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2014年7月 9日 (水)

ブラジル×ドイツ 2014W杯 準決勝

ブラジル 1-7 ドイツ

【得点】
B:オスカル(90+1分)
G:ミュラー(11分)、クローゼ(23分)、クロース2(25分、26分)、ケディラ(29分)、シュールレ2(68分、79分)

【メンバー】
ブラジル(4-2-3-1):ジュリオ・セザル、マイコン、ダヴィジ・ルイス(C)、ダンテ、マルセロ、フェルナンジーニョ(HT、パウリーニョ)、ルイス・グスタヴォ、ベルナルジ、オスカル、フッキ(HT、ラミレス)、フレッジ(70分、ヴィリアン)
SUB:ジェフェルソン、ヴィクトール、ダニ・アウベス、マクスウェル、エンリキ、エルナネス、ジョー
怪我:ネイマール
出場停止:チアゴ・シウバ

ドイツ(4-3-3):ノイアー、ラーム(C)、ボアテング、フンメルス(HT、メルテザッカー)、ヘヴェデス、シュヴァインシュタイガー、ケディラ(76分、ドラックスラー)、クロース、クローゼ(58分、シュールレ)、ミュラー、エジル
SUB:ツィーラー、ヴァイデンフェラー、グロスクロイツ、ギンター、ドゥルム、ポドルスキ、ゲッツェ、クラマー
怪我:ムスタフィ

【感想】
惨劇の実体

Myboard

Myboard2


■試合前の状況

遂に準決勝です。
遂に、とは言っても私が試合を見始めたのは、こないだからですけどね・・・。

今回のカードは下馬評通りと言っても良いカードになりました。
大会前の優勝予想、某ブックメーカーのオッズではブラジル1位、ドイツ3位。
ベスト4に残るのが当然とも言えるわけですからね。

でもドイツの4大会連続ベスト4入りは快挙ですな。
2002年からの安定感たるや、ってイメージでしょうが個人的にはそうでもない。
例えばEURO2004ではGL敗退してるし、直近のEURO2012でもイタリアに完敗を喫したイメージが強いからでしょうか。
※それでもEURO2012でもベスト4入りしてるねんけどね。

ま、クリンスマン=レーヴ体制になってからは文句なく強いわな。


一方のブラジル。
こちらの試合前のニュースとしては、攻守の両輪の欠場が大きく取り沙汰されました。
ディフェンスリーダーのチアゴシウバが出場停止、オフェンスエースのネイマールはQFでスニガに壊されてしまいました。
「ネイマールの為に」という事で結束力が強くなり、ブラジルはより強くなる!なんて精神論も出てますが、さてさてどうなりますか。


■いかにして大量失点したか

録画で観たんです。
そして情報遮断に失敗したので結果知ってる状態で観たのです。
だから自然と目線は「どんな感じでやられたのか?」になってました。

ブラジルの入り方は悪くなかった。
むしろ最初はブラジルペースでしたよ。
ネイマールの代役・ベルナルジがスピードを活かしてドイツDFを揺さぶる飛び出し・切れ込みを見せてましたからね。
このシャフタール所属のエストレーモは中々良かったよ。
フッキとの自由自在なポジションチェンジも効いてたし、フッキの弾丸シュートがネットを揺らすんじゃないかというイメージも出ていた。

っていうのが前半の5、6分ぐらいまで。
ここから徐々に徐々にドイツが圧力を増していくのです。


■決壊

最初にネットが揺れたのが11分。
CKからミュラーがダイレクトボレーで合わせましたが、ドフリーでした。
これはマークミスと言って良いでしょう。
ダビジルイスの失策やわな。
でもまだ1失点、下を向く必要は無く切替えてガンガンやるべきでした。

ところが、ここからあれよあれよと崩壊していくのよ、セレソンは。
まだまだ焦る時間でもなかったのに、中途半端に前掛かりになったブラジル。
最終ラインから前線までが間延びし、特にバイタルエリアはポッカリと空いていました。
ここを利用しないドイツではなく、そこから6分間で4失点という悪夢の時間が出来てしまいます。

4失点のどれもが完全に崩されたものであり、ブラジルのミスであった。
あれだけ整備の取れていないDFラインというのもね(苦笑)
左右真ん中、どこもかしこも穴だらけ。
「大量失点した」という結果を知ったうえで観たから余計に穴が目立ったのかもしれませんが、それにしてもお粗末でした。
チアゴ・シウバが居ないだけで、ここまでボロボロになる!?
DFリーダーの不在も痛かったけど、チームリーダーの不在というのも痛かったな。
ドゥンガの様に叱咤激励するタイプがいないでしょ。
失点する度に下を向くイレブンに不甲斐なさしか感じませんでしたよ。
フェリポンもボエエ~としとるしな。
観客も泣き出してばかりやし。

象徴的だったのが、失点直後のキックオフのシーンでしょ。
ここでバックラインに下げたボールを簡単に奪われて、すぐに失点。
草サッカーレベルのお粗末プレーで、心身共にボロボロなんだなというのが如実に表れていました。

せめて「心」だけでも持ちこたえられていたなら、ここまでの惨劇にはならなかったでしょうな。


■ドイツの流儀

こう言うとドイツファンに怒られるかもしれませんがペップ的なドイツでした。
崩し方とかがね、そう感じたのよ。

今季からバイエルンを率いたペップ。
そのバイエルンの選手が多く選出され、中核を担っているドイツ代表なんですから自然とペップっぽくもなるわな。
レーヴにしても、ラームをピボーテで使ったりとペップ色を隠そうともしてないしね。

ゴール前でバックパスで崩すやり方とか、ペップ時代のバルサで良くあったよね~。
イニからメッシの流れで。

圧倒的なプレッシングから高い技術力を魅せてゴールを奪う。
勿論ゴレアーダになったのは幸運もある。
この得点差が両者の力の差を表している訳ではない。
もう一度同じ状況で試合をやっても同じ結果にはならない。

だがドイツが圧倒的に強かった、というのは紛れもない事実でしょう。


■惰性の後半

まさか準決勝が前半だけで決着するとはね。
って事で後半は、やはり流しの内容になるわな。
ドイツとしては無理する理由が何ひとつ無い。
ハードスケジュールの決勝に備え、フンメルスを下げたのも当然。
飢えているシュールレを入れたのも当然。
ここまで出番が無かったドラクスラーを入れたのも、決してブラジルに敬意を欠いた交代でもない。
※だって、あのドラクスラーやで! 彼ほどの実力者が1分も出られないってのがね。

シュールレがゴラッソを決め、最後にセレソンにも花を持たせる得点があり、と台本にあったような後半でした。

ノイアーが大量リードしてるのに失点した事についてキレてたのも、実にペップ的(笑)
後半はブラジルが攻撃する場面が殆どやったから、もっと得点が増えててもおかしくなかったけどノイアーは集中を切らしてなかったからね。

それにしてもフェリポンの交代策は何だったのか?
ハーフタイムにハードワーカーを2人投入し、最後は0トップに移行。
これ以上の失点を避けたい、という気持ちが出たんでしょうな。
0トップを張ったオスカルが一矢を報いたのはフェリポン的にも救いになったでしょう。


■ファイナルについて

さてさて、決勝はどうなりますかね。
これだけの馬鹿勝ちをしたので、もうオランダが来てもアルヘンが来てもドイツの優勝は揺るぎないみたいなムードになってますな。
確かにそう思える。
この試合に関しては「強さ」以外の何者も無かったからね。
W杯歴代最多得点記録を樹立したクローゼが更に得点を重ねる決勝になる事も充分予想される。
それぐらいこの試合のインパクトは大きかった。

う~ん、ドイツか。
ペップが優勝の片棒を担いだとも捉えられるので、個人的には悪くない結末やけどね。
でもやっぱメッシに戴冠してほしいな。。。。


        

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