2012年5月20日 (日)

インテル×ミラン 11-12 セリエA 第37節

インテル 4-2 ミラン

【得点】
I:ミリート3(14分、52分PK、80分PK)、マイコン(87分)
M:イブラヒモビッチ2(44分PK、46分)

【メンバー】
インテル(4-4-1-1):ジュリオ・セザル、マイコン、ルシオ、サムエル、長友佑都、サネッティ(C)、カンビアッソ、グアリン(63分、オビ)、アルバレス(76分、パッツィーニ)、スナイデル(85分、コルドバ)、D・ミリート
SUB:カステラッツィ、ラノッキア、パロンボ、サラーテ

ミラン(4-3-1-2):アッビアーティ(C)(36分、アメリア)、アバーテ、ネスタ、ジェペス、ボネーラ(23分、デ・シッリョ)、ファン・ボメル、ノチェリーノ、ムンタリ(79分、カッサーノ)、K・ボアテング、ロビーニョ、イブラヒモヴィッチ
SUB:メクセス、ガットゥーゾ、アクイラーニ、M.ロペス

【感想】
首位ユーベを勝ち点差1で追うミラン。
残り2試合、優勝争いは凄まじい事になってますが、このタイミングでミラノデルビーですよ。
なんちゅうタイミング!!
絶対に勝利が必要なこんな時期にデルビーですからね。
優勝する為には絶対に越えなければいけない壁ですわ。

一方のインテルは、CL出場が今のモチベーションかな。
いや、それよりもミランに優勝させない!というモチベーションの方が大きいか。
CLの方は現実的には厳しいからね。
ウディネ、ラツィオ、ナポリが前におるから。
心情的にはユーベにも優勝はさせたくないやろうけど、ミランよりはマシだろうし。

っていう、状態の2チーム。
まぁそういうのが無くても、デルビーですから燃えたぎってたでしょう。

試合は予想通りアツイものになりました。
プライドとプライドがぶつかってたねー。
全然眠たくなかったよ。

監督が代わってからのインテルは初めて観たけど、ちょっとシステム変わってましたね。
4-4-1-1って感じで、中盤がフラットな4枚でした。
ボランチ的にカンビアッソとグアリンがいて、その横をサネッティとアルバレスがサポートしてました。
で、その前にスナイデルがいるんですけど、彼のポジショニングは結構高くてミリートと並ぶ事もしばしば。
だから4-4-2って言っても間違いじゃない感じの布陣。

ミランはいつもの4-3-1-2でしたが、完全固定なわけではなかった。
ロビーニョは結構左WG然としてサイドに張ってたし、ボアテングも2トップ下というよりは両サイドに流れている時間の方が多かったぐらい。
まぁミランに関しては、こういった中盤より前の話よりも最終ラインの話ですね。
ジェペスを先発で出さなきゃいけなかったり、ボネーラを左SBで使わなきゃいけなかったりと苦労が伺えるスタメン。
怪我なのか出場停止なのか知りませんが、やり繰りしてるなーという印象。

そしてその苦労は試合が始まってからも続きました。
3枚の交代は全て負傷退場によるもの。
しかもアビアーティとボネーラと苦労してる後ろにでましたから、「泣きっ面に蜂」だわな。
やっぱこのスタジアムがアカンのかな?
インテルの交代もスナイデル以外は負傷退場やったからなぁ。
芝の悪さでバルサを苦しめたのは良かったけど、それ以上に自分達が苦労してるんじゃないのか?って思わずにはいられない。

試合展開は、正にシーソーゲームでしたね。
まず先制したのはインテル。
FKからサムエルが落として最後はミリートが押し込みました。
ミランが決定機を逃した後だったので、これは大きかった。

で、追加点もインテル。
だったんですが、これは疑惑の判定で取り消し。
CKからのヘディングシュートはゴールを割ってるように見えたのですが判定はノーゴール。
ミラニスタからすれば、同じようなのをウチも取り消されてる(ユーベ戦でのムンタリのゴール)って主張でしょうけどインテリスタからすれば納得出来ない。

更に納得出来ないのは前半終了間際のPK判定でしょう。
ジュリオ・セザルのセービング、あれは絶対にファウルじゃないよ。
ボールにしっかり行ってたし、最後は体をよけてたし。
前半2-0で終わってた筈が、現実的には1-1で終了。
こりゃぁフラストレーションも溜るで。
ジュリオ・セザルがズラタンを挑発したくなった気持ちも解る。
ってか、この一連のやりとりオモロかったなー。
ジュリオ・セザルこんなキャラやったっけ??
あんな露骨に挑発してて、よくカード出されなかったもんやで。
そんでもってPK決めてからのズラタンの挑発返しにもワロタwww

ズラタンの挑発といえば、後半開始早々の2点目もそう。
見事な個人技でDFを置き去りにしてのゴラッソ。
そしてここから全力疾走でセンターサークルに走って行ってのゴールセレブレーション。
一瞬アデバヨルも思い出しましたよ。
インテリスタがおるゴール裏まで走って行くんかと思ったわwww

なんというか、元インテルはインテリスタと仲悪いね。
ムンタリも交代する時にわざわざミランの胸エンブレムをスタンドに見せつけて交代していったし。
まぁデルビーやから、こういう因縁めいたもんは客観的に観てる分にはオモロいけど。

えー、試合経過から話逸れてしまいましたね。
なんだかんだで逆転したミラン。
ですが、これは単なる演出でしたね。
インテルの大逆転劇への演出でした。
この時点では正直ミランが勝つと思ってましたけど、あれよあれよでインテルがここから3点奪って逆転。

ミリートの同点PK&逆転PKがそれ。
結果だけ見たら「帳尻PK?」みたいな感じですけど、アバーテのファウルに関しては帳尻でもなんでもない。
あれはアバーテが100%悪い。
軽率すぎるで。
あんなにあからさまに倒したら世界中の審判がPK取りますよ。
無理にファウルせなアカン場面でもなかったし、何故ああいう判断に至ったのか全く理解出来ません。
これが優勝争いのプレッシャーってやつですかね。

ネスタがハンド取られたやつは、厳しい判定やったと思います。
手をひっこめようとしてたし、シュート自体入るようなヘディングじゃなかったし。
まぁ帳尻という事で良いんじゃないでしょうか。

逆転されて意気消沈するミランにトドメを刺したのは、マイコンのゴラッソ。
彼はたまにああいうミドルを決めますよね。
絶対止められへんようなミドルを。
「元世界一のラテラル」の意地が炸裂ですわ。

これで勝負ありでした。
残り時間は少ないし、同時刻キックオフのユーベはウラでリードしてるし、でミランの気持ちは切れてしまったか。
今季限りでインテルを退団するらしいコルドバがサヨナラ出場するなか、ミランの命運も尽きました。

ユーベ、優勝決定です。

ユーベは結局無敗で優勝決定ですか。
ヨーロッパ戦が無く、セリエ一本に絞れるうえにあの巨大戦力だったので当然と言えば当然の優勝やけどね。
でも昨季の順位から考えたら、コンテは良くやったという所でしょう。
アッレグリ・ミランのスタイルはオモロないから、個人的にはユーベが優勝してくれた方が嬉しいしね。

おめでとうユーベ!
おめでとうデルピエロ!!

       

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2012年5月 5日 (土)

ユーベ×ローマ 11-12 セリエ 第34節

ユーベ 4-0 ローマ

【得点】
ビダル2(4分、8分)、ピルロ(29分)、マルキジオ(52分)

【メンバー】
ユヴェントス(3-5-2):ブッフォン(C)、バルツァッリ、ボヌッチ、キエッリーニ、リヒトシュタイナー、ピルロ、デ・チェッリェ、ビダル(69分、ジャッケリーニ)、マルキジオ、クアッリャレッラ(63分、デル・ピエロ)、ヴチニッチ(59分、ボリエッロ)
SUB:ストラーリ、M.カセレス、ペーペ、マトリ

ローマ(4-4-2):ステーケレンブルフ(27分、退場)、ロージ、ケアー、デ・ロッシ(C)、ホセ・アンヘル、ガゴ、ペッロッタ、マルキーニョ、ピャニッチ(62分、ラメラ)、オスバルド(58分、ボージャン)、ボリーニ(29分、クルチ)
SUB:エインセ、タデイ、グレーコ、トッティ

【感想】
優勝を伺うユーベと、ヨーロッパ圏内を伺うローマによる上位対決。
の筈だったんですが、思わぬ大差がついてしまいましたね。
開始30分を待たずして3-0で退場者まで出ちゃってましたから、この時点で既に勝負アリでした。
ってか10分も経たずに2-0やったしなー。

とにかくローマはDFラインのウラ取られ過ぎ。
簡単に4バックのウラを突かれまくってました。
誰が悪いの?誰がラインコントロールしてたの?それともユーベの攻撃が良かったの??
まぁヴチニッチは良かった。
これだけは断言出来る。
結局4得点全てに絡んだ格好ですかね。
古巣相手に大暴れですわ。
エンリケ兄貴の前で、思う存分に自分の実力を見せつけましたよ。
得点こそ無かったものの、自由自在にローマDFを攻略してましたからね。
やっぱヴチニッチ好きですわ。
ああいうゴール前でタメを作れるというか、懐の深いCFは大好きです。
マルキジオにチョンと落とした4点目のアシストもお洒落やったし、その前のスルーパス3連発もお見事でした。

先制点の場面なんかはね、シュートシーンだけ見ればビダルの前にボールが転がってきてラッキーやったね、と思うかもしれません。
でもその前に完全に攻略してたからこそ、の得点やからね。
3点目も同様。
2点目はビダルの個人技(ミドルシュート)やけど、あれにしてもカウンターからとはいえローマDFに余裕を与えてなかったのはヴチニッチのチカラゆえですよ。

ローマからすれば、もとい客観的に試合観戦してた私からしても余計だったのは3失点目。
PK献上&GK退場はキツイわ。
選手も代えなアカンなるし。
この時点で2-0やってんから、ちょっと審判空気読めよ!と思いますよ。
明らかなファウルなら擁護出来ませんが、むしろマルキジオのダイブを取る審判もおるやろな、っていうプレーやったからね。
誤審ではないけど、展開考えたら双方ファウル無しで流してくれるのが一番ありがたかった。
ここでもう完全に試合決まちゃったからね。
ピルロは空気読んでPK外してくれたけど(笑)、リバウンドまでは流石に外されへんわなぁ。
ゴールはガラ空きやったわけやし。

試合が決まって以降の1時間は、それなりにマッタリと進んでいきましたね。
ユーベも4点目で満足したみたいやし。
ローマの良いプレーって、35分ぐらいにショートパスを連続で繋いでフィニッシュにいきかけた場面ぐらいかな。
それぐらいしか、記憶に無いぐらいキレイには攻められなかった。
なのでブッフォンも殆ど画面に写らなかった。
ローマには3バックの弱点を突く余裕すら、序盤の連続失点でなくなってた。
終盤、ボヤン君とラメラがチョット荒れてたけど、まぁそれぐらいのもんです。
ボヤン君は殆ど何も出来ませんでしたが、この流れならしゃーないわな。
それはデルピエロも同様やし。
ってか、ラストシーズンだけにピッチ上でのトッティとデルピエロの絡みが見たかったなー。

 

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ユーベ×ナポリ 11-12 セリエ 第30節

ユーベ 3-0 ナポリ

【得点】
ボヌッチ(53分)、ビダル(75分)、クアッリャレッラ(83分)

【メンバー】
ユヴェントス(3-5-2):ブッフォン(C)、バルツァッリ、ボヌッチ、キエッリーニ、リヒトシュタイナー(67分、M・カセレス)、ピルロ、デ・チェッリェ、マルキジオ、ビダル、ヴチニッチ(84分、デル・ピエロ)、ボリエッロ(71分、クアッリャレッラ)
SUB:ストラーリ、ペーペ、ジャッケリーニ、マトリ

ナポリ(3-4-2-1):デ・サンクティス、カンパニャーロ、P・カンナヴァロ(C)、アロニカ、マッジョ(26分、ドッセーナ)、インレル(62分、パンデフ)、ガルガノ、スニガ(86分、退場)、ハムシーク(72分、ジェマイリ)、ラベッシ、カバーニ
SUB:ロザーティ、F.フェルナンデス、ブリトス、バルガス

【感想】
優勝争い真っ只中のユーベと、CL出場権争い真っ只中のナポリ。
そんな上位チーム通しの対戦だったわけですが、ホームのユーベによる完勝で幕は閉じられました。
前半こそね五分五分な感じでしたが、先制ゴールが決まってからはもう一気にもっていきましたね。

システム的には、両チーム似たような感じ。
中盤と前線の構成が少し違うだけですわ。
ナポリは1トップ2シャドーですが、ユーベは2トップで中盤は3センター。
で、この試合でもピルロが抜群でしたね。
もう1人だけ群を抜いて巧い。
巧すぎる。
ここのタクトの振るい方が絶妙やから、みんな活きるんですよ。

先制点にしても、FKのボールが完璧やったからね。
そこからヴチニッチのシュートがボヌッチに当って入ったんですけど、もうボール入った時点で勝負アリですわ。

2点目も得点シーンの最後だけ切り取れば、ビダルの個人技なんですけど、そこまでの流れで散々パスが回った事が伏線になっていると思います。
振って振っての最終局面がビダルやった、というだけでね。
まぁビダルのゴールはゴラッソでしたよ。
久々にあんなにシザーズ見たよ、うん。
現地実況は「クリスティアーノ・ロナウド!!!」って言ってたけど、どちらかと言えば元祖フェノメノ・ロナウドって感じのゴールやったね。
ローマ時代のマンシーニも、昔あんなゴール決めとったよね、CLのリヨン戦で。
今マンシーニどこで何やってんねんやろう・・・。

得点のハナシしてきたので、3点目にも触れときますか。
これはね、もうデルピエロのゴールと言っても過言では無い感じでしたよ。
投入されてすぐのファーストタッチだったと思うんですが、もうトラップが絶妙。
そんでもってターンが絶妙。
相手DFに取られないタッチ、そして攻撃にスムーズに移るターン。
更にはラストパスの精度の高さ。
勿論GKのニアを豪快に抜いたクアッリャレッラのフィニッシュも賞賛に値しますが、それよりも何よりもデルピエロですわ。
ホンマ震えたで!

この後もデルピエロ劇場やったしね。
もう存在感発揮しまくりですわ。
チャンス作りまくり、周囲もデルピエロ使おう使おうっていう空気あったしね。
「デルピエロゾーン」からのシュートも鳥肌モノですわ。
まだまだ第一線でやれるで。
なんだかんだで投入以降一番目立ってたからね。
それにデルピエロ観れただけで、もう入場料払っても良いというか何というか。
この試合観て良かったー、って気になったし。
素晴らしい選手ですよ。

カセレスが信頼集めてるのも、チョット嬉しかったなぁ。
この日は途中から出てきてんけど、ティフォージからも大歓声受けてたし。
それに先発のリヒトシュタイナーよりも贔屓目抜きに良いプレーしてたと思いますよ。
周囲も使いやすそうやったし。

ナポリはキープレイヤーに元気が無かったのが敗因かな。
カバーニとかインレルとか。
ってか、ナポリの負け試合でカバーニが輝いてた記憶が無いわ。
カバーニ依存っていうか、カバーニがアカンとナポリもアカンって試合が多い。
CL圏内を目指すんなら、こういう要素は取り除きたいやろうけどなー。
ちょっとチェルシー戦で燃え尽きちゃったかな、以前の元気さがチーム全体からも無くなってる感じもしました。
続ける事の難しさ、やなー。


        

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ユーベ×インテル 11-12 セリエ 第29節

ユーベ 2-0 インテル

【得点】
カセレス(57分)、デルピエロ(71分)

【メンバー】
ユヴェントス(4-3-3):ブッフォン(C)、M・カセレス、バルツァッリ、キエッリーニ、デ・チェッリェ、ピルロ、ビダル、マルキジオ、マトリ(54分、デル・ピエロ)、ペーペ(54分、ボヌッチ)、ヴチニッチ(75分、クアッリャレッラ)
SUB:ストラーリ、パドイン、ボリエッロ、マローネ

インテル(4-3-1-2):ジュリオ・セザル、マイコン、ルシオ、サムエル、長友佑都、スタンコヴィッチ、サネッティ(C)、オビ(69分、ファラオーニ)、ポーリ(69分、パッツィーニ)、D・ミリート、フォルラン
SUB:カステラッツィ、ラノッキア、キヴ、グアリン、カンビアッソ

【感想】
イタリアデルビーは、順位通りの結果に終わりました。
途中までは競った試合でしたが、終わってから振り返ってみると妥当かな、っていう感想です。

インテルにも結構チャンスはあったんですよ。
でもこれを、ことごとくブッフォンがセーブ。
安定感あるセービングを連発してました。
ジジ、完全に戻ってきたね(^_^)

ジュリオセザルもパラドン連発だったから、締まった良い試合になりました。
やっぱGKが良いと試合が締まるわ。
彼等2人が凡庸な出来やったら、大味な試合になってたやろうからね。

あー、でも穿った見方をすれば両チームのFWに決定力が無さすぎた、とも言える(^^;)
特にマトリは外しまくりやったからねー。
動きも良かったし、パスも巧かったし、申し分ない働きではあってんけど如何せん肝心の決定力が・・・。
その点デルピエロは、1発目のチャンスでキッチリ決めてきたよ。
流石の決定力やわ。
やっぱアレックスはちゃうわー、と思わせる決定的な2点目でした。
素晴らしい!ファンタスティック!!
別にユベンティーノじゃないけど、彼が点取るとテンション上がるわー。

戦術的な話もしますか。
まず、ユーベ。
最初は4-3-3で、右サイドアタッカー的な働きをしていたペーペが中々良かった。
逆サイドは一応ヴチニッチ担当みたいな感じやったけど、彼は結構中にも入ってくるのでマルキージオが出たりもしてたなー。
マルキージオは中盤でも機能的やし、サイドでも頑張れるし、フィニッシュにも絡める。
どんどん良い選手になってますわ。
そんな中盤ではピルロが上下左右にボールを叩きまくり、ビダルはひたすら動きまくる。
この中盤のチカラで、インテルに競り勝った印象があります。

このままでも勝てそうな感じやったけど、コンテは敢えて後半開始早々に2枚替えを敢行。
悪くなかったペーペと悪かったマトリを下げてボヌッチとデルピエロを投入。
これでシステムを3-5-2に変えてきました。
ボヌッチを3CBの真ん中に入れて、両SB(カセレスとデチェリエ)を1列前へ。
2トップはデルピエロとヴチニッチね。
インテルが2トップやったから、3バックで良いかー、って判断やったんやろうけど正直やり方がなんか不細工やなーと思った。
別にペーペ→ボヌッチはいらんかったと思うのよ。
カセレスをCBで使って、ペーペはそのまま右サイドのアタッカーとして使っておけば良かったと思ったのよ。
その方がなんか自然やし、その後にまたシステム変える時もスムーズなんじゃないかと。
些細な事なんですけどね。

ただ、このコンテ采配が実ってか実らずか、この後に2ゴールですわ。
結果論で言えば、コンテの采配勝ち。
あー、まぁラニエリと比べるのはコンテに失礼なぐらいかな。
相変わらずラニエリは糞采配でしたからね。
もうどっちが監督歴長いねん!ってハナシですよ。

普通さー、相手が3バックにしてきたら3トップにする(サイドアタッカーを入れる)やん。
こんなん常套手段やん。
相手のサイドのスペース突くのが、定番の戦術やん。
ところがラニエリはそれをしない。
パッツィーニ投入して、フォルラン&ミリートと3トップにしたのかなーと思いきや。
そうはならず。
ミリートとパッツィーニの2トップで、その下にフォルランって感じになってたからね。
フォルランとミリートが左右に開いてる時間帯もあったけど、そうは長くなかった。
サイドよりも中に活きるタイプやもんねぇ、ミリートは。
それでも無理矢理にでも開いてたら良かったのに、ポーリまで下げるからフォルランが2列目やる感じになるんですよ。
それにオビは結構良い働きしてたのに、なんで代えたんかなー。
良いミドルも放ってたし、縦への突破力も素晴らしいものがあった。
パスも良かったし、中盤では結構存在感出してたんですけどね。

んで、遂に解任ですよ。
ラニエリ解任。
当然といえば当然やねんけど、そもそも何故ラニエリを監督にしてん!ってトコからハナシをせなアカンからなぁ・・・。
根本的に間違っとるんですわ。
だから、ある意味この解任劇も間違いと言えば間違い。
インテルの迷走は、いつまで続くのやら・・・。
後任はユースを率いてた監督がやるそうです。
昇格、ってやつですね。
流石に今回ばかりはシーズン終了までもつやろうけど・・・。

あ、そういやカセレスに触れるの忘れてた。
なんかユーベでは結構点取ってるよね。
バルサ時代は全然やったし、セビージャでもそんなイメージ無かったのに。
彼にはイタリアの水が合うのか!?
改めて見ると、やっぱりポテンシャルは高い選手やで。
バルサが超高額の移籍金を出しただけの事はある。
年々クロスの精度も上がってる感じやしね。
守備の甘さは、まぁ相変わらずやけど(苦笑)


         

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ミラン×ローマ 11-12 セリエ 第29節

ミラン 2-1 ローマ

【得点】
M:イブラヒモビッチ2(53分PK、83分)
R:オスバルド(44分)

【メンバー】
ミラン(4-4-2):アッビアーティ、ボネーラ、メクセス、チアゴ・シウヴァ(11分、ザンブロッタ)、メスバー、アンブロジーニ(C)、ノチェリーノ、ムンタリ、エマヌエルソン(56分、K・ボアテング)、エル・シャーラウィ(87分、アクイラーニ)、イブラヒモヴィッチ
SUB:アメリア、ネスタ、セードルフ、カルモナ

ローマ(4-4-2):ステーケレンブルフ、ロージ、ケアー、エインセ、タッデイ、デ・ロッシ、ガゴ(81分、ラメラ)、マルキーニョ、トッティ(C)(58分、ピャニッチ)、ボリーニ(58分、ボージャン)、オスバルド
SUB:クルチ、ホセ・アンヘル、ペロッタ、F.シンプリシオ

【感想】
優勝に向けて、絶対に勝つという気概を持っていたであろうミランが逆転勝ちです。
やっぱりこの時期になると気持ちが大事やよね。
なにがなんでも勝つ、という意思が勝利を引き寄せたと思います。
ローマにそこまでの気合いがあったのか、というと正直疑問ですわ。
これは別にルイスエンリケ批判でも何でもなくて、現在のスタンディングの問題なんでね。

試合のペースというか、内容から考えればどちらが勝っていてもおかしくない試合だったと思います。
引き分けが妥当な結果だったかな。
ミランはポストとバーに嫌われたシーン(計2回)があったから、決定機の数ではローマを上回っていました。
でもローマが攻勢に出て、ガンガン押し込んでた時間帯もあったしね。
なので総じて五分五分かなー、って感じですわ。

個人個人のハナシもしますか。
まずはズラタン。
2ゴールで勝利の立役者となりましたし、それ以外の場面でも決定機何回かあった。
やっぱり攻撃の柱は彼で、創造性が皆無な中盤の構成なので全てを委託されているといっても過言ではない。
この日は相方のエルシャーラウィも、わりと元気だったのでズラタンの負担も多少は軽減されていたかな。

そんな肉体派の中盤では、ムンタリが意外にフィットしてる。
インテルで「お笑いキャラ」の地位を確立したムンタリですが、まぁ元々能力は高いしね。
アッレグリスタイルにフィットしそうなプレースタイルでもあったので、この順応度の高さは当然の結果なのでしょうか。
ノチェリーノもぐんぐん伸びてるしなー。
アッレグリは個人的には好きな監督ではありませんが、一般的に見て素晴らしい監督である事には間違いないんやろうね。

ローマでは、やっぱりボヤン君ばかり観てしまうのですが今日も不発。
動きを見る限り、オスバルドやボリーニ、ラメラの後塵を拝してるのも仕方無いかなー、って思ってしまいますよね。
彼等の方が、なんか期待感あるもん。
フィットしてる感じもあるし。
だから、ここが踏ん張りどころですぞ、ボヤン君。

後はガゴやなー。
能力の片鱗は出せてるけど、まだまだそんなもんじゃないやろ、君の実力は。
もっとトッティとの連携が確立すれば、おもしろく出来るんかな-。
ピアニッチにしても同じ事が言えるけど、彼の場合はトッティとポジションを争う立場なんですかね?
この日の交代から考えるに。
いずれにせよ、彼等がポテンシャルをフルに発揮出来るようになれば、もうワンランク上の高みにいけますよ、このチームは。

そういや、ミランはチアゴ・シウバの負傷退場が痛いですね、今後を考えると。
どれぐらい長引くかは不明ですが、とりあえず直後のチャンピオンズでは使えないでしょう。
バルセロニスタの私からすれば、吉報ではあるけど(^_^)


          

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2012年3月 5日 (月)

ローマ×ラツィオ 11-12 セリエA 第26節

ローマ 1-2 ラツィオ

【得点】
R:ボリーニ(16分)
L:エルナネス(10分、PK)、マウリ(62分)

【メンバー】
ローマ(4-3-3):ステーケレンブルフ(7分、退場)、タッデイ、フアン(78分、ボージャン)、エインセ、ホセ・アンヘル、デ・ロッシ、ファビオ・シンプリシオ、ピャニッチ(58分、マルキーニョ)、トッティ(C)、ラメラ(10分、ロボンツ)、ボリーニ

ラツィオ(4-2-3-1):マルケッティ、スカローニ(86分、退場)、ビアーヴァ、アンドレ・ジアス、ガッリード、C・レデスマ、マトゥザレム、A・ゴンサレス、エルナネス(88分、ディアキテ)、マウリ(C)(86分、アルファロ)、クローゼ

【感想】
ローマデルビーです。
両者の勝ち点差は7なので、ローマにとっては絶対に勝たなければいけない試合。
勝てば勝ち点差が4になるだけでなくCL、EL圏内も見えてきますからね。
ま、ELはどうでも良いやろうけど。

そんな訳で、立ち上がりから攻勢を仕掛けたのはローマ。
なかなか良いぞ良いぞ、って雰囲気やったんですが1つのプレーで流れが大きく変わってしまいます。
そうです、ステケレンブルクがクローゼを倒したプレーです。
エルナネスのスルーパスに抜け出しかけたクローゼが、飛び出してきたステケレンブルクと交錯!!って場面。
ジャッジが難しいプレーだったとは思いますが、主審はPK&レッドカードという判断を下しました。
うぅむ・・・。
開始10分たらずでのPK献上&GK退場による数的不利、はローマにとっては痛過ぎる判定。
フィールドプレーヤーが退場するのと違って、GKの場合は選手交代も行わなければいけないからダメージが大きいんですよね。
それにローマ側からの視点じゃなくても、重い判定だったように感じます。
ステケレンブルクのカバーにフアンが入っていたので、例えクローゼがGKをかわせたとしてもフアンのカバーリングにあっていたと思う。
つまり「得点機会の阻止」にあたるプレーではなかったと。
それでなくても最近は「PK献上に加えて退場という処分は重すぎる」みたいな風潮があるわけですからね。

まぁ兎にも角にもラツィオが先制です。
エルナネスは前回のデルビーに引き続きPK成功。
(そういや前回もローマ退場者出しちゃってたなぁ・・・)
不穏な空気に包まれるオリンピコ。
ローマを応援していた私としても嫌な感じになったのですが、ローマはすぐにリアクションを見せてくれました。
セットプレー崩れから、フアンのシュートはバーに嫌われたもののリバウンドをボリーニが頭で詰めて同点です。
この同点後のデロッシの表情が最高やったね。
めちゃくちゃ気持ち入ってたよ。
これぞデルビーって感じやったね。
あまりに感情の爆発が激しかったので、最初デロッシが決めたんかと思ったぐらいですよ。
あ、ちなみにボリーニのヘッドはラツィオDFにクリアされたんですけど、これはゴールラインを割った後での話。
リプレイで見ても全く微妙でも何でもなく、完全に割ってたので「帳尻合わせ」とかそんなんじゃなく正当なゴールでありました。

さて、これで試合は振り出しに。
その後の前半は、一進一退の攻防が続き同点のままハーフタイムへ。
ローマは1人少ないんですから、これは健闘を讃えなければいけないでしょう。

んで、後半。
後半に入ると、流石にローマのペースは落ちてきた。
そりゃぁ都合80分間ぐらい10人で戦わなければいけなかったんですから、厳しいで。
最終的にはラツィオも10人になったけど、それはもう終了間際の話やからね。
(あ、この退場劇も「帳尻合わせ」じゃないよ。また後述しますが)
だから自然とチャンスはラツィオの方が多くなってました。
ここでラツィオが、ちゃんと決めてりゃワンサイドゲームになってたかもしれません。
それぐらいラツィオの詰めは甘かった。
「拙攻」という言葉が、これほどぴったりな事も珍しいで。
ローマが上手く守った、と言うよりはラツィオの攻めが不味いかったよ。
最後のパスがズレたり、シュートのタイミングが遅かったり。
決定機を作り出せる状況で、あさっての方角へパスを出しちゃったりとか。
唯一決まったキャプテン・マウリのボレーが一番難易度高かったと思いますよ。
得てしてそんなもんっちゃぁ、そんなもんやねんけどね。

ローマとしては状況から考えれば引き分けでもOKな感じでしたけど、勝ち越し点を奪われてしまったので2点目を狙いにいかなければいけなくなりました。
なのにピァニッチとフアンが負傷退場してしまうという、ルイスエンリケにとっては踏んだり蹴ったりな展開。
結局エンリケ兄さんは、1つのカードも狙い通りには切れませんでしたね。
ボヤン君は頑張ってスカローニ(懐かしすwww)を退場に追い込んだりもしてたけど、劇的同点ゴールは奪えず終了。
最後の所で数的不利が、やっぱり響いたような展開でしたわ。

あと残念ながら審判が主役なデルビーになっちゃいましたね。
冒頭のPK判定&退場だけでなく、90分間ゲームをコントロール出来てませんでした。
カード乱発し過ぎてたしなぁ。
主審があれだけ感情的になっちゃったら駄目でしょ。
皆が熱くなるデルビーなんですから、主審ぐらいは冷静じゃないとね。


        

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2012年3月 1日 (木)

ナポリ×インテル 11-12 セリエ 第25節

ナポリ 1-0 インテル

【得点】
ラベッシ(59分)

【メンバー】
ナポリ(3-4-2-1):デ・サンクティス、カンパニャーロ、P・カンナヴァロ(C)、アロニカ(79分、退場)、マッジョ、インレル、ガルガノ、スニガ、ジェマイリ(89分、ドッセーナ)、ラベッシ(83分、ブリトス)、カバーニ
SUB:ロサーティ、グラバ、F.フェルナンデス、バルガス、パンデフ

インテル(4-3-1-2):ジュリオ・セザル、ファラオーニ、ルシオ、サムエル、長友佑都、スタンコヴィッチ(67分、ポーリ)、サネッティ(C)、カンビアッソ、スナイデル(HT、パッツィーニ)、フォルラン(HT、コルドバ)、D・ミリート
SUB:カステラッツィ、パロンボ、オビ、サラテ

【感想】
公式戦4連敗中のインテルの状態が気になったので観てみました。
しかも、その4試合全て完封されてるしね。
更に言うならば、ここ最近は1分6敗で負けた6試合は全て完封負けという崩壊っぷり。
なんなんですか、このゴール欠乏症っぷりは。
そんな連敗前は8連勝とかしちゃってたのにね。

なので、どれほど泥沼になってるのか気になって観たのです。
相手もナポリやしね。
ナポリは純粋に観たいし。
それにナポリとは勝ち点差1やから、力も拮抗してるという事やしね。

で、率直な試合を見終えた感想なんですが、力は全然拮抗してなかった。
スコアこそ最小得点差ですが、歴然たる差がそこにはあったよ。
いやー、ボロボロですわ、インテル。

まず得点が取れない要因ですが、相手の弱点を突けてない事が1つ。
ナポリは3バックなんですから、手薄なサイドを突けば良いのにその仕掛けが全く無い。
前半は、長友とファラオーニの両SBが共に沈黙。
中盤から前も3ボランチに2トップという構成ですから、サイドアタックのかけようが無いしね。
2トップ下のスナイデルも不調の真っ只中、って感じやったし。
フォルランも全然やったなー。
案の定、その2人は前半だけの出番となりました。

この交代は、ラニエリ良かったと思う。
でも代えた人選と戦術に難ありやったと思うで。
なんで3-5-2にしたの?
ナポリは1トップやのに、わざわざ3バックにする意図がワカラン。
サイドアタックを仕掛けたくて、長友とファラオーニを1列前に上げたんかもしれんけど、もっと他にやり方あるやろ。
中盤の3枚もスタンコビッチが底で、その前にサネッティとカンビアッソってなぁー、どうかと思うで。
どうせ3-5-2にするんやったら、スナイデル残して思う存分タクトを振るわしたっても良かったんじゃないのかと。
間違いに気づいたのか、遅ればせながらポーリ入れてたけど後の祭りですわ。

改めて言うまでもない事やけど、やっぱ監督がアカンわ。
この成績は、ラニエリの責任やで。
一刻も早く解任すべきやで。
ルシオの頑張りだけに命運を託すのは酷やで。


さて、ナポリについても少々。
基本的にはペース握って攻めてる時間が多かったね。
傍目から観ると「余裕の勝利」って感じでした。
アロニカが退場になってからも、むしろナポリの方がチャンス多かった気がしたし。

ハムシクの代わりに出てたジェマイリも頑張ってましたね。
決勝点の場面も彼の粘りが得点に繋がったし、それ以外の場面でも存在感発揮してましたよ。
ハムシクおらんでどうなるかと思ってたけど、穴は埋めてた。
ジュリオ・セザルのパラドンに阻まれたミドルシュートも惜しかったよ。

インレルとラベッシの技巧も光ってました。
ラベッシは相変わらずファイトするし、セットプレーでのキックの精度も高いし。
ゴール奪う度にプレーが良くなってる感じもあるしね。


あ、最後に長友についてもコメントしときますか。
終了間際のパッツィーニへの絶妙クロスは見事でした。
あれはパッツィーニ外すか!?っていう完璧なクロスやったからね。
終わりよければすべてよし、じゃないけど最後の印象が良かったので全体的にも頑張ってたイメージになった。
でも冷静に振り返ってみると、前半は結構マッジョにやられてたしなー。
トータルで考えたら及第点の出来やったと思います。

       

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2012年2月26日 (日)

ミラン×ユーベ 11-12 セリエ 第25節

ミラン 1-1 ユーベ

【得点】
M:ノチェリーノ(15分)
J:マトリ(83分)

【メンバー】
ミラン(4-4-2):アッビアーティ(C)、アバーテ、メクセス、チアゴ・シウヴァ、アントニーニ、ファン・ボメル、ノチェリーノ、ムンタリ、エマヌエルソン(73分、アンブロジーニ)、ロビーニョ、パト(HT、エル・シャーラウィ)
SUB:アメリア、ザンブロッタ、ボネーラ、ジェペス、F.インザーギ

ユヴェントス(3-5-2):ブッフォン(C)、ボヌッチ、バルツァッリ、キエッリーニ、リヒトシュタイナー、ピルロ、エスティガリビア(HT、ペーペ)、ビダル(89分、退場)、マルキジオ、ボリエッロ(55分、ヴチニッチ)、クアッリャレッラ(70分、マトリ)
SUB:ストラーリ、カセレス、ジャッケリーニ、デルピエロ

【感想】
勝ち点差1で迎えた頂上首位決戦です。
首位はミランなんですが、これは暫定的なもの。
何故ならユーベが1試合消化が少ないからです。
なので、ミラン側から悲観的に考えるとするならば「首位ユーベに勝ち点差2をつけられての首位決戦」とも言えるのです。
そんなわけで、ミランからすればサンシーロやし"絶対に勝たなければいけない"試合でした。

立ち上がりからペースを握っていたのはミラン。
そんなに圧倒的ってほどではありませんでしたが、攻勢をかけていたのはミランでした。
まぁ数打ちゃ当たるっていうか攻めてたら得点は入るものでして、ノチェリーノの先制点なんて正にそんな感じ。
ミドルシュートがユーベDFに当たって角度が変わってゴールに吸い込まれました。
ブッフォンというか世界中のGKがどうしようもないシュートでありました。
それにしてもノチェリーノは喜びを爆発させ、ゴール後は吠えまくってましたね。
ユーベの下部組織育ちらしいから、そういう背景もあるんでしょう。

そういう両チーム間の因縁話をしたら、この両者は結構選手が行き来しとりますわ。
ミランでは他にもピッポやザンブロッタも元ユーベですもんね。
長期出場停止中のズラタンもそうやし。

ユーベは何といっても、この日サンシーロに舞い戻ってきたピルロ。
昨季までの中心、アイドルですから。
流石にあんまりブーイングされてなかったなぁ。
そらそうやろ、って感じやけど。
逆にボリエッロはブーイングされまくり(苦笑)
ローマ時代にサンシーロでゴール奪ったりした事を根に持たれてんのかなー。
メクセスには腹殴られるし、肝心のプレーも冴えてなかったし、と散々な日でしたね。
(メクセスのボディーフックは後日処罰が下るんかなー。ズラタンのが駄目でこっちはOKって事はないでしょうから。
っていうか、ミランは殴るのが流行ってんのか!?
ズラタンもメクセスもそろそろ大人になれよ。
10年前からキャラ変わってなさ過ぎやろ。
それにボリエッロとメクセスってローマ時代チームメイトやったやん。
むしろ当時色々あったから、今日殴ったんか??)

えー、話が脱線してしまいましたね。
そんなこんなで先制したのはユーベ。
で、追加点もユーベで前半の内に勝負は決まりました、となる筈だったんですよ。
主審も副審も見逃したんですけど、2人がちゃんと見てたら一方的な試合になってたかもしれません。

まぁ色々語るより、写真見てもらった方が早いでしょう。
これですわ、これ。

Buffon

これを見落とすのは、ちょっと酷い。
ボール1個分とか、ギリギリのとか、そんなプレーじゃ全然なかったからね。
明らかに大きくゴールに入ってる。
南アフリカW杯のランパードのやつ@ドイツ戦よりも酷い判定。
ユーベは過去に色々あっただけに、「また買収か!?」とか言われるんやろうな(苦笑)
でも買収じゃないでしょ。
買収なら、もっとバレんようにやるやろうからね。

まぁ可哀想なのは、ゴール決めた筈だったムンタリですよ。
ってか、いつの間にインテルからミランに来てたんですかwww
調べたら前節もゴール奪ってるしwww
元々能力はある選手だし、アッレグリの戦術にも合うファイタータイプだから移籍は成功だとは思います。
それでも「ネタプレーヤー」のイメージは簡単に払拭出来ないけどね。
今回のも不幸やけど、「ネタ」には違いないしwww

九死に一生を得たユーベは、これのおかげで後半終了間際に同点に追いつけたのです。
マトリの劇的ゴールも、ムンタリのが取り消されてなかったら産まれてなかったと断言出来ます。
ユベンティーノからすれば、「マトリのオンサイドだったゴールもオフサイドで取り消されてる」と言うでしょう。
それは確かに事実ですが、マトリのはホントに微妙な判定だったし、フットボールっていうのは流れがあるんで単純にプラスマイナスゼロには出来ませんよ。
やっぱりムンタリのが決まって2-0になってたら全然違ったやろうし。

まぁ判定について、ごちゃごちゃと言うのはこれぐらいにしときますわ。

後は個人的な選手の話でもしますか。

まず、アカンかった選手。
ミランではパトやね。
全く存在感なく前半だけで交代。
うぅむ・・・、こんな日もあるでしょう、で済ませてよいものかどうか。
ロビーニョの元気さと比べると、正に雲泥でしたわ。
ロビーニョも少し前までは全くアカン子やったからねー。
デランテーロは水物やから。

ユーベでは前述したボリエッロ。
それからクアリアレッラも、なんだかなーって感じでした。
アッビアーティなんぞにファインセーブ喰らってたら、アカンで。
キエッリーニの絶妙クロスを受けたシーンのやつは、決めて欲しかった。
ってなると、やっぱマトリの決定力の高さは際立ってるよね。
実質2得点やもんなー、しかも短い時間で。
そもそもなんでベンチスタートやってん、ってハナシやで。

応援してるエスティガリビア君は、惜しいシュートは1本あったけどアビアーティに防がれてしまい前半だけでお役御免。
なんか最近アビアーティの元気さが鬱陶しいwww
相変わらず不安定な時は不安定やねんけどなー、たまにパラドンしよるからウザイよなーwww
特にこっちが「決めて欲しい」って思ってる選手に限ってやるしなぁ(笑)

あとビダルも全然アカンかったね。
ミドルシュートは常に宇宙開発で、イライラして終了間際にレッドカードですから。
まったくもって何やってんだか・・・。
ピルロやマルキジオに迷惑かけ過ぎやで。

そんなピルロですが、すっごく良かったね。
やっぱ気合い入ってたんかなー。
パスの正確さが、もうハンパなかったよ。
それにチームメイトも滅茶苦茶信頼してるよね。
常にピルロ探して、ピルロにボール預けてたのが印象的でした。
こんなにチームの中心になってるとは。
むしろピルロ不在のユーベを観たくなったりも。
どんなフットボールするんかねー。

えー、まぁというわけでエンパテで終了。
両者の勝ち点差は変わらず。
3位以下は勝ち点差的に望みなさそうやから、両者のマッチレースは今後も続きそうです。
今日ユーベが勝ってたら、俄然有利になってたやろうけどね。
それにしてもユーベの無敗記録は、いつまで続くのやら・・・。


       

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2012年2月25日 (土)

ローマ×インテル セリエA 11-12 第22節

ローマ 4-0 インテル

【得点】
ファン(13分)、ボリーニ2(41分、49分)、ボヤン(89分)

【メンバー】
ローマ(4-3-3):ステケレンブルク、タッデイ、フアン、エインセ、ホセ・アンヘル、デ・ロッシ、ガゴ(71分、ファビオ・シンプリシオ)、ピャニッチ、トッティ(C)、ラメラ(73分、ボヤン)、ボリーニ(80分、ピシテッラ)
SUB:ロボント、ケアー、ロージ、グレコ

インテル(4-4-2):ジュリオ・セザル、マイコン(67分、ファラオーニ)、ルシオ、サムエル(HT、コルドバ)、長友佑都、サネッティ(C)、カンビアッソ、パロンボ、オビ、パッツィーニ(HT、ポーリ)、D・ミリート
SUB:カステラッツィ、ラノッキア、キヴ、カスタイニョス

【感想】
「NO TOTTI NO PARTY」
これは試合前にローマのティフォージが掲げていたゲーフラです。
なかなかウマイ事を言うてるなー、と思ってたんですが、この試合は正にそんな試合になりました。
フランチェスコ・トッティ35歳、まだまだ死んでないよ。

ローマのシステムは4-3-3というか3-4-3というか。
中盤の底を務めるデロッシが最終ラインまで下がるかどうかによって、システムは切り替わっておりました。
デロッシが下がった時は、タッデイとホセアンヘルが。より攻撃敵な位置取りになる構図です。
どちらも攻撃的な選手なので、このサイドアタックが非常に魅力的でした。
特にタッデイは好調やったなぁ。

いずれにしても、キーマンはトッティでした。
3バックになろうが、4バックになろうがCFの位置(やや下がり目)でプレーするトッティが肝なのです。
そうです、彼の創造性がタッデイを活かし、ボリーニを活かすのです。

一番沸いたのは、ヒールキックの場面やね。
前半10分ぐらいやったかなー、4、5人に囲まれながらもヒールで決定的なパスを送り込んだんですわ。
鳥肌モンですよ。
トッティ、全然老け込んでないよ。
ってかさぁー、ルイスエンリケとの確執報道とか何やったん??
この試合を観る限りでは、お互い完全に信頼してる感じやん。
元々の記事が嘘なのか、それとも確執を経て和解したのかは定かではありませんが。
でも前節は4失点で負けてるのよね、ローマ。
この日のインテルをワンサイドで下した内容を観てると考えられないんですけど、なんなんでしょうか。
インテルが弱過ぎたの??

うーん、じゃぁインテルの話でもしますか。
ローマに虐殺されてしまったインテル。
もう完全なるワンサイドゲームでありました。
立ち上がりから、ローマの激しいフォアチェックに為す術なし、って感じやったもんなぁ。
1つの失点をキッカケにボロボロと崩れていった、というわけではなく歴然たる力の差がそこにはありましたよ。
先制点入るまでも、ローマはチャンスの山でしたからね。

現在のセリエでの勝ち点は似たようなもんだし、少し前まで7連勝とかしてたんでしょ?
何故にここまで差が開いてしまったのか。
ロマニスタのラニエリとしては、ローマの大勝は嬉しいやろうけど勿論のこと笑ってる場合ではありません。
それに敗因の大部分は、やっぱラニエリにあると思いますよ。
まずなー、システムがイケてない。
中盤がフラットの4-4-2ですよ。
一昔前のイングランドスタイルですわ。
イマドキこんなスタイルで勝てると思ったのかね。
古い、古すぎるよ。

古くて何が悪い!って意見もあるやろうけど、やっぱエンリケ兄貴のモダンさと比べるとね。
それに4-4-2の良さが全く出てなかったじゃないですか。
サイドアタックも全然効いてなかったし(オビは左SHとしては全くダメね)、ライン統率も下手くそ(ボリーニの2得点のシーンなんて顕著な例)だし。
こういう時は交代で流れを変えたり、システムを変えたりするのが常套手段なんですが、それも全て不発やったなぁ。
って事で、やっぱラニエリが悪いわ。

一方的な試合だったので、3-0になってからは少々私の集中力も切れたんですけど、ボヤン登場で再び集中観戦モードに切り替わりましたよ。
そしてボヤン君は、やってくれた。
後半ももう終了間際という時間帯。
個人技で追加点ゲットですよ。
DF4人ぐらいに囲まれてましたが、そんなんものともしてなかったね。
これがボヤンやで!!!!
試合の展開的には、そんなに意味のあるゴールじゃないけど、こういうのを積み重ねていく事によって未来が開けていきますから。
今ボヤンに必要なのは結果なんでね。
重要なゴールでしたよ。
個人的にも観られて良かったし。


           

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2012年2月18日 (土)

ミラン×ナポリ セリエA 11-12 第22節

ミラン 0-0 ナポリ

【メンバー】
ミラン(4-4-2):アッビアーティ(HT、アメリア)、アバーテ、メクセス、チアゴ・シウヴァ、アントニーニ、ファン・ボメル、エマヌエルソン、ノチェリーノ、セードルフ(C)(76分、アンブロジーニ)、ロビーニョ(86分、マクシ・ロペス)、イブラヒモヴィッチ(63分、退場)
SUB:ザンブロッタ、ボネーラ、メスバー、エルシャーラウィ

ナポリ(3-4-2-1):デ・サンクティス、カンパニャーロ、P・カンナヴァロ(C)、アロニカ(81分、パンデフ)、マッジョ、ガルガノ、ジェマイリ(75分、インレル)、スニガ、ハムシク、ラベッシ、カバーニ
SUB:ロザーティ、ドッセーナ、F.フェルナンデス、ブリトス、E.バルガス

【感想】
なんか語るべき点が、あまり無い試合でした。
セリエAの上位対決、CLでも共にR-16に進出してるチーム同士の対決、って事でワクワクして観たんですけどね。
チャンスの数も同じぐらいだったし、引き分けも妥当な結果だと思います。
スコアレスドローに相応しい内容だったかと。
相応しい、ってのは変な表現やけどね。
ナポリはサンシーロで勝ち点1取れたわけだし、ミランにしても数的不利な中での勝ち点獲得ですから、双方にとって悪い結果じゃないでしょう。

試合の魅力を損ねたんは、やっぱアッレグリ采配やね。
ズラタンが退場になって、さぁどうするか?ってなった時にセードルフoutアンブロジニinやもんなぁ。
10人になってからロビーニョが最前線で、その後ろにセードルフってカタチやったんですけど、そのセードルフに代えて守備的な選手を入れますか、普通。
弱気すぎるやろ。
エマヌエルソンかノチェリーノに代えて、マクシかエルシャーラウィを入れるぐらいの強気采配を見せて欲しいもんですよ。
(いや、エマヌエルソンもノチェリーノも動きは良かったよ。エマヌエルソンが右SH兼ボランチ、ノチェリーノが左SH兼ボランチみたいな感じでしたけど、好守に精力的でした。
エマヌエルソンはミランでポジションあんの?って思ってたけど今季はまずまずな活躍してますね。
怪我人の絡みもあっての出場ではあるし、メチャクチャ大きなインパクト残せてるわけじゃないけど常に及第点なプレーはやってる感じです。)
人数少なくなったんですから、せめて攻撃の枚数は保っとかないと勝ち目無いでしょ、物理的に考えて。
まぁ引き分けで良し、と思ってたからこその采配なんでしょうが。

ナポリは数的優位ではありましたが、相手が守備を固めてきた以上しゃーないですよ。
点が取れなかったのも仕方が無い。
2バックにしたりとやれるだけの事はやりましたしね。
カバーニにあの頃の爆発力があれば、また展開も変わったやろうけど。
パンデフも消えまくってたしなぁ。
ハムシクは惜しいチャンスもあったけど・・・。

惜しいチャンスと言えば、ロビーニョがGKとの1対1を外してくれたからこそ、今回の引き分けがあるとも言えます。
デサンクティスも素晴らしかったけどね。
結構ファインセーブ多かったし、流石の安定感ですよ。
抗議で貰ったイエローは余計やったけどね(苦笑)
その抗議が実ってズラタンが退場になったから、OKっちゃぁOKなんやろうけど。

ズラタンのロハは非常に勿体無かった。
なんで平手打ちなんかしちゃったんでしょうね。
ズラタンらしいと言えばズラタンらしいけど、不必要すぎるわ。
イライラしとったんやろうけどなー。

それもあってマクシはデビューする事が出来た側面もある。
遅かれ早かれ、いずれ出場はしとったやろうけど。
バルサを追い出されてから数年、再びビッグクラブで彼のプレーを観る日が来るとは・・・。
モッタの時ほどじゃないけど、感慨深いもんがありますなー。
ってか、流れ着き方がモッタと似てるよね。
バルサを追われ→リーガの他のクラブでは結果出せず→セリエのプロビンチャでもまれ→ミラノに返り咲き、っていう。
で、次はPSGですかね(笑)
私はマクシ応援してますよ!!
ミランでも鶏見たいぞ!!!

           

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