サントス×ペニャロール リベルタドーレス杯2011 決勝第2戦
サントス 2-0 ペニャロール
【得点】
S:ネイマール(47分)、ダニーロ(69分)
P:OG=ドゥルヴァウ(80分)
【メンバー】
サントス(4-4-2):ラファエウ、ダニーロ、エドゥ・ドラセナ、ドゥルヴァウ、レオ(67分、アレックス・サンドロ)、アドリアーノ、アロウカ、エラーノ、ガンソ(86分、パラ)、ネイマール、ゼ・エドゥアルド
ペニャロール(4-4-2):C・ソサ、A・ゴンサレス(37分、アルビン)(78分、エストヤノフ)、C・バルデス、G・ロドリゲス、D・ロドリゲス、コルーホ、ルイス・アギアル、フレイタス、ミエル(62分、ウレタビスカヤ)、マルティヌシオ、オリベラ
【感想】
欧州フットボールシーンがOFFなので、飢えをしのぐ為に鑑賞。
南米の最強チームを決める大会ですし、12月にバルサと対戦するであろうチームですから敵情視察も兼ねてね。
あと噂のガンソとネイマールが、どんなもんか観たかったし。
試合は基本サントスペースで進んでいきます。
やはりガンソとネイマールは、それなりに目立ってますなぁ。
これは私が彼等ぐらいしか名前を知らないせいか!?
多分エラーノは昔シャフタールやマンチェスターシティにおったエラーノで、エドゥもジーコ政権下のフェネルバフチェにおったCBやろうし、レオはベンフィカで左ラテラルやってたレオで間違い無いとは思うんですが・・・。
如何せん、南米の選手(特にブラジルは)同じ名前が多いから確証が持てない。
アドリアーノとかエドゥとか、ホントによくある名前ですもんね。
(試合と関係無いけどエラーノって、かつて横浜Fでプレーしたエドゥー(とんでもないFK決めてた選手)に顔似てるよなぁ・・・。髪型の問題かなぁ。)
サントスが押しながらも前半は0-0で終了。
1st legも0-0で終わってたらしいので、全ては後半戦で決まる格好となりました。
その後半開始直後、いきなりサントスが試合を動かします。
中盤で華麗にパスを繋いで相手を切り崩し、最後は左サイドからネイマールが決めました。
GKは、まさかニアに蹴ってくるとは思ってなかったのかな?
ちょっとGKのミスっぽいゴールとも言えるけど素晴らしいシュートの振りであった事は確か。
あと完全にDFを崩してたんで、あの時点で勝負アリですわ。
この得点をアシストしたアロウカ、って選手が試合を通して中々良かった。
ユナイテッドのアンデルソンに風貌も髪型もプレースタイルも似ているんですけど、中盤で良く動いてたしチームの潤滑油になってましたなぁ。
正にダイナモって感じでした。
この先制点で、より楽な展開に持ち込めるようになったサントス。
追加点も時間の問題かな、と思ってたんですけどね。
そう簡単にはコトは運びません。
私は1人も知らないですけどペニャロールだって運だけでファイナルまで上がってきたわけじゃないでしょうからね。
それにチーム自体は伝統と歴史があるチームやし。
リベルタ5回、トヨタカップ3回制覇してるチームやからね。
しかし、そんなペニャロールの抵抗も20分ぐらいが限界でした。
オーバーラップしてきた右ラテラルのダニーロのカットインに為す術無く、決定的な2点目を献上してしまいます。
サントスは左右のラテラル(レオとダニーロ)が共に攻撃的で、しかも上手く絡めていたので攻撃に厚みが出てましたね。
↑2点目直後のキングペレ。
クラブのレジェンド、偉大すぎるOBも大層ご満悦の様子。
しかし、ペレが喜ぶのは少し早かった。
まだ試合は終わってませんでした。
10分後、ペニャロールが右サイドから切り込み、ここからの中へのクロスがオウンゴールを誘います。
DFとしては足を出さなければいけないシチュエーションだったので、この自殺点を責めるのは酷でしょう。
これで1点差。
ペニャロールが同点に追いついた場合、アウェイゴールで優勝となるのか、それとも延長戦に入るのか勉強不足で不明なんですけど、とにかくペニャロールは1点を取りに行き、サントスとしては1点を守る展開となります。
前掛かりになるペニャロール、すると当然サントスにはカウンターの好機が巡ってくるわけです。
記憶にあるだけでも3度のビッグチャンスがありましたが、ガンソ、ネイマール、ゼ・エドゥアルドが外しまくって追加点は奪えず。
これはペニャロールの同点もあるかもね~、って雰囲気でしたが時間は進みタイムアップ。
なんと1963年以来のリベルタ制覇であります。
強豪チームのイメージがありますけど、そんなに取って無かったんですねぇ。
驚きです。
まぁそれぐらい厳しいタイトル、って事ですよ。
おめでとうサントス!!
さて試合も終わったので優勝セレモニー、と思いきやピッチ上では乱闘が(苦笑)
ペニャロール潔く無いなぁ~。
ユナイテッドみたいに男らしく負けを認めろよ~、と思ったもののサントス側が挑発したのかもしれないし何とも言えないです。
原因が不明なんでね。
まぁ南米らしくて良いな~、と第三者的立場なので余裕を持って観てられました。
クラシコで、こんなんなったら色々とややこしいですけどね。
それにしても乱闘騒ぎは収まらず。
普通は警備が入ったら、それなりに収束するもんだけど更に加熱したようで乱闘は続く続く。
殴る、蹴るの応酬ですわ。
CLでこんな事があった時は結構な出場停止処分が科せられてたけど(ダビ・ナバーロ筆頭にね(苦笑))、リベルタではどうなるんでしょうね。
ネイマール君も普通に蹴ってたしね(笑)
この件も含めてですが、髪型通りネイマール君は中々の悪童ですなぁ。
ペニャロールのA・ゴンサレスが37分に早々と負傷交代したのも、原因はネイマール君の蹴りでしたしね。
プレー自体はドリブルへフェイントにもキレがあったし、評判通りの好選手という感じでした。
この日は左サイドから中に切れ込むカタチが多くて、所謂CFじゃなくバルサでやってた頃のロナウジーニョみたいな感じでした。
まぁ性格面の悪さってのはデランテーロに必要な要素(笑)でもあるし、将来は有望かな。
あとガンソは怪我上がりだったみたいで、多分これが彼のフルポテンシャルではないんでしょう。
でも随所にセンスは光ってたし、パスは誰がどう観ても正確だったと思います。
なんか体格とかフォームがリケルメに似てません!?
最後に残念な画像を。
試合が始まって直ぐぐらいだったんですが、ペニャロール側の客(あえてサポーターとは言いません!)がレーザー光線発射しております。
なんか表情からして遊び半分な感じで、これはどうしようもない糞ガキですわ。
こういうのは周りの大人が注意しないと駄目ですよ。
ホンマに。
そしてスタジアムへの出禁は勿論の事、重い処罰を科すべきです。
P.S.そういえば、ケイリソン君がベンチにいたらしいです。
でも出番無くそのまま終了。
クレとしては、あの巨額の移籍金は何だったのか。
そして移籍後のこれまでの対応も何だったのか、と疑問だらけの選手。
いや、ケイリソンにっていうかバルサフロントに対してやけど。
こういう試合で活躍でもしてくれたら、少しは浮かばれるんですけどね・・・。
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