2006年9月10日 (日)

ユナイテッド×トッテナム

マンチェスター・U 1 - 0 トッテナム
G:ギグス(9分)
 
マンチェスター・U:ファン・デル・サール、G・ネヴィル、R・ファーディナンド、ブラウン、エヴラ、オシェイ、C・ロナウド(90+2分、シルヴェストル)、キャリック(79分、フレッチャー)、リチャードソン(70分、朴智星)、ギグス、サア

トッテナム:P・ロビンソン、シンボンダ、ドーソン、キング(81分、マーフィー)、アス・エコット、ジェナス、ゾコラ、ダービッツ(57分、ツィークラー)、ガリ、ロビー・キーン(57分、デフォー)、ミド


開幕3連勝と勢いに乗るユナイテッドと、全く乗り切れていないスパーズとの一戦。
ダービッツ見たさに観戦決行。
そのダービッツですが、相変わらず良く動いてはる。
むき出しの闘志も変わらずで、やはりピッチ上での一番のファイターは彼でした。
ボール奪取能力、キープ力、広い視野、動き出し、と全く衰えていませんでした。
中盤センターでコンビを組むゾコラにパスセンスが備わっていれば、もうひとつオモロイ展開になっていたんですがね。

試合の方ですが、早々にユナイテッドが先制。
栗坊の長い距離からのFKをロビンソンが弾いた所をギグスが頭で押し込みました。
栗坊は得意のブレ球FK。
予測が難しいシュートですが、ロビンソンが絶好の位置に弾いちゃったのが失点の原因。
相変わらずのヘッポコぷりですロビンソン。
こんな彼がイングランド代表の正GKなんですから、本気でイングランドはGKの育成を考えないとヤバイで。
ルーニーとスコールズが出場停止なので、攻撃はサア、ギグス、栗坊の3人が中心でした。
栗坊は最初こそ地元サポからもブーイングを受けていたものの、先制点を導きだしてからはブーイングもスッカリ消えましたね。
それにしてもイングランド人は何時までルーニー事件を引っ張る気なんでしょ?
もう開幕して4試合目やで。もうええやん。

ユナイテッドは開幕4連勝を飾った訳ですが、決して内容は良く無かった。
まず決定力不足。もといアイディア不足。
サアが数多くあったチャンスを結局1つも決めれなかったのもあるけど、それ以上にチャンスを作るアイディアが不足していた。
基本的に栗坊のドリブル頼りやったからね。
左のリチャードソンは何やってたの??
キャリックも無難なプレーに終始し過ぎてた印象。
まだ加入直後なんでリスクを冒して大きなミスをしたくないのは解りますが、もうちょっとギャンブル性が欲しかった。
折角の古巣との対決なんやから。
オシェイは基本的に守備専従のフォアリベロやしね。
この試合で一番輝いていたのがガリーじゃ不味いでしょ。
ガリーは出来過ぎ、って言ってもいいぐらい良かったけど。
この試合が復帰戦な訳ですが、攻撃に守備にとフル回転でした。
流石はキャプテン。
守備では左に張ったミドに全く仕事をさせず(来るボールは悉くインターセプト、1対1で抜かれない、クロスすら上げさせない)、攻撃面では「これでもか」って程のオーバーラップ祭り。
そこからの仕掛けが一番ダイナミズムに溢れていました。
で、問題なのはガリー以外のディフェンス陣が全然イケてなかった事。
結果的には無失点でしたが、それは単純にスパーズの決定力不足に助けられただけの事で、崩されてる事実は変わりません。
ブラウンが力不足なのは今更言ってもしょうがないけど、リオはそうもいきません。
能力はあるんですから、しっかりやって下さい。
疲れなのかマンネリなのか知らないけど、能力を持て余してる感がありますね。
攻撃のアイディア不足はルーニーやスコールズが帰って来たら解決される問題ですが、守備はもうこれ以上の上積みはエインセぐらいしか期待出来ないので、ホントにリオ頼むよ!!!

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チェルシー×チャールトン

チェルシー 2 - 1 チャールトン
G:ドログバ(6分)、R・カルバーリョ(63分)     ハッセルバインク(54分)

チェルシー:チェフ、ブラールズ、R・カルヴァーリョ、テリー、ブリッジ(62分、As・コール)、エッシエン、バラック、ランパード、S・ライト・フィリップス(61分、S・カルー)、シェフチェンコ(86分、ミケル)、ドログバ

チャールトン:カーソン、ヤング、エル・カルクーリ、S・ディアワラ(64分、M・ベント)、D・トラオレ(49分、キシシェフ)、アンブローズ、Am・フェイェ、B・ヒューズ、A・リード(30分、ロンメダール)、ハッセルバインク、D・ベント


マージーサイドダービーから続け様にロンドンダービーを観戦。
スカパー無料ナイス!!
まぁロンドンダービー、っつっても殆ど名ばかりでマージーサイドダービーの様な雰囲気も皆無。
チェルシーとチャールトンじゃLVも違いすぎますしね。
前半は一方的なチェルシーペース。チャールトン弱過ぎ。
マージーサイドダービーで感じたスピーディーな展開も全く無かった。
やはり実力が伯仲してるチーム同士の方がおもしろいね。
チャールトンは1度は追い付く意地をみせたのですが、逆転出来る雰囲気は無かったよね。
3人の交代枠を全て負傷で使わないといけない不運もあったし、ゴールを取り消されたりもしたので、勝てる訳無いか。
でもロンメダールは頑張ってたよね。アクシデントでの急な投入だったにも関わらず完全に攻撃の中心でした。
むしろ最初から何故使わなかったのかが疑問。
右サイドを手中に収めて好クロスを供給しまくってましたからね。
ジミーの同点ゴールもロンメダールの仕掛けからでしたし。
ジミーは同点ゴールを挙げたにも関わらず拍手を受けてましたね。難しいシュートを決めたってのもあるし、元チェルシーやしね。
控え目な喜びがチェルシーサポに好印象に映ったんでしょう。
あとチェルシーサポには「負ける筈が無い」っていう余裕もあったんでしょうな。
で、この余裕ってのが厄介で、これが慢心や驕りに変わるとロクな事が無い。
この日のチェルシーは正にコレ。

最初にも書いた様にチェルシーとチャールトンじゃLVが違い過ぎました。
前半の圧倒的な内容から選手、監督を含めスタジアムにいた全員がそう感じた事でしょう。
でも点差はたったの1点なんです。
フットボールってスポーツは大人と子供がやっても、子供が1点取る確率が充分にあるスポーツです。
油断出来る点差じゃないんですよ。
でも選手の心の中にはプレミア2連覇の栄光の映像が残ってるんでしょうなぁ。
まぁ余裕かました試合運びやってましたわ。
で、追い付かれたもんだから、さぁ大変。
もう追い付かれてからの慌てようったら2部リーグのチームみたいでしたよ。
前半のアノ余裕はどこへ???
まだチームが熟成してないこの時期に余裕かますからこうなるんです。
シェヴァもバラックもまだフィットしてるとは言い難い出来やったなぁ。
ロッベンの負傷やマケレレの温存もあってか、この日の中盤の構成は昨季までと同じ3センター。
前線は実質はSWPが片翼でドログバとシェヴァの2トップといった趣。
こうなると左のスペースが空くのでドログバとシェヴァが代わる代わる開く様にはしてましたが、基本的にはそこはブリッジに使わすイメージでしたね。
だからブリッジはガンガン上がってったけど、右のボラルーズは殆ど上がりませんでした。
ブリッジは好プレー連発でしたね。確実にアシュリーの加入が刺激となっておる。
だから途中で代えられたのは凄く可哀想。代えられるパフォーマンスじゃなかったからね。
まぁこの日の様に下位チームが相手で直後に大事な試合(今回で言えばCLのブレーメン戦)を控えている場合はブリッジの先発起用は結構多いんじゃないかな。
話をシェヴァに戻しましょう。
ドログバやSWPと良い連携を取れてるシーンも何回かはあったけど、それも前半に限った話。しかも相手がチャールトンやから出来たとも言える。
SWPもトラオレ相手に抜きまくってはいたが、その後がアイディア不足。
ジョーコールやロッベンが戻って来れば解決される問題ではありますが、その場合に2トップの処遇をどうするか、ってのも問題ですな。
個人的にはシェヴァとドログバは交代交代でプレーさせたら良いと思うのですが、中々難しいでしょうな。
一方のバラックはシェヴァよりも深刻でした。
中盤で主導権が握れるチーム相手だったのに、殆ど有効的では無かった。
エッシェン、ランパードとの呼吸も全然やったしね。局面局面では個人技で「差」を見せつけてはいたけれども、チームとしての機能はまだまだ。
通常であれば時間が解決してくれる問題やけど、マケレレがいますからね。
チェルシーの大黒柱は何と言ってもマケレレ。
彼との呼吸を合わせるのが先決なので、バラックは大変ですわ。
結局CKからしか得点出来なかったチェルシー。
しかも決勝点は相手が負傷退場して数的有利の状態やったし。
ラッキーで得たPKをランパードは止められちゃうし。
アシュリーはいきなり投入されましたが、まだチェルシーで大した練習もしてないだろうに大変でしたな。
ただロンメダールに振り切られまくってたのが気掛かりですが。。。。

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エバートン×リバプール

エバートン 3 - 0 リバプール
G:ケイヒル(24分)、A・ジョンソン(36分、90+4分)
 
エバートン:ハワード、ヒバート、ヨボ、レスコット、ネイスミス、P・ネヴィル、オスマン(83分、ビーティー)、カーズリー、アルテタ(90分、ヌーノ・ヴァレンテ)、ケイヒル、A・ジョンソン

リバプール:レイナ、フィナン、カラガー、ヒーピア、F・アウレリオ、ジェラード、シャビ・アロンソ、シッソコ(78分、ペナント)、ルイス・ガルシア、ファウラー(64分、リーセ)、クラウチ(53分、カイト)

スカパーが無料放送やってくれたので観れましたよ、伝統のマージーサイドダービーを。
素晴らしくおもしろい試合でしたよ。
とにかく展開が速い速い。
何故ここまで速く感じられたのか?
1つ目は、やはりダービーだったからでしょう。スタジアムの雰囲気も尋常じゃなかったからね。
あの中で気の抜けたプレーなんか出来る筈もありません。デフォルトで気合い100%超えでしょ。
2つ目は久々の真剣勝負の観戦だからでしょうか。
やはりクラブチーム同士の戦いは違いますね。W杯の試合スピードとは全然違いますわ。
W杯に慣れた体で観たので速く感じたのでしょう。

それにしてもエバートンは最高のパフォーマンスを披露しました。
昨季はホームでもアウェイでも「1-3」で負けてますからね。これ以上の恥の上塗りは出来ませんよ。
その点の気合いでリバプールを遥かに凌駕していました。
とにかくチームとしての一体感が良かった。
前線でAJが完全にフィットしていたのがデカい。
彼の素早い動き出しとスペースメイキングによって、全体の流れが凄くスムーズでした。
これはクラウチと比較すると一目瞭然。動きの質も量も違い過ぎました。
AJがあれだけやってくれるとアルテタもケーヒルもやりやすいわな。
ネビル弟も中盤で悉くボールを摘む役目に徹する事が出来ました。
リバプールのミスにも助けられた格好の前半の2得点でしたが、決める所で決めれる決定力も褒めるべきでしょう。
2点のリードがあるので後半はペースダウン。
一方的にリバプールが攻めてましたが、むしろ攻めさせてる印象。
ロスタイムにキッチリ加点してサポに最高の夜を提供しました。
向こうの時間で昼の12時キックオフだったこのゲーム。
エバートンサポはもうこっから騒ぎまくれますね。

一方リバプール。
良い所無しでしたね。
言い訳は沢山あるのでポジティブに考える事も出来ますが、まぁ惨敗でしたよ。
まずは過密日程ね。
殆どの選手が代表プレーヤーな訳ですよ、リバプールは。
W杯の疲れが癒える間も無くCLの予備予選が始まって、プレミアが開幕して、先週はEURO08予選を2試合もやって、このダービーやって、CLが開幕して、次はチェルシー戦と。
コンディションを整えろという方が無茶ですよね。
実際ベニテスとしても色々考えて選手をやり繰りしないといけない。
目先の試合に全力を注げるエバートンとは違う訳ですよ。
伝統のダービーであってもベラミーは温存したい、とか考えないといけない訳ですよ。
ダービーの敗戦よりもCLの敗戦の方が致命傷ですからね。
それにベニテスとしては代表の疲れも無い「ゴッド」ファウラーに期待もしていたと思いますよ。
実際ファウラーは悪くない動きやったけど、周りが悪過ぎたからね。
特にクラウチ、X・アロンソ、ルイスガルシアは疲れからか低調なパフォーマンスでした。
キャラガーやレイナも信じられない様なミスをして失点したし、F・アウレリオはまだフィットしてないし。
リーセ、ウォーノックが怪我なのでアウレリオを使うしか無いのですがね。
そんなリーセはこの試合で途中から復帰。しかしラスト10分を残して再び負傷退場。
2点を追う展開の最後10分を数的不利状態で戦わなくてはいけなかったのも敗戦の言い訳にはなるでしょう。
途中から出て来たカイトが良い動き出しをしていたぐらいですかね、今日の良かった点は。
開幕前は優勝予想も多数で見られたリバプールですが、この日のパフォーマンスを見る限りは前途多難であります。
ただまだまだ長いシーズン。実際チームを作ってる段階だし。何とでもなりますよ。

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