横浜FC×セレッソ 2025 YBCルヴァンカップ プレーオフラウンド 第2戦
横浜FC 4-0 セレッソ
【得点】
森(45+2分PK)、ユーリララ(84分)、武蔵(89分)、櫻川(ex14分)
【メンバー】
横浜FC(3-4-2-1):フェリペ・メギオラーロ、山崎浩介(77分、遠藤貴成)、ンドカ・ボニフェイス、福森晃斗、鈴木準弥、ユーリ・ララ(C)、熊倉弘貴(70分、山田康太)、新保海鈴(ex26分、山根永遠)、駒沢直哉(HT、鈴木武蔵)、小川慶治朗(HT、駒井善成)、森海渡(70分、櫻川ソロモン)
SUB:石井僚、レオ・バイーア、新井瑞希
監督:四方田 修平
セレッソ大阪(4-2-3-1):福井光輝(42分、退場)、奥田勇斗(71分、喜田陽)、西尾隆矢、畠中槙之輔(C)、登里享平(ex、香川真司)、吉野恭平(87分、舩木翔)、中島元彦、ルーカス・フェルナンデス、ヴィトール・ブエノ(45+1分、キムジンヒョン)、チアゴ・アンドラーデ(HT、進藤亮佑)、ラファエウ・ハットン(71分、古山兼悟)
SUB:中村拓海、柴山昌也、金本毅騎
監督:パパス
【感想】
・クラブ史に残る大逆転劇
・退場が全て
・福森の左足
って試合でした。
いやいや、まさかですよ・・・
1st legはセレッソが4-1で勝利。
フリエは兎に角まずは3点取らないといけない。
90分間で3点取って、ようやく延長戦やPK戦での勝利が見えてくる状況ですが今季フリエは3点取った事が無い。
ここまで公式戦23試合やってますが2得点が最多。
ルヴァンで毎試合4ゴール以上奪ってるセレッソとは違って貧打のチームですからね。
(良く言えば堅守)
そんなフリエ相手なので、まぁ大丈夫だろうと正直思ってました。
休日の夕方キックオフという見やすい時間帯にも関わらず3,825人しか三ツ沢に集まらなかったのも、そういう事でしょう。
つまりフリエサポだって本気で逆転を信じてなかったという事です。
っていう甘さがセレッソ敗退の1つの要因ではあるでしょう。
なんだかんだで大丈夫だろうって思ってたんじゃないでしょうか。
これはセレッソというクラブの風土でもあるよな~。
肝心な所で甘い、大切な所でユルい。
そういう文化が30年以上あるのは事実です。
そして、それもまた魅力の1つではあるねんけど・・・
私が今想う事は、この教訓を活かして是が非でも来月の大阪ダービーには勝ってくれよ!って事だけですわ。
正直ここ数試合、内容も結果も良くて傲慢さが出ていた所もあるでしょう。
そんな雰囲気がピリッと締まるなら、この敗戦も勉強代として安く思える日が来るかもね...
え~、詳しく試合を振り返っていきます。
1st legから中3日という事もありフリエはフェリペ、福森、熊倉以外の8人をチェンジしてきました。
一方のセレッソも同じく8人のスタメン変更(登里、ブエノ、チアゴ以外)。
連戦が続きますがチアゴは4試合連続先発です。
でも今日も良くなかったな~。
そう考えると阪田の負傷が痛すぎるよ・・・
ブエノは今日もピッチに魔法をかけてくれてて、彼の周りでボールが巡る時は非常に楽しい時間でした。
アイディア豊富だし、技術は高いし、視野も広い。
3点リードの余裕もあってか、のびのびプレーしてたよね。
さくっと1点決めて突き放せたら、毅騎君のプレーも観れるかなぁ、なんてこの時間帯は余裕で考えてましたよ。
そんな幸せな時間が終わったのは福井の退場。
色んな意味で非常に残念なプレーでした。
まずファウルしたのが良くない。
大逆転負けってのは、ある意味セレッソに似つかわしい結末ですがファウルやレッドカードってのはセレッソに似つかわしくないんですよ。
何年も連続でフェアプレーポイント上位ランクしてるクラブなんですから。
汚いファウルでポイントを拾っていくってのは、セレッソのアイデンティティーではないんですよね。
まずはフェアプレーで止めに行ってほしかった。
福井は無駄な遅延行為でイエロー貰う事も多いので、そういうのも今後はやめてほしいなぁ。
次に試合状況が読めていなかったのが残念。
福井が止めなければ確実に1点奪われる場面でしたが、なんなら1点ぐらいくれてやっても良かったんですよ。
なんせ3点リードしてるんですから。
そういう状況判断が無かったのが残念。
数的不利で残り約45分間戦う方がよっぽどしんどいし、実際そうなったし。
後は判定ね。
ペナルティーエリアの外でファウルしたのに何故かPKの判定でした。
ルヴァンはVARが無いので覆らないのは致し方ないですが、ここは大きなジャッジでした。
福井も1点やるぐらいならエリア外でファウルで止めようという心理が働いてのレッドカード覚悟でのファウルだったと思うのでね。
というプレーがあり、前半にフリエが1点返してのHT。
フリエベンチは意気上がってたでしょうね。
あまりフィットしてなかった2シャドーの駒沢と小川慶治朗を下げて、もっともっと点取るぞ!!って雰囲気になってたんでしょうな。
一方のセレッソはファンタジスタ・ブエノが下がり攻撃の魅力は半減。
更にHTで5バックへの移行が決断され、戦い方も気持ちも後ろ向きになっていた事でしょう。
この5バック移行は結果論で言えば得策ではなかったね。
スコアだけ見れば84分まで守り切れてるじゃないか、って見えますが2nd halfのセレッソは守ってるだけでしたから。
攻撃のチャンスなんて殆ど記憶に無く、ひたすら守ってただけ。
何の面白みもなく、ただただね。
フリエの決定力不足や幸運に助けれれて、ラスト5分ぐらいまで失点こそしなかったけど内容はボロボロでした。
もう少し前への意識もあった方が結果的にも良かったんじゃないかとは思う。
でもパパス的には何とか失点だけは免れられるんじゃないかという気持ちだったんでしょうね。
1点差に追いつかれてからは舩木までCBに投入し実質6バックへ。
これでは余計に押し込まれちゃいますから、同点ゴール奪われるのは自然の摂理でした。
もう後は時間さえあればフリエが何点でも取れる状況。
命からがら延長戦には入りましたが、もう後30分もあるのか・・・という気持ちで観てました。
30分もあれば確実に1点は奪われるな、と。
あわよくばPK戦しかないな、って感じでね。
試合前は全くこんな未来予想してなかったけど、、、
1点奪われた時も、これで少しは試合が面白くなるかなって余裕かましてましたから私は。
2nd halfも若干ウトウトしながら観てたし。
なんだかんだ大丈夫じゃないか、ってね。
完全に目が覚めたのは福森が華麗な左足キックでユーリララのゴールをアシストしてからですよ。
福森は今日もやっぱり脅威すぎた。
セレッソが、ようやく反撃に出れたのは延長後半の15分間だけでした。
でもセレッソイレブン(もといセレッソテン)に体力は残されてなかった。
もう皆フラフラでしたからね。
唯一香川が圧巻のプレーでゲームメイクしまくってたのは収穫でしたが。
1st legも質の違いを見せつけまくってましたが、今日も別格でしたね。
30分間だけのプレーでしたが、まるで世界が違った。
パパス的には本当は休ませたかったんでしょうが、二兎を追って(主力の休みと勝利)、一兎をも得られずという結果に...
陽も出ずっぱりなので休ませたかったでしょうからね。
新加入の吉野恭平は加入即スタメンではありましたが、慣れ親しんだ三ツ沢のピッチで悪くないプレーぶりでした。
彼が計算できるようになれば少しは陽も休ませられるかな。
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