バルサ×アトレティコ 94-95 Liga 第6節
バルサ 4-3 アトレティコ マドリー
G:ロマーリオ2、グァルディオラ、ストイチコフ ピリ、キコ、バレンシア
バルサ:1ブスケツ、2フェレール、5アベラルド、4クーマン、7セルジ、3グァルディオラ、9ナダル、6バケーロ、11ベギリスタイン、8ストイチコフ、10ロマーリオ 監督:クライフ
アトレティコ:1ディエゴ、2トマス、3トニ、4ソロサバル、5ロチャ、6ビスカイーノ、7カミネーロ、8シメオネ、11ピリ、10コセキ、9キコ 監督:マツラナ
FIFAウィルスで暇なので昔の試合で想い出に浸りたいと思います。
日本×バーレーンとかホントどうでもいいしね。
今回はアメリカ94も終わって気分良く帰ってきたであろうロマーリオやストイチコフを擁するバルサとマツラナ監督率いるアトレティコの一戦です。
パチョはコロンビア代表監督のイメージが強いですけど、アトレティコの監督なんかもやってたんですね。
知らんかった。。。
さて試合の方は、いつも通りのバルサとアトレティコの対戦って感じで大味な乱打戦となりました。
7点も入ったので得点経過だけをザッと振り返りたいと思います。
まずは右サイドからのストイチコフの折り返しをロマーリオが中で合わせて、バルサが先制します。
ストイチコフの突破がファウル気味だったので、一瞬プレーが止まり、そこをロマーリオが抜け目なく狙った感じ。
ストイチコフですら、プレーを止めそうな勢いでしたからね。
アトレティコの同点ゴールはバルサDFの連携ミス。
右サイドからのセンタリングに対し、DF2枚が被ってしまいました。
これの恩恵を受けたピリがフリーで決めて1-1。
バルサの逆転ゴールはペップの左足から。
ロマーリオのミドルシュートのコボレ球を直接叩き込みました。
このスーペルミドルシュートは、ペップの名場面集やJスポの番組余り時間なんかでよくやってるバルサ歴代ゴール集みたいなのでも頻繁に出てくるゴールです。
いや〜、美しい。
更にクーマンのFKをストイチコフがボレーで合わせて3-1。
後半32分にはロマーリオ得意のループシュートも決まって4-1。
普通ならここで残り時間を考えても試合は決着するんですが、終わらないのがバルサ。
クーマンのパスミスからキコへ簡単にスルーパスを許して追いすがられると、途中出場のバレンシアにもDFを完全に崩された末に決められて1点差に詰め寄られてしまいます。
このあたりのDFのユルユルさがバルサの真骨頂です。
なんとか逃げ切れたから笑い話で済みますけどね。
さて、この試合の表面的なネタとしては怪我から復帰のロマーリオの2ゴールでしょうが、個人的にはやっぱりペップ。
というのも、この試合の解説は山口素弘だったんですが試合中ずーーーとペップ話だったんですよね。
あとレシャック時代のフリエ話。
まず素さんがペップ好きだった事にビックリ。
気が合うやないかと。
ただ現役時代ペップのプレーを意識していた、というのには更にビックリしました。
というのも私が持っていた素のプレースタイルのイメージって、ピボーテというよりは昔ながらの「守備的MF」って感じやったから。
いや、これは批判じゃないですよ。
だって好きな選手だったから。
例えば代表なんかで本田泰人なんかとダブルボランチ組んでた時は、そりゃ素さんの方が攻撃的な役割担ってましたよ。
でも名波浩と組んだ場合は、ナナが「攻」で素さんが「守」ってイメージやったからね。
あと最終キャリアとなった横浜FCでも、やっぱり奥大介が「攻」で素さんが「守」やったんじゃないかと。
だからゲームメイクを意識していた、みたいな発言にはチョット驚きがありましたよ。
まぁ加茂時代に「ゾーンプレスの申し子」みたいなイメージを植え付けられた、ってのもありますけどね、個人的には。
あと当時のレシャックフリエの話もオモシロかったですね。
当時はバルサの事もあんまり知らず、フリエのスタイルも雑誌で「楽しいスタイルを実践している」って紹介されてた事ぐらいしか知りませんでした。
放送があんま無かったもんね。
サカマガは当時毎号むさぼる様に読んでたので、気になってのは強い記憶として今も残ってたのですが、やっぱり今回こうして当事者の話を聞くと悔しいね。
当時是が非でも試合を観ておくべきでした。
もし観てたら、もうその時点でフットボールに対する価値観変わってたかもしれんしね。
「なんか凄いチームのコーチやってた人が、そのスタイルを日本のチームにも浸透させようとしたけど結局無理やったんか〜」ぐらいのイメージやったもんね、当時は。
いや〜、勿体無い事したなぁ〜。
高卒ルーキーの遠藤保仁って奴がなんで開幕スタメンやねん?って当時疑問に思ってましたが、この日の素さんの話を聞いて納得しましたよ。
監督が求める「パスを回す」っていうスタイルに迎合出来る技術を持っている人間であるならば、新人でもベテランでも関係無いし、もとより来日して先入観も無く人を観察出来てたから、って事やろうね。
レシャック政権は短命で終わったけど、その影響度は計り知れないかもね。
昨季のヤットの充実ぶりとかを考えると。
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