インテル×ラツィオ 08-09 セリエA 第34節
インテル 2 - 0 ラツィオ
G:イブラヒモヴィッチ(58分)、ムンタリ(70分)
インテル(4-3-3):ジュリオ・セザル、サントン(57分、ヴィエラ)、I・コルドバ、サムエル、キヴ、サネッティ(C)、カンビアッソ、ムンタリ(76分、ブルディッソ)、イブラヒモヴィッチ、フィーゴ、マンシーニ(57分、クレスポ)
SUB:トルド、マテラッツィ、ヒメネス、クルス
ラツィオ(4-4-2):ムスレラ、コラロフ、シヴィッリャ、ロゼフナル、ラドゥ(78分、リヒトシュタイナー)、ブロッキ、マトゥザレム、C・レデスマ、デル・ネーロ(64分、フォッジャ)、M・サラテ(86分、コザーク)、ロッキ(C)
SUB:カリーソ、デ シルベストリ、メグニ、マンフレディーニ
久々にインテルの試合をば。
2位に勝ち点差7をつけ独走状態のインテル。
しかしながらここ3試合は2分1敗と勝ちから遠のいています。
と、いうようなインテルの状態が心配で観たのではありません。
まぁ調子を落としているとはいっても優勝は問題無いでしょ。
では何が気になって観たか、っていうとサラーテ君ですよ。
散々騒がれてますが、しっかりとフルタイムの試合で観た事無かったからね。
GWで暇やし、ちょっとサラーテ君がどんなもんか観ようかと。
んでキックオフ。
驚きだったのはラツィオのスタイル。
有名選手が殆どチームを去り、現在の順位も中位となんだかパッとしない印象だったのですが、中々魅惑的なスタイルを披露してくれましたよ。
ワンタッチ、ツータッチでポンポンパスを繋ぐんですよ。
サンシーロなのに。
インテルの方が能力も給料も高い選手が多いのに、彼等を圧倒していました。
そしてその中でサラーテの個人能力も活きていましたね。
評判には聞いてましたが、ドリブルが素晴らしい。
簡単に1人、2人かわせる。
独特のリズムやから判っていても中々止められないんでしょうね。
この日はフィニッシュが定まってませんでしたが、今季のゴール数を見る限り心配は無さそう。
ロッキの他にもう1人ぐらい強力なアタッカーがいれば、更に攻撃の幅も広がったやろうけどなぁ〜。
さてさてインテルですが、まぁ上手くいかない時間帯も長かったですが総合力でおしきった印象。
この日は4-3-3気味で、ズラタンがCFの位置に陣取り両サイドはフィーゴとマンシーニがフォロー。
でもマンシーニが結構ブレーキになっちゃってました。
なんか噛み合ってないのよね。
その点フィーゴは流石の円熟のプレー。
クロスは正確だし、DFをかわす動きもスピードは無くても間合いでいける。
無理やったら上手く倒れるしね。
でもインテルは厚みのある攻撃も、ラツィオの様なリズムの良い攻撃も繰り出せない。
そうなると覇気が感じられないズラタンに対して、厳しいインテリスタからブーイングも出ます。
ここまで得点数を見てもズラタンはかなり頑張ってると思うんですけど、インテリスタの要求は高いなぁ〜。
でもこの環境が選手を育てるのでしょうか?
ズラタンがこの後、怒りの弾丸シュートを決めます。
この得点の前あたりから、かなり気合い漲ってましたもんね。
気合いとも言えるし、キレてるとも言えるけど。
「そんな言うなら決めてやるよゴルァ!!」って感じでした。
個人のチカラでマウスをこじ開けましたからね。
素晴らしい。
そしてゴールパフォーマンスは、口に人差し指をあて「シーーー」。
まだ顔は怒ってたけど(^^)
更にズラタンはムンタリに絶妙スルーパスを通し、2点目もアシスト。
ティフォージ達のゲキが無ければ、ズラタンはこの試合眠ったままだったかも、って考えると、まぁ良かった良かったとなるんでしょうか。
でもこんなサポが嫌で出て行っちゃったら、元も子もないけどね。。。。
さてさてインテルはこの久々の勝利で、最短で次節にも優勝が決まります。
日本プロ野球的に言えば「マジック2」って状態。
モウリーニョとしても、この試合2枚投入直後に決勝点が産まれたりしたので気分良いでしょうし、とりあえず最低ノルマのカルチョだけは獲れそうだし、何よりでしょ。
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