2022年12月19日 (月)

アルゼンチン×フランス 2022 カタールW杯 決勝

アルゼンチン 3-3(PK4-2) フランス

【得点】
A:メッシ2(23分PK、108分)、ディマリア(36分)
F:エンバペ3(80分PK、81分、118分PK)

PK戦:ムバッペ◯、メッシ◯;コマン×、ディバラ◯;チュアメニ×、パレデス◯;コロ・ムアニ◯、モンティエル◯

【メンバー】
アルゼンチン(4-3-3):E・マルティネス、モリナ(91分、モンティエル)、ロメロ、オタメンディ、タグリアフィコ(120+1分、ディバラ)、E・フェルナンデス、デ・パウル(102分、パレデス)、A・マカリステル(116分、ペッセッラ)、フリアン・アルバレス(102分、ラウタロ)、メッシ(C)、ディ・マリア(64分、アクーニャ)
SUB:アルマーニ、ルジ、フォイス、リサンドロ・マルティネス、エセキエル・パラシオス、アルマダ、パプ・ゴメス、ギド・ロドリゲス、コレア

フランス(4-2-3-1):ロリス(C)、クンデ(120+1分、ディサシ)、ヴァラン(113分、コナテ)、ウパメカノ、テオ・エルナンデス(71分、カマヴィンガ)、チュアメニ、ラビオ(96分、フォファナ)、デンベレ(41分、テュラム)、グリーズマン(71分、コマン)、ムバッペ、ジルー(41分、コロ・ムアニ)
SUB:マンダンダ、アレオラ、パバール、サリバ、ゲンドゥージ、ヴェレトゥ

【感想】

・ようやくマラドーナ論争に終止符
・エンバペとんでもない
・デシャン大胆采配

って試合でした。

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遂に決勝戦です。
前回大会覇者、今回も優勝の大本命フランスが勝つか。
それとも歴史上No.1プレーヤーであるメッシがタイトルを獲れるか。
そんな一戦。
実力ならフランスですが、果たして・・・。

スタメンは大体順当な顔ぶれ。
フランスは「体調不良者続出」みたいな報道ありましたが、今大会ではレギュラーとしてプレーしてる11人が出てきました。

試合はファイナルの緊張感もあってか、互いに大胆さに欠ける展開で進みます。
簡単に言うと眠たいゲーム(笑)
そんな中でアルヘンが2点リードで前半折り返したのは意外でした。

もうねメッシ応援ってだけで観戦してるので嬉しい嬉しい結果ですよ。
ただ2点もリードできるとは思ってなかったから。

ディマリアが良い働きしてたね。
1G1PK獲得。
(デンベレ倒してくれて、ありがとうw)
2点目のピッチに叩きつけるシュートも芸術品でした。
2点目は美しい流れやったね。
メッシのポストプレーもそうやし、フリアンのスルーパスもそうやし。
マカリステルも逆サイドのディマリア良く見えてたわ。

先制点のメッシのPKは心臓止まるかと思った。
なんだかんだで失敗する事も多いメッシ。
この大舞台でミスったら、また世界中から叩かれるやんって思ったら、もうね・・・。
だからPK戦のキックも冷静には観られなかった。
眠かったけど、この瞬間はバッチリ目が覚めた。
どっちもGKのタイミングをズラせた緩いキックでね。
クロアチア戦で見せたのとは、また別の。
だから余計にヒヤヒヤしたよ。

2点をリードされたデシャンの動きは早かった。
ハーフタイムを待たずに前線2枚替え。
コロムアニとテュラムを両WGに投入して、エンバペをCFへ。
(全然どうでも良いけど、テュラムがプレーした場面のすぐ後にスタンドのリリアン親父を写すスイッチングやめぇww)

更に後半ラスト20分でも2枚替え。
攻撃のキーマンであるグリーズマンと左サイドアタックでは抜きん出たチカラを持つテオを下げてきました。
コマンはエストレーモに入り、コロムアニがエンバペと2トップを形成。
カマヴィンガは、そのまま左SBに。
SBも出来るのね、カマヴィンガ。

このあたり、結構大胆な采配やな~と思った。
勝負師やね、ディディエ。
1発勝負のファイナルで2点差負けやから思いきれたんやろうけど、なかなか素晴らしい決断力。

それが功を奏してか、エンバペの1分間で連続ゴールに繋がります。
PK献上については、もう私がずっと懸念してるオタメンディですよ。
やっぱ、いらん事やらかしたやん・・・って感じ。
スピードでコロムアニに完全に負けてたからなぁ。
最初はオタメンディの方が、むしろボールに近かったのに。
リサンドロ先発の方が絶対良かったって~。

2点目はエンバペただただ化け物やな、と。
あんなんは決められてしゃーない。
流石はハーランドと共に現在の世界No.1プレーヤーだわな、という感じ。
PKもね、3本蹴ったのよ、PK戦も含めて。
そのどれもがとんでもないプレッシャーやったにも関わらず、全部あっさり決めてきたからね。
エミリアーノだって、オランダ戦、そして今回とPK戦勝利に貢献してるビッグセーバーなので決して簡単ではなかった筈やねんけど。
このあたりが凄い所なんやろうなぁ。
決勝の舞台でハットトリックだもんな。
3点以外にも規格外なシーン3つぐらいあったので、やっぱとんでもない選手だわ。

エミリアーノの話が出たので、ついでに言っとくと延長後半のパラドン。
あれは正にチームを救った。
コロムアニが世界的ヒーローになるのを阻止した。
いや~、あれは絶対決められたと思ったからホンマにパラドン中のパラドンでしたよ。

決められなかった、という意味ではラウタロよ。
3本ぐらい決めるチャンスあったで・・・
君は世界的ヒーローになっても良い選手やねんから、キッチリ決めてよ・・・
まぁメッシの3点目に繋がったチャンスは、結果的には(メッシに決めさせてくれて)ありがとう、って感じはあったけどw
もうメッシの決勝ゴールで、めでたしめでたしで良かったやんという感じやったけどなぁ。
ペッセッラよ、シュートブロックは頭から行けよ!
何を腕振ってハンド取られとんねん・・・。

まぁ何はともあれメッシが優勝できて良かったわ。
常にリードする展開で追いつかれてのPK戦やったから、流れ的に悪いかなぁとは思ってね。
エミリアーノ良くやってくれたよ。

これで長らく不毛な議論だった「メッシとマラドーナどちらが上か」論争にも終止符でしょ。
もともと(どう考えても)メッシの方が上回ってるねんけど、ディエゴ派は常に「W杯を獲ってない」って言うてきたからね。
ナショナルチームへの貢献度に対して文句を言うてきたわけで。
そんな話ももう終わりですよ。
もうマラドーナに負けてる所なんて、何も無い。
最高のフィナーレや!!
メッシが表紙であろう、総集編の本を買うのが楽しみや。

 

 

 

 

 

 


                    

 

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2022年12月15日 (木)

フランス×モロッコ 2022 カタールW杯 準決勝

フランス 2-0 モロッコ

【得点】
テオ(5分)、コロムアニ(79分)

【メンバー】
フランス(4-2-3-1):ロリス(C)、クンデ、ヴァラン、コナテ、テオ・エルナンデス、チュアメニ、フォファナ、デンベレ(79分、コロ・ムアニ)、グリーズマン、ムバッペ、ジルー(65分、テュラム)
SUB:マンダンダ、アレオラ、パバール、ディサシ、サリバ、ウパメカノ、ゲンドゥージ、ヴェレトゥ、カマヴィンガ、コマン

モロッコ(5-4-1):ボノ、ハキミ、ダリ、サイス(C)(21分、アマラー)(78分、アブデ)、エル・ヤミク、マズラウィ(HT、アティヤト・アラー)、ウナヒ、アムラバト、ジイェフ、ブファル(66分、アブフラル)、エン・ネシリ(66分、ハムダラー)
SUB:エルカジョウイ、タグナウティ、ベヌン、ザロウリー、シャイル、エルハヌス、ジャブラヌ、サビリ


【感想】

・運も引き寄せた実力
・アブデ流石の突破力
・眠たかった

って試合でした。

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旋風を巻き起こしてるモロッコがどんなもんかな?っていう興味と。
アルヘンがフランスを倒せそうかの偵察、って意味も含めて観戦。
結果は知ったうえで観た事もあってか、盛り上がる場面も少なく眠たい試合でした。

大会前から主力に怪我人が続出してるフランスやけど、QFに先発してたウパメカノとラビオもOUTになってしまうという危機的状況。
まぁそれでもリバプールのコナテは居るし、フォファナも去年までチュアメニとモナコでコンビ組んでたし、という流石の層の厚さ。
今季ガナで抜群なサリバが全然出られないぐらいやもんなぁ。

開始早々あっさり先制した事によって、モロッコの勢いをSTOPできたのも良かった。
この先制点も、80分頃の追加点も一見ラッキーな感じでテオとコロムアニにボールが転がっていってるように見える。
でもそこはやっぱ実力やろうなぁ。
まず先制点に関してはグリーズマンが抜け出した所の時点で評価されるべきやし。
テオがあそこの位置に居た、というのも「超攻撃的SB」の面目躍如やし。
2点目にしても代わって入ったばかりのコロムアニが1分と経たずゴール決めてる訳やけど、これもエンバペの実力。
エンバペがエリア内で仕事した結果が、コロムアニへのコボレ球を産んだわけで。

幸運な決勝進出、ではないよな~。
やっぱ今日もエンバペは規格外やったし。
リリアン・テュラムの息子が投入されてからは、(テュラムが左WGに入った関係で)CFへ移動。
デシャン的には結局どっちでやらせたいんやろうか。
相手にとって脅威なのはエンバペCFで、コマンが左WGってカタチなんやろうけど。
でもジルーの高さが意外と効いてる側面もあるので、エンバペ的にもサイドに居た方が崩しやすいのかもやしなぁ。
決勝どんなスタメンで来るのか。

モロッコは5バックでスタートして、前半は0-0で凌ぎたかったんやろうけど早々にプランが崩れました。
しかもキャプテンが前半の半分ももたず負傷交代。
ここでレグラギ監督は単純にCBとの交代ではなく、あわせてシステム変更も行ってきました。
アマラーをインサイドハーフに入れて、アムラバトをワンボランチにする4-1-4-1に変更。
こういう交代の仕方は良いよね~。

ただフランスに脅威は与えられず。
ハーフタイムの交代は左SBのポジションそのまま。
バイエルンのマズラウィはQFも体調不良で欠場してたらしいので、あんまりコンディション良くなかったんかな?
66分の交代も同ポジションでの変更やったけど、元バルサのアブデを入れた最後の交代で4-4-2へとシフトチェンジ。
アブフラルとハムダラーの2トップになりました。
アブデ投入直後に決定的な2失点目を喰らっちゃったので、この策の効果はあんまり測れず。
でもアブデは流石の突破力を見せてくれて、終了間際に「あわや1点」って場面を作ってた。
これを現バルサのクンデが止めた、っていうのがアレだったな(笑)なんか。

モロッコの躍進は、これにて終了。
前回大会王者、現世界チャンピオンのフランスが順当に決勝へ進出ですわ。
そんなに強さは感じなかったけど、アルヘンよりは強いかなぁって所。
でも正直そこまでの差は無い。
何かが起こってもおかしくないファイナル。
祈るような気持ちでメッシの戴冠を見守る90分になりそうです。

 

 

 


          

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2022年12月14日 (水)

アルゼンチン×クロアチア 2022 カタールW杯 準決勝

アルゼンチン 3-0 クロアチア

【得点】
メッシ(34分PK)、アルバレス2(39分、69分)

【メンバー】
アルゼンチン(4-4-2):E・マルティネス、モリナ(86分、フォイス)、ロメロ、オタメンディ、タグリアフィコ、パレデス(62分、リサンドロ・マルティネス)、E・フェルナンデス、デ・パウル(74分、エセキエル・パラシオス)、A・マカリステル(86分、A・コレア)、メッシ(C)、フリアン・アルバレス(74分、ディバラ)
SUB:アルマーニ、ルジ、ペッセージャ、アルマダ、ギド・ロドリゲス、ディマリア、ラウタロ

クロアチア(4-3-3):リヴァコヴィッチ、ユラノヴィッチ、ロヴレン、グヴァルディオル、ソサ(HT、オルシッチ)、ブロゾヴィッチ(50分、ペトコヴィッチ)、モドリッチ(C)(81分、マイェル)、コヴァチッチ、クラマリッチ(72分、リヴァヤ)、パシャリッチ(HT、ヴラシッチ)、ペリシッチ
SUB:グルビッチ、イヴシッチ、スタニシッチ、バリシッチ、エルリッチ、ビダ、シュタロ、スチッチ、ヤキッチ、ブディミル

【感想】

・メッシSHOW
・力負けのクロアチア
・結果出したフリアン

って試合でした。

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メッシに栄冠を勝ち取ってもらいたい、という想いだけで観戦。
なので、幸せな結末となりました。

ここまで接戦につぐ接戦を制して勝ち上がってきたクロアチア。
R-16以降も2試合連続PK。
中3日、中3日で来たダメージがここで一気にきちゃったか。
あんまり元気ありませんでした。
アルヘンはR-16からQFまで中5日あったからね。
強さが全く感じられなかったな~。

ブロゾビッチ、モドリッチ、コバチッチで形成する自慢の中盤も、アルヘンに抑え込まれてた。
アルヘンはボランチが出来る4人を先発で出してきたので、ここで走り負けてなかったな。
その分サイドアタックは威力半減って感じやったけど、今日は中央攻めが効いてた。
先制点に繋がったPKも、2点目も、どちらもフリアンの中央突破。
どちらも幸運な面もあったけどね。

メッシのPKは痺れたなぁ。
外すことも多いメッシやし、今大会リヴァコヴィッチはPKストップでノリにノッてるから不安しかなかったけどね。
思いっきりドカンと決めてくれました。
ああいうキックをして、いつぞやのCLではクロスバー直撃しちゃって負けた(@チェルシー戦)からなぁ。
そういう色んな思い出も錯綜したけど、ホンマ決まって良かったわ。

2-0になってからも油断は出来ず。
QFではラスト10分で2点差追いつかれたからね。

前半上手くいかなかったクロアチアはHTで2枚替え。
右WGはパシャリッチからヴラシッチにポジションそのままの交代。
左SBソサに代えてのオルシッチは、左WGだったペリシッチを左SBに下げてオルシッチを左WGに入れる采配。
つまり両サイドを活性化させてきました。

更には後半開始から5分と経たずにCFペトコヴィッチを投入。
中盤はモドリッチとコバチッチにフル稼働してもらって、前線は4トップで殴ろう!という作戦。
オランダのパワープレーを止められなかったアルヘンからすれば、苦い思い出が蘇ってくる感じだったかも。
実際クロアチアの攻撃、マシにはなってきたからなぁ。

という状況を打破したのはスカローニ監督の5バック戦術と、GOATメッシでした。
リサンドロを投入して5-3-2にシフトチェンジしたスカローニ。
もうガッチリと中を〆てきました。
じゃぁ攻撃どうすんねん、って所はメッシです。
メッシにやらせればOKなんです。

今大会でも評価爆上がり、20歳のグヴァルディオルを正に子供扱いした圧巻のドリブル突破。
もうフリアン君はゴール流し込むだけでした。
この3点目で勝負決まりましたね。

確かに昔なら、あのままブッちぎってゴール決めてたかもしれない。
けれども今は今の良さがあるメッシ。
アシストもキッチリできるメッシ。
そういう所を見せてくれましたよ。

もう試合も決まったので、74分以降の交代は今大会これまで出番が無かった選手達を次々と投入。
余裕も見せてきたでスカローニ。

万全の状態でファイナル進出です。

 

 

 

 

 

 

 

 

              

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2022年12月11日 (日)

イングランド×フランス 2022 カタールW杯 準々決勝

イングランド 1-2 フランス

【得点】
E:ケイン(54分、PK)
F:チュアメニ(17分)、ジルー(78分)

【メンバー】
イングランド(4-3-3):ピックフォード、ウォーカー、ストーンズ(90+8分、グリーリッシュ)、マグワイア、ショー、ライス、ヘンダーソン(79分、マウント)、ベリンガム、ケイン(C)、サカ(79分、スターリング)、フォデン(85分、ラシュフォード)
SUB:ポープ、ラムズデール、トリッピアー、ダイアー、コーディ、アレクサンダーアーノルド、カルバン・フィリップス、マディソン、コナー・ギャラガー、カラム・ウィルソン

フランス(4-2-3-1):ロリス(C)、クンデ、ヴァラン、ウパメカノ、テオ・エルナンデス、チュアメニ、ラビオ、デンベレ(79分、コマン)、グリーズマン、ムバッペ、ジルー
SUB:マンダンダ、アレオラ、パバール、ディサシ、フォファナ、サリバ、コナテ、ゲンドゥージ、ヴェレトゥ、カマヴィンガ、コロ・ムアニ、テュラム

【感想】

・内容としては五分五分
・層が厚いような、そうでもないようなフランス
・眠たかった

って試合でした。

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優勝候補同士の試合やし、そろそろ今回のW杯がどんなもんかな、という興味本位で観戦。
Abemaで無料でやってるしね。

結果はフワッとだけ、フランスが勝ったっぽい、というぐらいの情報量で観戦。
少しでも結果知ってた事が眠くなった要因の1つかも。
終了間際のケインのPKも、「入らないんだろうな」とワクワク感0で観てしまったしね。

フランスは優勝候補筆頭、めちゃくちゃ強いって聞いてたけど、そうでもなく。
イングランドが封じてたから?
う~ん、互いにそんな「強さ」は感じなかったなぁ。
結論としては、やっぱクラブチームの試合の方がレベル高い。
そこはもう不変だろうな。
4年に一度、という重圧や、そこから来るエンタメ性はムンディアルの方が上なんだろうけど。

フランスは、このまま優勝できるのか?
準決勝はモロッコが相手なので、まぁ勝つでしょう。
決勝は4年前の再現(vsクロアチア)になるか、メッシ最後の輝きと対峙しなくなるか(vsアルヘン)って感じ。
どうなってもフランス優位は変わらない。

けれども、ここにきてベンチメンバーのパワー不足は気になる所でしょう。
大会前にポグバ&カンテのレギュラーボランチが離脱。
このポジションはチュアメニ、ラビオと埋めてて、カマヴィンガも居るので大丈夫でしょう。

キンペンベが間に合わなかったCBも、今季アーセナルで抜群のパフォーマンスを披露してるサリバが出られないぐらい盤石。
クンデやパバールも居るしね。

ミランのGKメニャンの離脱も絶対的守護神ロリスが居るから大丈夫でしょう。

問題は左SBとFW。
大会初戦でリュカが大怪我しちゃった左SBは、もう弟のテオしかいない。
昨季ミランをスクデットに導いたテオのパフォーマンスに不安は無いねんけど、彼も怪我しちゃったらもう終わりやからね。

もっと深刻なのがFW。
ベンゼマとヌクンクの怪我により、老兵ジルーに頼るしかない状況。
交代カードで有効そうなのはコマンだけやからね。
マウント、スターリング、ラシュフォード、グリーリッシュという一線級のアタッカーをベンチに控えさせてたイングランドとは比較にすらならない状態。

まぁこれだけ怪我人が出て、それでもネームバリュー十分なスタメンを揃えることが出来てるだけでもフランス凄いんやけどね。
個人的にはメッシに戴冠してほしいので、フランスの成功は観たくはない。
ただ、今大会はやっぱエンバペの大会にはなりそうでね。
今日もカイルウォーカーをブッちぎってたからなぁ。
あのカイルウォーカーにスピード勝負で勝てるなんてさぁ。
やっぱ化け物すぎるだろ。

イングランドはエースがPK決められなかったのなら、もう敗退もやむなしですわ。
同じ試合で2本目のPKってのはメチャクチャ難しいし、しかも相手がスパーズで一緒のロリスとなると尚更。
しかも負けてる状況の試合終了間際。
という状況なので誰かに譲っても批判される事は全くなかったやろうけど、それでも蹴るところがエースだしなぁ。
責任を負う覚悟があるからスリーライオンズのキャプテンやってる訳で。
まぁしゃーないよね。

ネタキャラと揶揄されてるマグワイアのパフォーマンスも悪くなかったように見えたし、フォデンは才能の塊。
サカとベリンガムも、まだまだ伸びしろって感じで未来は明るい。

後半アディッショナルタイム、ラストのラストぐらいで得たゴール前のFK。
蹴る前にスタンドのベッカムを抜いてたカメラワークはズルかったwww
ベッカムは(同じような絶望的状況の)ギリシャ戦@日韓W杯予選で起死回生の一発を決めたもんね。
ラシュフォードは今回外したけど、あんなんフツー決まらんからなぁ。

 

 

 

 

 

            

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2022年12月10日 (土)

オランダ×アルゼンチン 2022 カタールW杯 準々決勝

オランダ 2-2(PK3-4) アルゼンチン

【得点】
O:ウェクホルスト2(83分、90+11分)
A:モリナ(35分)、メッシ(73分、PK)
PK戦:ファン・ダイク×、メッシ◯;ベルハイス×、パレデス◯;コープマイネルス◯、モンティエル◯;ウェクホルスト◯、E・フェルナンデス×;L・デ・ヨング◯、ラウタロ・マルティネス◯

【メンバー】
オランダ(3-4-1-2):ノッペルト、J・ティンベル、ファン・ダイク(C)、アケ、ダンフリース、デ・ローン(HT、コープマイネルス)、F・デ・ヨング、ブリント(64分、L・デ・ヨング)、ガクポ(113分、ラング)、ベルフワイン(HT、ベルハイス)、デパイ(79分、ウェクホルスト)
SUB:パスフィール、バイロー、デリフト、デフライ、マラシア、フリンポン、クラーセン、テイラー、シャビ・シモンズ、ヤンセン

アルゼンチン(3-3-2-2):E・マルティネス、ロメロ(78分、ペッセッラ)、オタメンディ、リサンドロ・マルティネス(112分、ディ・マリア)、モリナ(106分、モンティエル)、E・フェルナンデス、アクーニャ(78分、タグリアフィコ)、デ・パウル(67分、パレデス)、A・マカリステル、メッシ(C)、フリアン・アルバレス(82分、ラウタロ・マルティネス)
SUB:アルマーニ、ルジ、フォイス、パラシオス、アルマダ、アレハンドロ・"パプ"・ゴメス、ギド・ロドリゲス、コレア、ディバラ

【感想】

・大荒れも大荒れ
・メッシのとんでもないアシスト
・延長前半のクールダウンっぷりワロタ

って試合でした。

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結果も知ってたし、荒れに荒れた試合だったというのも知ったうえで観戦。
そろそろメッシの雄姿を観ておこうかと思いましてね。
準決勝の大一番前に。
実際今回のアルヘンがどんなもんか、ってのも含めて。

9割がたアルヘンの思い通りに進められてた試合だったと思います。
80分まで2-0で勝ってて、しかもその上でオランダのシュート数も(この時点では)1本のみ。
それも前半のシュートだったので後半は0本。

まぁこのまますんなり勝てるよね、って試合でした。

という意味ではクロージングに難あり、という言うべきか。
それともオランダのパワープレーを褒めるべきか。

ルークとウェクホルストの長身2トップに加えて、ファンダイクとアケーまで前線に残る4トップみたいな感じで攻めてきましたからね。
それがラスト10分で功を奏して同点ですわ。
アディショナルタイムも含めたら20分か。
最後の最後、ラストワンプレーでトリックFKかましてくる所は、サッカー大国の意地でしたな。
土壇場でも、こんな事も出来るんだぞ!ってな具合でね。

大荒れになった一番の要因はマテウ・ラオス主審なのは言わずもがな。
ただ、どのあたりから荒れたのかな~って興味深く観ててんけど、蓄積蓄積の結果かな?という感じがした。
パレデスがオランダベンチにボール蹴りこんだのが象徴的プレーに見えるかもやけど、前半から火種は燻ってた感じ。
まぁレフリングが悪かったわ。

メッシのトッポジージョはAbemaでは確認できず。
ゴールのリプレイ中にやってたんだろうな。
ああいうのも苛立たせた要因であったのは間違いないww

メッシは歴史上でも世界No.1のプレーヤーなので聖人みたく勘違いされる事もあるけど、バルサ時代から時折イカれた事はするのでね。
全然あれが普通のメッシですよ。
日本のTV的にはビックリやったかもやけど、平常運行です。

にしても先制点のアシストですよ。
あれだけ囲まれながらも完璧なスルーパス。
まさにGOAT!!
あんなん見せられたらね、たまったもんじゃないよね。
あれ見れただけでも試合観た価値あるってもんよ。

アルヘンの攻撃はメッシ頼りで、マカリステルなんて120分プレーしたわりには殆ど消えてた。
なので大量点は奪えない陣容やけど、堅実なサッカーって感じではあった。
80分間はオランダ攻撃陣シャットアウトしてたしね。
未だにオタメンディ頼りなんはどうやねん?って感じやけど。
ロメロとリサンドロは、これから伸びしろある選手なんで、むしろ4年後の方が盤石かもね。

ファンハールは前半空気だったベルフワインとデ・ローンをHTで切った采配は評価できた。
後半からはデパイとガクポを前線に残して、中盤3枚のコープマイネルス、フレンキー、ベルハイスを流動的に戦わせる作戦に変更。
ただこれも上手くいかず、ラストはパワープレー。
これだけは上手くいったけど、延長に入ってからは再び沈黙。
そら延々パワープレー続ける訳にはいかんもんね。
今大会オランダの攻撃陣は強烈!!と聞いてたんやけど、そうでもなかったなぁ。
アルヘン守備陣が良かったと言うべきなのかな。

そんなこんなで延長前半のクールダウンっぷりはオモロかった。
あんだけ荒れてたのに、ピタッと静かになったもんねw
延長後半になってからはラウタロの惜しいシュートがあったり、エンゾのポスト直撃弾があったりで盛り上がったけど。
延長前半、ホンマ静かやったw

アルヘン優勝できるんかな~。
メッシの戴冠だけが楽しみというか、勝ち取らせてあげたい、という想いだけで準決勝も観ます。

 

 

 

 

 

 

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