ローマ×ミラン 10-11 セリエ 第36節
ローマ 0-0 ミラン
【メンバー】
ローマ(4-2-3-1):ドニ、カッセッティ、N・ブルディッソ、フアン、リーセ、ピサーロ、ブリーギ(18分、ロージ)(84分、カプラーリ)、タデイ、ファビオ・シンプリシオ、ヴチニッチ(55分、ボッリエッロ)、トッティ(C)
SUB:ロボント、ロリア、グレコ、メネーズ
ミラン(4-4-2):アッビアーティ、アバーテ、ネスタ、チアゴ・シウヴァ、ザンブロッタ、ファン・ボメル、ガットゥーゾ(C)(HT、アンブロジーニ)、セードルフ、K・ボアテング、ロビーニョ(75分、パト)、イブラヒモヴィッチ
SUB: アメリア、ボネーラ、ジェペス、ピルロ、カッサーノ
【感想】
各国リーグ、大詰めの季節がやって参りました。
セリエも、この試合含めて残り3試合。
優勝へのカウントダウンが始まっているミランは、この試合で引き分け以上の結果を残せばスクデット獲得です。
一方のローマも消化試合ではありません。
CL圏内をラツィオ、ウディネーゼと争っているので負けるわけにはいかないのです。
特にラツィオには絶対に渡したくないやろうしね。
ちなみに前回の対戦はサンシーロでローマが勝利。
しかもボリエッロの恩返しゴールのオマケ付きですわ。
ミランはこの時の雪辱なるか、ローマはそんなミランを返り討ちに出来るのか、っていう事でキックオフです!!
試合は90分間とおして、ほぼ互角の展開でした。
両チームにチャンスがあり、両チームに支配する時間があり、っていう。
両者ほぼゲームプラン通りだったかな?
ローマにとって誤算だったのはブリーギの負傷とヴチニッチの決定機外しぐらいだったでしょうか。
ミランは引き分けでもOKだったので、終盤無理に攻めませんでしたね。
時間稼ぎなんかもしてたぐらいですから。
まぁ、そりゃそうやわな。
別にプライドの問題以外で、無理に勝ちにいく必要は無い試合ですから。
そんなミランで良い動きをしていたのは意外にもアビアーティ。
私の中では完全に「終わった」GKだったんですが、今季はレギュラーをガッチリと掴んでたみたいだし、この日もガッチリとボールを掴んで良い活躍でした。
あとはネスタとチアゴ・シウバのCBコンビやね。
特にシウバは貫禄すら出てたなぁ~。
グングン成長しとるわ。
そりゃネスタが横におるねんから、当然か。
中盤では違う意味でファンボメル。
トッティとの小競り合いは笑わせてもらいました。
ハーフタイム中の(多分ロッカールームへ行くまでの)通路でも、やり合ってましたからね。
ボメルは汚い選手やからなぁ~、完全にトッティの足踏んでたしね。
トッティは怒って当然やねんけど、ボメルも逆ギレで応戦やからコッチとしては笑うしかないwww
ロマニスタからすれば苛々するシーンかもしれんけど、笑わせていただきました。
そんなトッティですが、動き自体メチャクチャ良くて、これまた驚きました。
今季はバッジョの得点記録を抜いたりしてたみたいですが、年齢の事もあり「もうそんなに動かれへんやろ」って思ってたんですよ。
モンテッラにベンチに座らせられてたりもしてたから。
ところがどっこいですよ、この試合だけかもしれんけど良い動きするじゃないですか、と。
運動量もあるし、アイディアも衰えてない。
もちろん技術の高さは言わずもがなだしね。
まだまだ全然いけますやん、フランチェスコはん!!
ローマでは他には地味ながらカッセッティが効いてましたね。
攻撃ではザンブロッタの股を抜いて突破し、ヴチニッチに決定的なクロスを上げたシーンが白眉。
守備でもロビーニョやパトを、しっかりと抑えていたと思いますよ。
え~、とまぁそんなわけでミラン優勝です。
スクデット獲得です。
6年ぶり?7年ぶり??
ここんところはインテルの連覇が続いてましたからね。
ミラニスタとしては我慢ならない状況だったと思いますが、ようやくこれに終止符が打たれました。
全然ミランに試合観てませんので、たいした事は言えませんがミラノデルビーで連勝してるんだし優勝は当然かな。
冬の補強も効いてたしね。
ってか獲りすぎでしょ、ってぐらい獲ってましたから効くのは当然か。
MVPは、まぁズラタンでしょうね。
セリエでは彼のチカラは存分に発揮されるようで、ハイライトなんか見てても次元の違いはまざまざだったもんな~。
長期出場停止でケチが付きましたけど、それもズラタンらしいと言えばらしい。
シーズン前は、バルサで「失敗」した選手みたいな格好になってましたけど、ペップと合わんかっただけで別にズラタンの能力が落ちたわけでも何でもないしね。
これぐらいはやって当然と言えば当然ですが、よくやったと思います。
これで何年連続リーグ優勝?
剥奪されたユーベのも入れたら結構長いんじゃないでしょうか。
凄いよね、単純に。
胴上げされてるアッレグリとか、シャンパン(?ワインかな?)をガブ飲みするカッサーノとか、優勝後のハシャギっぷりは、どのチームのを見ても微笑ましいよね。
ピッポも加わって、実に良い光景でありました。
ちょっとカッサーノは悪ノリし過ぎてた気もしますがwww
↑↑
悪ノリと言えば、この試合で一番オモロかったのが、この場面。
直接試合とは関係無いけどね。
CKを蹴ろうとしたトッティにアップ中のカッサーノがチャチャを入れに来る、っていう。
それをトッティは真剣な表情で思いっきり振り払う。
でも振り払われたカッサーノは滅茶苦茶笑顔。
憎めない笑顔www
ローマ時代は師弟関係にあった両者。
いつしか関係は崩れ、不仲説も流れていましたけど実際はどうなんでしょ?
この場面だけ見たら、とても犬猿の仲なようには見えません。
一回キレたけど、トッティが許したんかな??
真相は2人のみ知るところでしょうが、まぁオモロかったよ。
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