インテル 1-3 ローマ
【得点】
I:カッサーノ(45+1分)
R:フロレンツィ(15分)、オスバルド(67分)、マルキーニョ(81分)
【メンバー】
インテル(4-4-2):L・カステッラッツィ、サネッティ(C)、シルベストレ、ラノッキア、長友佑都、ガルガノ(77分、コウチーニョ)、グアリン、A・ペレイラ(67分、カンビアッソ)、スナイデル、カッサーノ(52分、パラシオ)、D・ミリート
SUB:ベレック、チンチッラ、サムエル、ジュアン、ジョナタン、ダンカン、リバヤ
ローマ(4-3-3):ステーケレンブルフ、ピリス、N・ブルディッソ、レアンドロ・カスタン、バルツァレッティ(57分、タッデイ)、タフツィディス、デ・ロッシ(33分、マルキーニョ)、フロレンツィ、オスバルド(90+1分、退場)、デストロ(72分、ラメラ)、トッティ(C)
SUB:ロボンツ、スベカウスカシュ、マルキーニョス、ロマニョーリ、ピャニッチ、ニコラス・ロペス、タッロ
【感想】
両チーム共に、結構メンバーが様変わりしてますんで気になって観ました。
どんな感じになっとるんかな、と。
なのでまずはスタメンの話からしますか。
インテルのGKはカステラッツィ。
正守護神ジュリオ・セザルが何故か追い出されてハンダノビッチが加入した筈なんだけど、この日は第2GKが先発でした。
このへんのお家事情はホンマよくワカラン。
インテル多すぎやしね。
まぁ、ベンチにも入ってないって事は怪我なんかなぁ。
DFラインは4バックで、右からサネッティ、シルベストレ、ラノッキア、長友。
シルベストレは昔ユナイテッドとかにおったフランス人の彼ではなく、パレルモから新加入したアルゼンチン人です。
鉄人の右SBって、個人的には結構久々な気がする。
マイコンが抜けて、ルシオが抜けてっていうDFラインですからね。
中盤はダイヤモンド型のような、3ボランチのような、そんな構成の4枚でした。
スナイデルが2トップ下、ガルガノがボランチってのは不動やってんけど、両脇のグアリンとA.ペレイラはどちらとも取れるポジショニング。
ペレイラは左サイドに張ってる事が多かったなー。
左SHと言って良いぐらいに。
グアリンはダブルボランチの一角とも言えるし、右SHとも言える、そんな位置取りでした。
2トップはミリートとカッサーノ。
カサ坊を無料でゲットするとか、インテル中々商売上手やん。
干してたパッツィーニに移籍金付いただけでも本来御の字やのに、それにアズーリの10番まで付いてくるなんてね。
近年はミランの方が移籍市場では「やり手」なイメージやったけど、このオペレーションに関してはインテルの圧勝やと思います。
パッツィーニは環境さえ変われば活躍するだろうってのもあるし、カッサーノは昨季大きな病気してるし、とか色々あんねんやろうけどね。
では次にローマのスタメン。
監督が代わるとホンマにガラッと変わるよね。
ルイスエンリケが解任され、ボヤンが移籍した時点で最早ローマを応援する理由は1mmも無いねんけど、まぁ気になるチームではある。
GKは不動のステケレンブルク。
DFラインは、こちらも4バックでピリス、ブルディッソ、カスタン、バルザレッティという組み合わせ。
古巣対決に燃えてたであろうブルディッソ以外は皆さん新加入メンバーです。
中盤は3センターの様な感じで、底にタクシディス。
その前にデロッシとフロレンツィ。
デロッシ以外は恥ずかしながら初耳ですわ。
ってか、どうでも良いけどバルザレッティといいフロレンツィといい何故40番台なん?背番号。
非常に中途半端な大きさやと思うねんけど・・・。
前線の3枚は流動的ではありましたが、基本的にはオスバルドが真ん中で右にデストロ、左にトッティという3トップでした。
オスバルト、トッティというゼーマン経験者がキーなんでしょうか?
では選手の話はこれぐらいにしといて、試合の話をしますか。
基本的には五分五分の前半やったと思います。
効果的に攻めてたのは、ややローマかな。
オフサイドばかりが目立ってたインテルに対して、ローマは3トップが有機的に動けてましたからね。
結構息あってたなぁ。
スナイデルと2トップの息が合ってなかったインテルに比べると、これはもう雲泥の差ですわ。
それでも五分五分と言ったのは、最後の部分ではインテルもしっかり守ってたし、中盤でも負けてなかったと思ったからです。
長友も体張ってデストロの突破防いでたなぁ。
日本人には批判的な私でも、あの守りは純粋に評価したいと思った。
ドリブルでカットインしての惜しいシュートシーンがありましたが、あれは決めたかったね。
あれ決めとったら100点やったな。
先制したのはローマで、あの時間帯はローマやったなぁ。
トッティの左からの絶妙なクロスを、走り込んできたフロレンツィが頭で合わせました。
2列目から飛び出してきたフロレンツィを誰も見てなかったのが直接の失点原因でしょう。
ガルガノが付かなアカンかったんかな?
ガルガノそこ以外は頑張ってたけどなー。
インテルが追いつけたのは幸運。
カッサーノのシュートがブルディッソに当たってコースが変わり、ポストに当たりながらも入りました。
撃つ事が大事、っていう典型的な例ですわ。
マーク2人付けてたし、崩されたわけでも、やられた訳でもなかったのでローマにとっては不運。
ロスタイムという時間帯も悔しさを増す。
では後半の話します。
後半は両チーム共にペースダウンしちゃった印象です。
前半ほどの気力、体力、アツさは無かったなぁ。
ローマが2点追加して試合を決めた、っていう要素もあったけど、インテルにはもうチョット奮起して欲しかった。
ローマはね、怪我で交代枠2つも使う(デロッシとバルザレッティ)不運もありながら、よく戦ってましたよ。
デロッシは今やローマの象徴だし、バルザレッティも果敢なオーバーラップで効いてましたからね。
追加の2ゴールは、2点共キレイやったなぁ。
トッティのスルーパスからオスバルドのループ!!
そしてオスバルドのチップキックパスからマルキーニョの角度無しボレー!!
いずれもゴラッソでした。
特にトッティのスルーパスには痺れたね。
あんな瞬時の判断よく出来るわ。
よく見えてるわ。
これぞキラーパス!っていう完璧なパスやったよ。
圧巻の2アシストでした。
オスバルトは1得点1アシストで勝利の立役者になったのに、ロスタイムの退場は頂けない。
ボールが顔に来そうになったから手でブロック、ってありえへんやろwww
個人的にはオモロかったからエエけど、ヘディングしよやヘディングww
この試合に関してはもう時間も時間やったし、点差も点差やったので体制に影響無かってんけど、次節出られへんのは痛いなぁ。
インテルは交代策も不発やったなぁ。
パラシオ、クチュ、コウチーニョがいずれも輝けず。
パラシオにしてもコウチーニョにしても期待してる(orしてた)選手だけに、もうチョット魅せてほしかってんけどね。
終盤はスナイデルだけが頑張ってた印象で、全体としての覇気が感じられませんでした。
ううむ。
まだまだシーズン始まったばかりとはいえ、ちょっと元気なさすぎやろ。
P.S.
現地スーパーで、ベンチ入りメンバーの名前が流れた時
「めっちゃ多いやん!!」
ってなりました。
これはなんかの間違いやろう、と。
でも調べてみたら、今季のセリエは最大12人までベンチに入れる事が出来るようになったんだそうです。
つまり先発11人+ベンチ12人の23人体制ですわ。
W杯とかEUROとか、そういう大会と同じ光景が見られるというわけです。
これはねー、ビッグクラブにとっては恩恵デカイよね。
実際の交代想定選手に加えて若手も入れる事が出来ますから。
大差の試合になったら若手に切り替えたらエエからね。
あと審判増えましたよね?
これ今季からなんかなー。
所謂ゴールの横に立つ審判がいました。
CLでは試験的にやってましたが、いよいよ本格導入ですかね?
昨季からやってた??
あんま覚えてないし、この審判の正式名称が不明なのでググる気力も起きません。
まぁ個人的にはこのゴール横レフェリー賛成派なので、どんどんやって欲しいです。
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