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2023年11月25日 (土)

神戸×名古屋 2023 J1 第33節

神戸 2-1 名古屋

【得点】
V:井出(12分)、武藤(14分)
G:ユンカー(30分)

【メンバー】
ヴィッセル神戸(4-3-3):前川黛也、初瀬亮(81分、飯野七聖)、山川哲史、マテウス・トゥーレル、本多勇喜、酒井高徳(C)、扇原貴宏、井出遥也(58分、山口蛍)、大迫勇也、佐々木大樹(50分、ジェアン・パトリッキ)、武藤嘉紀
SUB:坪井湧也、大﨑玲央、新井瑞希、マタ
監督:吉田孝行

名古屋グランパス(3-4-2-1):ランゲラック、野上結貴、中谷進之介、藤井陽也、久保藤次郎(23分、森島司)、稲垣祥(C)(66分、山田陸)、米本拓司(66分、前田直輝)、森下龍矢、和泉竜司、永井謙佑(80分、中島大嘉)、ユンカー
SUB:三井大輝、吉田温紀、内田宅哉
監督:長谷川健太

【感想】

・大迫ハンパないって!!!
・2点は取れないグランパスさん
・森下復活!?

って試合でした。

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勝てば優勝が決まるヴィッセルと、特に何も懸かってないグランパスによる一戦。
まぁホーム最終戦で勝って優勝決まった、ってのは皆にとって良いクライマックスだったんじゃないでしょうか。
今日勝てなくても最終節で勝てば優勝だったから、プレッシャーも然程でも無かっただろうし。
セレッソは長居で2回悲劇経験してますが、やっぱ「勝たないと優勝できない」ってのと今日みたいな状況とじゃ大違いよね。
どっちか勝てば良い、なんなら両方引き分けでも優勝の可能性大、って訳でしたから。
っていうのがリーグ戦の積み上げなんでしょうね。
横浜での大一番、マリノスに直接対決で勝ったのが一番デカかったかな。
前節の誤審を騒いでる人もいるけど、そんなん一部の出来事やからね。
積み上げですよ、リーグは。

個人的には最終節までもつれてくれた方がオモロかったし、ヴィッセルよりもマリノスに優勝してほしかったので複雑な心境。
イニエスタ放出して泥臭いサッカーに振り切った結果の優勝ってのも、クレ的には美しくないし。
マリノスの方が攻撃的なフットボールしてるしなぁ。

でも、いつの時代も勝つスタイルってのは、こういうスタイルな訳でね。
(だからこそ、それを打ち破ったペップバルサやラロハは特殊だった)

今日も今日とてハードワークハードワークを90分間披露してくれましたよ。
病み上がりの蛍ですら最後まで走ってた。
テーピングも痛々しいのに走ってた。
その必死さで完全にグランパスを凌駕してたな。
グランパスは走る理由が特に無いもんな~。
勝っても負けても何も無いし。
前田直樹のバー直撃シュートが決まっていれば引き分けになってたかもやけど、このチームは2点取れないチームなんでね(苦笑)
マテウス退団以降1点しか取れないので、その呪いというかパンチ力不足が今日も出たわな。
ユンカーの絶対決まったやろ、ってシュートは山川君のナイスクリアによるものだったので、あれは相手を褒めなきゃやけど。

決定機の数は同じぐらいでした。
前田直樹も外したけどパトリッキも外してたしw
試合内容的にも五分五分だったかな。
序盤にヴィッセルが大迫の個人技(2アシスト)で2点先取したけど、名古屋も森下がサイド変えてからスムーズに運べるようになったし。
森下は代表招集されて森保に調子崩された印象やったけど、今日左サイドから右サイドに移ってからは抜群のパフォーマンス見せてた。
あれが継続できれば、また代表に呼ばれるかもね。

名古屋は前の試合もそうやったけどボランチを2枚とも替えなアカンのがチーム事情を表してるのかも。
上手くいってるチームでは、普通無い交代パターンやからね。
あんだけ圧倒的だった稲垣も衰えちゃったって事なんやろうな。

逆にヴィッセルのボランチコンビは良かったね。
高徳と扇原は圧巻やった。
シーズン途中まで完全に干されてたタカも、すっかり優勝の立役者ですよ。
高徳はHSV時代もボランチやってたっけ?
そんじょそこらの本職の選手より巧かったな。

今日のMOMもそうやし、シーズンMVPも大迫で決まりでしょう。
大迫の決定力に全振りして、愚直に走るサッカーを貫いた吉田孝行監督も(ある意味)天晴かもね。
武藤や大迫がケガしたら終わりだった訳で、なかなかギャンブル性が高い1年やったと思うけど優勝できて良かったね。
(実際今日も控えCFは0だったし)

ヴィッセルあんま好きじゃないけど、神戸賛歌を聴くと、まぁ優勝させてあげるのも悪くないかなと思えてくるから不思議。
震災から色々あったしな。
サポーターの涙を見てると、素直におめでとうという気持ちになったよ。

 

 

 


           

 

 

 

 

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2023年11月11日 (土)

ベルマーレ×グランパス 2023 J1 第32節

湘南 2-1 名古屋

【得点】
B:大橋2(15分、23分)
G:久保(63分)

【メンバー】
湘南ベルマーレ(3-3-2-2):ソンボムグン、大岩一貴(C)、キムミンテ、大野和成、岡本拓也、田中聡、杉岡大暉、鈴木章斗(72分、奥野耕平)、平岡大陽(79分、鈴木淳之介)、大橋祐紀(90+1分、石原広教)、阿部浩之(72分、福田翔生)
SUB:馬渡洋樹、山本脩斗、石井久継
監督:山口智

名古屋グランパス(3-4-2-1):ランゲラック、野上結貴、中谷進之介、藤井陽也、久保藤次郎、稲垣祥(C)(75分、貴田遼河)、米本拓司(90+3分、吉田温紀)、森下龍矢、和泉竜司(87分、中島大嘉)、永井謙佑(HT、森島司)、ユンカー
SUB:三井大輝、丸山祐市、内田宅哉
監督:長谷川健太

【感想】

・必死さの違い
・阿部浩之が試合を作った
・それでも地力はグランパス

って試合でした。

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降格圏まで2ポイントしか余裕が無く、ギリギリの戦いが続いてるベルマーレ。
そして何も懸かってないグランパス。
残留争いに必死なチームと、消化試合なチームとの「試合に懸ける想いの差」が出た試合でした。

まぁ必死すぎるがゆえに空回りしちゃって負けるケースもあるし。
何も懸かってないがゆえに伸び伸びプレーして大勝するケースもあるし。
一概には言われへんのやけどね。

前半に関してはベルマーレの必死さがゲームを動かしてました。
結果を出したのは共に大橋。
町野なきあと、エースの風格漂う2ゴールです。
ただ、どちらも起点となったのは阿部浩之。
2点目のアシストもそうだし、1点目の最初のパスもそう。
1点目は潰れ役になる選手、飛び出す選手、決める選手と4人が絡んだナイスゴールでした。

全員の足が動き、同じ意図を持って試合を進められていた前半はベルマーレ会心の出来。
ただし後半はグランパスの底力が出ていたね。
普通にやれば順位表が上の名古屋が勝って当たり前と言えば当たり前ですから。
後半は結構押し込まれちゃってたなぁ、ベルマーレ。
スタミナも切れ、個々の戦いでも負け、って感じで。
内容トータルで見ればエンパテが相応しい試合だったかも。
ラストのラスト、ランゲラックのダイビングヘッドが決まってれば、ホント劇的だったし。

ただ1試合に1点しか取れないのが最近のグランパス。
マテウスが移籍して以降、2点以上取るのが至難の業になってきてる。

J2から個人昇格してきた久保君が可能性を見せたけど、他の選手はネットを揺らせず。
ソンボムグンのパラドンもあったので、全部が全部決定力不足という訳ではなかったけどね。
ハセケンも途中からユンカーと貴田の2トップに変更し、更には中島まで加えるという人海戦術に打って出たけど実らず。
自慢のボランチコンビを2人とも交代させるなんて、ホントなりふり構わずな感じはあったけどね。

試合としてはランゲラックも好セーブ連発やったから締まってたなぁ。

さて勝利した湘南ですが、最下位横浜FCも勝利したので勝ち点2差は変わらず。
ラスト2試合佳境です。
そんでもって次節は横浜FCとの直接対決。
ここで負けちゃうと順位が入れ替わるというハイプレッシャーマッチ。
(逆に勝てば残留確定ではあるけどね)

 

 

 

 

 

 

 

 

                   

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2023年11月 4日 (土)

福岡×浦和 2023 ルヴァン杯 決勝

福岡 2-1 浦和

【得点】
A:前(5分)、宮(45+4分)
R:明本(67分)

【メンバー】
アビスパ福岡(3-4-2-1):永石拓海、ドウグラス・グローリ、奈良竜樹(C)、宮大樹(89分、田代雅也)、湯澤聖人(76分、小田逸稀)、井手口陽介、森山公弥(HT、金森健志)、前嶋洋太、紺野和也(72分、中村駿)、前寛之、山岸祐也(89分、ウェリントン)
SUB:村上昌謙、鶴野怜樹
監督:長谷部茂利

浦和レッズ(4-2-3-1):西川周作、酒井宏樹(C)、ショルツ、ホイブラーテン、荻原拓也、伊藤敦樹(61分、リンセン)、岩尾憲(80分、エカニット・パンヤ)、髙橋利樹(HT、大久保智明)、早川隼平(HT、安居海渡)、小泉佳穂(61分、明本考浩)、ホセ・カンテ
SUB:牲川歩見、岩波拓也
監督:マチェイ・スコルジャ

【感想】

・長谷部スタイルで快勝
・中盤総替えレッズ
・紺野が牽引

って試合でした。

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初タイトルに燃えるアビスパと、アジア王者レッズによる決勝。
まぁ経験値で言うと断然レッズですよ。
積み上げてきたタイトルの数が違いすぎる。
今年のACLにしても下馬評は低かったけど、やっぱ1発勝負の強さを持ってたし。

でも私はアビスパを応援してました。
永石君以外思い入れもないけど初タイトル獲ってほしかったんで。
リーグ全体に活気や新鮮さが欲しい。
そんな想いで応援してました。

なので前半のアビスパの出来には大満足。
めちゃくちゃ強かったよね。
直近のリーグ戦で連続4失点してる反省を活かしてか、とにかく守備強度が高かった。
気持ちバリバリ入ってた。
先発起用された森山も非常に効いてたし、井手口も広範囲に動き回る。
普段よりは1列上がった前寛之も、それはそれで前線からのプレッシングに貢献。

尚且つ先制点も奪ったしね。
まぁゴールに関してはね、1点目も2点目も殊勲者は紺野ですよ。
勿論しっかり中で合わせた前も宮も称賛には値しますが、組み立てた紺野が素晴らしかった。
右に左にナイスアシストでしたね。
負傷交代せず90分プレーしてればMOM獲得もあったかもなぁ。
それぐらい攻撃面の主役でした。

浦和は前半ほとんど何も出来ず。
全然アビスパを脅かす事が出来てなかったので0-2というスコアも妥当。
なので当然ハーフタイムで動いてきます。
ほぼ空気だった髙橋と早川を2枚替え。
そんでもってスコルジャ監督は最終的には中盤5人を全員入れ替えてきたのよね。
システムもリンセン入れてからは4-4-2に変更。

ただねぇ、中盤全員交代させたら勝てないと思うよ。
結果論で言ってる訳じゃなく、やっぱフットボールの肝って中盤やん。
そこがそっくり代わったら良い試合にならんよな~。

ただ交代選手の頑張りによって、試合が壊れた訳ではなかった。
大久保、明本は特に奮闘してたし、最後の最後カンテのシュートがポストに嫌われなければ延長になってたやろうし。
こういう展開でもゲームとして成立させてたのは個々人の強さ故なんでしょう。

個の強さで言うと周作もそうでね。
59分のPKストップ。
あれで完全に流れが変わった。
決められてれば0-3になってた訳で、そこからアビスパのワンサイドゲームになる可能性も高かった。
それをね、しっかりシュートキャッチして止めた訳ですよ。
そんでもって直後に明本のゴールで1点差。
浦和レッズ大サポーターの後押しもあり、完全に浦和ペースになってたもんね、あの時間帯。
やっぱ周作、すげぇなって思ったわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


                    

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