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2023年10月21日 (土)

神戸×鹿島 2023 J1 第30節

神戸 3-1 鹿島

【得点】
V:佐々木2(16分、83分)、井出(45+0分)
A:松村(90+1分)

【メンバー】
ヴィッセル神戸(4-3-3):前川黛也、酒井高徳、山川哲史、マテウス・トゥーレル、本多勇喜(80分、飯野七聖)、扇原貴宏、山口蛍(C)、井出遥也(59分、ジェアン・パトリッキ)、大迫勇也、佐々木大樹、武藤嘉紀(90+7分、大﨑玲央)
SUB:坪井湧也、汰木康也、新井瑞希、フアン・マタ
監督:吉田孝行

鹿島アントラーズ(4-2-3-1):早川友基、広瀬陸斗(HT、松村優太)、植田直通、関川郁万(HT、昌子源)、安西幸輝、佐野海舟、ディエゴ・ピトゥカ、樋口雄太(76分、柴崎岳)、荒木遼太郎(68分、垣田裕暉)、藤井智也(HT、仲間隼斗)、鈴木優磨(C)
SUB:沖悠哉、土居聖真
監督:岩政大樹

【感想】

・安西の穴
・井出の躍進
・全て神戸の狙い通り

って試合でした。

Photo_20231026151201

首位ヴィッセルと4位アントラーズの上位対決。
鹿島は数字上は優勝の可能性残ってるけど、実質はムリでしょって勝ち点差なので正直そんな上位対決でもない。
ただ、この試合に負けると完全に優勝の芽は潰えるアントラーズ。
こういう試合で強いのが「常勝鹿島」。
そんでもって、こういう試合で勝てないのが今までヴィッセル。

っていう先入観で観てたので、神戸の完勝に驚きました。
Jリーグ30年の常識が覆る31年目になるかもね。

個人的な想いとしてはイニエスタを放出した吉田孝行の喜んでる姿は見たくないのよ。
なのでマリノスに優勝してほしい。
そして、こういう試合では鹿島の(憎らしいまでの)強さを見たい。
そう、我がセレッソも悉く鹿島の壁に跳ね返されてきたので。
そういう鹿島を見たい。

というスタンスで観てたから、90分間ハラハラしたし、ある意味楽しめた試合ではあった。
1プレー1プレーにドキドキしたし。

だから余計に岩政采配に腹が立ったと言えば腹が立ったのよね。
やられるがままにやられ過ぎやねん。

神戸は、ひたすら左SB安西の所を狙ってきました。
大迫は安西と競りまくり。
ロングボールも鹿島の左サイドに集中させました。

普段は右武藤、左佐々木って事が多いアウトサイドやけど、この日は逆に。
これも狙い通りなんでしょう。
大迫に競らせて、そこを佐々木が拾って、逆サイドの武藤で勝負。

っていうのが序盤から見えてたのに何も策を講じない岩政。
そして予定調和な2失点ですよ。
前半の2ゴールは全て安西に競り勝った選手がヘディングで決めたもの。
狙われてる通りにやられとるんですわ。

これね、別に安西は責められるべきではないんですよ。
かつてのバルサもダニアウベスの高さの所を狙われて失点を重ねた時期がありました。
そんなものは分かってる事なんです。
なので、そこをどうするかってのが監督の腕の見せ所なんですよ。
バルサは3点取られても4点取るぞってスタンスだったし、昨季のマンチェスターシティなんかは4バックを全員CBタイプで並べて解決させてたし。
どっちも監督はペップやねんけど、(何が言いたいかと言うと)やり方は色々あるよねって話です。

でも岩政は何もしなかった。
そして前半やられるがままやられて、シュート1本で終わってハーフタイムへ。
なんだかなぁ、という感じになっちゃうよ。

そしてハーフタイムでテコ入れしてきたのはSHの所ってのが益々意味わからん。
両SHを樋口、藤井から松村、仲間に変更。
別に悪くもなんともなかった関川を昌子に代えたのも謎。
関川にアクシデントがあったのなら仕方ないけど、そうじゃなかったらホンマに意味不明。
後半ヴィッセルがペースを落としたので交代策は上手くいった風に見えるかもやけど、結局本質は変わってなかったと思う。

可哀想だったのは樋口と荒木かな。
樋口は本職じゃない右SHでのプレーで、あまり輝けず。
後半本職のボランチに移ってからも引きずってしまってたのか終始目立てず。
最終的には柴崎と交代。

怪我から復帰の荒木も全く仕事が出来てなかった。
確かに能力は高く、個人技だけで言えば今日のピッチ上では誰よりも巧かったかもしれない。
なので時折光るプレーは魅せてたし、また見たい、何度でも見たい、と思わせるプレーヤーではある。
しかしながら、いきなり今日みたいなビッグマッチが復帰戦というのは荷が重かったと思う。
色んな事情とか彼自身のコンディションとか、そんなん関係なく今日だけピンポイントで見れば敗因の多くは荒木にあったと思える。
例えば荒木が王様ポジションで、しっかりとゲームメイク出来ていたならば、安西も守備の穴よりも攻撃の良さが目立ってただろうしね。

でも、そこもひっくるめてやっぱり全ては監督の責任なんよなぁ。
結果論だけで言えば、スタートから垣田と優磨の2トップでペースを握って、両ワイドは藤井と仲間にしておくのが良かったんだろうなと。
そして、荒木、松村、柴崎はアクセント的に使った方がヴィッセル的にも嫌だったろうなと。
優磨の1トップは、やっぱ無理があったしね。
知念や垣田みたいなタイプと組ませた方が輝ける。
実際垣田入ってから2回惜しいチャンス優磨にあったからなぁ。
前半から、ああいうシーン作れてたら、と悔やまれるよ。

逆にヴィッセルは全てが狙い通りに行った試合でした。
田岡茂一じゃないけど、私が試合前のヴィッセルを見て思った不安要素は以下の4つ。
・吉田孝行の采配
・左SB本多
・井出
・佐々木

この不安要素が表面化したら勝てないだろうなと思ってた。
そして常勝鹿島なら、しっかりそこを突いてくると。

ところがどっこい、全て不安要素どころが勝利の要因となるとはね。
この結末も湘北戦の田岡茂一と同様だな・・・。

まず吉田孝行に関してやけど、彼の功績かどうかは不明としてスカウティング通り、戦略通りに鹿島を攻略する事が出来てた。
戦術分析担当が優秀なのかもやけど、狙い通りに事を運べてたので文句のつけようが無い。

初瀬が出場停止って事でDFラインどうするかって問題は、個人的には飯野を右SBに入れて高徳を左でエエやんって思ってた。
そしてCBコンビは従来通りに山川と本多で。
前節もこのカタチやったので、そのままで良いでしょって思ってたけど、もしかして前節が良くなかったんかな?
試合観てないので何ともですが。
本多はポリバレントな選手なのでSBも問題なくプレー出来るけど、わざわざ崩す必要あんのかなーと。
まぁ結果的には負傷交代するまでの80分間、しっかり仕事こなしてました。

井出と佐々木に関しては、(私のイニエスタ愛が強すぎるかもやけど)もともとイニが全然勝ってると思ってて。
ユース育ちの佐々木はまだしも、井出に関してはヴィッセルサポーター的にも推す理由があんまり無いとすら思ってた。
J2で結果残した訳でもないのに謎の個人昇格移籍でもあったし。
ただ今日に関してはMOM井出ですわ。
時には2トップの一角として前線から激しいチェイシングを見せてたし、左右両ワイド中央に関わらず幅広く動いて攻撃にリズムを生み出してた。
そして1ゴール1アシストと結果も残したし。
負傷交代するまでの約1時間エネルギッシュにプレーしまくってたね。
これこそが吉田孝行が求めているもので、イニエスタには出せないものなんでしょう。

佐々木も文句なしの2ゴール。
特にダメ押しの3点目は前半から狙ってたセットプレー時にファーサイドに残る動きが結実したものだったので、スカウティングと佐々木の実力による集大成と言えるかもね。
パトリッキや汰木の方が能力高いでしょ、って思ってたけど結果で黙らせてきてるな~。
(パトリッキは2回ポストに嫌われる不運。つまり短い時間で2ゴールする可能性はあったけど... そう、結果ですわ!)

さてさて、2位と勝ち点4差で残り4試合。
前節の直接対決での勝利、そして今節の完勝とムードは優勝にいってる感じがあるヴィッセル。
もう一波乱あるか、このまますんなり行くか。
ずっと干されてた扇原が、ここにきて蛍と完璧なコンビを見せたりとプラス材料も多いしなぁ。
(これはセレッソ時代の歴史のおかげでしょw)
マリノスは過密日程、負傷者続出という苦しい状況なので、リーグ戦1本に絞れて疲弊しない神戸の優位さは変わらないかなって感じ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                        

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