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2013年5月14日 (火)

アトレティコ×バルサ 12-13 Liga 第35節

アトレティコ 1-2 バルサ

【得点】
A:ファルカオ(52分)
B:アレクシス(72分)、OG=ガビ(80分)

【メンバー】
アトレティコ・マドリード(4-2-3-1):クルトワ、ファンフラン、ミランダ、ゴディン、E・インスーア、ガビ(C)、ティアゴ、アドリアン・ロペス(76分、オリベル・トーレス)、コケ、アルダ(64分、C・ロドリゲス)、ファルカオ・ガルシア(68分、ジエゴ・コスタ)
SUB:セルヒオ・アセンホ、フィリペ・ルイス、カタ・ディアス、ラウール・ガルシア

バルセロナ(4-3-3):ピント、ダニエウ・アウヴェス(42分、バルトラ)、ピケ、アドリアーノ(60分、ビジャ)、ジョルディ・アルバ、ソング(60分、ブスケッツ)、セスク、イニエスタ(C)、メッシ、A・サンチェス、テージョ
SUB:マシップ、チャビ、チアゴ、ペドロ
怪我:バルデス、プジョル、アビダル、マスチェラーノ

【感想】
本当は、この試合に勝って優勝を決めよう!という試合だったんです。
しかしながら前日マドリーがコケたので、試合前に優勝が決まっちゃいました。
なんともまぁ今季を象徴するような、呆気ない決定っぷり。
だがそれもフットボール。
チャンピオンズでの大敗の痛手が未だに色濃く残っているとはいえ、今はこの優勝を素直に喜んでも良いのではないでしょうか。
リーガの優勝は1年間頑張ってきた成果やからね。
マドリーに大きく勝ち点差を開け、早々にリーガ優勝を手中に収めていた事で劇的感は無かったですが、むしろ「大きく勝ち点差を開けていた事」を誇るべきです。
相手が自滅した、という声もありますがマドリーもバルサも勝ちまくってクラシコでの結果がリーガの行方を左右する、というような状態はむしろ異常なのです。
過去にそういったシーズンがあったので、我々の感覚がおかしくなっている面もあるでしょう。
2強の直接対決のみで決まるというのは、リーガとして正常じゃないからね。

と、まぁ前置きが長くなりましたが、優勝を決めた状態で臨んだ一戦。
悪く言えば消化試合。
そしてそれはアトレティコにも言える事でした。
アトレティコも来季のCLストレートインを決めています。
数日後にはコパデルレイの決勝を控えており、視線はどうしてもそちらにいってしまっているでしょう。
つまり、この試合は負けても失うものが無い試合であり、コパへの調整というイメージが強くなる試合です。

と、いうわけで予想通りにハイテンションゲームとはならず。
かといって、面白くない試合って程でもなかったけどね。
試合全体を振り返ると、お互いそんなにチャンスは作れなかった。
ボール支配は、いつも通りにバルサがしてるのですがアトレティコは中々ディフェンスが堅かったね。
ミランダ結構頑張ってたし。
先制したのはアトレティコで、カウンターから。
バルサDFがモタついてしまった所を、ファルカオが逃しませんでした。
でもカンペオンたるバルサが最終的には幸運も手伝って逆転。
アレクシスの同点ゴールは、セスクとの切り崩しから。
逆転ゴールもテージョの突破が光った。
ただ、最終的なビジャのシュートは完全にゴールマウスから外れてしまってたんですが、ガビがミラクルな押し込みを披露してくれました。
いやはや、あの角度での自殺点は、やれと言われても出来ないぐらい高度だと思いますよ(苦笑)
皮肉でもなんでもなくてね。

バルサ的には、この試合は怪我に呪われた試合となりました。
まずダニが前半の終わりらへんで負傷交代。
(これでCBだったアドリアーノが右SBに移り、バルトラがCBに入る)
続いて、そのアドリアーノも負傷。
(これでシステムを3-4-3に変更)
最後はメッシが67分頃に負傷退場。
もう交代枠を使い切ってたので10人で戦う事に。

とね、3人も怪我しちゃったよ。
そういう所を考えると、レオ抜きの10人になってから逆転出来たというのは価値がある。
ティトは久々に3バック使ってきましたが、これは大胆さが出たからなのか、それとももうベンチにディフェンサがいなかったからなのか。
もう消化試合やし、なるようになれ!と思ったからなのか。
モウリーニョがドルトムント戦@ベルナベウで見せた攻撃的3バックへのシフトチェンジに触発されたのか。
いずれにせよ、このチェンジは成功し、逆転への後押しとなりました。
3バックといえど、ディフェンス時はバルトラが右SBに回り、ブスケがCBに下がる4バックでしたけどね。

メッシは途中で怪我した事を抜きにしても、やはり本調子ではなかった。
まだスタメンでいける段階ではなかったんでは?
ただドリブルが駄目ならパス、って事で上手くテージョを使ってはいましたけどね。
それにドリブルも全然駄目ってわけではなかったし。
もう残りシーズンは消化試合なんだし、じっくり休ませても良いと思うんですが・・・。

テージョは自分の武器をしっかり発揮出来てましたね。
決勝ゴールの場面もそうですし、それ以外でも縦への突破と鋭い飛び出しを幾度も披露してました。

飛び出しに関しては、セスクも良かったな。
中盤での組み立ては、イニやチャビみたいに上手くは出来ないんで、こういう所で貢献したら良いと思うんですよ。
移籍初年度の始めの方は、これで上手くいってたんやから。
この日はレオが下がる場面が多かったので、その関係もあったのかもしれませんが、レオが万全でもこういうカタチは多用して良いと思います。
それが無かったら、この日の同点ゴールも無かったわけやしね。

リーガの残り試合、チームとしてどういうモチベーションで戦うのか。
どういうメンバー構成で戦うのか。
そのあたりは不明ですが、優勝したものの課題も色々と残ったシーズンなので、そのあたりの消化を少しでも出来ればと願います。


      

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