まれば格好良いけど、そうそう決まるもんじゃないしね。
あとダイブが多いのも少々気掛かり。
こないだのリベルタの決勝の時もそうやったけど、なんかすぐ倒れるイメージよね。

っていうか、セレソンのFW陣ってこんなに層が薄いの?
昔は代表に選ばれてない実力者がゴマンといたブラジルのFW陣なのに。
ブンデスで得点王取ろうが、リーグアンで一時代を築こうが、エールディビジで大暴れしようが全く呼ばれなかった、そして呼ばなくてももっと凄い奴らがいた。
ついこないだまで、そんな時代だったじゃないですかブラジル人FWって。
いつの間にこんな事になってたのか。
逆にアルゼンチンはFWばっかり良いのがいてるしね。
うーん、偶然なのか必然なのか。

パラグアイは、勝ちを逃したって感じでしょう。
でもそんなに強さを感じさせたわけじゃないので、ある意味エンパテは妥当な結果とも言える。
パトとネイマールが決定機外してなかったら、って考えたら悪く無い結果じゃないでしょうか。
サンタクルス、バルデスという昔から知ってる選手が結果残してくれた事と、エスティガリビアという知らなかった選手を発掘出来たので、個人的にはパラグアイに文句は無いです。

あと、どうでも良い話ですが今大会で試験的にやってるらしいFKの際のライン引きについて。
なんか主審がボールの所と壁の所にスプレーみたいなんで白線を引くのよね。
最初観た時は、プレー開始が遅くなるだけ、って思ったけど別にそんなに手間取ってはなかった。
シュッ、シュッってやるだけみたいね。
ボールを動かした動かしてない、だの壁が前に来た来てないだの細かい文句の事を考えたら、プレーのスムーズ化には良いアイディアだと思います。
後からゴチャゴチャせず解りやすいからね。
ただこれが今後世界的に広まっていくのか?ってなると疑問。
なかなかこういうのはパーーとは広まらん気がする。


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