2016年2月29日 (月)

ユーベ×インテル 15-16 セリエA 第27節

ユーベ 2-0 インテル

【得点】
ボヌッチ(47分)、モラタ(84分、PK)

【メンバー】
ユヴェントス(3-5-2):ブッフォン(C)、バルツァッリ、ボヌッチ、キエッリーニ(36分、ルガーニ)、エルナネス、リヒトシュタイナー、ケディラ(78分、ストゥラーロ)、ポグバ、アレックス・サンドロ、ディバラ(81分、モラタ)、マンジュキッチ
SUB:ルビーニョ、ネト、エヴラ、クアドラード、ルミナ、パドイン、アサモア、ロベルト・ペレイラ、ザザ、

インテル(3-5-2):ハンダノヴィッチ、ムリージョ、ミランダ、ジュアン・ジェズス、メデル(56分、リャイッチ)、ダンブロジオ、フェリピ・メロ、コンドグビア、アレックス・テレス(73分、ペリシッチ)、イカルディ(C)(85分、エデル)、パラシオ
SUB:カリーソ、ベルニ、サントン、長友、ニュクリ、ヨベティッチ、ビアビアニー、マナイ

【感想】

・安定したユーベの強さ
・ミラーゲームに賭けたマンチーニの失敗
・そして今日も完封

って試合でした。

Juve

Inter

■試合前の状況

首位ユーベと5位インテルによる「イタリアデルビー」。
両者の勝ち点差は10。
なので、この直接対決がどうこうってのは無いですね。

ユーベはスクデットを懸けた試合。
2位ナポリとは1pt差やから、全く油断ならないんで。

インテルはCL圏内まで4ptか。
届きそうな数字ではあるけど、逆に4pt差の6位に転落するとELすら出られなくなります。


■激しかった前半

お互いハイテンションで、激しい攻防が続きましたね。
エルナネスのバー直撃ミドルを筆頭に、チャンスが多かったのはユーベ。
特に前半30分ぐらいまでは、決定機何回もありました。

でもインテルも押されっぱなしって感じでもなく。
大きな決定機こそ無かったものの、同じ土俵では戦えてました。

スコア通りイーブンな感じで前半終了です。


■ミスから先制点献上

後半に入って、いきなりスコアが動きました。
ディバラのFKを、ダンブロージオがクリアしたのですがボヌッチがコボレ球を逃さずダイレクトボレー。
ハンダノビッチも、あの至近距離からのシュートではノーチャンスでしたよ。

ボヌッチのCBらしからぬ足技が勿論称賛されるべきなゴール。
(これ以外でもボヌッチは華麗なフェイントからクロス上げたり、って場面もあったなw)
なのですが、ゴールの最大の要因はクリアミスでしょ。
ダンブロージオは何故中にクリアしてしまったのか・・・

あんな基本的なミスされたら、ちょっとキツイわな。


■眠い後半

ユーベがリードして守りに入ったからなのか、それともインテルのガソリンが尽きてきたのか。
原因は不明ですが、ここからは結構眠かったね(苦笑)

時折チャンスはあったけど、目を見張るようなものもなくウツラウツラしちゃったよ。。
凡戦作成家としては定評のある両監督なので、まぁこの展開も致し方ない。


■PKでフィニッシュ

試合が完全に決着したのはモラタのPKが決まった84分。
その後6分という長いロスタイムがあったものの、インテルに2点差をどうこう出来るチカラは残ってませんでした。

PK自体はね、ミランダのプレーはそこまでのファウルではなかった。
審判によっては流す人もいたとは思うけど。
かと言って誤審でもないし、まぁしゃーないわな。


■総括

結果的にはユーベの完勝かな。
前半は健闘してたインテルやけど、失速感がハンパなかった。
まるで今シーズンの結果みたいにね。

今日はユーベと全く同じ布陣の3-5-2やったけど、これはユーベを意識した作戦ですよね?
普段は4バックやったよね??
途中から4-4-2にしたけど、結果としてはミラーゲームに負けた。

どちらにしてもキャプテン・イカルディの存在感の無さが致命的でした。

逆にユーベは今日もディバラが脅威になってた。
エルナネスのパスセンスが光る場面もあったし、ポグバも安定してたな。

これでセリエでは17試合負けなし。
公式戦でも16試合負けなし。

ナポリが依然失速しないので、スクデット争いは最後まで続きそうですがユーベは安定感あるよ、やっぱり。


      


                    

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2016年2月 1日 (月)

ミラン×インテル 15-16 セリエA 第22節

ミラン 3-0 インテル

【得点】
アレックス(35分)、バッカ(73分)、ニアン(77分)

【メンバー】
ミラン(4-5-1):ドンナルンマ、アバーテ、アレックス、ロマニョーリ、アントネッリ、モントリーヴォ(C)、クツカ、ボナヴェントゥーラ、本田圭佑(89分、K・ボアテング)、ニアン(79分、バロテッリ)、バッカ(85分、ベルトラッチ)
SUB:アッビアーティ、リビエーリ、デ・シリオ、サパタ、ステファン・シミッチ、カラブリア、ジョゼ・マウリ、ポーリ、メネーズ

インテル(4-2-3-1):ハンダノヴィッチ、サントン、ミランダ、ムリージョ、ジュアン・ジェズス(C)、メデル、ブロゾヴィッチ、ペリシッチ(78分、フェリピ・メロ)、エデル、リャイッチ(87分、アレックス・テレス)、ヨヴェティッチ(64分、イカルディ)
SUB:カリーソ、ベルニ、ダンブロシオ、長友、コンドグビア、ニュクリ、パラシオ、マナイ

【感想】

・大差はついたが内容的にはそうでも・・
・インテルはPK失敗で尽きた
・どちらもミス多し

って試合でした。

Milan


Inter

■試合前の状況

インテル4位、ミラン6位で迎えたミラノデルビー。
どちらもCL圏内に届いておりません。
このまま今季も中位で終わるのか!?
まぁインテルは、首位まで6ポイント差やから可能性はまだまだあるけどね。

ちなみに両者の差は8ポイント。
ミランは優勝もチャンピオンズも厳しいかな。


■躍動するエデル

序盤はどちらかと言うとインテルペースだったかな。
その牽引車となってたのは、今日がデビュー戦のエデル。

残留争い中のサンプドリアで、1人得点を量産していただけの事はあります。
名門クラブへの栄転で燃えてる、ってのもあるでしょう。
1トップ下の位置で伸び伸びとプレーしておりました。
勢いがある、ってのが伝わってきましたね~。
最初のヘディングのチャンス決めてりゃ、もっとノッたでしょうが。


■先制はミラン

日本メディアが喜びそうな内容で、ロッソネーロが先制。
CK崩れから、本田が中に上げたクロスにアレックスが身体ごと飛び込んで合わせました。
丁度U-23のイラク戦での日本の先制ゴールみたいなカタチでしたね。

アレックスは、ああいう勝負になるとまだまだ戦えるなぁ。
一番輝いていたのは06-07シーズンのPSVの頃やったと思うけど。

まぁこの場面は後ろのロマニョーリもフリーで、セットプレー時に気をつけないといけないCB2人を空けてるインテルDF何してるの?
っていう要素もあったけどね。
サントンが競り合ってるようじゃ、そりゃアレックス勝てるよ。

でもそれも日本メディアのフィルターがかかれば、「本田絶妙アシスト」になるんでしょう。


■審判への不満が結実したペナルティ

試合の分岐点となったのは、イカルディのPK失敗でしょう。
決めていれば同点になったのに、ポストに嫌われ万事休す。
その直後に連続失点を浴びてジエンドとなりましたからね。

で、そのPKなんですけど、そもそもPKなのか。
個人的な見解としては「帳尻PK」だったと思います。
というのも、そこに行くまで結構「ミラン贔屓」っぽい笛が多かったから。
その都度インテルイレブンはクレーム入れてた訳で、そういうのが積もり積もって審判としても「そろそろ吹いとくか」ってなったと思う。
例えばインテルのハンドはイエロー、ミランのハンドはカード無し、だったりとか。
ドンナルンマのミスキックからのインテルのチャンスだったのに、ノーファウルで終わったり、だとか。
なんかね、不穏な空気がありましたからね。

いずれも審判の誤審ではなく「そういう解釈もあるやろう」ってレベルだったんですが。


■ミス多し

ミランの2点目はゴラッソだったと思う。
ニアンのアーリークロスに、バッカが上手く合わせた。
ミランダとバッカはLiga時代にもやりあってたので、バッカ的には攻略出来ると思ったのかな。
飛び込み方と、合わせ方がナイスでした。

3点目はサントンの完全なミス。
あそこでボール奪われちゃダメよ~。
そこからのボナベントゥーラの持ち出しは巧みやったけど、トップリーグでスタメン張るMFならあれぐらいは出来て当たり前か。
フェイントにしても、しかり。

で、そんなサントンに代表されるようにミスが非常に多かった試合でした。
特にFKの場面とかで、誰にも合わずにゴールライン割るとかが結構多かった。

正直萎えた。

精度低すぎやろ、って。

3点リードしてからのミランは余裕でパス回すシーン多くなったのですが、そのパス回しも心許ない。
なんつうか、バタバタしてるのよね。
スムーズさが無い。
バルサのように、とは言わないけどセレッソちゃうねんから、もっと上手くやろうやww
余裕ある時間帯でもその有り様だったので、緊迫した状況でどうだったかは言わずもがな。

大体インテルなんかはゲームメイカー不在で、フリーでボール持ち上がっても何も出来ないって場面多々あったしね。
ヨベティッチを最前線で使うと、そらそうなるよ。
旧ユーゴ圏ばかりの中盤から前の構成ですが、かつてのユーゴ代表にあった創造性の欠片も無い。
せめてヨベティッチを王様ポジションに入れて、その前にイカルディとエデルとかの方が楽しみは増すと思うねんけどなー。
まぁマンチーニに楽しさなんて期待するだけ無駄なのは知ってますけど。

という事で、結果はミランの大勝。
でも内容的には正直五分五分ぐらいだったと思う。

今季のミラノデルビーも1勝1敗で仲良く終了やしね。

              

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2015年11月22日 (日)

ユーベ×ミラン 15-16 セリエA 第13節

ユーベ 1-0 ミラン

【得点】
ディバラ(66分)

【メンバー】
ユヴェントス(4-4-2):ブッフォン(C)、リヒトシュタイナー、バルツァッリ、キエッリーニ、エヴラ(29分、アレックス・サンドロ)、マルキジオ、ストゥラーロ、ポグバ、エルナネス(HT、ボヌッチ)、ディバラ(81分、モラタ)、マンジュキッチ
SUB:ネト、ルビーニョ、ルガーニ、クアドラード、ルミナ、ヴィタ-レ、ザザ

ミラン(4-3-3):ドンナルンマ、アバーテ、アレックス、ロマニョーリ、アントネッリ、モントリーヴォ(C)、クツカ(74分、ルイス・アドリアーノ)、ボナヴェントゥーラ、バッカ、チェルチ、ニアン(84分、本田圭佑)
SUB:アッビアーティ、リビエーリ、デシリオ、メクセス、サパタ、カラブリア、ジョザ・マウリ、スソ、ポーリ、ノチェリーノ

【感想】

・ディバラ無双
・ミランに輝き無し
・全体的には凡戦

って試合でした。

Myboard_3


Myboard1_3

■試合前の状況

6位ミランと7位ユーベによる対決。
両者の勝ち点差は2とはいえ、まだシーズン序盤とはいえ、ユーベがミランより下なんですよ。
4連覇中の絶対王者が、まさかの位置。

ミランは何だかんだで、ここ5試合負け無し(3勝2分)やしね。
開幕6試合で僅か1勝とスタートダッシュに大失敗したユーベより上の位置に居るのは当然か。


■金を払う価値がある選手ディバラ

まぁね、言うなれば凡戦だったんですよ今日の試合は。
結構眠かった。
セリエ中位同士の対決、と考えればこうなるのは予想出来た事ではあるけどね。

そんな中で、一際輝いてたのがディバラ君。
昨季パレルモで実績を残し、鳴り物入りでユーベ入団となったのですが、その実力をいかんなく発揮してくれましたよ。
1人だけ、ちょっと次元が違ったねー。
ドリブルのキレもそうやし、体の使い方とか動き出しとか。
スピード感がミランの選手とは全然違ったよ。

チーム合流から約4ヶ月ぐらいですか?
フィットしてきた、って事なんでしょうねチームに。
今日みたいな活躍を続けられれば、メッシを継ぐ存在になれるかもね。
少なくともセリエNo.1プレーヤーになるのは間違いない。

テベスが去り、FWの弱体化が叫ばれた今季のユーベですがディバラが台頭すれば昨季のテベス以上の存在になれますね。
そういう雰囲気を持ってます。
決勝ゴールの絶妙胸トラップからのニアぶち抜きボレーも素晴らしかったよ。


■停滞ミランの中では・・・

噂のドンナルンマ君は唯一頑張ってたと思う。
評判になってるだけあって、流石に上手いね。
16歳とは思えない安定感でしたよ。

特にエルナネスのFKを弾いたシーンはビックリした。
直前でDFに当たってコース変わってるんですよね。
だからGKにとっては非常に難しいシュートになったんですが、何事もなかったように弾きましたからね。

ポグバのとんでもミドルにも、しっかり反応してたし。

末恐ろしいな~。
ブッフォンと同じ「ジャンルイジ」という名前、そしてブッフォンと同じく若くしてのデビュー。
モノになりそうな選手ですね。


■ミランの何がダメか

追い越すプレーが少なすぎるのよね。
だから躍動感も無いし、魅力が無い。

SBは上がるな、とでも言われているのか?
アバーテなんてチェルチに預けるだけで、全く(そのウラを)上がろうとしなかったよね。
で、チェルチは3人ぐらいに囲まれてボールロストですよ。
あの場面だけ見ればチェルチが悪いように見えてしまいますが、周りのフォローが無さ過ぎるわ。
ロスタイムの惜しかったミドルみたいに、チェルチは独力で何とか出来るプレーヤーやから頼ってしまうのか?
でもニアンに対してもフォロー無かったしな(苦笑)

個々のポジションが個々のポジションだけで、サッカーやってる印象なんですよね。
そりゃぁ攻撃も単調になり、観てるこっちとしては眠くなるわ。
モントリーボもゲーム作られへんしな。
クツカやボナベントゥーラに関しては、言わずもがな。


■ユーベの戦い方

前半は4-4-2。
昨季までピルロが務めていたレジスタの位置にはマルキージオが入り、2トップ下はエルナネス。
エヴラが負傷交代した以外は、変更無しでした。

それほど悪くもなかったのですが、アッレグリは後半から3バックに変えてきました。
ボヌッチを投入し、彼を3バックの真ん中に。
エルナネスが怪我とかじゃなかったのなら、意図を持った交代と言えます。

では、どういう意図だったのか?

まずユーベとしては「勝利」が絶対条件の試合。
ホームですし、相手は順位が上のチーム。
勝てば逆転出来るという中で、5連覇を狙うチームが「引き分けでOK」という訳にはいきません。

つまり得点が必要という状況で3-5-2へ変えたのです。
4-4-2から3-5-2に変えた、という事自体は攻撃的な交代ではありません。
システム上わかりやすい極端な攻撃シフトではない、という意味でね。

なので、ある程度バランスを整えた上で攻めるという姿勢を出してきたのでしょう。
攻め方を変えるというか、アレンジを加えてきたというか。
実にアッレグリらしいですね、慎重な所が(苦笑)

具体的には両SBを1列上げてサイドアタックを強化。
リヒトシュタイナーもアレックス・サンドロもどちらかと言えば、後ろを気にしない方が持ち味が出るタイプですからね。
※事実サンドロの攻撃参加は良いアクセントになっていた。

あとはボヌッチからのビルドアップに期待したという事でしょう。
ここをパス供給の起点として使えれば、攻撃にアクセントを付けられると。
実際マルキージオは前半そこまでゲームメイク出来てませんでしたから。

と、交代を見て勝手に思いを馳せたのですが、実際の所はどうか分かりません。
ただこういう意図ならば、バルサなら選手交代を行わずとも出来るのにな、という所です。
つまりブスケが3バックの中央に下がって、アウベスとアルバが上がるパターンね。
実際ゲームの中でも頻繁に見られる光景です。
(だからバルサが素晴らしい!とかいう話ではないです。)


■総括

チャンスの数から考えてもユーベの勝利は妥当な結果でしょう。
実際ブッフォンを脅かしたのって、ロスタイムのチェルチ弾ぐらいやったもんね。

魅せるプレーヤーの割合で考えてもユーベが上でした。
ただ、総じて凡戦だったのは否めない。
両者ともに春はまだ先。
でもユーベはディバラに希望が見い出せそうです。

              

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2015年10月19日 (月)

インテル×ユーベ 15-16 セリエA 第8節

インテル 0-0 ユーベ

【メンバー】
インテル(4-3-2-1):ハンダノヴィッチ、サントン、ミランダ、ムリージョ、ジュアン・ジェズス、メデル(90+2分、コンドグビア)、ブロゾヴィッチ、フェリピ・メロ(64分、グアリン)、ヨヴェティッチ(90+2分、パラシオ)、ペリシッチ、イカルディ(C)
SUB:カリーソ、A.テレス、モントーヤ、ラノッキア、ダンブロージオ、長友、ニュクリ、ビアビアニー

ユヴェントス(3-5-2):ブッフォン(C)、バルツァッリ、ボヌッチ、キエッリーニ、マルキジオ、クアドラード、エヴラ、ケディラ、ポグバ、ザザ(78分、ディバラ)、モラタ(71分、マンジュキッチ)
SUB:ネト、アウデロ、A.サンドロ、ルガーニ、エルナネス、レミナ、パドイン、アサモア、ストゥラーロ、R.ペレイラ

【感想】

・塩試合
・余計なファウルが多い
・そして謎の采配

って試合でした。

Myboard


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■試合前の状況

伝統の「イタリアデルビー」です。
昨季までの絶対的王者ユーベと、今季首位を争ってインテルという言わば「新旧王者」の戦いです。
ユーベは現在12位と全く調子が上がっておりませんが、こういうビッグマッチをモノにして浮上のキッカケにしたい所でしょう。


■システムについて

各々、基本的には上の図のような感じ。
ただ勿論時間帯や流れによって変わっておりましたので、例えばインテルなら4-4-2っぽくなったり
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ユーベなら4-3-3っぽくなったり
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まぁ、ある程度は柔軟に戦ってましたよ。
とはいえ、そこまでの大胆なポジションチェンジは無かったなぁ。
それがゲームが停滞した一因でもあると思う。
システムは変われど人のアクションはそんなに変わってなかったからね。


■乱発するカード

序盤が特に酷かったよね。
そこでそのファウル要る!?ってレベルのプレーが多かった。
つまり無駄なファウル、無駄なカード。
そしてそういうのが、試合のスムーズさを欠く要因となり、リズムも出なくなるんですよ。

お互い「潰し屋」タイプの選手が多いけど、そんなにフィジカルフィジカルでやらんでもなぁ。


■前半インテル、後半ユーベ

大雑把に分けると、そんな感じでお互いペースを握ってました。
ただそれほど圧倒的だった訳ではなく、引き分けという結果もある意味妥当。
ホントの決定機って、モラタ→ケディラと繋いでポスト直撃になったアレぐらいちゃうかな。
アレは外すのが難しいやろ、ってぐらいのビッグチャンスやったもんなぁ。

他は多少惜しいシーンもあったけど、う~ん。
ユーベはクアドラードの崩しに頼りっぱなしで、他にアイディアが無かったのが問題。
それ以外だとポグバの個人技突破ぐらいやったもんな。
そんなポグバも前半は消えてたし。

FW陣は相変わらず豪華で、ザザとモラタを下げてもマンジュキッチとディバラが居ましたからね。
こんなん反則ですわ。
でもそれを活かせてないアッレグリってのが、またお笑い。

インテルはヨベティッチが沈黙したら何も出来ないね。
イカルディも、ただの電柱になってましたよ。
中盤の底に3枚も配置する必要あるんかなー。
CBはミランダとムリージョで鉄壁なんですから、ある程度そこは意識外して攻撃に専念出来るような中盤の構成でも良いと思うんですがね。
両SBも基本的に上がらないわけやし。

で、いつそんなバランスを崩すような交代をしてくるのかなと思って観てたんですが、メロ→グアリンは同ポジションの交代やし、次の交代はロスタイムやし。
しかもロスタイムに2枚替え、って初めて観た気がする。
時間稼ぎで勝ってるチームがロスタイムに次々と交代する、ってのは日常茶飯事ですがね。
今日みたいに点を取りに行かないといけないチームが、ああいう行動に出るってのは・・・
残り1分で大胆な策に打って出て何が変わるというのか。
※結局パラシオなんなボールタッチもしてへんのちゃうか!?
相変わらずの迷マンチーニ采配やったわぁ

まぁ結論としてはユーベは調子悪いし、インテルも首位争いしてるほどの内容じゃない、って事です。


              

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2015年9月14日 (月)

インテル×ミラン 15-16 セリエ 第3節

インテル 1-0 ミラン

【得点】
グアリン(58分)

【メンバー】
インテル(4-3-2-1):ハンダノヴィッチ、サントン、メデル、ムリージョ、ジュアン(68分、アレックス・テレス)、フェリピ・メロ、グアリン、コンドグビア、ヨヴェティッチ(72分、パラシオ)、ペリシッチ(85分、ラノッキア)、イカルディ(C)
SUB:

ミラン(4-3-1-2):ディエゴ・ロペス、アバーテ、C・サパタ、ロマニョーリ、デ・シッリョ、モントリーヴォ(C)、クツカ(72分、ポーリ)、ボナヴェントゥーラ、本田圭佑(81分、チェルチ)、バッカ(62分、バロテッリ)、ルイス・アドリアーノ
SUB:アッビアーティ、ドンナルンマ、メクセス、アレックス、エリー、カラブリア、デヨング、スソ、ノチェリーノ

【感想】

・今季も凡戦のデルビー
・ファウルが多すぎる
・バロテッリの別格な存在感

って試合でした。


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Myboard1_2

■試合前の状況

2連勝中のインテルと1勝1敗のミラン。
第3節で早くも巡ってきたミラノデルビーです。
昨季の対戦は2試合とも引き分けやったから、今季こそ決着を!


■システムとかスタメンについて

どちらも守備的MFを3枚並べる布陣。
インテルは、その前のイカルディ、ヨベティッチ、ペリシッチが比較的流動的なポジショニング。
↑の図は便宜上1トップ2シャドーみたいな感じで書きましたがね。
ヨベティッチがFWの時もあれば、ペリシッチがWGの時もあったし、イカルディが中盤に居た時もあった。

逆にミランは本田が「10番」のポジションに構えて、前の2トップを使うイメージ。
ほぼそんな感じやったね。


■なんとなく前半終了

ルイス・アドリアーノに3回ぐらいチャンスありましたが、決まらず。
まぁビッグチャンスって程でもなかったけどね。
GKが止めたやつもありましたが、ファインセーブって程でもなかったし。

インテルは2戦連発中のヨベティッチが好調っぷりを感じさせたものの、それなり。
ミラン以上に決定機は無し。

ミランもモントリーボの中長距離パスに頼りすぎやし。


■グアリン砲炸裂

さて後半。
あまり期待しないまま始まりましたが、案の定な展開。
そりゃぁ両チーム共にメンバーも代わってないし、戦い方も変えてこなかったしね。

そんな中、コロンビア人の左足が火を噴きました。
前にシュートコースがポッカリ空いた所を見逃さず、ミドルをズドン。
グアリンなら決めるよね、こういうの。
という得点でした。

ってか「コロンビア人」って書いたけど、この試合コロンビア人4人もおった。
ムリージョ、サパタ、グアリン、バッカってな具合にね。
総じて皆さん良いプレーしてましたよ。


■大ブーイングの中バロテッリ登場

やっぱりインテリスタからは嫌われてるんですね(^_^;)
1点を追いかける展開で、ミハイロビッチが最初に切ったカードはバロテッリでした。
※ミハもインテリスタからは、やっぱり嫌われてるんかな~?

リバポでの「失敗」を経てミランへ1年で復帰したマリオ。
ミラン最終年もそれほど良くはなかったし、個人的には「もう終わった選手」でした。
だから大して期待もしてなかったんですが、別格でしたね。
ピッチの中で完全に別格でした。
今日だけなのか、はたまた今季はこういう感じでシーズンを過ごせるのか定かではありませんが。
サンシーロの雰囲気を変え、ミランへペースを呼び込みましたよ。

惜しいミドルも数本あったし、得点の臭いもプンプン。
特に何も出来なかった極東の「10番」とは違い、真のエース・本当の「10番」とはこういう選手の事を言うんだろうな、と思いました。


■インテル逃げ切り

そんなバロテッリの活躍もあり、ミランが得点を取る雰囲気が続いた終了間際。
マンチーニは得意の「引きこもり戦法」を発動し、5バックを導入。
ベンチ生活のキャプテン・ラノッキアの意地のディフェンスもあり、何とか完封で終える事が出来ました。
DFラインの前でゴンドグビアがボールを奪える、持ち出せる、ってのも大きかったね。


■試合が止まる止まる

そんな感じで今季最初のミラノデルビーは終了。
まぁ全体を振り返ってみると凡戦感は否めない。
昨季の8位と10位。
つまりヨーロッパの中でも中流国に成り下がったセリエAの中でも更に中位同士の対決、って考えれば当然と言えば当然か。

なんせね、ファウルが多いのよ。
良い風に言えば「激しいデルビー」なんでしょうが、悪く言うと「雑な守備」です。
フェリペ・メロを筆頭に荒い選手多いからな~。
ジュアンとかアバーテとか不要なファウル多いし。
余計なプレーで笛が鳴って試合止まるからリズムも産まれなく凡戦って事になるんですよ。

まぁとりあえずインテルは開幕3連勝という事で上々のスタートになったかな。
大量補強した新戦力が噛み合い、マンチーニの結果至上主義なスタイルがマッチすれば、今季こそCL圏内ぐらいは入れるかな?


       

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