アトレティコ×マドリー 14-15 Liga 第22節
アトレチコ 4-0 マドリー
【得点】
ティアゴ(14分)、サウール(18分)、グリーズマン(67分)、マンジュキッチ(89分)
【メンバー】
アトレティコ・マドリード(4-4-2):モジャ、ファンフラン、ミランダ、ゴディン、シケイラ、ガビ(C)、ティアゴ、アルダ、コケ(10分、サウール・ニゲス)(71分、ラウール・ガルシア)、マンジュキッチ、グリーズマン(77分、フェルナンド・トーレス)
SUB:オブラク、ヘスース・ガメス、ホセ・ヒメネス、マリオ・スアレス
レアル・マドリード(4-3-3):カシージャス(C)、カルバハル、ヴァラン、ナチョ、ファビオ・コエントロン、クロース、ケディラ(HT、ヘセ)、イスコ(68分、イジャラメンディ)、ベンゼマ(73分、J・エルナンデス)、ベイル、C・ロナウド
SUB:K.ナバス、ルーカス・シウバ、アルベロア、D.ジョレンテ
【感想】
■試合前の状況
マドリーデルビーです。
首位マドリーと3位アトレティコの差は7ポイント。
つまりはアトレティコは崖っ淵なのです。
ここで負けて10ポイント差に広がるような事になってしまえば、もう今季のLiga終了のお知らせです。
ちなみに今季の直接対決の結果は、アトレティコの3勝2分。
この相性の良さをアトレティコとしては拠り所にしたい。
■右サイドを制圧
アトレチコのストロングポイントは右サイドでしたね。
ここをガンガン崩せたのが早期の2点リードに繋がった。
ファンフラン&アルダのコンビネーションに、マンジュキッチやグリーズマンが絡み完全に制圧しておりましたよ。
コエントランは無力でしたねー、はいー。
ま、2点目は左サイドからやったけど。
右サイドでリズムを作れたのが左サイドにも好影響を産んだのです。
■嗚呼イケル
チアゴのミドルはねー、あれはイケル止めないとね。
せめて弾こうや・・・。
年々劣化が叫ばれておりますが、こういうプレーを見るとフォロー出来ないよ。
もうデヘアの方が3段階ぐらい上にいる気がする。
サウルのバイシクルは誰がポルテーロでも止められなかったと思いますけどね。
マグレっぽいけどゴラッソでありました。
中盤のエース・コケのアクシデントにより急遽投入されたサウールでしたが、期待に応えましたよ。
序列的にはラウル・ガルシアの方が投入される頻度は高かったと思うのですが、シメオネの采配が当たりましたね。
■アトレティコペースの前半
2得点以外にも不当に取り消されたチャンスが2つありましたからね。
グリーズマンのバセリーナはオフサイド扱いにされたし、ゴディンのハンド誘発シュートは「故意ではない」という判断?でプレー続行。
ケディラの右手には思いっきり当たってたからなぁ。
審判によってはPK&ロハってケースもありえたプレーでしたよ。
実質4-0やけどスコアは2-0。あまり言いたくないがマドリー寄りの判定が目立ってました。
逆に言うと審判が味方してくれなかったのに試合を支配していたアトレティコの充実ぶりは称えられるべきです。
■「驚いていない」という事に驚いている。
判定に関して言えば、そもそろもロナウドが出場出来てる時点でおかしいからね。
殴る蹴るの暴行をしておきながら、たったの2試合だけの出場停止。
裏工作があったからこそ今回のデルビーに出る事が可能になったとしか考えられない。
白組は、こういうのは日常茶飯事なので、もはや驚きもない、という自分自身に驚いている
そんなペナルティアーノさんは前半存在感ゼロ。
せっかく出させてもらってるのにね。
ただラモス、ペペ、マルセロが怪我やら出場停止やらで出られませんが自慢の3トップは健在なので、後半も油断は出来ない。
ハメスやモドリッチがいない影響?と言ってしまうかどうかは後半次第かな~。
■ほぼ4トップが功を奏する
アンチェロッティはハーフタイムで大胆な手を打ってきました。
ケディラに代えてヘセを投入。
2点差を逆転する為には多少のリスクを背負うというのは、常套手段ではありますけどね。
しかしながら、45分も残ってる状態で4-2-4的なスタイルで行くとはね。
↓布陣はこんな感じ。
この作戦が効いたのか、後半開始から15分ほどはマドリーがペースを握りました。
あわや、という場面もありゴールの臭いはプンプン漂っておりました。
銀河系軍団の意地が遂に出るか!?という気配がありましたね。
■凌いだアトレティコがトドメ
マドリーが逆転する為には、この15分で1点でも返しておかなければいけなかった。
ここでネットを揺らせなかった事により、アトレティコが息を吹き返します。
62分、アトレティコはまたも右サイドを突破し、完全に崩したチャンスをティアゴに提供します。
ところが、この超絶決定機をティアゴが活かせず。
これはマドリー逆転のシナリオか~と悪い予感がよぎった67分。
グリーズマンがトドメを刺してくれました。
いや~、ティアゴのシュートミスがターニングポイントにならなくて良かったー。
あそこから2-2とかにされてたらね~。
そんな気配あったしなー。
なので暗雲を振り払ったグリーズマンのGOALは値千金でしたよ。
ま、グリーズマンは押し込んだだけやけどね(笑)
このチャンスも起点は右サイドからでした。
ここからの折り返しを左サイドのサウルが折り返した時点で勝負あり。
※サウルはこのプレーで負傷し、チョロはまたしてもアクシデントで交代カードを切る事に・・・。
3-0となり、試合も完全に決まりました。
後の20分ほどは惰性の時間。
アトレティコサポとしては、終了間際にマンジュキッチがカベッサ決めてくれたので終わり方も完璧だったですかね。
そんでもって、このゴールも右サイドからでした。
■総括
・アトレティコ完勝
・アンチェロッティの博打も失敗
・審判の妨害にも屈しなかったアトレティコ!!
って試合でした。
前半にチラッと書きましたが、後半はより一層マドリー寄りの判定が目立ってたのよね。
接触プレーは殆どマドリーボールとなり、抗議をしたアトレティコの選手にはタルヘタ。
ゴティンなんて抗議もしてないのに近寄っただけで黄紙提示されちゃってましたからね。
ちょっと酷かったなー、今日の主審は。
そこまでマドリーに勝たせたいか!?って感じでね。
なので、この勝利は普通の3ポイント以上の価値がありますよ。
最早「ヘタレティコ」なんて誰にも呼ばせません。
その時代の象徴であったトーレスも、今日はアシスト決めましたしね(^^)/
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