2025年5月31日 (土)

柏×神戸 2025 J1 第19節

柏 1-3 神戸

【得点】
R:原田(26分)
V:トゥーレル(18分)、扇原(40分、直接FK)、佐々木(90+6分)

【メンバー】
柏レイソル(3-4-2-1):小島亨介、原田亘、古賀太陽(C)、田中隼人、久保藤次郎、白井永地(HT、手塚康平(81分、中川敦瑛))、山田雄士、小屋松知哉(66分、ジエゴ)、小泉佳穂、渡井理己(HT、垣田裕暉)、細谷真大(66分、仲間隼斗)
SUB:松本健太、犬飼智也、野田裕喜、中島舜
監督:リカルド・ロドリゲス

ヴィッセル神戸(4-3-3):前川黛也、酒井高徳、山川哲史(C)、マテウス・トゥーレル(90+1分、岩波拓也)、本多勇喜、扇原貴宏(76分、鍬先祐弥)、井手口陽介、宮代大聖(90+1分、飯野七聖)、佐々木大樹、ジェアン・パトリッキ(76分、井出遥也)、広瀬陸斗(84分、大迫勇也)
SUB:新井章太、汰木康也、グスタボ・クリスマン、エリキ
監督:吉田孝行

【感想】

・俺の扇原がゴラッソ
・王者らしい勝ち方
・どこでも井手口

って試合でした。

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上位対決です。
去年の最終盤では柏は残留争いの最中に優勝争いしてた神戸と対戦したんですよね。
そして武藤の劇的アディショナル弾があったり。
あれから大体半年ですかね。
神戸は変わらず優勝争いしてますが、柏は短期間で上手く立ち直ったと言えるでしょう。

でも今日に関しては昨年末と同じような力の差と言いますか。
柏は思うような展開には出来ず、神戸は得たいモノを持って帰れました。

今季躍進の象徴でもあり、先日A代表にも選出された熊坂の不在が痛かったのは事実でしょう。
代わりに入ったメンバーも悪くないプレーぶりでしたが、手塚の負傷交代みたいな不運もあったし。
手塚のアクシデントは、小泉を最後まで引っ張らざるをえなくなったという意味でも痛かったんじゃないでしょうか。
この日はスペシャルな小泉ではなく、交代させた方が良いんじゃないかなっていうプレーぶりでしたからね。
渡井もHTで交代ってのが妥当な内容だったので、今日は2列目が機能してなかったな。
久保しかり、小屋松しかり、ジエゴしかりサイドは有効な攻撃が出来てたからねぇ。

あとはセットプレーでしょうか。
ヴィッセルは悪い流れでもCK1発、FK1発でどうにか出来るチカラがあるし、実際そうやったからね。
扇原のゴラッソもそうだし、トゥーレルのヘッドも(ある意味)個人能力だけみたいな所があって。
一見派手なゴールではないけど、あんな首の強さは他の選手には無いからね。
失点シーンではシュートに背を向けて股抜きされてしまうという失態を演じたトゥーレルでしたが、ああいうスペシャルなゴールを奪えるから簡単には外せないんでしょう。
そういうセットプレーでの可能性はレイソルからは全く感じられなかった。
リカ将が重視してないんかな?
それはそれで良いと思うし、それはそれで魅力的なんで何の批判も無いけどね。

渋く淡々とヴィッセルは勝利したよなぁ。
もちろん扇原のゴールは派手やったし、スタープレイヤーも山ほどいるので「渋い」って表現は合ってないかもやけど。
ただ井手口がボールを刈り取りまくって刈り取りまくって勝利をもたらしたのは事実でしょう。
それが結実したのが3点目の得点だし、ああいう分かりやすいカタチで井手口の働きが結果に繋がったのは喜ばしい事かもね。
パトリッキも結構ディフェンス頑張ってたし、今日も今日とて吉田孝行イズムの勝利でしたね。
面白いか面白くないかで言えば、面白くはないねんけど(苦笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

          

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2025年5月17日 (土)

ヴィッセル×ガンバ 2025 J1 第17節

ヴィッセル 3-2 ガンバ

【得点】
V:大迫2(50分、90+6分)、エリキ(59分)
G:倉田(56分)、黒川(73分)

【メンバー】
ヴィッセル神戸(4-3-3):前川黛也、酒井高徳、山川哲史(C)、マテウス・トゥーレル、本多勇喜、扇原貴宏、井手口陽介、宮代大聖(83分、井出遥也)、大迫勇也(90+8分、飯野七聖)、エリキ(67分、ジェアン・パトリッキ)、佐々木大樹
SUB:新井章太、広瀬陸斗、岩波拓也、汰木康也、山内翔、グスタボ・クリスマン
監督:吉田孝行

ガンバ大阪(4-2-3-1):一森純、半田陸、中谷進之介、福岡将太、黒川圭介、満田誠、ラヴィ(HT、倉田秋)、ファン・アラーノ(83分、岸本武流)、宇佐美貴史(C)(90+3分、江川湧清)、山下諒也(83分、ウェルトン)、デニス・ヒュメット(67分、南野遙海)
SUB:東口順昭、三浦弦太、名和田我空、唐山翔自
監督:ポヤトス

【感想】

・なんだかんだで大迫
・綱渡りゲーム
・スーパー黒川

って試合でした。

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勝ち点21のヴィッセルと、勝ち点23のガンバによる神阪ダービー。
一見ヴィッセルが下に見えちゃう順位ですが、実は2試合も消化が少ないヴィッセル。
なので、差はそんなに無いようなもん。
でもヴィッセルは2連敗中なので、あんま消化試合数がどうのこうのと言ってられない感じ。
今日もし負けてしまうと3連敗ですから結構泥沼。
一方のガンバは前節こそ負けましたが、その前までは3連勝してたので好調と言えるでしょう。
今日勝って再び上昇気流に乗りたい感じでしょうね。

1st halfは両者リスクを冒さず探り合いって感じでした。
ビッグチャンス無かったんちゃうかな?
とはいえ退屈な試合という訳ではなく、要所要所に見所はあり。
緊張感持って2nd halfへ、という感じ。

HTでガンバは倉田を投入。
別に悪い印象なかったネタラヴィと代わり、そのままボランチへ。
満田&倉田のダブルボランチですから、まぁまぁ攻撃的なファイアーフォーメーションです。
勝負懸けてきた?

でも先制したのは神戸。
高徳の素晴らしい崩し、エリキのブラジル人らしいスルーから最後は大迫が難しいシュートを決めました。
ああいうのキッチリ決めてくるのが流石ハンパない男。
最近はスタメンから外れてたらしいですが怪我やったの?
1st halfの戦いぶり観てもヴィッセルは大迫へのロングボール無しでは語れない戦い方でしたからね。
バリバリの大迫依存。
でも、そんな大迫もリーグ戦では2/22の名古屋戦以降ゴール日照りが続いてたという事ですから、まぁ色々難しい状況だったんでしょう。
歓喜のヴィッセル陣営でしたが、5分ほどで追いつかれてしまいます。
倉田が魂でネジ込んだ!!って感じでしたが、その前の黒川の突破が素晴らしかったよね。
ただ、去年までの2連覇してた神戸なら、こんなにアッサリとはやられなかったよな?
という想いも。
やっぱ勝ち続けるのは難しいよな、と勝手に他サポが納得してたら、あっという間に勝ち越したヴィッセル。
すんません。絶対王者すみません。
記録はエリキの得点になったみたいですが、映像観る限り触れてなかったように見えたので本当はトゥーレルの得点でしょう(笑)
トゥーレルは今日も卓越してたね。
リーグNo.1CBとか言われてますが、確かになぁ。
対人の強さ、ボール奪取能力の高さに加えてゴールも奪えるもんね。
やや不安定だった山川と違って、壁になり続けてましたよ。
余計なイエロー貰ったのだけは勿体なかったけど。

これで勝負は決まったかな?
流石にヴィッセルはゲームコントロールして試合を落ち着かせてくるでしょう。
ガンバは反撃の交代カード1枚目が南野ってのが苦しいよね。
しかも、そのままCF同士代えるしかなく、厚みが出せない。
これはヴィッセルの勝利でしょう。
高徳と本多のサイドの守備は盤石だし、前線からのプレスも効いてる。
即時奪回は絶え間なく行われ、扇原と井手口のコンビはガンバの中盤を圧倒してる。
このままのスコアで終わりですな。

って思ってたら黒川のゴラッソが決まって試合は振り出しに。
いやいや黒川よ。
1点目も凄かったけど、これも凄いね。
今季は大阪ダービーでもファインゴール決めたし、ちょっと覚醒してるなぁ。

これで苦しくなったのは神戸。
なんせベンチにCFは居ない。
左エストレーモはパトリッキと汰木の2枚いるのに。
この歪な編成は怪我とかの影響なんでしょう。
昨季リーグMVPの武藤も戦線離脱してるそうだしね。
更には宮代まで負傷交代。
元々は大迫を代える予定で準備してた井出がそのままピッチへ。
まぁ苦しい状況ですな。
大迫に限らずピッチ上の疲労は明らかですが交代カードの人材が・・・。
もう今日は引き分けでも御の字でしょ。
と思ってたらガンバが先に動いて、宇佐美→江川で守備固め。
ガンバはむしろ3ポイント狙いに行ってもエエんちゃうの?と思ってたら、大迫が劇的ゴール。
こういうもんですよね、勝負って。
本来さげられてる筈の大迫が決勝点ゲットして、逃げ切りを計ったガンバが負けるという。
でも、この直後江川が惜しいシュート放つっていうドラマもありw
前川のパラドンが無ければポヤトス采配も間違いではなかったという事になってた訳で。
正に勝負は紙一重。
ギリギリの綱渡りみたいな試合でした。
今日は勝ったヴィッセルですが、この苦しい陣容だと今後も薄氷を踏むような試合は続きそう。
最後まで走り続けた佐々木みたいな頑張りが永久に続くとは思えないし、続けていくのは本当に難しいですから。

 

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2025年4月12日 (土)

ヴェルディ×ヴィッセル 2025 J1 第10節

ヴェルディ 0-1 ヴィッセル

【得点】
汰木(51分)

【メンバー】
東京ヴェルディ(3-4-2-1):マテウス、綱島悠斗(86分、退場)、林尚輝、谷口栄斗(C)、宮原和也(77分、翁長聖)、平川怜、齋藤功佑、新井悠太(87分、松橋優安)、染野唯月(77分、川﨑修平)、福田湧矢(65分、山見大登)、木村勇大
SUB:長沢祐弥、千田海人、稲見哲行、食野壮磨、白井亮丞
監督:城福浩

ヴィッセル神戸(4-3-3):前川黛也、酒井高徳、山川哲史(C)、マテウス・トゥーレル、本多勇喜、鍬先祐弥(77分、扇原貴宏)、井手口陽介、宮代大聖、大迫勇也(77分、佐々木大樹)、エリキ(87分、飯野七聖)、汰木康也(68分、広瀬陸斗)
SUB:新井章太、カエターノ、齊藤未月、山内翔、濱﨑健斗
監督:吉田孝行

【感想】

・別格なエリキ
・決定力不足だった両チーム
・勿体なかった綱島

って試合でした。

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開幕からビミョーに乗り切れない戦いが続いている両者。
めちゃくちゃ悪いわけじゃないけど、決して良くはない。
結果が出ないシーズンを過ごしています。
ここらでバチッと勝っていきたいよね、という状況。

という両者の状況が如実に表れた試合でしたね。
もどかしい展開が続きましたから。
堅守というか貧打なのよね、どっちも。
正に開始1分の汰木のシュートミスがそれでね。
完全に崩した場面だったのにあり得ないミスでシュートは枠外に・・・。
この後も福田がGK不在のゴールへ決めきれなかったりとか。
山見がGKとの1対1を防がれたりとか。
全部ディフェンス側が頑張ったというよりは、撃つ側がしっかりせーよって場面でしたからね。
福田もあれは決めようぜ。
山川がナイスブロックと言うよりは山川が居る所に撃っちゃってるもんね。
山見の1対1もドリブルのコース取りが悪くて、わざわざGKが守りやすい方に行っちゃってたし。

序盤ヴィッセルが攻めまくってて、CKをことごとく合わせてたんですけど、それも全部シュートミスってたし。
マテウスが、えらい剣幕で怒ってたけど、それはそうでね。
普通に貧打なチームじゃなければ決められてたでしょうから。

大迫は2年前リーグMVPを取った時の決定力を何処かに置いてきてしまったんでしょうか。
ポストプレーとか空中戦とか相変わらず上手すぎるし、一流なんですがゴレアドールとしての怖さは薄れてたなぁ。
それでも総合力はピカイチでしたけどね。
そんな神戸にあってはエリキの獲得は大きいよね。
疑うことなき真のトッププレイヤーである事を今日も証明しました。
ちょっと別格すぎたなぁ。
汰木は感謝の印を贈らないといけないよ、エリキに。
全部お膳立てしてくれたもんね。

ヴェルディは勝つチャンスも引き分けるチャンスもあったから勿体ない敗戦。
特に勿体なかったのが綱島。
VARで悩まれた末に取り消された幻のゴールとか、惜しい弾丸ミドルとか存在感発揮してたのよ。
審判によっては先制点認めてたであろうから、ヒーローになってた可能性もあった。
それが一転、イエロー2枚の退場で戦犯ですからね。
まぁどれもこれも誤審ではないし、綱島自身の手の使い方も悪かったから反省すべきですが。
ポテンシャル感じるプレイヤーなので、もう一伸びは期待したい。

川﨑修平は全く目立てなかったな。
平川怜は森田キャプテンの代役を確りと勤め上げてたと思う。

 

 

 

 

 

 


        

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2025年2月15日 (土)

神戸×浦和 2025 J1 第1節

神戸 0-0 浦和

【メンバー】
ヴィッセル神戸(4-3-3):前川黛也、酒井高徳(56分、日髙光揮)、山川哲史(C)、マテウス・トゥーレル、本多勇喜、扇原貴宏、鍬先祐弥、佐々木大樹、大迫勇也、武藤嘉紀、汰木康也(63分、ジェアン・パトリッキ)(71分、飯野七聖)
SUB:新井章太、岩波拓也、齊藤未月、井出遥也、山内翔、冨永虹七
監督:吉田孝行

浦和レッズ(4-2-3-1):西川周作、関根貴大(C)、ダニーロ・ボザ、ホイブラーテン、荻原拓也(89分、長沼洋一)、渡邊凌磨、安居海渡、金子拓郎(71分、原口元気)、松本泰志、マテウス・サヴィオ(89分、前田直輝)、チアゴ・サンタナ
SUB:牲川歩見、石原広教、井上黎生人、中島翔哉、グスタフソン、長倉幹樹
監督:スコルジャ

【感想】

・実に開幕戦らしい塩試合
・サヴィオやっぱ別格
・黛也のパラドン

って試合でした。

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昨夜の大阪ダービーの熱狂から一夜明けましたが、まだまだJリーグ開幕ウィーク。
本日はNHK総合でも生中継の神戸×浦和です。
ただ、昨夜に比べると昼間の試合で気温は高かった筈なのに内容はお寒いものでした。
昨季王者ヴィッセルと、大型補強で注目度爆上がりの浦和という見所満載なゲームの筈だったんですがね。

まぁでも開幕戦って本来こんなもんよ。
昨夜のダービーが特別でね。
むしろ、あんな風になる試合の方が珍しい。
両チームともに監督代わらずの継続路線ではありますが、浦和は何だかんだ新戦力が多いからね。
フィットまでは時間がかかるでしょう。
今日もスタメン11人中5人が新顔やしね。
荻原は出戻りなんで新顔感は薄いけど、それでもニューフェイスである事には変わりなし。
2列目なんて全員新顔やもんな。
そらサンタナも孤立するで、って話。

とはいえ、やっぱマテウス・サヴィオは別格。
今Jリーグの中で一番のファンタジスタと呼ばれるのも頷ける。
独走ドリブルから松本へスルーパス出したシーンなんて、完全に戦術度外視の独力やったもんなぁ。
プレースキックの精度も高すぎるし、もし序盤に苦しい試合が続いてもサヴィオの個人技で何とかポイント拾う展開は生まれそう。

そんな松本のチャンス(ポスト直撃)とか、サンタナのドンピシャヘッドとか、理不尽に取り消されたハンドゴールとか、勝てるチャンスは幾らでもあった。
むしろ勝たなアカン試合やった。
今日の神戸が相手ならね。
審判のせいにするのは簡単やけど、そうならんぐらいにねじ伏せる機会はあったから。

ヴィッセルの不振は過密日程と怪我人の多さ??
怪我人状況は調べた訳じゃないんで推測やけど、こんだけ過密日程やのにベンチ入りすらしてない宮代と井手口は恐らくケガなんでしょう。
更に今日パトリッキ、高徳、汰木もアクシデントで交代。
飯野が左エストレーモ務めるぐらいって事は緊急事態でしょ。

ゲーム間隔もスーパーカップから中2日、中3日で続いちゃってるしね。
また次すぐ上海遠征だし、その後もJリーグだし。
ACLはGL突破こそ決めたけど賞金を考えると、あんま手を抜けないよねw
なんせ1試合勝つだけで10万ドル。
準々決勝に進めば40万ドル入ってくるので、少しでも上の順位で終えたいのが本音でしょう。
(その方が下の順位のチームとトーナメント戦なので)

でも今の故障者状況なら若手を出すしかないんじゃないかな~。
ここ3試合連続スタメンの山川と大樹は、もう引っ張れないでしょ。
大樹は途中交代もしてるけど山川はフルタイム出場やしね。
そんなに岩波信頼されてないの??
かつてのクラブレジェンドなのに。
第4のCBが居ない層の薄さは致命的やし、ダビドリューホと(本多がSBしなくちゃいけないという意味で)初瀬移籍のダメージが出てる感じする。

ってか4日前のACLと全く同じスタメン11人やもんなぁ。
長いシーズンを考えると選手層の薄さは気掛かりよね。
今日は前川のビッグセーブで何とか引き分けに持ち込めたけど、負けててもおかしくなかったし。
そもそも前半ラストプレーまでシュート0本やったからね。
チャンスすら無かったから、そりゃ私もウトウトしちゃいますよ。
でも、そんな前半ラストプレーのCKで「あわや」な場面を作ったし、後半も「大迫が決めていれば」って場面はあったし。
内容悪くとも「勝ってたかも」って思わせるのがヴィッセルの強みか。
実際そういう試合をモノにして連覇達成してきた訳やからね。

 

 

 

 

 


              

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2025年2月 8日 (土)

神戸×広島 FUJIFILM SUPER CUP 2025

神戸 0-2 広島

【得点】
トルガイ(12分)、荒木(70分)

【メンバー】
ヴィッセル神戸(4-3-3):新井章太、日髙光揮(85分、鍬先祐弥)、山川哲史(C)、岩波拓也、本山遥(64分、酒井高徳)、齊藤未月、山内翔、冨永虹七、佐々木大樹(64分、大迫勇也)、飯野七聖(HT、汰木康也)、小池裕太(64分、武藤嘉紀)
SUB:前川黛也、トゥーレル、本多勇喜、扇原貴宏
監督:吉田孝行

サンフレッチェ広島(3-4-2-1):大迫敬介、塩谷司、荒木隼人、佐々木翔(C)、中野就斗(89分、新井直人)、田中聡(69分、川辺駿)、中島洋太朗、東俊希(69分、菅大輝)、加藤陸次樹(89分、越道草太)、アルスラン(76分、中村草太)、ジャーメイン良
SUB:田中雄大、山﨑大地、満田誠、井上潮音
監督:スキッベ

【感想】

・サンフレ完勝
・ターンオーバー神戸
・中島洋太朗のワクワク感

って試合でした。

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新シーズンの到来を告げるスーパー杯。
未だにゼロックスって呼んじゃう人も多いであろう大会ですが、なんと今回で終わりだそうで。
(来年度からシーズン移行するから)

ただ、26-27シーズンの前は実施しなくとも、27-28シーズンの前には何らかのカタチで復活するんちゃうかな?
知らんけど。
どこの国でもスーパーカップ的な試合を開催する文化はあるしね。
こういうフェスティバル的な試合は絶対必要でしょ。

とはいうものの、王者にとっては過密日程の一因にもなっちゃう大会。
ヴィッセルはターンオーバーを選択し、ほぼ2軍みたいなメンツを並べてきました。
確か去年のフロンターレも主力温存してきたよな~。
直後にACL控えてるし、その後はJ1の開幕戦だしね。
この試合の優勝賞金3000万円を捨てても他を取った方が良いという判断は理解できる。
サンフレも同様の過密日程ではあるけど、相手がベトナムのチームやしねぇ。
そっちは落としても勝てる、という算段でしょう。

という事で広島にとっては思惑通りの試合でした。
キッチリ勝って賞金ゲットして、今日の主力は1週間後のJ1開幕戦に登場させる、と。
更に気分良く勝てただけでなく、新戦力の試運転も出来たから二重丸でしょう。
菅ちゃんにアシスト付いたのはデカかったよね~。
なぜかコンサドーレから戦力外通告された菅ちゃんですが、言うまでもない実力者。
今季の左WBレギュラーを東から奪っても全く不思議ではない。
そんな実力の片鱗をアシストという結果でも残してくれました。

あとジャーメインが思った以上にフィットしてたのも朗報でしょう。
昨季のジュビロでの活躍がフロックじゃない事を証明するシーズンになりそうです。
大橋の海外移籍後CFが定まらなかったサンフレですが、ジャーメインが怪我なくシーズン過ごせたら全く問題ないでしょうね。
外国人CF3人と契約更新しなかったのもジャーメインで大丈夫という自信から来てるんだろうし。
まぁジャーメインが不発でも満田がベンチに控えてるぐらい層厚いんで何とかなりそうな気はするけどね。

そしてトルガイやなぁ。
この男が開幕前のキャンプから一緒に過ごせたというのは非常に大きいんじゃないの?
今日の先制点でも早速それを証明したよね。
魔法使いだなぁ。
年齢的な事もあるので5年後10年後も盤石って訳じゃないけど、少なくとも今シーズンに関しては絶対的な選手になりそうです。

あと田中聡の加入がデカすぎる。
安定感ハンパない。
ボール拾えるだけじゃなくて前にも行けるし、無敵すぎるよ。
もう何年も一緒にやってるって感じのフィットっぷりだったのも驚きですわ。
基本的には川辺とコンビ組む事になるんでしょうが、この2人はJ屈指やと思う。

そして中島洋太朗ですよ。
本日ピッチ上で一番輝いてたのは彼でしょう。
最もファンタジーだった。
現代サッカーで失われつつあるファンタジスタが、そこに居た。
この後アンダーカテゴリーの代表遠征があるのでチームを離れます。
なので今日は先発だったんでしょう。
まさに川辺とのターンオーバーという意味でね。
現状トータルの能力では断然川辺が上なのは当たり前やねんけど、1年後2年後はどうなってるか分からないよね。
それぐらいの可能性を秘めている選手。
左右両足からクリティカルなパスをバンバン出せるのは優秀すぎる。
視野も広いしね。
今日のヴィッセルが相手だったから出来た、って要素はあるかもなんでまだまだ未知数な所はあるかもですが。
ただ、次も観てみたいと思わせる選手だったのは間違いない。
3列目じゃなくて2列目でも能力発揮できそうやしね。

中村草太も能力の一端は見せてくれたな。
上々のプロデビューじゃないでしょうか。
ってか2年連続得点王&アシスト王ってプロフィールなんやねんwww
ハンパなさすぎるやろ。
彼が所属していた大学生リーグのレベルは正直知らないけど、それでも普通の選手なら得点かアシストかどっちかですよ。
普通はゴールしたらアシスト数は減るし、アシストしてるって事は他の選手にゴール機会渡してるって事やからね。
そんなん両立なんて出来ないのよ、普通は。
両立してる選手なんて1人を除いて聞いた事ないのよ。
メッシっていう選手なんですけどww

まぁ楽しみな若手がドンドン出てきますね、サンフレは。
それでいてベテラン勢も盤石だし。
塩谷も佐々木も安定感あるディフェンスだけじゃなくて攻め上がりもキッチリやってたからね。
まだまだ元気だぞ、って事なんでしょう。

現段階でこの完成度ってのはチョット恐ろしい。
ぶっちぎりでJ1優勝しても不思議ではないと思います。

一方のヴィッセル。
あわよくば若手が活躍して賞金もゲット、って思ってたかもやけど広島は甘い相手ではありませんでした。
大迫、武藤、高徳が交代で並んでる時の雰囲気は異様やったけど、つまりそれだけの選手を温存してた訳でね。
まぁそんなんで勝てるほどオイシイ相手じゃないよ。

ほとんどチャンスらしいチャンスも作れなかったよね。
佐々木大樹は良い選手やけどCFで張らせて大迫に求めてるような役割をやらせるのは無理があるわ。
特長が全然違うから。
あれで途中交代ってのは、ちょっと可哀想やったね。
冨永、山内をフルタイム出場させて大樹を下げたのは「ターンオーバーなんやぞ」ってメッセージかもやけど。
本気で勝ちたいなら大樹を2列目起用してたやろうしね。

小池と飯野の両WGも機能せず。
2人もWGよりWBやSBの方が、しっくりくる選手やしね。
汰木も右より左の方が、しっくりくるな~。
高徳は左でも右でもどっちでもやけどw

ヴィッセル的にキョウイチの収穫は齊藤未月の復活かな。
1年半ぐらい怪我で離脱してたもんね。
まだテーピングの跡は痛々しかったものの、好パフォーマンスを披露してくれました。
あれだけやれてりゃ大丈夫でしょう。

 

 

 

 

 

            

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2024年12月 8日 (日)

神戸×湘南 2024 J1 第38節

神戸 3-0 湘南

【得点】
宮代(26分)、武藤(43分)、扇原(70分)

【メンバー】
ヴィッセル神戸(4-3-3):前川黛也、酒井高徳、山川哲史(C)、マテウス・トゥーレル、本多勇喜、扇原貴宏、井手口陽介(87分、山口蛍)、宮代大聖(83分、汰木康也)、大迫勇也、武藤嘉紀、広瀬陸斗(30分、佐々木大樹)
SUB:新井章太、初瀬亮、菊池流帆、井出遥也
監督:吉田孝行

湘南ベルマーレ(3-3-2-2):上福元直人、大岩一貴(HT、岡本拓也)、キムミンテ(C)、鈴木淳之介、鈴木雄斗(75分、茨田陽生)、田中聡、畑大雅、池田昌生(60分、ルイス・フェリッピ)、平岡大陽(HT、阿部浩之)、福田翔生、鈴木章斗(87分、根本凌)
SUB:馬渡洋樹、大野和成
監督:山口智

【感想】

・ヴィッセル連覇達成
・全く意欲が感じられなかったベルマーレ
・前半圧倒、後半塩

って試合でした。

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勝てば優勝確定のヴィッセルと、全く何も懸かっていないベルマーレとの一戦。
最終節まで三つ巴の優勝争いになったのは実に10年ぶりなんだそうで。
それぐらい混戦な今季のJリーグ。
初のJ1昇格から即優勝達成なるか、って話題になった町田ですが(悪く言うと)そんな町田でも優勝できそうだったのが今季のJ。
つまり、抜きんでた存在が無かった、って事でね。
たらればやけど、セレッソも優勝のチャンスあったよな~、今季なら。

だってね、ヴィッセル8敗もしてるんですよ。
2位サンフレも8敗、3位ゼルビアも10敗。
こんだけ負けても優勝のチャンスあるんですから、いかに団子状態だったか、という事です。
上位から中位まで殆ど差が無かった、と言っても過言ではないでしょう。
少し前のフロンターレみたいな圧倒的な強さは、どのチームも無かった。

そんな中で個人的にはサンフレに優勝してほしかったのよ。
新スタ初年度。
スタジアムつくった苦労が報われてほしいな、と思って。
ヴィッセルよりもチームスタイルも魅力的ではあるしね。

ゼルビアは論外で、もうゼルビアが優勝しないなら何処が優勝しても良い、ぐらいのテンションになってた。
なので、この試合もヴィッセルが得点を重ねるごとに何となく安堵感はあり。
まぁ関西のチームが優勝するのも悪くないよね、とは思えるぐらいになった。

ただヴィッセルのスタイル、やっぱりオモロないっちゃぁオモロないのよね。
去年は大迫&武藤で何とかしてくれスタイル。
他は肉弾戦&持久戦。
今季は強力コンビに更に宮代が加わりましたよ、って布陣。
唯一左サイドが定まらなかったけど、ここだって佐々木、パトリッキ、汰木、広瀬とタレントは豊富。
宮代だって出来るしね。

なので、今季も何だかんだハードワークと資金力で優勝しちゃったな、って感じ。
ただ、ACLもあってハードスケジュールな中で天皇杯との2冠達成は素直に見事だと思う。
ルヴァン杯は(ターンオーバーしすぎて)早々に敗退したけど、ACLはターンオーバーしつつも首位と同勝ち点だしね。
試合後のインタビューで吉田孝行が「俺たちが一番強い!!」みたいな事を吠えてたけど、そう言いたくなる気持ちも分かる。
去年初優勝した時よりも今季のハードスケジュールの方がキツかっただろうしね。

今日の試合は、まぁベルマーレが不甲斐なさすぎたな。
どんだけ活力ないねん。やる気ないねん。って感じでね。
アグレッシブさが全くなかった。
買収されてんのか!?ってぐらいに覇気がなかった。

試合序盤からヴィッセルが何度もチャンス作りまくってね。
武藤が外してなかったら、5-0ぐらいにはなってたと思う。
幸運なオフサイド取り消しもあったしね。
でも、あの流れじゃラッキーが続くわけもなく。
そらそうなるよね、って感じでヴィッセルが次々にゴール決めていきました。
誤算だったのは広瀬の負傷交代ぐらいじゃないの?
それも佐々木も汰木も控えてるので何の問題もなかったしね。
実力差とモチベーションの差がありすぎたな~。
後半は互いに何も急ぐものもなかったから当然眠たい展開だったし。
扇原がミドル突き刺してくれたのは個人的には嬉しかったけど。
いつでもセレッソ戻ってきてくれ!!
もう大熊も居ないし!!!

チケット完売、超満員の中での戴冠だったので一番良いフィナーレだったね。
蛍はチョット浮かない顔してたけど、怪我が原因での戦線離脱やってんから堂々としとけば良いよ。
2年連続で終盤戦にチームを離れた事をキャプテンとして責任感じてるんだろうけどね。
別にええでしょ、序盤中盤と活躍しててんから。

前川のカップ掲げが"定番のボケ"になるぐらい優勝慣れしてきてるってのも新鮮な驚きではあった。
そうやね、もう黄金期に入ってると言っても良いのかもね。
おめでとうヴィッセル!

 

 

 


          

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2024年11月30日 (土)

柏×神戸 2024 J1 第37節

柏 1-1 神戸

【得点】
R:木下(5分)
V:武藤(90+10分)

【メンバー】
柏レイソル(4-4-2):松本健太、関根大輝、立田悠悟、古賀太陽(C)、ジエゴ(90+2分、退場)、白井永地、手塚康平、山田雄士(84分、熊坂光希)、マテウス・サヴィオ(90+4分、三丸拡)、細谷真大(67分、小屋松知哉)、木下康介(84分、フロート)
SUB:佐々木雅士、土屋巧、垣田裕暉
監督:井原正巳

ヴィッセル神戸(4-3-3):前川黛也、酒井高徳、山川哲史(C)(78分、広瀬陸斗)、マテウス・トゥーレル、初瀬亮(HT、本多勇喜)、扇原貴宏、井手口陽介(71分、山口蛍)、井出遥也(HT、佐々木大樹)、大迫勇也、武藤嘉紀、宮代大聖(71分、汰木康也)
SUB:新井章太、鍬先祐弥
監督:吉田孝行

【感想】

・ドラマティックすぎ
・またも後半アディッショナルタイムな柏
・ガス欠ヴィッセル!?

って試合でした。

Photo_20241206014901

優勝へ勝ち点3が欲しい神戸と残留へ勝ち点3が欲しい柏。
今季のリーグ戦のポイントで比べると遥かに離れてる両チームですが、懸かってるモノが大きい試合ってのは今までの積み重ねなんて関係なくなります。
勝ち点差で考えるとヴィッセルが圧勝するのが普通の話なんですが、がっぷり四つな試合でした。
いや、むしろ内容ではレイソルが上回ってたな。
神戸はチャンスを作れず、時間ばっかりが過ぎていってたからね。

レイソルの前からの守備が非常に効いてた。
立田も高さで大迫に負けてなかった。
ボランチ、両サイド含めて、しっかり連携できてた。
ファイティングスピリットが全員あふれかえりまくってた。

このあたりが90分間の試合では勝利した要因でしょう。
そう、90分間はね。

今のレイソルの課題は誰が見てもアディショナルタイムの戦い方。
直近4試合すべてで失点してるんですから、これはとんでもないデータですよ。
そして今日もアディショナルタイムに失点・・・
このシーズン終盤の大事な5試合で連続してアディショナルタイムに失点し勝ち点を取りこぼすというのは全く笑えない状況。
ここまで続くと、もう選手も悪い意味で意識しちゃってるのかね?
武藤のゴールシーンなんて決められるべくして決められた感じやったもんね。
もう失点する雰囲気漂いまくってたもん。

2点目を取れていれば、こうはならんかったのも事実。
でもそれは求めすぎかな~。
首位ヴィッセル相手に奮闘できてた事も認めてあげないとね。
木下が2点目、3点目奪うチャンスあったけど、それも責められないな。
確かに決めてほしかったチャンスではあるけど、あれを全部決められてたら今頃A代表入ってますよ。

サヴィオもファンタジー発揮してたし、細谷も頑張ってたし、ジエゴの攻め上がりも良かったし、関根の闘志むきだしっぷりも熱かったし。
なんら文句はつけられません。
クロージングの仕方を除いては・・・
(これだけ続くと流石に監督責任だなぁ。今日も選手交代含めて何かやり方あったでしょ、って思っちゃったし)

まぁでもほぼほぼ残留は確定でしょ。
最終節、ジュビロに勝ち点差で並ばれたとしても得失点差のアドバンテージが7もある。
つまりレイソルが0-4で負けてジュビロが4-0で勝つ、みたいな事が起こらない限りは逆転されないからね。

神戸は優勝へのプレッシャーとvs柏の相性の悪さが出ちゃった感じかな??
ここ3年、ホームでもアウェイでも柏に勝ててないんやっけ?
大迫のPK失敗なんかは正に負の連鎖って感じがした。

ただ大迫どうこうではなく、試合通じて殆ど決定機を作れなかったのが勝てなかった要因。
天皇杯優勝して、スタメン11人全員入れ替えたACLでも勝って、ノリにノッテルと思っててんけど全然エネルギーは感じなかった。
選手はターンオーバー出来てるけど、監督・コーチングスタッフの頭は疲れ続けてるってオチかもね。
(レイソルは3週間で、じっくり神戸対策を仕込んできた感じあったもんな。ああいう準備は過密日程の神戸には出来ない芸当でしょう)

武藤は殆どの時間消えてたけど、最終盤ではPK奪取するわ、同点ゴール決めるわの大活躍。
デランテーロなんてもんは89分消えてても1分で仕事すりゃ良いので、そういう意味では交代させなかった吉田采配は当たってたって事か。
ゲームキャプテンの山川さげるぐらいなら武藤で良いやん!って思ってました、すんません。

久々YURUKIのドリブルは効果的だったし、扇原のゲームメイクも光ってたし、個人個人では大きく悪い選手はいなかったけど、内容は典型的な負けゲームでした。
この勝ち点1が最終節どう影響するのか。
ここで勝ち点3取れなかった事に泣くのか。
とりあえず来週もドラマが続いて良かったですw

 

 

 

 

 

 

          

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2024年11月23日 (土)

ガンバ×ヴィッセル 2024 天皇杯 決勝

ガンバ 0-1 ヴィッセル

【得点】
宮代(64分)

【メンバー】
ガンバ大阪(4-2-3-1):一森純、半田陸、中谷進之介(C)、福岡将太、黒川圭介(89分、岸本武流)、ダワン、鈴木徳真(89分、美藤倫)、山下諒也(72分、ファン・アラーノ)、山田康太(72分、ジェバリ)、倉田秋(55分、ウェルトン)、坂本一彩
SUB:東口順昭、福田湧矢
監督:ポヤトス

ヴィッセル神戸(4-3-3):前川黛也、酒井高徳、山川哲史(C)、マテウス・トゥーレル、初瀬亮(76分、本多勇喜)、扇原貴宏、井手口陽介、井出遥也(59分、佐々木大樹)、大迫勇也(83分、山口蛍)、武藤嘉紀、宮代大聖(76分、ジェアン・パトリッキ)
SUB:新井章太、広瀬陸斗、鍬先祐弥
監督:吉田孝行

【感想】

・内容的には五分五分
・互いにディフェンス堅し
・宇佐美のケガが響いたかな

って試合でした。

A

緊張感あるファイナルらしい締まった内容の良い試合でしたね。
ダワンは外したけど宮代は決めた、それぐらいの紙一重な差の試合でした。
本当に大きな決定機って互いに1つずつやったと思うけど、とはいえ塩試合だった訳でもなく。
実力伯仲なナイスゲームでした。

リーグ戦での失点数が2番目に少ないガンバと3番目に少ないヴィッセルなので、そら拮抗した試合になるわなって感じ。
どっちも1週間以上のインターバルがあって、休養も充分やったし。
リーグ戦ではガンバの1勝1分やったけど、それとてヴィッセルが逆の結果になっても不思議じゃない内容やったしね。

まぁガンバが優勝しなくて良かったw
別にヴィッセル好きじゃないけど、セレサポ的には「両方負けろ」なスタンスではあったけど、どちらかというとガンバが負けた方が気分は落ち着くのでwww

ヴィッセル応援スタンスで観てたので、「最初から佐々木使えや」って思ってしまった。
普通にスタメンで佐々木WG、宮代インサイドハーフ(2トップ気味)で良かったやん。
井出が悪いって意味じゃなく、それが一番しっくり来てると思うけどな~。
実際そのスタイルで決勝ゴール奪えたし。

切り札的に置いときたかったんじゃないか、ってNHK解説の中村憲剛は言ってたけど、左WGのジョーカーはパトリッキが居るのでね。
それで変化は付けられるしな~。
(結局佐々木はパトリッキ投入でIHへ移動。そして大迫交代でCFへ移動と大忙しw)

佐々木スタメンにしとけば、もっと楽に勝てた気がする。

今日のMOMは高徳かな。
非常にレベルの高いディフェンスで右サイドを〆てました。
こういう大舞台では非常に頼りになるベテランです。
ナイスディフェンスやん、って思ったシーンが何度もあった。
トゥーレルも良かったし、DFラインは安定してたね。
初瀬も悪くて代えられた訳じゃない気がしたし。

ガンバは宇佐美が怪我してなかったら、っていうタラレバはあるでしょう。
今季絶好調の宇佐美は終盤にきて更に調子上げてる感じもあったし。
高徳じゃないけど、こういう大舞台こそ輝く人物だしね。
坂本一彩も宇佐美との相乗効果あってこそ、なのかも。

ウェルトンとファンアラーノが危険やったけど、時間限定でしか使えない感じやったんかな?
怪我あがり??
彼等にもっと長くプレーされちゃってたら結果変わってたかも。

終了間際、徳真を下げてくれた交代策も(ヴィッセル応援目線で観てた私にとっては)助かった采配。
中谷を前線に上げてパワープレー戦術に出てたのよ、なのでボールの出し手の徳真を下げてくれたのは、ありがたやありがたや、でね。
実際質の高いボールは出ずに終了の笛。
中谷が終了間際に喜ぶ、ってデジャブが再現されなくて良かったよ。

 

          

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2024年11月 1日 (金)

神戸×磐田 2024 J1 第35節

神戸 2-0 磐田

【得点】
宮代(47分)、山川(53分)

【メンバー】
ヴィッセル神戸(4-3-3):前川黛也、酒井高徳(80分、鍬先祐弥)、山川哲史(C)、マテウス・トゥーレル、本多勇喜、扇原貴宏、井手口陽介(90+1分、菊池流帆)、宮代大聖(80分、ジェアン・パトリッキ)、大迫勇也、武藤嘉紀(90+1分、初瀬亮)、広瀬陸斗(38分、佐々木大樹)
SUB:新井章太、岩波拓也
監督:吉田孝行

ジュビロ磐田(3-4-2-1):川島永嗣、ハッサン・ヒル、伊藤槙人、リカルド・グラッサ、西久保駿介(78分、川﨑一輝)、植村洋斗(78分、上原力也)、中村駿(65分、マテウス・ペイショット)、松原后(C)、クルークス(57分、山田大記)、高畑奎汰(57分、渡邉りょう)、ジャーメイン良
SUB:杉本光希、鈴木海音
監督:横内昭展

【感想】

・ヴィッセル完勝
・無抵抗なジュビロ
・大迫ハンパないって!!

って試合でした。

Photo_20241106152301

優勝争い中の神戸と残留争い中の磐田。
神戸は首位まで1ポイント差、磐田は降格圏脱出に4ポイント必要。
という状況なので、どちらもギリギリ。
絶対に勝ち点3が欲しい、とどっちも思ってる試合。

こういう試合で面白くないわけがないやん!って気持ちで観てたのがハードル上げすぎた要因かな。
実にツマらない試合でした(苦笑)

なんしかジュビロが守備的すぎたんよな~。
実質5バックでガチガチに退いちゃってるもんだから攻め手が無さすぎでね。
両サイドは全然上がらんし、ボランチも専守防衛モード。
クルークスの個人技とジャーメインの決定力でお願いします!ってパターン。
これじゃぁ偶発的なチャンスか、スーパーゴールか、相手のミスか、セットプレーぐらいしか見込めない。
唯一なんとか出来そうだったクルークスも早々に下げて、CF3枚ならべちゃうしね。
かといってパワープレーする訳でもなく、結果的には渡邉りょうが守備に忙殺されるだけっていう。
こりゃ横内采配叩かれてもしゃーないでな。

0-2で負けてる状況で5バック頑なに崩さないのは確かに意味わからんかった。
解説の林陵平が何回も何回も「DFラインの枚数削りましょう」って言ってたけど、しつこく言いたくなる気持ちは分かる。
(にしても、くどすぎたけどw)
後ろ5枚のままだったとしても誰かが持ち上がれば問題ないねんけど、そのオーバーラップも無かったしなぁ。
セレッソ戦で魅せた集中力や気合いも何処かに行ってしまってて、ただただ弱いチームって感じでした。
あの状況じゃ川島が幾らゲキ飛ばした所で響かんわなぁ。

このまま降格していくのか?
今日の試合を見せられると、「まぁこの内容じゃ降格するわな」って感じだったし。
名門ジュビロが昇格と降格を繰り返している状況は寂しいものがある。
※直近10年で3度の降格と3度の昇格を経験。今季が4回目の降格になってしまうのか!?

ジェフみたいに、ずっと2部に居るのもアレやけどエスカレータークラブになっちゃってるのもアレやからなぁ。
何とか奮起してもらいたいけど奮起できる材料あんのか?
セレッソ戦での劇的勝利すら今日に結びついてない訳やし、2週間のインターバルあったけど活かせてない訳やし。
今から監督解任してもラスト4試合で何が出来るの?って気はするし。

ヴィッセルは楽に勝てた試合でしたね。
過密日程が続く中で少し休養できたんじゃないでしょうか。
本音を言えば3点目、4点目を取って主力をゴッソリ休ませたかったでしょうけど。
でも試合の中でも省エネっぽさは出てたし、多少は休養できたんじゃないかなと。

誤算は広瀬と武藤の負傷交代ぐらいかな。
ハードスケジュールの中で、これ以上ケガ人は増やしたくないからね・・・。

今日も勝利の立役者は大迫。
いつも通りのハンパないキープ力でゴールをお膳立てしました。
相手がどんだけ守ってこようとも、大迫のキープ力で何とかなっちゃうもんね。
そこがハンパないと言われる所以でしょう。
宮代の先制点の8割以上は大迫のおかげやし、ゴールシーン以外でも随所で起点になってました。

あとは扇原かな。
相手がドン退きする中で正確無比なパスを送り続けてました。
CKの精度もそうやし、それ以外でも崩せるパスを出しまくってたね。
これがセレッソアカデミーのチカラですよ!!
世界全体に言える事やけどファンタジスタが絶滅危惧種になりつつなる中で、ああいう華麗なパスを出せる存在は貴重。
今日はアンドレア・ピルロでしたわ。

コボレ球を拾いまくってた井手口も存在感あったなぁ。
ジュビロの中盤2枚(植村・中村)との差を扇原・井手口が出し続けたのが勝利の要因でしょう。
ここで圧倒的な差があったし、だからこそ植村・中村は揃って途中交代になったんだろうし。

 

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2024年10月27日 (日)

神戸×京都 2024 天皇杯 準決勝

神戸 2-1 京都

【得点】
V:宮代(18分)、佐々木(55分)
S:トゥーリオ(32分)

【メンバー】
ヴィッセル神戸(4-3-3):新井章太、酒井高徳(C)、岩波拓也(90+0分菊池流帆)、マテウス・トゥーレル、初瀬亮、鍬先祐弥(90+0分扇原貴宏)、井手口陽介、宮代大聖、佐々木大樹(72分、ジェアン・パトリッキ)、飯野七聖(58分、武藤嘉紀)、広瀬陸斗(58分、大迫勇也)
SUB:オビパウエルオビンナ、森岡亮太
監督:吉田孝行

京都サンガF.C.(4-3-3):クソンユン、福田心之助、宮本優太、鈴木義宜、佐藤響(62分、アピアタウィア久)、福岡慎平(62分、金子大毅)、川崎颯太(C)(80分、平賀大空)、平戸太貴(62分、米本拓司)、ラファエル・エリアス、豊川雄太(55分、原大智)、マルコ・トゥーリオ
SUB:太田岳志、松田天馬
監督:曹貴裁

【感想】

・なんだかんだ神戸完勝
・層が厚すぎる
・京都は攻め手なし

って試合でした。

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ハードスケジュールの影響で1.5軍なヴィッセルと、原大智以外はベスメンな京都。
直近であった直接対決では拮抗した内容だったので、今日はサンガの勝利もありえるかな?と思ったけど意外な差がつきました。
スコア自体は1点差だったので見た目は僅差やけど中身は大差やったね。
無論ラストの武藤クリアが無ければ延長戦にもつれ込んでた試合な訳で、それがフットボールの怖さやねんけどね。

そう、サンガもチャンスが無い訳ではなかった。
なんやいうても1点差やったし、最後まで緊張感ある試合にはなってた。
エリアスに1発あるし、セットプレーでは何が起こるか分からないし。
でも基本的には攻め手なかったなー。
同点ゴールも運良くトゥーリオの前にコボレてくれたもんやったし。
スタメンの中盤3枚総とっかえしたのも、曹貴裁なりになんとかしたかったからなんでしょう。
でもファンタジスタタイプの平戸を下げて、金子-米本-川﨑のボールハンター3枚並べるシステムでは余計にチャンス作れんよww
ボールは拾えても相手の急所はエグれんよ。
それでドリブラー平賀を入れて打開しようとしたんでしょうが、時すでに遅しでしたな。

ヴィッセルは王者の風格というか、なんというか。
SBタイプが4人も並ぶシステムだったにも関わらず守備的な感じもしなかったし。
こっちこそ創造性のかけらもないメンバーとシステムやねんけど、それでも点は取る。
先制点なんて、その典型よね。
シンプルなクロスからシンプルなヘディング。
でも精度が高いから取れる。
宮代のスタート中盤には違和感あったけど、むしろあの位置だからこそ色々と上手くいってるんかな?
幻の3点目も見事やったし。

佐々木も1ゴール1アシスト1PK奪取ですか。
PKはクソンユンに止められたけどねw
(にしてもソンユンのPKストップ率はエグいな)

井手口が全然目立ってなかったのが、逆にヴィッセルの完勝さを感じた。
つまり井手口が頑張らなくても良かった試合、って事でしょ?
いや、もちろん頑張ってはいたんやろうけど「ここにも井手口が居るーーー」みたいな展開って大体劣勢の時やもんね。

あとやっぱり大迫と武藤がハンパない。
別格すぎるよな。
彼らが入って全く負ける感じがなくなったもん。

更にパトリッキと扇原でしょ。
パトリッキも見せ場つくったし、扇原もバー直撃ミドルで沸かせました。

いや~、強いわ。
ラッシャー板前の出番が殆どなかったもんね。
それぐらいの完勝。
お見事。

 

 

 

         

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