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2023年12月 9日 (土)

フロンターレ×レイソル 2023 天皇杯 決勝

川崎 0-0(PK8-7) 柏

PK戦:家長◯、瀬川◯、山村◯、橘田◯、ゴミス×、登里×、遠野◯、山根◯、シミッチ◯、チョンソンリョン◯
サヴィオ◯、細谷◯、戸嶋◯、仙頭×、武藤◯、片山×、山本◯、川口◯、立田◯、松本×

【メンバー】
川崎フロンターレ(4-3-3):チョンソンリョン、山根視来、大南拓磨(87分、ジェジエウ)、山村和也、登里享平、橘田健人(C)、脇坂泰斗(87分、ジョアン・シミッチ)、瀬古樹(64分、遠野大弥)、レアンドロ・ダミアン(77分、小林悠)(106分、ゴミス)、家長昭博、宮代大聖(64分、瀬川祐輔)
SUB:上福元直人
監督:鬼木達

柏レイソル(4-4-2):松本健太、土屋巧(90+3分、川口尚紀)、立田悠悟、古賀太陽(C)、片山瑛一、椎橋慧也(104分、武藤雄樹)、高嶺朋樹(90+3分、仙頭啓矢)、小屋松知哉(77分、戸嶋祥郎)、マテウス・サヴィオ、細谷真大、山田康太(77分、山本桜大)
SUB:佐々木雅士、三丸拡
監督:井原正巳

【感想】

・内容は柏が圧倒
・松本君のターニングポイントになるのか
・最後は経験で勝ったか

って試合でした。

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国内の大会としては年内ラスト。
この後もACLとかCWCとかあるっちゃぁあるけど、そっちは国際大会なので。

ともにリーグ戦は上手くいかなかった。
フロンターレは中位を彷徨い、レイソルは最終節まで残留争いでブービーフィニッシュ。
なのでタイトルに懸ける想いは両者とても強かった。
チケット完売、満員の国立でファイナルに相応しい激闘でした。

延長も含めた120分間通してペースを握っていたのは柏。
特に1stハーフは完璧な内容で、川崎は殆ど何も出来なかった。
4-4-2のプレスが上手くハマっただけでなく、細谷&サヴィオによる攻撃も見事でした。

結局トータルシュート数、7対19やもんなぁ。
いかに柏が圧倒していたのかが見える数字です。

でも優勝したのはフロンターレ。
まぁPK戦は運要素もあるから「王者の風格」みたいな事は言いたくないけどね。
でも最後の最後で落ち着いてたのは事実かな。

2ndハーフから徐々に持ち直してたしなぁ。
小林悠と大南の負傷交代というアクシデントもありつつ、豊富な戦力でやりきった。
ジェジエウはPK戦で最後まで蹴らなかった所を見るにつけ、彼も万全ではなかったのでしょう。

それを言うなら柏の古賀も満身創痍で戦ってたね。
彼も同様の理由で11人目のPKキッカーだったのかな。
椎橋&高嶺のボランチコンビが素晴らしい活動量で、だからこそ120分間はフルでは戦えず。
途中交代はやむなしでしたな。

松本健太にとって、今後のサッカー人生の分岐点になるかも、っていう試合にはなった。
ゴミスの決定的なヘディングを止めたり、PK戦でも2本ストップするなど大車輪の活躍。
でも最後の最後、PKキッカーとしてキックを失敗してしまうという残酷な結末に。
チョンソンリョンが一枚上手だったのは紛れもない事実ではあったけど、松本が批判される要素は何も無い。
試合の流れの中でのパラドンはチョンソンリョンもあり、やっぱGKが良いとゲーム自体が締まるよな、っていう決勝戦でしたね。

レイソルは、とてもリーグ戦ブービーとは思えない戦いぶりだったので来季は多少期待できるかもね。


         

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2023年12月 3日 (日)

札幌×浦和 2023 J1 第34節

札幌 0-2 浦和

【得点】
ショルツ(58分PK)、中島(72分)

【メンバー】
北海道コンサドーレ札幌(3-4-2-1):高木駿、田中駿汰、宮澤裕樹、中村桐耶(79分、キムゴンヒ)、浅野雄也、馬場晴也(74分、菅大輝)、荒野拓馬、青木亮太、小柏剛、小野伸二(C)(22分、スパチョーク)、駒井善成
SUB:菅野孝憲、福森晃斗、小林祐希、大森真吾
監督:ペトロヴィッチ

浦和レッズ(4-2-3-1):西川周作、関根貴大(90+0分、岩波拓也)、ショルツ、ホイブラーテン、明本考浩、伊藤敦樹(HT、安居海渡)、岩尾憲(C)、大久保智明(79分、シャルク)、エカニット・パンヤ(HT、中島翔哉)、小泉佳穂、ホセ・カンテ(88分、リンセン)
SUB:牲川歩見、柴戸海
監督:スコルジャ

【感想】

・小野伸二ラストマッチ
・多彩なコンサドーレアタック
・後半は消化試合

って試合でした。

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今年のJリーグも遂に終わり。
最終節です。
両者特に何も懸かっていないラストマッチ。
強いて言うなら浦和は3位になれるかどうか、ってのがあるけど。
でもそれも他力やし、そこまでの優先度でも無いでしょ。

そんな試合がチケット完売、超満員、NHKで地上波中継となった理由は唯一つ。
天才・小野伸二の現役ラストマッチだからです。
私が観戦した理由もそれだけ。
ホンマに偉大な選手やからね。

そんな伸二は約20分間だけのプレーで終了。
後半15分ぐらいまでは出るかな?って思ってたから、スパチョーク準備のアナウンスがあった時は「おいおい早すぎやろ」って思った。
でも恐らくミシャとは事前に取り決めてあったんでしょう。
44歳。
リーグ戦自体の出場も今季初。
コンディション的にも限界はこれぐらいだったんでしょうな。

とはいえ、濃密な20分間でした。
華麗な3つのパスで札幌ドームを沸かせ、終始笑顔のプレーでムードを明るくしていた。
やはり唯一無二。
引退するこの瞬間であっても、ピッチ上で誰よりも巧かったのは紛れもない事実。
勿論フットボールは巧さだけでやるもんじゃないけど、伸二と同じプレーを出来る選手は探す方が難しい。
お金を払って観たい選手。
フィリピンのダン・パデルナルに壊されてなかったら、バルサでチャビ・イニ・ブスケ・セスクと黄金の中盤を構成してた世界線もあったんだろうなぁ。。。
膝に爆弾抱えて、フルパフォーマンス出せない状態でも世界と戦い、数々の栄冠を勝ち取って、25年も現役生活を続けた訳やからね。
あのしょーもないオリンピック予選が無ければなぁ、とつくづく思う。

さてさて、試合レポに戻りますか。
試合を一時中断して全員で送り出す感動の交代劇も終わり、伸二タイムは終了。
この後は、まぁ消化試合よねw
個人的な興味が薄れた、って事もありウトウト観てしまった。

ミシャ札幌は相変わらずポジションに捉われない多彩な攻撃を披露しててね。
CBもガンガン上がるし、逆にCFも3列目4列目まで下がるし。
両WBも中央に入ったり、外に出たりと多士済々。
便宜上、↑のフォーメーション図を貼ってますが時間帯によっては全然正確じゃない。
それが魅力だし面白いサッカーではあった。

ただ、結果を伴うかとなると中々難しいよね。
結局今日も完封負け。
あのハンド判定でのPKは全く納得できない所はあるけど、チャンスの数で言えば浦和が勝ってたのも事実。
PKなくとも2ゴール勝利という結果は妥当だなと思った。
中島翔哉の日本復帰初ゴールは、これからのACLやCWCに向けて明るい材料でしょう。

ってか、今後のスケジュールを考えると病み上がり伊藤敦樹を先発起用する必要はあったのかな?
どこまで出来るか見たかったのかもやけど、案の定あまり良い所なく前半だけで交代になったしね。

パンヤも今後に向けて試してみただけなんかな~。
こちらも同様に交代が妥当なプレーぶりでした。

個人的には「どうした柴戸海!?」って感じやわ。
去年、一昨年とあんなに良いプレーしてたのに序列下がりすぎやろ。
阿部勇樹の番号もらって期待されてたのになぁ。

それにしても日程くん仕事しすぎよな~。
伸二のラストマッチがホームで古巣浦和となんてね。
どんな偶然なんよ・・・

 

 

 

           

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