« サンフレッチェ×セレッソ 2012 J1 第33節 | トップページ | ミラン×ユーベ 12-13 セリエA 第14節 »

2012年11月24日 (土)

レッズ×サンフレッチェ 2012 Jリーグ 第32節

浦和 2-0 広島

【得点】
梅崎(41分)、鈴木(61分)

【メンバー】
浦和レッズ(3-4-2-1):加藤順大、坪井慶介、山田暢久、槙野智章、平川忠亮、鈴木啓太、阿部勇樹(C)、宇賀神友弥(74分、野田紘史)、梅崎司(85分、矢島慎也)、マルシオ・リシャルデス、原口元気(90+1分、田中達也)
SUB:山岸範宏、濱田水輝、小島秀仁、ポポ

サンフレッチェ広島(3-4-2-1):西川周作、森脇良太(86分、ファンソッコ)、千葉和彦、水本裕貴、ミキッチ、青山敏弘(72分、石原直樹)、森崎和幸、清水航平(62分、山岸智)、森崎浩司、髙萩洋次郎、佐藤寿人(C)
SUB:増田卓也、塩谷司、中島浩司、石川大徳

【コメント】
首位サンフレッチェと3位レッズの優勝争い直接対決です。
しかしながらレッズは3位とはいえ、広島との勝ち点差は9なんですよね。
この試合も含めて残り3試合やから、レッズが全勝して広島が全敗して、ようやく並ぶという勝ち点状況。
それでも得失点差で大きな開きがあるから現実的には厳しい、ってか無理やろうっていう状況です。
それに2位ベガルタが1勝でもすれば、たちまちレッズの優勝の目は無くなるしね。
まぁここ5試合1勝1分3敗と完全に失速してたからね。
直接対決だからといって、今更あがいても遅いですわ。
現実的な目標としてはACL出場圏内の3位を死守という所でしょう。

優勝に向けて突き進みたい広島としては、絶対に勝利が必要。
2位ベガルタとの勝ち点差は2やから、1試合で簡単に順位が入れ替わる状況やしね。
ただそんな状態の時に、埼玉スタジアムの大観衆の前で試合をするというのは嫌な事でしょう。
あのプレッシャーを重圧から喜びに変える事が出来れば、最高のスタジアムにはなるねんけどね。
それにレッズとは因縁めいてるからなー。
レッズの監督は昨季まで長く指揮を執っていたペトロヴィッチ。
約5年半に渡る広島での日々が、この一戦にどう影響してくるのか。
ペトロヴィッチスタイルを継承してる「森保サンフレッチェ」のやり方は熟知していると言っても過言ではないですからね。
まーそれは逆の事も言えるけど。
浦和のやり方も、昨季までの広島と全く同じらしいんで。

そんな訳でシステムは両者同じ3-4-2-1。
3CBで、1トップの下に2シャドーという全く同じスタイルでした。
お互い1トップに対してCBが3人もいるので、2人は絶対余るんですよね。
1人はカバー要員としても、もう1人のCBは完全にフリー。
という事で浦和なら槙野が、広島なら森脇が結構オーバーラップ仕掛けてましたね。
どちらも攻撃能力が高いので、それなりにアクセントになってましたし。
盛り上がりという意味で言えば、槙野が上がった時よりも坪井が上がった時の方が上やったけどw
坪井が上がると、やんややんやの大喝采でしたな。
そんでもって好クロスを配球したもんだから、それでまた盛り上がった。
坪井はバルサでいうとプジョルみたいな扱いになってる感じやったわ(笑)

システムが、かち合う中で前半ペースを握ったのはホームのレッズ。
攻めてる時間は明らかにレッズの方が長かった。
これは広島の作戦による部分も大きかったけどね。
基本的には引いて守りを固めてたサンフレッチェ。
両WBがディフェンスラインに下がる5バックを形成して、慎重に戦ってました。
おいおい攻撃サッカー、攻撃サッカーって聞いてたのに、やっぱこの時期なったらビビっちゃうの!?
っていうのが正直な本音。
森保の作戦としては、前半は慎重に戦い、後半はペースを上げて攻めようっていう感じやったみたいやけどね。
普段どんな戦い方してるのかは知りません(なんせ今季の広島の試合は初めて観る)けど、このやり方が成功したかと言われたらそうは言えない。
やっぱり前半の攻撃時は明らかに人が足りてなかったもん。
5-2-2-1ですから、前線は薄いし、幅が広がらない。
目下得点王独走中の佐藤寿人の動き出しだけに頼るアタックでしたわ。
それじゃぁなー。
寿人って、1人でゴリゴリこじ開けられるタイプじゃないしね。
サイドは押し込まれてるし、正直キツかったですわ。

それでも0-0で終われば、作戦通りと言えたと思うんですけど前半の終わりの方で失点しちゃったからね。
守りに重点を置いてた筈なのにカウンターを喰らうというなんともな失点の仕方でした。
鈴木啓太が、あそこまで華麗なスルーパスを通すというのは如何に余裕がある状況を与えてたか、っていう事ですよ。
梅崎君のトラップからフィニッシュ至る動きは完璧だったんで、あそこは仕方無い。
だから広島としては、その前で潰しとかなアカンかったんですわ。

前半は1-0で終了。
後半の広島は、もう絶対に得点が必要となりました。
他会場ではベガルタが2点リードしているという状況もハーフタイムには聞いていた事でしょう。
せめて同点に追いついとかないと首位交代、もとい後退ですからね。

攻勢に出た広島の攻撃は、流石は首位!と思わせるものがありましたよ。
前線3人での連携も巧み(ワンタッチパス交換の流れとか素晴らしかった)やったし、右サイドのミキッチも効いていた。
ミキッチは最後まで突破出来るし、苦しい状況でもクロスはしっかりと上げるし、中々素晴らしい選手やね。
サイドアタッカーとして評価出来る部分が非常に多い。
伊達に永らくディナモザグレブでプレーしてへんわな。

そんなミキッチと比べると、左サイドの清水は全く信用されてへんねんなーと感じた。
右サイド中心に崩すと、どうしても逆サイドである左サイドは相手のマークも手薄になるんですよ。
つまり清水がフリーになる場面が多く出てくる。
にも関わらずボールを回してもらえないんですよね。
良い感じでフリーになってる場面が3回あったんですけど、1回もパス来なかったからね。
「あー、左サイド空いてんのになー」って場面がね。
良い突破見せてる場面もあったから、そんなに悪い選手には見えなかったんですけどね。

って状況だったので、山岸投入は当然と言えば当然の策。
だったんですが、山岸の投入準備してる間に2点目を献上してしまいます。
あろうことか鈴木啓太に中央を突破されて決められる、という激レアなゴールでしたよ。
最後なー、千葉はなんでスライディングに行ったんやろ。
啓太やから簡単に取れる!と判断したんかな。
最終ラインの真ん中の選手が、あそこでスライディングに行くというのは普通に考えたらリスクが高過ぎるでしょ。
かわされたら終わりやからね。
別に慌てる場面でも無かったので、じっくり対応したら良かったのに。
啓太にスライディングをかわす技巧は無かったけど、なんかボールが上手い具合にイレギュラーして前に出ましたからね。
千葉からすればアンラッキーだったですけど、あんなリスクを背負う必要もハナから無かったしなぁ。

さて残り30分で最低でも2点が必要となったサンフレッチェ。
選手交代含めて攻勢を強めていくんですけど、正直青山を代えたのは失敗だったと思う。
別に代わった石原が悪かったわけじゃないですよ、石原はそれなりに良かった。
だから青山を残した上で、石原を投入するべきやったと思う。
青山は中盤の底で上手くボールを絡み取っていたし、何よりパスセンスが光ってたからね。
寿人にも何度も好パス供給してたでしょ。
攻撃の起点になってる印象だったので、交代表示が出た時はビックリしたぐらいです。
う~ん、なんで代えたんかなー。
青山OUTで、森崎ツインズがダブルボランチを組むという構成になり、それはそれで感慨深いものがあったけどね。
そんな感傷に浸ってる場合でも無かったしね。

結局、最後まで攻撃の手は休めませんでしたが得点は奪えず。
無念の敗北となりました。
ペトロヴィッチのリベンジが成功した結果となりました。
レッズはダブルボランチと3CBの連携が素晴らしかったね。
特に阿部ちゃんのねフォローが効いてたよね。
最終ラインに入るべき時は入り、前で潰す時は潰し。
非常に良い感じやったと思いますよ。

原口も1トップで気を吐いてたし。
元来このポジションの選手じゃなかったと思うんですけど、自分の良さであるドリブルを上手く発揮出来てましたね。
ドリブル以外の動きも以前観た時よりは格段に良くなってたし。
成長してるなー、って感じでした。

さて負けた広島は首位陥落、になるかと思ったのですが首位キープ。
何故ならベガルタも勝てなかったから。
2点リードを追いつかれてドローですわ。
残留争いしてるアントラーズに意地を見せられた格好。
ってか、鹿島が降格もあり得る所にいるって、どんな状況やねん。
そんな時期に当たってしまった仙台も不運やわなー。

この結果、数字上ではレッズの優勝の可能性も残りました。
混沌としたままラスト2試合に入ります。
レッズは残り2試合、サガン、グランパスという3位を争うグループとの直接対決ですか。
これに向けて今回の勝利は非常に大きいんじゃないでしょかね。

広島は次ホームやけど、残留争いに片足つっこんでるセレッソが相手。
ベガルタはまたまた残留争い真っ只中の新潟ですか。
オモロいね、終盤戦のJリーグ中々オモロいね。
これはもうね、どう転がってもおかしくないですよ。


       

|

« サンフレッチェ×セレッソ 2012 J1 第33節 | トップページ | ミラン×ユーベ 12-13 セリエA 第14節 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: レッズ×サンフレッチェ 2012 Jリーグ 第32節:

« サンフレッチェ×セレッソ 2012 J1 第33節 | トップページ | ミラン×ユーベ 12-13 セリエA 第14節 »