2010年10月11日 (月)

アルゼンチン×イングランド 86年メキシコW杯 準々決勝

アルゼンチン 2-1 イングランド

G:マラドーナ2(51分、54分)  リネカー(80分)

アルゼンチン:プンピード、クシューフォ、ルジェリ、ブラウン、オラルティコエチェア、バチスタ、ジュスティ、エンリケ、ブルチャガ(75分、タピア)、マラドーナ、バルダーノ

イングランド:シルトン、M・G・スティーブンス、フェンウィック、ブッチャー、サンソム、リード(65分、ワドル)、スティーブン(74分、バーンズ)、ホッジ、ホドル、リネカー、ベアズリー


フットボール史に残る伝説の試合ですわ。
フットボールフリークならば、リアルタイムに生きていなくても一度は聞いた事があるであろう「神の手」「5人抜き」。
それが行われたのが、この試合であります。
マラドーナが神への階段を昇った試合ですわ。

やっぱりディエゴの能力は際だっておりまして、誰が観てもピッチ上で別格だった事は明らかでしょう。
もう24年も前の試合だし、結果も内容も知ってるし、ディエゴがどんな存在かも知っている。
だからこそ特別に見えてしまう、って訳じゃなくってナチュラルに異次元でしたよ。
現代フットボールに比べるとスピード感は試合全体通して低いんですわ。
選手の技術もGK筆頭に今と比べると断然下。
でもマラドンだけは全然違いましたからね。
だけって言うと語弊がありますかね、他にも通用する選手は何人もいるとは思いますんで。

試合を通じてアルゼンチンが押していましたので、スコアは順当だと思います。
「神の手ゴール」に正しいジャッジが下されていてノーゴールだったとしてもアルゼンチンは勝ってたと思いますよ。
少なくとも「誤審で勝てた」は見当違いでしょう。
「神の手ゴール」を試合の流れの中では初めて観たのですが、何を感じたかと言うと現代の科学技術の進歩を感じたのでありました。
というのは、ゴール直後からリプレイで何度も問題のシーンがスロー再生されてはいたのですが正直判らないんですよ。
手で入れたのかどうかが。
何パターンか色んな角度のVTRがあったのですが、どれも遠くて不鮮明。
現代の2010年であれば確実に手に触れていたかどうかが判るドアップな映像を録れていると思うんですが、当時はまだまだですわ。
当時の実況解説陣も「手に当たったようにも見える」と歯切れが悪いコメントでしたが、これは実際よく判らなかったからだと思います。
今でも解説者が明らかにVTRで観たらオフサイドなのに「微妙ですね・・・」と言葉を濁すのとは全然違う。
あの超有名な「マラドーナの手にボールが当たっている瞬間の写真」を現代の我々は目にしているので「ハンドだ」と断言出来ますけど、リアルタイムじゃ難しかったでしょうね。

実況解説の話を出したんで「5人抜き」にも触れておきましょうか。
日本では件のシーンの実況を「名実況だ。名実況だ。」と囃し立ててますよね。
あのドリブル中にずーと「マラドーナ!マラドーナ!!マラドーナ!!!」と名前だけを連呼する実況の事です。
実際私もこの試合を90分通して観るまではそう思ってました。
でもね、試合中他のシーンでもまぁドリブルシーンってあるじゃないですか。
この実況の人、基本的にドリブル中は名前しか言わないんですよ。
他の場面、他の選手でも同じだったんですよ。
前半の内にそれに気付いちゃって、もうなんやねんと。
ただレパートリーもボキャブラリーも無いだけやんけ、と。
色んなパターンがあって、一杯引き出しを持ってるけど、敢えてあの場面はシンプルに名前だけをコールしました、って訳じゃないもんね。
常に名前コールだけやったもんね。
なんかもうガックリしましたわ。
今まではあの伝説のゴールシーンだけをハイライト的に観てただけやったから「名実況やな〜」って思ってたけど、とんでもないわ。
所詮NHKやで。
しかも試合終わってからスタジオで「マラドーナが言わせてくれたんですよ」って得意気に語ってましたからね。
いやいや他の選手でも同じ感じで実況してたやん!!
っつうかそれしか出来てなかったやん!!!
もう周りも何も言えないLVの人になっちゃってるからね、もうどうしようもないわ。

え〜、話が脱線してしまった。
試合に戻ります。
良い感じで試合を支配していたアルヘンティーナがスーパースターのスーパーゴールで2点をリード。
正直台本的にはこの時点で試合は決着でありました。
ここからイングランドは意地の反撃に出ますが、アルゼンチンはペースを落としてのらりくらりと守っていました。
ディエゴも小休憩って感じ。

イングランドからは得点の臭いがしませんでしたが、途中投入されたバーンズが頑張りました。
左サイドを切り裂いて追撃のゴールをアシスト。
ウィンガー好きとしては目を引かれてしまいましたよ、彼のプレーぶりに。
リネカーはこのヘディングが効いて結果的に大会得点王になったので、バーンズに何かあげないと駄目ですよ。
押し込むだけやったから半分以上バーンズの得点ですわ。

スローペースになってたアルゼンチンですが、1点差に迫られたのですぐに目を覚まします。
一気にギアを上げて、5分前とは比較にならないスピードで攻撃に打ってでます。
しかしながらタピアのシュートはポストを直撃。
決まってたら完全に試合は終了。
ただ決まらなかったけど「エンジンかけたらいつでもこれぐらいの事は出来ますよ」的なアルゼンチンの強さは見せつけました。
なのでチョット両チームに差を感じてしまいましたね。
結果的にもマラドーナの大会だったんで、当然といえば当然ですけどね。

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