2009年5月16日 (土)

インテル×ラツィオ 08-09 セリエA 第34節

インテル 2 - 0 ラツィオ
G:イブラヒモヴィッチ(58分)、ムンタリ(70分)

インテル(4-3-3):ジュリオ・セザル、サントン(57分、ヴィエラ)、I・コルドバ、サムエル、キヴ、サネッティ(C)、カンビアッソ、ムンタリ(76分、ブルディッソ)、イブラヒモヴィッチ、フィーゴ、マンシーニ(57分、クレスポ)
SUB:トルド、マテラッツィ、ヒメネス、クルス

ラツィオ(4-4-2):ムスレラ、コラロフ、シヴィッリャ、ロゼフナル、ラドゥ(78分、リヒトシュタイナー)、ブロッキ、マトゥザレム、C・レデスマ、デル・ネーロ(64分、フォッジャ)、M・サラテ(86分、コザーク)、ロッキ(C)
SUB:カリーソ、デ シルベストリ、メグニ、マンフレディーニ


久々にインテルの試合をば。
2位に勝ち点差7をつけ独走状態のインテル。
しかしながらここ3試合は2分1敗と勝ちから遠のいています。
と、いうようなインテルの状態が心配で観たのではありません。
まぁ調子を落としているとはいっても優勝は問題無いでしょ。
では何が気になって観たか、っていうとサラーテ君ですよ。
散々騒がれてますが、しっかりとフルタイムの試合で観た事無かったからね。
GWで暇やし、ちょっとサラーテ君がどんなもんか観ようかと。

んでキックオフ。
驚きだったのはラツィオのスタイル。
有名選手が殆どチームを去り、現在の順位も中位となんだかパッとしない印象だったのですが、中々魅惑的なスタイルを披露してくれましたよ。
ワンタッチ、ツータッチでポンポンパスを繋ぐんですよ。
サンシーロなのに。
インテルの方が能力も給料も高い選手が多いのに、彼等を圧倒していました。
そしてその中でサラーテの個人能力も活きていましたね。
評判には聞いてましたが、ドリブルが素晴らしい。
簡単に1人、2人かわせる。
独特のリズムやから判っていても中々止められないんでしょうね。
この日はフィニッシュが定まってませんでしたが、今季のゴール数を見る限り心配は無さそう。
ロッキの他にもう1人ぐらい強力なアタッカーがいれば、更に攻撃の幅も広がったやろうけどなぁ〜。

さてさてインテルですが、まぁ上手くいかない時間帯も長かったですが総合力でおしきった印象。
この日は4-3-3気味で、ズラタンがCFの位置に陣取り両サイドはフィーゴとマンシーニがフォロー。
でもマンシーニが結構ブレーキになっちゃってました。
なんか噛み合ってないのよね。
その点フィーゴは流石の円熟のプレー。
クロスは正確だし、DFをかわす動きもスピードは無くても間合いでいける。
無理やったら上手く倒れるしね。

でもインテルは厚みのある攻撃も、ラツィオの様なリズムの良い攻撃も繰り出せない。
そうなると覇気が感じられないズラタンに対して、厳しいインテリスタからブーイングも出ます。
ここまで得点数を見てもズラタンはかなり頑張ってると思うんですけど、インテリスタの要求は高いなぁ〜。
でもこの環境が選手を育てるのでしょうか?
ズラタンがこの後、怒りの弾丸シュートを決めます。
この得点の前あたりから、かなり気合い漲ってましたもんね。
気合いとも言えるし、キレてるとも言えるけど。
「そんな言うなら決めてやるよゴルァ!!」って感じでした。
個人のチカラでマウスをこじ開けましたからね。
素晴らしい。
そしてゴールパフォーマンスは、口に人差し指をあて「シーーー」。
まだ顔は怒ってたけど(^^)
更にズラタンはムンタリに絶妙スルーパスを通し、2点目もアシスト。
ティフォージ達のゲキが無ければ、ズラタンはこの試合眠ったままだったかも、って考えると、まぁ良かった良かったとなるんでしょうか。
でもこんなサポが嫌で出て行っちゃったら、元も子もないけどね。。。。

さてさてインテルはこの久々の勝利で、最短で次節にも優勝が決まります。
日本プロ野球的に言えば「マジック2」って状態。
モウリーニョとしても、この試合2枚投入直後に決勝点が産まれたりしたので気分良いでしょうし、とりあえず最低ノルマのカルチョだけは獲れそうだし、何よりでしょ。

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2009年4月25日 (土)

ユベントス×インテル 08-09 セリエA 第32節

ユーベ 1-1 インテル
G:グリゲラ(90+1分)  バロテッリ(64分)

ユヴェントス(4-4-2):ブッフォン、グリゲラ、レグロッタリェ、キエッリーニ、モリナーロ(63分、デ・チェッリェ)、ティアゴ(75分、退場)、ポウルセン、マルキオンニ(74分、トレゼゲ)、ネドヴェド、ヤクインタ、デル・ピエロ(C)(80分、ジョヴィンコ)
SUB:キメンティ、メルベリ、ゼビナ、クネゼヴィッチ

インテル(4-3-2-1):ジュリオ・セザル、サネッティ(C)、I・コルドバ、サムエル、キヴ、カンビアッソ、スタンコヴィッチ、ムンタリ(76分、ブルディッソ)、フィーゴ(87分、クルス)、バロテッリ(76分、ヴィエラ)、イブラヒモヴィッチ
SUB:トルド、マクスウェル、サントン、マテラッツィ


イタリアデルビーです。
現在首位のインテルと2位ユーベとの勝ち点差は10。
残り試合数(この試合を含めて7)を考えると、ユーベは負けたら終わりです。
絶対に勝たなければいけないユーベと引き分けでもOK、負けても余裕があるインテルとの戦い。
なので、こんなに壮絶なデルビーになるとは思っていなかったよ。
もっとインテルが余裕綽々なのかと試合前は思っていました。
なめたらアカンね。
凋落著しいカルチョとはいえ、流石にこの伝統のデルビーは違うね。
両チーム共に攻守の切り替えが激しく、尚且つ激しいプレーの連続。
かといってアウトオブプレーは少なく、試合展開はスピーディー。
そりゃ時間が経つのも早く感じるさ。
後半になったら流石にペースダウンしてきてたけどね。

試合は基本的にはユーベの攻勢をインテルがしのぎカウンター、って展開。
デルピエロやネドベドが良いパス出すものの、イアキンタやマルキオンニが決めきれない、ってのが続いてたら文字通りのインテルのカウンターが炸裂して、アウェイチームが先制します。
しかしながらこのカウンターは、お見事。
2人目、3人目の動きも完璧だったし、パスを出すタイミングも完璧でした。
バロテッリは決めるだけでしたが、その後ろにキッチリとフィーゴも詰めていたし。

ユーベは先制されるわ、その後イラだったチアゴが赤紙喰らって数的不利になるわ、で敗色濃厚だったのですが意地は見せました。
でもロスタイムってのが遅かったよね。
CKからグリゲラの頭でしたが、グリゲラも喜んでる場合かと。
ボール拾って早くリスタートして勝たないと、スクデットは厳しいよ。
でもそういう判断も出来ないぐらいにギリギリの試合だった、って事ですね。

まぁこれでインテルの連覇は決まったも同然ですわ。
フィーゴの元気さとネドベドのプライド、ムンタリの頑張りとバロテッリの才能にサネッティのハイレベルさと両GKの質の高さが垣間見れたので楽しめました。

追伸:久々にインテルチャンネル観ましたが、マルコ西田がいなくなってて彼のポジションにモリシが収まってました。
そのおかげもあってか、試合展開早かったね。

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2009年3月21日 (土)

インテル×ローマ 08-09 セリエA 第26節

インテル 3-3 ローマ
G:バロテッリ2(51分、63分(PK))、クレスポ(79分)  デロッシ(23分)、リーセ(30分)、ブリーギ(57分)

インテル:ジュリオ・セザル、マイコン、I・コルドバ、ブルディッソ(HT、フィーゴ)、サントン、サネッティ(C)、カンビアッソ、マクスウェル(HT、ヴィエラ)、スタンコヴィッチ(78分、クレスポ)、アドリアーノ、バロテッリ
SUB:トルド、マテラッツィ、マンシーニ、イブラヒモビッチ

ローマ:ドニ、モッタ、パヌッチ、メクセス、リーセ、デ・ロッシ、ピサーロ、タッデイ、ブリーギ、ジュリオ・バチスタ、ヴチニッチ(76分、メネズ)
SUB:アルトゥール、シシーニョ、ディアムテーヌ、フェリペ、モンテッラ


いや〜、前半見終わった時点ではハズレの試合やったと思ってしまいました。
観なきゃ良かった、と。
それぐらいにインテルのテンションは低く、ローマにやりたい放題やられての0-2。
強豪チーム同士の戦いなので、アツい試合を期待していたのですが、これはしくじったな、と。
やはりCLの後の試合ってのは、駄目駄目やな、と。
ローマもCL後なんですけれども、何故かインテルの方がモチベーション低く、パスミス連発、攻撃の意図も感じられず、守備もズルズルとラインを下げるばかり。
何人か主力出てなかったけど、その影響がモロって感じ。
控えはこういう試合で奮起せなアカンやろ!って思うんですけどね。

しかしながら後半は控えが奮起しました。
ハズレの試合をアタリに変えてくれましたよ。
なにせクレスポが同点ゴールやからね。
これは燃えた。
しかもこれぞクレスポ!!って感じの打点の高いダイナミックなヘディングシュート。
なんでも今季初ゴールらしいね。
どんだけ干されてんねん。
CLの登録メンバーから漏れてたので、あやうい立場なんやろうとは思ってたけど。
アシストのフィーゴのクロスもやっぱり美しかったし。
その他ではバロテッリが2ゴールの活躍。
PK奪取からのPKゴールはプレゼント臭かったけど、1点目の振りの速いダイレクトシュートは見事。
得点以外でもキレのある動きで起点になってたしね。
控え組でイケてなかったのは、ブルディッソとヴィエラかな。
ブルディッソは前半の2失点の要因と言っても過言じゃないでしょ。
後半クチュをCBに入れる決断をモウリーニョがした程やからね。
でも3失点目はクチュが悪いけど。
いやヴィエラもか。
ヴィエラは後半から入ったけど、全然中盤で仕事出来ず。
あんま試合観てないけど、インテルに行ってからヴィエラの良い感じの試合って記憶にないぞ。

ローマは2点リード、って状況が2回あったのに逃げ切れず。
サンシーロから勝ち点3持って帰れたら大きかったのになぁ。
リーセの得点とかは個人的に嬉しかったので、勝ってほしかってんけどね。
う〜ん、インテル粘るねぇ。強い!!

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2009年2月21日 (土)

インテル×ミラン 08-09 セリエA 第24節

インテル 2-1 ミラン
G:アドリアーノ(30分)、スタンコビッチ(43分)  パト(71分)

インテル(4-3-1-2):ジュリオ・セザル、マイコン、サムエル、キヴ、サントン、カンビアッソ、サネッティ(C)、ムンタリ(89分、マクスウェル)、スタンコヴィッチ(84分、ブルディッソ)、イブラヒモヴィッチ、アドリアーノ(80分、ヴィエラ)
SUB:トルド、コルドバ、フィーゴ、クルス

ミラン(4-3-2-1):アッビアーティ、ザンブロッタ、マルディーニ(C)、カラーゼ(78分、センデロス)、ヤンクロフスキ、ピルロ、ベッカム(58分、F・インザーギ)、アンブロジーニ、セードルフ、ロナウジーニョ、アレシャンドレ・パト
SUB:ヂダ、ファバッリ、アントニーニ、エメルソン、フラミニ


ミラノデルビーです。
SKY-Aでやってたので観ましたよ。
このインテルチャンネルですが、随分前からやってましたが今回初見であります。
再来週はCLも放送するみたいなので、これからは観る機会増えていくかな。

さてさて試合の方ですが、前半の最初の方は圧倒的にミランが支配していました。
右からベッカムが、左からロナウジーニョが正確なパスを連発してパトを操ってました。
特にガウショが輝いてましたね。
彼のマジックをインテルは全く止める事が出来ていませんでした。
中盤の選手がもっとプレッシャーかけんとなぁ。
自由にさせたら何でも出来る選手やからね。
ザンブロッタやヤンクロフスキも上がりまくりで、アウェイのデルビーなのに中々積極的でした。

しかしながら先制したのはインテル。
マイコンのセンタリングにアドリアーノが手で押し込んでの先制弾。
ミランは相変わらず報われなく、モウリーニョは相変わらずつまらない得点を重ねますね。
まぁその前のデキがもたついてアンブロジーニにクリアされたシーンでのチャンスメイクなんかは美しかったけどね。
アドリアーノは出場停止明けらしいねんけど、これは嬉しいゴールでしょ。
この恩は忘れたらアカンで、審判に今後文句言ったらアカンで。

先制されてミランの攻勢は鳴りを潜めてしまいました。
代わりに活気づくインテルがペースを握り、前半終了間際にも追加点。
FKからのロングボールをズラタンが競り勝ち、落とした所をデキがダイレクトで叩き込んだのですが、この得点の呆気なさと言ったら。
これぞモウリーニョやね。
勿論デキのボレーは美しかってんけど。
前半終えて内容とは裏腹にインテルが2点のリード。
インテルチャンネルなんで、放送のテンションは上がりっぱなしやったけどね。

さて後半。
攻めなきゃいけないミランに対して、インテルはカウンターさえ狙えば良い展開。
そうなればチャンスが多くなるのは当然インテル。
不安定なカラーゼを突いて幾度となく決定機を作ります。
逆にミランは攻め疲れか、それとも単純にスペースが無いのか、良い形すらあまり作れず。
時間が経つにつれて、キヴもセザルもノリまくって好プレーを連発しだすしね。
CBとGKのトライアングルのチカラがミランとインテルじゃ歴然としたものがありましたね。
残念ながら、もうマルディーニも限界やったし。。。。

試合が再び盛り上がってきたのは、ピッポが投入されミランが1点返してから。
追撃弾は、ガウショのスルーパスにヤンクロフスキが抜け出し、そのマイナスのクロスをパトが合わせたものでした。
ニアにピッポが突っ込んだからこそ、パトがフリーになった訳で1トップだった時には産まれ得なかった得点。
でもこの日のパトにはこれぐらいの御褒美があって当然でしょ。
ロナウジーニョと共に完全に攻撃の核となり、インテルDFを脅かしていましたからね。
ちょっとスピードが半端無さすぎるよ。

ここから試合は大盛り上がり。
パトとピッポが嗅覚をみせつけまくれば、セーザルとキヴが跳ね返すというね。
素晴らしい攻防でした。
結果としては引き分けが順当だと思うんですが、勝利の女神はインテルに微笑みましたね。
ただ前半のミラノデルビーはミランが1-0で勝ってるので、H&A戦なら2-2のアウェイゴールでミラン勝利ですか。
まぁミラニスタはそう考えて溜飲を下げるしかないかな。
この敗戦でカルチョはインテルが更に独走。
もう4連覇は固いでしょうな。
CLに注力出来る状態を作れたので、メンバー落として勝ち点も落とす試合が増えるかもしれませんが、それでも安泰でしょう、ってぐらいの余裕が出来ましたからね。

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